とある男の不幸な事故   作:サクラ君

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第16話 管理局のおじさん

 

近頃ここらで起きている一族皆殺し事件のため日夜管理局が徘徊することとなった。…ってやばっ!

でも最近も物騒になったよな。ニュースによると何かはわからないが一族が地下で焼死体となって身元がわからなかったらしい。

 

「最近も物騒になったなディーダ。」

 

「そうだね。ナオキは大丈夫なの?えっと確かジェルさんだっけ?」

そうジェルには特殊な機能が備わっている。なんと美人さんに変身できるという能力だ。頭の方は残念だが…これは前に話したことがあるな。

それにしても…

 

「ディーダ。お前の母の年齢もう一度言ってもらえる?」

 

「え?だから34だよ」

 

「嘘はやめような。俺には19歳にしか見えないけど…」

 

「ほんとだよ。お母さんは綺麗なんだよ」

そう今見ているのはディーダの母の写真だ。一度あったことがあるがその時の動揺ぶりが半端なかった。そこに居たのはティアナさんでした。うん、19歳時点のね。

 

「じゃあもう一度聞いてもいいかな?」

 

「何?」

 

「ディーダの父さんは変態と言うなの紳士なのか?」

 

「お父さんはロリコンじゃないよ。ただ歳をとっている33歳の普通のお父さんだよ。」

俺は一緒に写っている写真を見る。

そこに写っているのはおっさんだ。どう考えてもつりあいそうにないおっさん。要するにモブキャラ同然の顔だ。

ちなみに二人とも管理局の執務官らしい。

聞いたときはショックと早く逃げ出したい気持ちでいっぱいだったが、事情を説明すると(ジェルのおかげ)簡単に信じてくれた。

何故か同情された感が強かったが…

 

「二人ともすごいんだよ~。お父さんは”大熊の守護神”って言われているし、お母さんは”冷血の牙”って言われているほどの実力者なんだ~。」

なんだろう?この複雑な気持ち。今だけは将来執務官になれなかったディーダ・ランスターに同情できる。って言うかお前の家優秀すぎるだろ!

 

「なあジェル、お茶とってくれ」

 

「はいわかりましたマ…ナオキ。」

 

「あっありがとう。ほらディーダの分のお茶だ。」

 

「ありがとうございます。」

そしてお茶をすする。ちなみにティアは熟睡中。名前しか出てこないけど…

 

「それにしても最近管理局のおっさんたちが徘徊しているせいであんまり外に出ることもできなくなったな。親がいないと出たらいけないって俺の学校で言ってたぜ?」

ちなみに学校に行っているのは嘘である。ぶっちゃけ行く必要がないからね。

 

「僕の学校でも同じだよ。これ以上ひどくなったら休校だって言ってたもん。」

やはりディーダの学校でもそう言われているらしい、まあ普通なんだけどな。すると不意にチャイム音が鳴った。

 

「私が見てきます。」

といいジェルが立ち上がり見に行く。俺は少し興味があったのでこっそり付いていくことにした。

 

「はーい。誰ですか?」

 

「管理局のものなんだがちょっといいか?」

すると出てきたのはどこかで見たことのあるような顔をしたお兄さん?だった。なんだろう?この威圧感はまるで某テストの点数で勝負を決めるアニメに出てくる教師鉄さん見たいな雰囲気だ。

 

「俺は鉄人じゃないがな。」

 

「え?どういう意味ですか?」

 

「いやこっちの話だ」

すげー心読まれたよ。でもさ読心術使わないで欲しいな。俺にだって人権はあるんだし。

 

「それにしてもどういった要件でしょうか?」

 

「ああ実はな、ここに訪ねた来たには理由がある。まず一つ目はディーダ君の両親についてのことだ。今はいるか?」

 

「いいえ。出かけてますよ。」

 

「そうか、なら二つ目だ。帰ったらでいいから伝えて欲しい。この事件が解決するまでの間、仕事は休みとな。」

それはどういう意味だろう、おっさんの話を聞く限り次に狙われるのはここだと思うのだが犯人は自殺希望者か?

 

「でもどうしてディーダの両親を狙うんだ?どこからどう見ても自殺希望者にしか見えないんだけど…」

 

「それは確かに信じがたいが”予言”ではそういうことになっている。これも99%の正当率ときた。」

 

「予言って当たるかどうかわからないじゃないですか。」

 

「確かにな。でもな、その予言者は結構名が知れていてな、実際その通りに起こった事件は何件もある。まあ俺が言うのもなんだが一応”信用”出来るってわけだ。」

 

「”信頼”できるわけじゃないんですね?」

 

「うまいこと言うな坊主。俺だってまだ信じているわけじゃねぇ。まあ上の方が信じきっているから来たまでだが。」

流石は鉄さん、(名前は忘れたけど…)貴方は人間の鏡だ。

 

「心配するな坊主。俺達が一応ここら一体を回っている。何かあるときは言えよ?」

そう言って去っていった。去り際まで見ていた思った。なんだこれ?かっこいい!

 

 




ジェ「マスター。危なかったですね。」

直「何がだ?」

ジェ「管理局の人が来た時ですよ。」

直「ああ。あの時心臓がバクバクだったからな」

ジェ「で、マスター。始めの方に出てきた焼死体事件の話、どう思いましたか?」

直「ん?ひどいとは思ったな~。世の中そんな残酷なことをする人がいるなんて」

ジェ「へぇ~流石ですよマスター。(まあ、次元を消失させたあなたがいえたことじゃありませんけど…)」

直「ん?どうしたんだ?」

ジェ「いえ。じゃあマスター。心残りですが、次回予告を」

直「おう。任せとけ!次回」

「一時の平和が訪れるランスター家。
    だが、運命は無情にもすぐそこに迫っていた。
       そして現れる謎の人物。ディーダは生き残れるのか!?」

直「次回とある男の不幸な事故。第17話 平和な日常 」

ジェ「私たちの活躍をおたのしみに~、…まあ全然そうじゃないですけど…」

直「言うなよそういうこと…」
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