謎解きもあり銃もある。そんな、いい感じにバイオってる(?)と思ってるけど、一つだけ気になる所が……。
どうやってそんなに銃器を持ち運んでるの?
突然の出来事に対して人間には二つのパターンに行動が分かれる。
それは目の前の事実を受け入れるか、受け入れられないか、である。
出来事の規模にもよるが始めのうちは、基本的に人間は目の前に起きた出来事を理解しようと、受け入れようとする。が、まれに受け入れる事を始めから考えることが出来ない出来事というものが生きていく中で発生することがある。
つまり、何が言いたいのかというと”現実逃避も偶には良いよね”っということだ。
~小村~
人生の中で戦争した経験が無い人間は居ない、と僕は常日頃から思っている。
いや、突然物騒な事言うなよ とか思っているそこの君‼銃を持って戦う事だけが戦争じゃないんだよ。受験や就職、購買部に売っているパンを購入する事だって立派な戦争だ。山の様な参考書、心を折りに来る試験官、昼休みに財布を片手に購買部に突撃をかける猛者たち それら全てが人生における戦争の敵の正体なんだ。
その中で、人は何回勝つことが出来るのだろうか?
まあ、要するに頑張って勉強して藤美学園に合格したのに、入学一ヶ月でSEKAI NO OWARIとか、何処のミュージシャンだよ!名前しか合ってないけどね‼って言いたいだけなんだけど。
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その時、俺は面白くない国語の授業を半分 上の空で聞いていた。入学してから一ヶ月というのは、ある程度学校の空気に慣れてダレて来る時期で、真面目に授業を聞かなくなる生徒が出てきても可笑しくない頃合いである。なんて、誰に向けるでもない言い訳をしてみる。
俺の嫌いな国語の授業、黒板に羅列されている文字を見ながらボーっと意味のないことを考えていると、突然、スピーカから放送が流れてきた。
その放送を聞いた時、これから何か悪いことが起きてしまうような予感がした。
《校内で暴動が発生、繰り返します。校内にて暴動が発生。》
マジで……。入学早々にこんな暴動事件が起きるとか、どんだけこの学校は荒れてるんだよ。一か月前にあった試験の難しさはなんだったんだろ。こんな治安の悪い学校じゃなかったはずなんだけど。
《全校生徒は、担任の教師の指示に従い____な、なんだ君たちは‼
やめろ‼ こ、来ないでくれ‼ギャアアアアアア__‼》
え…、校内に入った暴動犯ってまさかの阿部さんなの!?
スピーカーから聞こえてくる断末魔に、背中に寒気を感じた。聴覚的な情報しか得られないが、確実に放送室に居た男性教師が(阿部さんに)喰われたことがはっきりと分かった。
ほんとに何なのこの学校‼?全寮制高校って知ってたけどってゆうか寮とか、なんか一人暮らしの予行演習みたいじゃね?ルームシェアしてるけど。みたいなところもあってこの高校を選んだのは確かなんだが、まさか僕以外の部屋では阿部さんが大量発生しているとか予想で来るか‼……そういえば、なんか同部屋の青城 最近やけに絡んでくるな………ブルブッ‼
当然、突然こんな危ない放送が流れてきてクラスが騒然としている。
当たり前だ、俺もこの学校に腐っているヤツがいるなんて予想してなかったし、知りたくもなかった。
そうだ、僕の友達には腐ってるヤツなんていない、青城もきっと友達が少ないなら寂くて俺に絡んできてるんだ!これは自己暗示じゃないただ純粋に事実を述べているだけなんだ……たぶん……きっと…そうなんだ。
でも、この空気に耐え忍んでこのまま授業中に今後の対策を練ろうと言う俺の決心も、耐えられなくなったクラスメイトが我先に出口に向かって走っていき、出口が人で溢れ返ってしまっているのを見ると簡単にどこかに行ってしまった。
ちょっと君達、そんなに焦っても事態は変わらない。俺を見習ってドッシリと構えて行こうじゃないか!ドッシリと……
……ちょっと待って、やっぱり俺も逃げるからそこ開けてくれ!!
