どうも、勇気のコーンです。
この章では直樹のそれからを記しています。直樹は紅白の巫女さんと普通の魔法使いに会います。はてさてどうなることやら。
第三話〜直樹編〜行った先での暮らし一日目
「ぬぎゃ!」
何で、急に石段が...ところでここは何処だ?ぱっと見、神社みたいだな。とりあえず、ウロウロして見るか。
〜少年探索中〜
ウロウロしてると、賽銭箱があった。中身は...うわー全然入ってない。
「あれ、参拝者?お賽銭ならそこに入れといてね。」
「いや、そう言うわけじゃ、えっ。」
後ろから声を掛けられたから、振り向くと紅白の服を着た巫女さんが居た。宙に浮いて。
「...あんた、何者だ?」
「私?私はこの神社の巫女の”博麗霊夢”(はくれい れいむ)よ。あんたこそ誰よ。」
あれ?少し怒ってる?とりあえず、自己紹介はしとかないとな。
「俺は工藤直樹っていう。八雲紫って奴のせいでここに来た。」
と言うと博麗は驚いた顔をして
「えっ、紫に会ったの?」
と詰め寄って来た。そうだと言うと博麗は結界とか、またかとか、貼り直しとか、ブツブツ言って
「あーもう!面倒くさい〜!」
と怒り出した。驚いたり、怒ったり、忙しいやつだな。と思っていると
「忙しいやつで悪かったわね。はぁーもう。」
「...何で分かったんだ?」
驚いている俺の横を通りながら、巫女の勘よと言っていた。勘っていうレベルか?そんなことを考えていると、
「とりあえず、中で話し合いましょ。」
と博麗が言って来たので着いて行くことにした。
〜少年少女話し合い中〜
「なるほど。つまり、あなたは友達3人と肝試しに行ってここに来たのね。
「まぁ、そんな感じだな。」
中で話し合いを始めて小一時間が経った。博麗はこの神社を一人で切り盛りしてるらしい。寂しくないのかと聞くと、色んな奴が来るし、一人が好きだと言う。なるほどね。あっそうだ。
「博麗はさっき、どうやって宙に浮いてたんだ?」
「うーん。強いて言うなら”そういう能力だから”かしらね。【空を飛ぶ能力】って言うのよ。」
「何だ、博麗も能力持ちか。俺も【トラブルを引き寄せて解決する能力】って言うんだ。」
と言うと博麗が怪訝な顔をして
「嫌な能力を持ったわね。」
「でも、解決できるからそんなに不便は感じないな。」
そんな話をしてると、
「おーい、霊夢ー!」
と元気な声が神社に響き渡った。そして金髪の髪をして黒白の服を着た女の子が顔を出した。そのあと俺の方を見て
「霊夢!?まさか、付き合ってたのか!?」
「「んなわけあるかぁ!!」」
余りの早とちりにハモってしまった。すると博麗が
「この人は工藤直樹って言うのよ。紫のせいでここに来ちゃったのよ。」
と言うと金髪の子が、何だ、そうかと言ってこっちに振り返り
「私は”霧雨魔理沙”(きりさめ まりさ)普通の魔法使いだぜ!」
...いや、魔法使いに普通とかあるのか?第一、魔法使い自体普通じゃないだろ。まぁいいや。
「改めて工藤直樹、一応能力持ちだ。よろしく。」
「! 直樹も能力を持っているのか?」
霧雨が食いついて来た。てことは、こいつも能力持ちか。
「私は【魔法を扱う能力】って言うんだぜ。直樹はどんな能力だ?」
霧雨に能力のことを話すと、不便そうだなと言われた。そうとは感じないんだけどな。
「あっ、そういえば。」
と博麗が思い出したように言った。
「直樹、あんた今日何処で寝泊まりするの?」
「そーだった。どーしよっかな。」
全然、忘れてた。もう空もオレンジ色になっていた。すると霧雨が
「ここに泊まればいいんじゃないか?」
と言った。いや流石にダメだろ。
「うん、そうね。空き部屋もあるし。」
「えっ、いいのか?」
「構わないけど、家事は手つだってね。」
おお、寝泊まり出来るところが決まった。霧雨、ありがと。
「そういえば、何で霧雨はここに来たんだ?」
「ああっ!そーだった!忘れるところだったんだぜ。」
と言ってポケットの中から八角形の形をしたものを出した。
「これ、ミニ八卦炉って言って私の武器なんだけど故障しちゃって、河童のところで直してもらった帰りなんだぜ。」
ほー、ここには河童もいるのか。会ってみたいな。
「んでその試し打ちをしようと思ったら、出ないんだよ。マスタースパークが。」
なるほど要するに『トラブル』だな。んじゃ、《解決》しますか。
「ちょっと、それ見せてくれないか?」
「ああ、いいぜ。」
手に渡された瞬間、何処がダメなのか分かった。この発射する部分が少し歪んでいるんだ。
「博麗、トンカチあるか?」
「あるわよ。ちょっと、待ってなさい。」
と言って一旦引っ込んで、出てきた博麗の手には丁度いい大きさのトンカチがあった。
「ありがとな。んでこのトンカチで...」
〜数分後〜
「これでいいと思うがな。」
試しに打ってくれ、と言うと霧雨は箒に乗って空に舞い上がった。あいつも飛べんのか。
「よーし!
恋符【マスタースパーク】!」
するとミニ八卦炉が特大のビームを放った。色々言いたいことはあったが、口から出たのは
「すげぇ綺麗だ。」
と言う言葉だけだった。
霧雨がご機嫌で空から降りて来て礼を言って帰るとき、
「面白いもの見せてやる」
と言って箒にミニ八卦炉を取り付けた。そして、さっきみたいに”またがって”乗るのではなく、スケボーに乗るように”立って”乗った。霧雨は、またな。と言って体制を整えるとミニ八卦炉が動きだし、あのビームを打った。凄まじいスピードで箒が進み、しまいには、見えなくなった。しばらく空を見てると
「直樹手伝って〜」
と博麗の呼ぶ声がしたので神社へ戻ることにした。
次回、第四話〜直樹編〜行った先での暮らし一週間経って
お楽しみに!
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