連載頑張ります。
そしてサブタイトルでわかる通り、スキマのあの人が登場!
ドサッ
「痛って」「うわあ」「おっと」「危なかったっす」
どうやら、全員無事のようだ。
周りを見渡すと...明らかに風景が違う。目の前には、大きな屋敷が建っていて、それ以外は木々があるだけである。またトラブルを起こしたか。
「ねえ。ここ何処?」
と、不安そうな声で緋色が言った。いや、何処と言われてもな。
「とりあえず、屋敷の人に話を聞くのはどうでしょう。」
「まあ、それ以外打開策が浮かばないし、そうするか。」
俊の冷静な判断で屋敷の人に聞くことにした。
ガラガラ
「すみませーん」
「はーい」
綺麗な女の人の声がした。
そして、足音が近づいて来た。
「はい。なんのご用件でしょうか。」
「ええっと、実は...」
と言ったところで僕は息を飲んだ。後ろの3人も同様のリアクションをしていた。何でかと言うと、その女の人は頭に狐の耳みたいなのがあり、しっぽのような物が9本も着いていたからだ。
「あの...どうかしましたか?」
と狐の女性がさも不思議そうに聞いてきた。どうも無かったら、こんなリアクションしてない。
「それ...本物っすか?」
大輝が聞いた。緋色と俊はまだ呆然としている。
「そうですけど...あっ、もしかして。」
狐の女性がとてとてと足音を立てて行ってしまった。どうやら誰かを呼んでいるらしい。その間に緋色と俊をしっかりさせないと。
ー約10分後ー
「すみません。どうぞお上がりください。」
と狐の女性が言ったので、僕達は屋敷へ入って行った。そしてある部屋へ通された。
「紫様。お呼びしました。」
「そう。通して。」
部屋の襖が開いた。中には、綺麗な女性がいた。良かった普通の人だ。狐の女性はそそくさと部屋から出て行ってしまった。全く、ここが何処か聞きに来ただけなのに面倒くさいことになって来たな。
「初めまして。私は八雲 紫(やくも ゆかり)と言います。」
と女性は軽く挨拶をすると
「まず、質問ありますか?」
無い方がおかしいと思う。僕は真っ先に手を上げた。
「ここは何処ですか?とりあえず、教えてください。」
3人ともうなづいた。八雲 紫は少し、考えてから
「ここは、幻想郷と言います。地図には載って居ない場所です。」
つまりどういうことだ?と考えていると、狐の女性がお茶を運んで来た。八雲 紫が式の”八雲 藍”(やくも らん) と言うらしい。そして八雲 紫は
「つまり、あなた達は事実上の神隠してあってしまいました。」
なるほど、そうか。という風には頭が納得できない。今度は俊が質問した。
「僕達はどうやってここに来たのでしょうか?」
「恐らく、結界の割れ目からでしょう。あなた達これを見なかった?」
八雲 紫が空中に線を引くと空間が割れた。
「これ、緋色達を吸い込んだやつだ!」
緋色がびっくりしながら言った。
「俺達帰れますか?」
と、大輝が聞いた。
「今の所は無理ね。」
と、八雲 紫は答えた。
ここまでの中で分かったことが二つある。まず、ここは地図上には存在しない、《幻想郷》という場所。次に、ここへ来て普通の人にあった居ないことだ。
「さて、質問はそれくらいにして」
「あなた達結界の割れ目を通る時、何ともなく通って来たの?」
「特になしですね。」
すると、八雲 紫はクスクスと笑いはじめた。そして
「幻想郷入りおめでとう。能力持ちの4人組さん。」
...どういうことだろうか。能力持ち?不思議に思っていると八雲 紫が聞いてきた。
「あなた達、人よりも何かにずば抜けてると思ったこと無い?」
僕達は同時に
「「「「あります。」」」」
と言った。
「それは、才能とか、努力とかでは全くなくて人間の次元を超えた物なの。」
そう、八雲 紫は答えると、
「自分のどこがずば抜けているのか、説明してくれないかしら。」
〜少年少女説明中〜
「なるほど。つまり、直樹さんはトラブルを引き寄せる、それを全て解決している所、大輝さんは速さ、力、反射神経が、ずば抜けている所、俊さんは頭が良い所、緋色さんはものを作る所、ねえ。」
「あっ、そうだ。肝心なことを忘れていたわ。能力の名前を決めないと。」
正直、決めなくてもいいと思ったが、とりあえず名前をつけた。
僕の能力
『トラブルを引き寄せて、解決する能力』
俊の能力
『知識を習得し、応用する能力』
大輝の能力
『速さと力に限度が無い能力』
緋色の能力
『物を作り出す能力』
それぞれ言うと、八雲 紫がこう言った。
「あなた達まだ、当分帰れないから、暇でしょう?」
「まあ、確かにそうですね。」
と、僕が答えるとそれを待っていたかのように
「それではやって欲しいことがあります。」
「あなた達にはこれからバラバラにある場所へ行ってもらいます。」
「直樹さんには、博麗神社という所に
大輝さんには、妖怪の山に
俊さんには、人里に
緋色さんには、魔法の森へ行ってもらいます。」
「そして、そこにいる人達と一緒に暮らして自分の能力を磨いてください。」
そこで緋色が手を上げた。
「あの、何でですか?」
と聞くと、
「今は、『来るべき日に向けて』と言っておきましょう。」
「それでは、いってらってしゃーい。」
これが僕達の冒険の始まりだった
次回、行った先での暮らし 1日目
お楽しみに!
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