俺も皆と同じように出口に向かって走り出したが、皆が集まっていて凄く混雑しているので何かが足に引っかかってこけて机の角に頭を強打してしまった。
ああ、不幸だ……
薄れゆく視界の中、俺の足を引っかけたであろう人物を見る。
……ここでお前が来るのか、青城……。
意識が消えていく中で、俺が最後に願ったのは自分の貞操が守られることだった。
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目が覚めると、願いがかなったのか俺の貞操は失われてはいなかった。
幸い、あの混雑の中俺を喰う事は出来なかったみたいだ。そのことに安心し、その状況を作り出して下さった普段は信じていない神様に感謝した。
少しの間神に祈りを捧げた後、気絶していた俺が大丈夫なら皆の助かっただろうと周りを見ると
世界が終わていた。
何で?俺の貞操を守る状況を作り出すために世界が終わるってどんだけ理不尽な等価交換だよ、あの赤い豆粒の錬金術師だってびっくりするに違いなない。ってか、阿部さんの次はゾンビかよ……どんだけバイオレンスなんだこの学校……。
幸い、ゾンビなら近所に刑事の父さんの同僚で”娘に銃剣術教えるから小村っとこもどうよ?”って言ってる人がいたから、お言葉に甘えさしてもらってたので、槍は人並みに出来るので自衛 位はやれる。そういえば一緒に銃剣術習ってた麗姐さん、コオロギみたいなアホ毛が出てたんだよなー。けっこう何時も揺れて、気になったから試しに掴んだらめちゃくちゃキレられた記憶がある。
あれは、全面的に俺が悪かったからキレられて当然だけど、二歳年下のヤツを槍でボコボコにするのはやりすぎじゃないかな。だから、麗姉さんじゃなくて麗姐さんって呼んでるんだけど。まあ、読み方は一緒だから気付かれないんだけどね。
過去のトラウマを思い出しながら槍の代わりになりそうなものを探す、やっぱりホウキの柄くらいしかないよな。これなら偶々昨日アマ○ンで購入したサバイバルナイフを着けたらそれなりのものになる、いやーミリタリー動画見といてよかった。あれ見て、ナイフに興味なかったら今頃やばかったよ Y●uTub● 万歳‼ニ○動 最高‼
鼻歌を歌いながらホウキの柄にサバイバルナイフをガムテープで装着していたが、ふとゾンビについて疑問が湧いた。
この世の中、ゾンビもののゲームや小説、映画なんて数えるのも馬鹿らしくなるくらい沢山ある。そうなると、ゾンビの設定も無限にある。俺が知っているなかには、歩くスピードしか出せないものや走れるもの、噛み付いて感染するタイプの他に自身の血を人にかけて感染させるタイプ、はたまたゾンビなのに理性なあるものまで居る。こんなに多種多様なゾンビがいればどんなゾンビかで、今後の俺の生存確率も変わって来る。
まあ結局、いろいろ考えたところで大抵の場合は頭をふきとばあしたら死ぬのだ。
なら、俺がする事はゾンビに気付かれる前にゾンビの首を切って生き残ることだ。
しかし、いくら槍が出来てもゾンビが大量に蠢いてる場所で寝るなんて出来ないから、学校を出て安全地帯に行きたい。
そのためにも、まずこの山の頂上にある学校から逃げるための足、つまり車がいる。学校の中で車の鍵が手に入るのは、職員室しかない。なので、俺の最初の目的地は職員室になる、それならゴールはさしずめ警察署になるのかな。
それじゃあ、職員室に向けてレッツゴー!!……なんか、一人で掛け声とかメッチャ寂しいんだけど……。
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..…....ヤバい、もう本当にヤバい。
今まで生きてきた中で一番ヤバい状況に陥っていることに教室から出て十分で気が付いた。この状況を打破するためにはいち早く職員室に駆け込まなければならない。それ一択しか俺は思いつかない。
そう、俺が気が付いたヤバい事とは…
早く、トイレに行きたい。
ゾンビを倒していたて分かった事だが、ヤツら音に群がっていく習性があるようだ。
この習性がかなり厄介で、どこに隠れても少しの物音でこちらに近づいてくるのだ。そんなヤツらがウロウロしている近くでトイレで用をたすなんて出来ると思うか?少なくともおれは出来ない。大きい方をするときには必ず音が出る、そんな状態で噛まれてゾンビになてみろ、下半身半裸のゾンビの出来上がりだ。そんな死んでまで醜態を晒す気にはならん。
そこで出てくるのが、職員室のトイレだあそこは職員室の扉、トイレの扉と二重防壁で多分外には音が漏れないだろう。だから、職員室付近のゾンビを倒せば考えるのも悍ましい醜態を晒すことなく、気軽に安全にすっきり出来るのだ!
なので、腹の中で暴れ回る腹痛をなだめすかしながら、俺の出せる最速のスピードで職員室に向かっている。
「キャアアア」
職員室の方から悲鳴が聞こえてきた。
おい!?なんで叫ぶんだよ!ゾンビどもが来るじゃねーか、ああもう‼こちとら結構やばいっていうのにこの状態の俺を虐めてそんなに楽しいか?
