【東方】この4人、能力持ってます。   作:勇気のコーン

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どもども、勇気のコーンです。期末考査が近いので投稿が遅れました。前話のとタイトルが違くてすみません。取り敢えず、今回もどうぞ。


第四話 〜大輝編〜 早朝の出来事

早朝、俺は外に出ていつもの運動をやることにしたっす。少しでもサボると体が全然動かなくなるっす。

 

「行って来まーす。」

 

「おお〜、行ってらっしゃ〜い。」

 

起きたばかりでまだ寝ぼけてる伊吹に見送られて家を出たっす。さて、始める前にこれ持ってるか確認しないと。俺はポッケから割符を出したっす。この割符は妖怪の山を警備してる天狗に会ったら見せるらしいっす。…まだ会ったことないから分かんないすけど。よし、始めますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー三十分後ー

 

「ふう。」

 

まだまだっすね。一周するのに三十分も掛かっちゃあボクシングの世界では戦えない!まあ、昨日よりは早くなってるんすけど。え?何処を一周して来たかって、そりゃあ妖怪の山に決まってるじゃないっすか。外の世界では県一周してたんすけど。山だと距離が短くても道が険しいっすからね。

 

「おぉぉぉぉい!いい加減、止まれえええ!」

 

「え?ぬおっ!」

 

急に斬りかかるとか、何処の妖怪すか!?見た感じ犬っぽくて天狗には見えないし、何か、めっちゃ疲れてるし!

 

「ゼェ...ここは、ハァ...人間が、フゥ...入っては、ゲホゲホッ!」

 

息づきと咳で何言ってるかよく分かんないっす。

 

「だ、大丈夫っすか?取り敢えず、落ち着いたら話を聞くっすよ?」

 

「そ、そんなこと言って、ゼェ...さっきみたいに、ゼェ...逃げるつもりでしょう!」

 

あー、てことは俺が思いっきり走ってる間ずっと追いかけてたってことっすね。そりゃ、疲れるわ。見失わずについて来られたのは凄いっす。

 

「さ、早くこの山を降りてください。」

 

犬っぽい人は、やっと落ち着いたらしく威厳を持った態度で言ってきたっす。抵抗すると面倒になりそうだし、かと言って逃げてもまた追いつかれるかもしれない。さて、どうしたもの…って、割符の事忘れてた!

 

「ま、待ってくださいっす。これ見てください。」

 

「?何ですかこれ。」

 

ひょいっと、犬っぽい人が割符を取ってしげしげと見つめている。やっぱり天狗じゃ無いのかなぁ?

 

「ちなみに、これ誰から貰いました?」

 

「えーと、ちっちゃい鬼の伊吹 萃香て言うやつから貰ったっ…あの大丈夫っすか?凄い量の汗っすけど。」

 

急に真っ青になった犬っぽい人。今にも倒れそうな感じっす。

 

「あわわ…萃香さんのお知り合い…なのに、斬りかかっちゃった…」バタッ

 

「ちょ、ちょっと!大丈夫っすか!?しっかりしてください!誰かー!」

 

うう〜、ただ体動かして帰るだけだったのに。こうなったら能力で行くしかないっすね。

 

「よいっしょ。」

 

よし行ける。グデングデンに酔っ払っていた萃香よりよっぽど軽いっす!取り敢えず、一旦伊吹の家に戻るっす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー萃香の家ー

 

「おー、お帰り〜ってどーしたんだ?後ろの天狗は。」

 

帰ると思ったとおり伊吹が酒を飲みながら、縁側に座ってたっす。

 

「いや、山で急に斬りかかって来たから割符を見せたっす。そしたらこの有様で…」

 

「取り敢えず寝かせとくか。」

 

伊吹は押し入れから布団を出したっす。俺は犬っぽい人を布団に寝かせて場所を変えて、伊吹から話を聞くことにしたっす。

 

「この人は何者なんすか?」

 

「ああ、こいつは”犬走 椛”(いぬばしり もみじ)と言う奴で、まあ、下っ端天狗だな。いつも山を警備してるからその時にお前を見つけたんだろ。」

 

「何で気絶したんすかね。」

 

俺は今一番不思議に思ってることを口にしたっす。すると伊吹は困った顔をしてこう言ったっす。

 

「ちょっと前…って言っても大輝から見たらかなり前なんだが、私達みたいな鬼はこの山の頂点に君臨してたんだ。」

 

話によると、伊吹はこの妖怪の山の四天王だったらしいっす。堅っ苦しくて四天王を辞めた後でもここら辺に住んでる妖怪は鬼を見ると震え上がってしまう。今回は伊吹の渡した割符が鬼しか持つことのできない特別なものだったらしく、そんなものを持ってる奴に斬りかかっちゃったもんだから椛も気を失ったということらしいっす。

 

「う、うーん。」

 

「あ、目が覚めたみたいだな。」

 

「ちょっと見てくるっす。あ、伊吹は来ない方がいいんじゃないっすかね。」

 

割符を見ただけであの反応じゃ、本人を見たら失神確実。まだ朝飯も食べてないのにそれはキツイっす。

 

「そうだな。じゃ、私は霊夢の所で飯食べてくるよー。」

 

と言いながら伊吹は霧のように消えてしまったっす。さて、大丈夫っすかね?何と無く心配になりつつ、俺は椛のいる部屋に入ったっす。

 

「調子はどうっすか?」

 

「あ!貴方はさっきの!」

 

「森田 大輝っす。犬走 椛さんっすよね。さっき、伊吹から聞いたっす。」

 

「ほんっとうにごめんなさい!」

 

椛は深々と謝って来たっす。それこそ、おでこと床がくっつくぐらいに。何もそこまで…

 

「凄い速さで動くのを見たものですから、てっきり妖怪だと思って…本当にごめんなさい!」

 

「いや、大丈夫っすよ。怪我一つしてないっすから!」

 

腕をぐるぐる回して全く怪我してないことをアピールすると椛は安心したようでホッとため息をついた。

 

「一時はどうなることかと思いました。まさか萃香さんのお知り合いだなんて思いもしなかったです。」

 

この様子を見て、ああ、伊吹って凄いやつなんだと改めて感じるっす。そんなのと知り合いって意外に凄いことかもしれないっすね。

 

「取り敢えず、朝飯食べるっすか?」

 

俺自身お腹ペコペコだから早く作りたいけど椛の分となるとしっかり作らなきゃならないっす。

 

「いえいえ!そのまでやって頂かなくてもだいじょ「グー」…すいません。」

 

「はっはっは!お腹空いてるんすね。りょーかいっす!椛の分もしっかり作るっす!」

 

椛のお腹が鳴ったのがちょっとツボに入って笑っちゃったっす。朝の9時ごろ。まだまだ太陽も高く上がってないのに今日は面白い日になりそうっす!





次回もお楽しみに!

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