ん?なんだろう?この不安は。
俺は裏路地に入った辺りからそんな感じがした。おそらくは考えすぎだろうが、それにしてもざわめきが止まらない。
そしてロイと言われている青年も何やらさっきからこちらをきにしているようだ。
すると念話が来た
『マスター!大変です。』
『どうしたんだ?ジェル?』
『マスター。ロイとか言われている人に気を付けてください。』
『え?どうしてだ?』
『恐らくその人はイレギュラー。私達のほかで原作を滅茶苦茶にしようとしている犯罪者です!』
『イレギュラーって。じゃあまさか!?』
『私もそう思ってゲンヤさんに確認してました。私が思うに多分人の記憶を塗り替える能力と先を読む能力だと思います。』
『じゃあさっきの不安はこのためだったのか…待てよ今どこだ?ここは…』
そして周りを意識してみる。ここは裏路地。近くにはクイントさんの後ろにいるロイ。
そしてその後ろを見ている俺。よく観察してみると何か握っているように見えた。…まさかあれは…
「クイントさん!気を付けてください!」
「え?」
とこっちを向こうとして何かに気づいたようにロイと距離をとった。
「ちっ!なぜわかった餓鬼。」
「え?どうして?ロイ!」
「たく、やはりお前も何らかの能力者だったってわけだ。俺としたことが失敗したぜ。先にてめぇから消すべきだった。」
すると今度はこっちを向き直しこちらに向かって魔力弾を放った。
「危ない!」
「クイントさん!?あ、ありがとうございます…」
「ええ。これで貸しは返したわよ?それでどういうことなのよ?ロイ。」
「クックっク。さあな何言っているのかわからないな?」
「気を付けてください!恐らく奴は記憶を塗り替える能力と未来を読む力があります!」
「気づいていたか小僧。流石は”転生者”というところか。」
「転生者?それって…」
「何言ってるのかわかりませんね。そちらこそ”転生者”じゃないんですか?預言者さん」
「え?何が一体…」
「ククク。小僧おもしれぇな。たしかに俺は預言者であり”転生者”だ。だから俺様がこの物語をブレイクしても何も困ることじゃねぇじゃないか?」
「それは困りますよ。だってそうじゃないと僕が生まれないかもしれない。」
「それじゃあ殺すか。お前らが生まれるぐらいだったら俺がお前らの運命を壊したほうがマシだぜ」
と言ってロイは魔力弾を大量に出した。
「死ね死ね死ね死ね死ね!!」
激しい猛攻が主人公に襲いかかろうとしたとき
「甘いわよ。シールド!!」
クイントさんが間一髪のところで助けてくれた。…っていうかクイントさん。実は転生者じゃないんですか?
「ならこれでどうだ!」
そういうと今度は魔力弾を束ねてどこぞの七つの球を集めたら願いが叶うと言われている孫さんの技見たいな大きな球を出してきた。
「ククク。これで終わりだ。元気(笑)玉!!」
わあとても大きい~ってやばっ!
「クククこれで終わりだ。」
どんどんと俺の方にその元気(笑)玉が近づいてくる。そして地面に直撃しそうになったとき…
「甘いわ!はっ!」
クイントさんが拳を突き出しその玉を粉砕した。…ってええ!?
「う、嘘だろ?」
「ありえねぇ。クイント!!何をした!」
それはそうだろう。直撃して地面が吹き飛ぶならまだしも元気(笑)玉のほうが消滅したのだから。
「結構いい攻撃だったけど残念だったわね。その程度じゃ私は倒せないわよ?」
いやいや。その程度じゃないですよ?クイントさん…
「くそっ!これならどう「そこまでだ!ロイ!!」だ?…」
すると背後から威厳がある男の声が聞こえてきた。そうこの人だ
「貴方!」
「鉄っさん!」
そうゲンヤさんだ。周りを見るとフィリオさんにユリアさん。おまけにジェルまでいる。
『おまけってなんですか!?』
まあ気にしないでおこう。さて
「お前が犯人だったということは既に調べがついている。投降しろ!ロイ!」
「ククク。気づいたか・・・やはり先にお前らを潰しておくべきだったな。…だが!」
すると不意に何かを作り出すように後ろに手を組んだ
「貴様らは死んでもらう。死ね!」
そう言って取り出したのは拳銃だ。それも既に装填済みの…
バン!
大きな音がした。俺に向かてくるように見える弾は途中で現れた大きな男によって遮られた。
「ぐっ!」
「あなた!!」
「フィリオ!!」
そう俺をかばってくれたのは大熊の守護神と言われていたディーダの父さん。通称ロリ…いやなんでもない。それにしても…
「大丈夫ですか!?」
「…ああ。な、ナオキ君が無事で…良かった…」
かっこいいコト言わないでください!!っていうか大丈夫なんですよね?
「貴方……」
そう言ってユリアさんは立ち上がった。
「許さない…許さないわ!ロイ!!」
おそらく冷血の牙と言われている由来はこの圧倒的な寒気の雰囲気にあるのだろう。見ているだけでも氷そうだ。
「ククク、まずは一人目っと、次はてめぇだユリア。さっさとあのマヌケのところへといけ!」
そして再び銃を構えた。だが…
「な、なんだ!!」
見るとロイが声を上げていた。何故なら銃が凍っていたからだ。
「貴方だけは…許さないわ…消えなさい」
冷酷な顔をしながら無表情でそんな言葉を言う。すると横からゲンヤさんが呟いた。
「…広範囲凍結魔法。コキュートス。」
ギリシア神話において、地獄の最下層に流れる川で、”嘆きの川”と言う意味の言葉。裏切りは地獄で言うと最も重い罪とされ、裏切り者が永遠に氷付けにされるという伝承がある。……っていうか既にミッドの魔法超えてるよね?
『そんなことを知っていたマスターもどうかと思いますが?って言うかどこで知ったんですか?そんなこと。』
いやあ~昔(転生前だった頃)いろいろそういうのが好きで調べたことがあるんだよね。そのときは魔法とか憧れだったから。
『そうですか…まあ、マスター気にしちゃいけません。色々と非常識で出来てるんですよ。この世界は』
そうだったな。ジェルの言うとおりだ。だってあと数年後くらいには魔王様が登場するだから。
「クッ!だがまだ魔法は使える」
「させないわ……死になさい。スターブリザードブレイカー!!!」
どこぞのライトブレイカー見たいな技を出した。…凄いなとしか言いようがないな。それはさて置き…
「糞がぁああ。」
と言いながら消滅したロイ、そして同時に意識を失ったユリアさんがいた。
いやはや、まさか小説家になろうで保存されていた書いていたデータがすべて削除されていたことに驚きました!
あんまりネットを見てないとこういうこともあるんだと実感でしました。
ですが幸いな事にパソコンを新しく買いなおして前のデータを入れることが出来ていたので良かったです。
ですのであまり早くはありませんが、これからも投稿していきたいと思います!