心の中でまだ見ぬ女子生徒に苦情を言いながら走っていると、ゾンビに食われそうになっている女子生徒を発見した。
まあこんな状況なら、悲鳴を上げても無理はないがせめて助けてれよ、そこの男子‼そう愚痴りながら本日何体目かになるゾンビの首を背後から一撃ではねる。
その後、急いで周りに何体ゾンビがいるのかを数える……七体、七体だ。なにがラッキーか分からないラッキーセブンの数だけゾンビを倒したら。俺は安心して、すっきりすることが出来るんだ。
ブツが穴から出ないように肛門括約筋を最大限に力を入れ、いよいよ本格的に暴れ出した腹を我慢しながらゾンビの間を最速の最短距離で駆け抜け、槍で首をはねていく。
ゾンビを七体倒した終えた後、すぐに職員室のトイレに駆け込もうとしたが、ふと多分先輩であろう二人に挨拶もなしにトイレに駆け込んでそのあとの関係を悪くしたくないと言う考えが浮かんできた。かと言って挨拶して話が長くなったら確実に漏らす。こんな究極の選択を迫られ頭を抱えていると、四人くらいが走ってくるのが見えた。
それを見た俺は職員室に駆け込んだ。
だって、あんなに人いたら長話になるに決まっているそれにチラリとしか見えなかったが保健室の鞠川先生がいた。彼女は、いつもはフワフワして癒しを提供してくれるが今の状態で彼女は鬼門だ、とにかく何をするにもおっとりしていて、ゆっくりだ。あんなゆっくりな速度でよく国家試験通ったなと思うほどのロースピード、そんなマイペースの塊みたいな人に捕まったら、確実に肛門括約筋は限界を迎え、ブツが俺の腹から解き放たれて社会的に抹殺されてしまうだろう。
だから、俺は戦略的撤退を選んだ。
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た、助かったー。無事に危機的状況から脱することが出来た。
いやー、本当に危なかったね。だって、職員室に入ったときもう既に奴さんの頭、出かかってたもん。よく頑張ったよ、俺の肛門括約筋は。
でも、タオルが見当たらないってどうしてよ。ここの職員はみんなハンカチを持って来ている優等生ばっかりなのか?それとも、ハンカチを持ってない奴は濡れた手のまま過ごせという事なのか?でもこの世界、優等生ばっかりじゃないんだよ‼誰もがハンカチを持って来ていると思うなよこの優等生どもめ!
俺氏、まだ自分以外誰もいない職員室の炊事場でタオルの捜索中……お!こんな所にカップラーメンが、やるなここの教師!
数分かけて炊事場を漁りまくってつつがなく、タオルを見つけた俺は放置……じゃなくて、あの場を任せていた先輩達の元に急いだ。
「……やはり、さっき言っていた彼なのか?」
なんて、良いタイミングなんだ!このタイミングで会話に入れば違和感なんて………ない!!
『その彼は、俺だ。』
一気に注目を集めたが、これは予想範囲内だ。ここですかさず自己紹介。
『俺は、小村 隼人 1年だ。』
決まったーー!!これで、俺は違和感なくこのグループの一員に入れたに違いない!そしたら孤独ともおさらばだ、それにこのグループに俺が入れば男女比は約一対一になる!見てるか、青城!これを見れば俺にその気が無いって分かるだろ?俺は、男に尻をあげる気なんてサラサラ無いんだよ!
ってか、孝兄さんと麗姐さんじゃないか!小学校以来、久しぶりに会ったけどやっぱり分かるもんなんだな。これなら、俺の尻は絶対に安全だ。だって、孝兄さんは麗姐さんに惚れてたからノーマルなのは分かっている。
俺が久しぶりの幼馴染との再開に驚愕し、尻の安全が確保された事に歓喜していると、隅で座り込んでいる女子に気が付いた。
俯いて座り込んでいる彼女、心なしかモジモジしている気がする………そうか!
俺は読心術なんて物は知らない、むしろ他人の心を読むなんて出来るはずもない。が、こんなに分かりやすい行動を見れば誰だって彼女のしたいことは分かる。
つまり……
彼女はトイレに行きたいんだな!
職員室には、コンビニにあるような洋式の個室が一つしかない。そこに行きたいけど、既に俺が入っているので待つしかない。なぜ、個室の前で待たずに職員室の前で待っているのか分からないが大方、俺に気を使ったのだろう。
そんな、俺に気を使った彼女に手を拭くタオルを渡しながら俺がトイレから出た事を知らせる。
『もう、大丈夫だから、我慢しなくて良いぞ。俺たち、男は職員室で待ってるから。』
お前が、お花を摘みに行っている間は俺たちがゾンビを見張ってるから安全していって来い。
俺に気を使ってくれたお礼だ、これで貸し借りナシな!
先に職員室でちゃんと待ってるから心配しないで行ってこい、誰も覗いたりしないから安心しろって……本当だよ!本当に覗かないから。ほら、ちゃんと職員室に入ってるでしょ!
俺が証明のために職員室に入ると、すぐに彼女の泣き声が聞こえた………間に合わなたったか。あえて、何がとわ言わないがそのことには一切触れないのが紳士というものだ。
ってゆうか、これ俺のせいじゃないよね?俺が彼女より先にトイレに行ったから、とか頭の中で覗く覗かないとか考えてたからじゃないよね?
なんかすっごい罪悪感が湧いてきたが、それを紛らわすためにさっき見つけたカップラーメンを食べよう。大抵の罪悪感は食べていれば紛れるような気がする……おい!ゲスとかクズとかいうな!俺だってそんな事分かっている!でも、これは俺の精神を安定させるための大事な事で今、しなければいけないであって、問題の先送りではなくて…………だから………つまり…………で……………………
………炊事場に行こうとすると視線を感じた。
なんか太った人がこっち見てるよ……。罪悪感を紛らわすためにさっき見つけたカップラーメンを食べようとしてるのばれたかな?