とある男の不幸な事故   作:サクラ君

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第14話 彼女の想いと青年の意思

それにしても仲がいい。

 

うん。これが嫉妬だろうな。

 

俺は今公園に来ているんだけど…偶然にあった二人(リンディさんとクライドさん)が見つめ合って約三時間は立っていた。

 

「リンディ…」

 

「クライドさん…」

 

さっきからこの会話だけだ。完全に俺がいることを忘れていやがる。

 

『マスター!やっぱりマスターは浮いてますね』

 

『おい!ジェル。やっぱりってなんだよ!やっぱりって!!』

 

『え?マスター…まさか気づいてなかったんですか?』

 

『ん?何に?』

それ以降喋らなくなったので仕方なく。…本当に仕方なくだぞ!べ、別に羨ましいからじゃないんだからね!!まあ話しかけました

 

「あの~。もうそろそろ時間なんで、帰りませんか?」

俺に気づいたのか

 

「ああ。わりぃな」

 

「ええ。ごめんなさいね」

とかけてきた。

…あるぇ~俺が悪者みたいじゃないか?そう思ったが言葉には出さず、ただ見ていた。

そしてこの空間からようやく開放されようとしていた時、或ことを言い出した。

 

「ねぇクライドさん、ナオキ君?私の家でご飯食べていかない?今日はお母さんたち留守なの。」

それは俺に精神的に死ねと?

そんな羨ま…ゴホンッ。魅力的なことを俺の前でまだ見せつける気か!?

 

『マスター…それは変わってないと思いますよ?』

結局そのまま訳も分からず連行された挙句、あのラブラブっぷりを見せつけられ、俺は精神的に死んだ。

 

 

 

そして夜になる。

 

 

 

「ク、クライドさん。あ、あの…」

俺達が帰ろうとするとふとあることを言い出した。

 

「なんだい?リンディ。」

こ、これは…そう思った瞬間だ

 

「きょ、今日止まっていかない?」

爆弾を見事に落としていった。

それってあれだよね。

完璧に初夜を共にするっていう意味だよね?

そんな羨ましいこと…あ、いや別にう、羨ましいとか思ったけどお、思ってないんだからね。さっきのは忘れてくれ。俺の前で、(恐らく別の部屋でやるだろう)事をやるのか!?

 

「ん?どうして?」

おいおい。天然なのか

 

「そ、それは」

もう顔が真っ赤である。真っ赤っか。赤鼻のトナカイ見たいになってるよ?

 

「寂しいから……かな」

 

「ん?何か言ったか?」

こいつ…ワザとか?絶対わざとだろ?今はっきりと聞こえたよ?小さかったけど。まあ原作ではくっついているわけだしここでスケットするのも悪くない、

 

「う~ん、クラウドさん、俺眠くなっちゃった。リンディお姉さんとも離れたくない。今日は止まってもいいかな?」

今とても恥ずかしいことを言った。多分人生の中で一位二位ぐらいを争うこと間違いなしのセリフだろう、

 

 

少し考えた挙句

 

 

「わかったよ。それじゃあ遠慮なくお邪魔するけど、いい?」

 

「うん!」

 

このときのリンディさん。すごく輝いているよ。

 

 

 

 

 

 

俺はどうしても寝付けず廊下に出て星空を見ていた、

 

『マスター、どうして寝ないんですか?』

 

『まあ、少しホームシックになってただけだ。』

 

『ああ。確かマスターは転生者でしたよね』

 

『まあな。でも向こうでは好きな人に告白なんて出来る男じゃなかったし、それに今もそんな状況は絶対に無理だから、あいつらがすごいなと思っただけだよ。』

 

『マスター、マスターには私がいます、だから気を落とさないでください。』

 

『ありがとなジェル。』

もうそろそろ寝ようとした時だ。不意に足音が近づいてくる。

 

「誰?」

 

「ああ。君か。起きるとどこに行ったんだろうと思ったけどどうした?眠れないのか?」

 

「クライドさんは?」

 

「俺はそうだな。眠れなかったな。好きな女の子の隣だぞ?普通眠れないだろ?」

一応意識はしていたようだ。

 

「そうですか。」

 

「なあ少し俺の話に付き合ってくれないか?」

するといきなりクライドが俺に話しかける。一応了承はした。

 

「俺はさ。今のままで本当にリンディは俺にふさわしいのかな。って思ってしまうんだ。俺なんかよりずっといい人がいるんじゃないのかって。」

いやいや。あなたも十分かっこいいですよ。リア充です。

 

「それでも俺は彼女のことが好きだ。でも本当にそれでいいのかと不安でいっぱいなんだ。」

不安か。

 

「管理局に入ったのは彼女たち市民を守るためだけど俺は本当にそれでいいのかって。彼女だけを守れる人だけじゃダメなのかって。」

俺は少し考えるとあることをいった。

 

「多分彼女は…リンディさんは今のあなたのことが好きだと思いますよ」

 

「どうしてそう思うんだい?」

 

「あなたの仕事している場面では別人ですけどかっこいいです。市民を守るから好きになったんじゃないんですか?それでやってきたから彼女と出会えたんじゃないんですか?俺はそう思いますよ。」

 

「これも運命などとでも言うのかい?」

 

「運命だと思います。あなたの思いはもうすぐ届くと思いますよ?ちゃんと伝えられたら叶うこともあります。恐らくあなたは僕と違い失うものよりもらうもののほうが大きいと思う。でも忘れないで欲しい。市民を守る管理局がちゃんと存在しようとしていることを。それを蔑ろにしないでください。多分早く出世できますよ。すぐにロストロギアを見つけて危ない任務をこなせる大人になります。」

 

「ずいぶんとはっきり言うね。まるで未来から来たみたいに。」

 

「まあそのことは置いといて俺はもうそろそろいかなければなりません。」

 

「行く?どこに?」

 

「未来に…かな。」

 

「面白いね、もし君が未来から来たのならリンディにこういってくれ。いつまでも愛しているよ。とね」

 

「それは今伝えるべきものじゃないですか?」

すると後ろの方から女の人がやって来た、

 

「ふわぁ。どうしたの?ふたりして。」

 

「じゃあ俺はこれで」

俺は立ち去った。

これでいいのだ。彼女たちの運命は変わらない、例えどんな原作崩壊が起きたとしても

 

『マスター、行くのですね?』

 

「ああ。行くよ。ロストロギアの暴走による”死”は確定しているから、今更俺がどうあがいたところで……」

 

『…マスター。ちゃんと”能力”はきってからしゃべってくださいね。これでまた一つ原作と同じになります。では行きますよ。マスター。うふふ』

そして俺たちはこの世界から旅立ったのだが・…

 

 

 

 

「うわぁ!き、君!どうしたの!?」

 

いきなりの大声俺は目をハッとさせて飛び起きた。

 

「君は誰?」

 

「ん?ここは俺の家だぞ?君こそ誰なんだ?勝手に俺の家に上がって。」

 

「ああすまない。俺はナオキだ。」

 

「ナオキか。僕はティーダ。ティーダ・ランスター 9歳。よろしくね。」

 

マジで?

 

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