???サイド
クックックまさか俺の殺したい相手がこんなにもいるとはな…
ゲンヤ・ナカジマ、クイント・ナカジマ、ティーダ・ランスター、フィリオ・ランスター(ディーダの父)、ユリア・ランスター(母)、ティアナ・ランスター、勢揃いか…
だが俺の予言にはなかったあの少年と少女は誰だ?
確か隣にいたはずのナナエルは俺が殺したはず…その家族も既に殺したはずだが…
まあ対した能力がないのは事実だろう。計画の邪魔にはならん。まあたまたまそこに居合わせたのをくいるんだな。
ではそろそろ行くか。奴らを殺しに…
サイドアウト
何か一瞬悪寒が走ったような気がした。
誰か俺の悪口を言っているんだろうか?まあだいたい誰が言っているのかは予想ができるけどな…
ふとジェルの方を見ると肉に食らいついている。…あれ?あいつ確か石だったよな?石が変身して肉食っているよ?おかしいと思わない?まあ知っている人ならそう思うが残念ながらここにはこいつの正体を知っている人間は俺しかいない。
向こうを見ると、向こうは向こうで楽しくやっているようだ。
俺はというとティアの世話とティーダのおもりだな。
「ティーダ、どうしたんだ?もっと食えよ」
「うん。ありがとう。…ねぇナオキ?」
「ん?」
「この幸せが何時までも続いて欲しいな。」
「そうか…続くことはないと思う。だけどな、」
ひと呼吸置く
「お前がそう望む限り、世界がそう望む限り幸せは続くだろう。そうだと思うぞ?」
「何言っているかわからないけど、多分いいこと言っているんだね。」
「さあな。分かるときが来るさ、きっと」
「そうだといいね。」
さてと、
「ジェル!足りないものがあるから買出しに行くぞ!」
「えー私はここにいたいですよ」
いつも思うけど何でここまでマスターである俺に従わないんだ?
「それなら私がついていくわ♪」
するとクイントさんが声を上げた、
「え?でも悪いですよ。」
正直付いて来て欲しくないのは俺だけだろうか?
「いいのよ。子供は大人の言うことに従いなさい。貴方もいいわよね?」
「ああ構わんぞ。気を付けていってこい。」
「ってね♪じゃあ行きましょう♪」
そして俺はクイントさんに連れられ出て行った。
何だろう?この微妙な雰囲気は…
「ねぇナオキ君。聞きたいことがあるんだけどいいかな?」
すると向こうから話を切り出してくれた。普通ならありがたい話だが相手が相手だ
「なんですか?」
「あのね、正直に答えてもらいたいんだけど…貴方達って何者?」
「何者?って言われても子供としか言えませんよ。僕は」
ここで何らかのボロを出すわけにはいかない
「へぇ~子供ね。」
「ええ。”普通の”子供です。」
「そうなんだ~♪ならさ、どうして私たちのことをいろいろ知ってそうな顔をしていたのかな?」
「……」
「どうしてそんな嫌な顔をしているのかな?」
怖い。正直そう思った。
「答えてくれないかな♪」
顔は以前変わらないが目が笑っていない。
「ああそうだ。鉄さんに何買うのか聞くの忘れた!!」
「それなら私が聞いておいたから大丈夫。話をそらさないで答えてね♪」
くそ!いい作戦だと思ったのに…まあこの人に嘘を付ける自信がないな。こうなったら!
「人には秘密の一つぐらいありますよ。あなたにだってあるんじゃないですか?」
「それは…そうだけど…」
「なら俺もあなたと同じ理由で答えられないと言うことにしてください。正直今は話せません。勘弁してください。」
「今はね。ならいつ話してくれるの?」
「さあ?話したいときですよ。じゃあ遅くなりますし、帰りましょう。」
「ちぇ~♪まあいいか、面白い話が聞けると思ったけど、案外馬鹿じゃなかったのね♪」
そういって悔しそうに笑う。
「まあ子供ですからズル賢いことは得意です」
「ぶ、ふふふ」
「ははは」
「そうね。なら帰りましょうか?あの家族のもとに」
「ええ。待っている人たちのもとに」
だが、俺達はまだ知らなかった。今向かっているところには既に、敵がいたということを…
ジェルサイド
マスター達遅いですね。何を話しているんでしょう?
