那揶墓探偵団   作:啞溯楠

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那揶墓探偵団プロローグ&1話沙織と本(前編)

那揶墓中学校第1学年全ての授業が終わり生徒はそれぞれの活動場所に向かっていく。部活に所属していない生徒も速やかに下校をはじめる。誰もいなくなった教室に今日も誰も知らない秘密の集会が行われる。

「起立!今から那揶墓探偵団報告会をはじめます。気をつけ、礼」

「よろしくお願いします。」

 

~1話沙織と本~

「大きな声で挨拶をしましょう」

「はい」

「気をつけ、礼」

「ありがとうございました~さようなら」

 

ふぅー。やっと終わったー。私は1年F組の学級委員をしている。どうも私の性格はこの仕事に向いてないらしくやけに疲れる。でも学校生活の本番はここからと言っても過言ではないだろう。なんてったって私、水永沙織は那揶墓探偵団調査員の1人なのだから!あっ那揶墓探偵団というのは那揶墓中学校1年の中から先生がありとあらゆる問題を解決してくれそうな生徒を選びその生徒で結成された探偵団でその中でも私は副団長的な役割をはたしている。まぁ副団長といってもとくに他の調査員に差はないのだが…。とにかく私はこの仕事が楽しいのだ。でも今日借りた「東の魔女が死んだ」も読みたい。ちょっと早く行って本読んどこうかな。帰る用意をするためにひきだしから教科書類を取り出していると

「カサッ!」

ん?なんか落ちた?下を見てみると白い封筒が落ちていた。拾って裏を見てみると

『挑戦状』

えっ!だれが!なにに?慌てて中身を読んでみる。

『こんにちは。突然ですが今日の那揶墓探偵団報告会に参加させていただきます。詳細はそこで。』

えっ!なんで知ってるの?とりあえずみんなに知らせないと…!

小走りに向かった先は那揶墓探偵団報告会会場の4階多目的室である。扉を開けると私以外のメンバーが揃っていた。私はみんなが見える教壇に向かい挑戦状と書かれたほうが見えるように掲げた。

「みんなに聞こえるようにその挑戦状の内容を読んで。」

さすが団長滝沢ともか。一瞬で状況を把握しみんなに適切な行動を指示できるなんて。私はすぐに頷くと挑戦状の内容を読見上げた。読み終えるとみんなの声があがった。

「なんで知ってるんだ…」

「えっなに?だれ?」

「えっ!どうしよ…。」

パニックになりかけているみんなにともが声をかけるがみんなは落ち着かない。

『ガラガラガラ』

みんなの声がとまり視線がドアに移る。

「こんにちは。僕の名前は新田孔揮です。まぁ皆さんなら知っているでしょうが…。」

知ってるも何も1年B組の元学級委員だろうが!ともなんか一緒に学級委員やったのに…。

「新田…なんのつもり?」

聞いたこともないような低く静かなともの声が教室に響く。

「そんな敵意の目で見ないでくださいよ。僕率いる探偵チーム那揶墓と皆さんの那揶墓探偵団で勝負しませんか?」

えー。探偵チーム那揶墓?勝負?そんなのいきなり決めれないよ〜。

「いいよ!受けて立ちましょう!」ない。

「俺もそんなもんです。」

あれ船木らしくない。いつもならどーでもいい情報まで流すのに。まぁ時間がないのがわかってんのかな。

「ありがと玲ちゃんと船木。

えっーと塩山はサッカー部だったよね。なんか知ってることない?」

「えっー。俺が津川より知ってると思う?ごめんけど役に立つ情報は持ってない。」

へぇ~塩山ってサッカー部だったんだー。初耳。

「確かにね。じゃあ沙織。今回の対策を発表!」

いやいやいきなりだよ。ともー。考えてないよー。

「えっーと今回の対策はみんな全力を尽くし正々堂々戦うことです。」

「まぁよし。じゃあみんな図書室に向かうよー。」

よかったー。何とかなったー。やっと対決だ!絶対負けないんだからー!なんだかワクワクしてきた!

                  (後編に続く)

 

 




記念すべき初投稿です。よければアドバイスなどよろしくお願いします。
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