どうも。勇気のコーンです。
この章では、俊のそれからを記しています。俊は人里のある教師に出会います。はてさてどうなることやら。
第三話〜俊編〜行った先での暮らし1日目
「ふう」
ここへ来てから非現実的なことばかりです。それがここの常識とでも言うのでしょうか?先ほどまで屋敷で紫と言う女性と話していたと思ったら、今度は草原ですか。
「とりあえず、ここが幻想郷の何処かを突き止めなければ。」
と思って辺りを見渡すと、遠くの方に人の姿が見えます。あの人に聞いて見ましょう。
「すいません。」
「?お前は何者だ。」
僕が話しかけるとその人ーいやその女性は訝しげな顔でこちらを見て来た。
「僕は木山 俊と言います。実は...」
〜少年説明中〜
「そうか。八雲のせいでか...」
とぼやくとその人はこっちを向いて
「言うのが遅れたな。私の名前は上白沢 慧音(かみしらさわけいね)という。この近くの里で教師をしている。」
手短に自己紹介とここが人里の近くだと言いました。僕は人里が見たくなったので慧音さんに案内してもらうことにしました。
〜移動中〜
「ほら。着いたぞ。ここが人里だ。」
と慧音さんが言って門を通り抜けると、大きな通りが広がっていました。そして、そこかしこに露店や店があります。それに加えかなり賑わっていました。
「おっ、先生!巡回ですか!」
「まぁそんな所だ。」
「かぁ〜、先生は本当に働き者ですね〜!」
と慧音さんは近くを通った人と談笑を始めました。すると
「おや、そちらさんは?」
とこちらに話が回って来ました。
「ああ、近くの草原で迷っている所を見つけたんだ。」
と慧音が軽くフォローをしてくれたので
「木山 俊と言います。」
「おお!礼儀正しいね!こちらこそ!」
と気良く挨拶を返してくれました。少し話すと、この人はすぐ近くの八百屋の大将らしく、いつでも来なよ!と言ってくれました。
〜しばらくして〜
「ほら、ここが私の家だ。住む所が決まるまで、ここに居てもいいぞ。」
「!いいんですか。」
「今から、宿を探せと言う話は余りにも酷だろう。」
と慧音さんはニコッとして言いました。僕は正直言って気が楽になりました。本当に良かった。
今、お茶を入れて来る、と言って慧音さんは僕を居間に通した後、台所の方へ行きました。何と無く辺りを見渡すと、本がたくさんありました。流石、先生。毎日勉強しているのでしょう。一つ手にとって読んでみると、中々興味深い内容だったので、つい本の世界に入り込んでしまいました。
しばらくして、慧音さんがお茶を待って来てくれました。飲みながらも本を読んでいると
「実は、そこの計算がどうしても分からないんだ。」
と、慧音さんが悔しそうな顔をしていって来ました。よく見ると、何回か書き直しの後がありました。
「これ、解けますよ。」
計算をして居て僕は呟きました。すると慧音さんは食いつくように
「本当か!?どうやって解くんだ。」
と言ってきました。僕はゆっくりと説明を始めました。
〜10分後〜
「なるほど、そこで間違って居たのか。」
「はい、もっと速く答えを出す時は分解して見てもいいです。」
慧音さんは教え終わると、こちらを見て
「凄いな、俊。外の世界で習ったのか?」
「いや、習ったことは無いのですが、もしかしたら能力のせいかもしれません。」
「えっ、俊も能力を持っているのか。」
「と言うことは慧音さんも持っているのですか?」
「ああ、私の能力は二つあって、【歴史を食べる能力】と
特定の時にしか出せないが、【歴史を作る能力】の二つだ。」
「僕の能力は【知識を習得し応用する能力】と言います。」
と言うと慧音さんは少し考えるそぶりをして、思い切ったように
「俊。良ければ、一緒に寺子屋で先生をしてくれないか?その代わりここに住んでもいいぞ。」
と言われました。僕は予想外なことに一瞬キョトンしましたが、
「分かりました。これから宜しくお願いします。」
と言いました。すると慧音さんは
「こちらこそ宜しく。」
と笑顔で言われました。
僕はここでの生活に希望がもてました。
次回、〜俊編〜行った先での暮らし一週間経って
お楽しみに!
ご意見、ご感想おまちしております。