「もうジェルさん。飲まないの?」
「いえ。頂きます。」
「いい飲みっぷりだな。さあ俺たちも飲むぞゲンヤ!」
「ほどほどにな。フィリオ」
私たちが盛り上がっていると不意にディーダ君が来た。
「ねぇお母さん。今日はもう一人来るんでしょ?」
「ええ。そのはずよ?確か…」
「ああ。あいつが来るんだった。忘れてたぜ。ロイがくるんだったぜ。」
「ロイ?ロイさんって誰ですか?」
「ああこの前話した預言者だよ。」
預言者?あああの信用はできるけど”信頼”は出来ないって言っていた。…でもあれ?どうしてみんな笑っているんだろ?
「あの~。ゲンヤさん。」
「?どうした?」
「ゲンヤさんって前信用は出来るけど信頼は出来ないっていってませんでしたっけ?」
「うん?俺はそんなこと言った覚えはないぞ?」
どういうことでしょう?私の記憶には確かに信用はできるけど信頼は出来ないって言っていたような気がします。
となると…考えられるのは二つ
一つは考え過ぎ……おそらくこれはないでしょう。
もう一つ目は…想いたくありませんが、イレギュラー。これは既に私たちが介入しているので発生してもおかしくはありませんが、”神”に使えている私にとっては望ましくないことです。ここで始末しておいたほうが身のためですが…そうなるとしたらマスターを使うしかありませんね。
どうにかしてマスターにロイとかいう人を殺してもらわないと。
ああ早くマスター帰ってこないかな。
サイドout
何か嫌な予感がした。
どうしてだろう?
まあ考えても仕方ないか…
「クイントさん。もうそろそろ戻りましょう?」
「ええ。もうひとり来るらしいから」
もう一人?確かティーダはこれ以上の参加者を上げなかったような…
「それって誰ですか?」
「えっとそれは…」
すると不意に誰かがこちらに近づいてきている気配がした。
「おい!クイント!久しぶりだな。」
「ああ。ロイ君。久しぶりね。そうだ!この人が私の夫の親友のロイ・ヤルホスト。みんなからは預言者って言われているわね。」
預言者?
「ねぇクイントさん。その人は信頼できるの?」
「何言ってるの?ナオキ君。当たり前じゃない。夫も最も信頼しているわよ?」
おかしい…確かゲンヤさんは”信用”は出来るけど”信頼”は出来ないっていていた。しかし今クイントさんはそれを否定した訳だ。ということは考えられることは一つ。
疲れているんだろうな。俺。
「まあよろしく。えーっと」
「ナオキです。」
「ナオキ君。」
「はい!」
ロイサイド
さあて予言に出ていたとおり確かあいつは今餓鬼と二人で買出しに出ているはずだ。なら弱い方を狙うのが正方。さっさとクイントの方を仕留めるか…
俺は転移門へ行き、転移する。
しばらくして当たりを見渡してみるとビンゴ!
クイントと餓鬼がいた。さあてさっさと殺したいが…まだだ。焦ったら気づかれる。伊達にゲンヤと結婚しているわけじゃない。
ならここは…
「おい!クイント!久しぶりだな」
「ああ。ロイ君。久しぶりね。そうだ!この人が私の夫の親友のロイ・ヤルホスト。みんなからは預言者って言われているわね」
すると餓鬼が何やら耳打ちしているようだ。どうせただの餓鬼だ。つまらんことしかきいてないだろう。
「まあよろしく。えーっと」
「ナオキです。」
ナオキ?どこかで聞いたような。……まあ警戒は怠らないように気をつけよう。
「ナオキ君」
「はい!」
さってとそろそろ人気のないところに入るな。もうそろそろやるか…邪魔が入ったら面倒だし。
サイドout