ゲンヤさん、通称鉄っさんが帰ってから数実が経過した。俺達は色々していたのだが、結局変わったことは何もなかった。
「はぁ~、何か面白い事起こらねぇかな?」
『どうしたんですか?急に?』
「だってよ、最近暇で仕方ないんだよ。ジェルもその姿維持してるし…」
『だって私は石ですよ?あんまり変身していると魔力がすぐになくなってしまいます。』
まあ無くなったところで危なくなったらどこから持ってきたりできると思うんだけど…
『それは無理です。ほかのものならどうにかできるかもしれませんが…』
たく肝心なところで使えないな…
『マスターに言われたくないですけどね…』
その次の日
「バーベキュー?」
「うん。うちの家でやるからナオキもこない?」
バーベキューか…しかし
「家族水入らずなんだろ?お前らで楽しんで来いよ!」
「でもね、今年はティアもいるし、お母さんが今年も手が離せなくなるから手伝って欲しいんだ、」
「手伝いね。ジェルはどうだって?」
「ジェルさんはいいっていってくれたよ?」
おいおい、マスターの俺に断って喰いに行こうとしていたのか…俺だけ残して…
「ジェルが行くんだったら行ってもいいかな。」
「でもジェルさん。こう言ってたよ?『まあナオキがこないんだったら私がナオキの分まで食べてやるぅぅ~♪』って楽しそうに、」
あいつ殺したろうか?
「それに、ゲンヤさんも来るんだって~、」
ゲンヤさん?ああ鉄っさんね。
「それは大層なことで」
「あとゲンヤさんの奥さん?のクイントさんも参加するんだって~。」
へぇ~、クイントさんね……ってあのクイントさん!?あの死について謎の点が多い人がまさか生きている状態で会えるなんて思わなかったぜ。
まあそういうことならティーダにもだけど…
「まあお母さんの知り合いらしいから悪い人ではないんらしいんだけど…気を付けたほうがいいらしいよ?」
「ん?どうしてだ?」
「なんか可愛いものを見るとところかまわず『おもっちぃ帰り~♪』とか言うらしいから。」
何かイメージと全然違うな。まああってみれば分かることか。
「で?いつからだ?」
「今日の夕方に呼びに行くからまっててね。」
「了解。」
そう言い残してディーダは去っていった。このあと恐怖にひれ伏すことを知らずに…
「あーあ。マスター行く必要あったんですか?」
「うるさいな。だいたいお前は俺に断って一人で食べに行こうとしてたんだろう?」
「そうですけど…」
なんだろう?一応俺こいつのマスターだよな?契約者だよな?だったらなんで俺を置いてグルメを食いに行こうとしてるんだ?
「チッ……せっかくマスターにはいあ~んとできる機会だったのに…」
「?何か言ったか?」
「なんでもないです」
そんなこんなしていると後ろから声がした
「おう坊主、数日ぶりだな。」
声のぬしは…
「えーっと…鉄さん?」
鉄さんことゲンヤさんだった
「俺は鉄さんでもないがまあいいか…」
「ねぇ~。何二人で盛り上がってるのよ♪」
「そちらは?」
「私はクイントよ。クイント・ナカジマ。よろしくね♪君♪」
「はい。俺はナオキって言います。よろしくお願いします。クイントさん。」
「はいはい♪」
なんだろう?この違和感は…
ジェル聞いてもいいか?
『なんでしょう?マスター?』
あの人って本性隠しているのか?
『さあ恐らくはそうでしょうが…気にすることありませんよ。マスター』
そうだよな
『(どうせ死ぬんだし……)』
「あっナオキ。来たね。」
気が付くと既に家の前だった。まあ隣だったので当然だが
「おう。今日は誘ってくれてありがとな。お前の両親にも言ってくれ。」
「分かった。でっこっちが、ゲンヤさんだね。後奥さんの…」
「あぅ~お持ち帰りぃ~♪」
「ひぃ~。」
なんだろう?なぜ俺の時はないのにこいつの時だけはしたんだろうか?まあ俺に害が及ばないならいいけど…べつに羨ましいわけじゃないんだからな!絶対違うんだからな!?
『マスター可愛い…でも、何故二回いったんですか?』
何か敗北した感じだったから
「まあ気にするな坊主。あれは病気と言ってもいいくらいのものだ。おいクぅー。少しそいつから離れろ。やるのは挨拶してからだ」
「え~、つまんない~。でもまあいっか。じゃあまたね♪」
「は、はい」
そうしてそさくさと去っていった。気づくとジェルもどこかに行っていたのであった。
「大丈夫か?ティーダ?」
「全然…」
「そうか…なら追い打ちをかけるっていうのもなんだが…」
「?どうしたの?」
「死ねやこらぁぁぁ!!」
そうして俺対ディーダの一方的な暴力が始まったのだった。
ゲンヤサイド
あの変な坊主とあってから数日。
今、同僚のランスターに電話をもらった。どうやらバーベキューをするんで参加してもらいたいらしい。
生憎仕事があったが、同僚…親友の頼みだったため行くことを決意した。そうと決まったら、妻も誘わなければならない。
俺がもし、一人で飯を食いに行ったとしれた日には……考えないでおこう。
そして当日。
俺達はランスターの家に出向いた。妻はティーダ君やナオキ君それにティアちゃんに早く会いたいな~など言っていたが、迷惑はできるだけかけないでくれ。子供を見るとつい口調が変わってお持ち帰りなど意味不明なことを言い出し、連れて帰ろうという癖はなくして欲しい。
少しして見慣れた子供とその保護者?みたいな人が出てきているのが見えた。妻の方はある意味で心配だったが声をかけないというのもなんなので「おう、坊主。数日振りだな。」と声をかけた。
「えーっと…鉄さん?」
帰ってきたのはどこぞの学園にいたはずの俺の親友(ライバル)の名前だった。数日前にも言われたが…どうしてあいつのこと知っているんだ?
「俺は鉄さんでもないがまあいいか…」
「ねぇ~。何二人で盛り上がってるのよ♪」
すると妻のクゥーが、後ろから話しかけてきた。いつもと同じ口調で…
「そちらは?」
「私はクイントよ。クイント・ナカジマ。よろしくね♪君♪」
「はい。俺はナオキって言います。よろしくお願いします。クイントさん。」
「はいはい♪」
この時俺は何かがおかしいと思った。いつもならここで妻の持病のお持ち帰りぃ~。が発動するんだが、どうしてこの坊主には発動しないんだ?
何か不振な点はあったか後で妻に聞いてみよう
「あっナオキ。来たね。」
ふと前方から声がした
「おう。今日は誘ってくれてありがとな。お前の両親にも言ってくれ。」
「分かった。でっこっちが、ゲンヤさんだね。後奥さんの…」
「あぅ~お持ち帰りぃ~♪」
ここで発動!いつもの妻だ。だが奴も同じ子供のはずなのにどうしてここまで違うんだ?
「ひぃ~。」
すると坊主がこちらに奇怪な目を向けてきた
「まあ気にするな坊主、あれは病気と言ってもいいくらいのものだ。おいクぅー。少しそいつから離れろ。やるのは挨拶してからだ」
「え~、つまんない~。でもまあいっか。じゃあまたね♪」
「は、はい」
解放されたことにより案所が戻っていた。そして俺達は一緒にランスター家に入ったのであった。
玄関に行く途中
「なあクゥー。どうして坊主にはあんな態度は取らなかったんだ?」
「ん?坊主って初めにあった子のこと?」
「そうだ」
「う~ん。なんかね、私の勘がこう言ってるの。あの子には何か危ない雰囲気があるってね」
「危ない雰囲気か…」
「そう。近い将来犯罪者になるかもしれないわね♪」
「冗談言うなよ。まだ決まってないだろ?」
「そうね。」
俺達はまだ知らない。妻の言っていたことが本当になる日を