TS転生して合法ロリになったので、ヒロイヴHappyEndのために頑張ります! 作:青いカンテラ
第六話『ELダイバーを探そう』
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さて、ヒロトとイヴが出会っていて、GBNを楽しんでいるらしいことは確認できた。
これでヒロイヴの悲劇回避のために、本格的に動くことができる。……と言っても具体的にどうすればいいか? というのはまだ決まってないんだが。
一応デカール制作はしているが、それも元がGPD用の特殊デカールだ。そのままGBNに通用するかもわからないし、何よりも
原作だとイヴと、彼女が妹と称したサラ、二人のELダイバーがまず確認されている。そしてそこからGBNの環境が変化していくにつれて、ELダイバーたちが生まれて数を増やしていく……というのが大まかな流れだ。
ただ、ELダイバー自体はイヴとサラ以外にもいたんじゃねーか? とオレは思っている。アニメだと描写されてないだけで、実は他にも未発見のELダイバーたちはいたんじゃないだろうかと。
実際、バグという形ではあるがサラの色違いもいたわけだし。イヴという
なら、確認されていないだけで他にもELダイバーはいる、と考えた方がいいだろう。これについてはオレの願望も多分に含まれてはいるけどな。
ひとまずはイヴ以外にも未発見のELダイバーがいる、という方向で動いてみることにしよう。そうと決まれば探索用のガンプラ製作だ。
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……というわけで、オレはささっと組んだガンプラでGBNのフリーエリアの探索を開始していた。
今回用意したのは、ホルスタービットとライフルビットを大量に付けられるガンダムサバーニャだった。
こいつはGNドライヴのおかげで単独での長時間の飛行ができるし、全身に収納式のセンサーを持っている。それにビットもあるから、探索範囲をさらに広げることができる。
ライフルビットにはクリスタルセンサーを組み込んで探索能力を持たせてある。これで捜査範囲を広げつつ、ELダイバーを探すというわけだ。
一般のダイバーとELダイバーは見た目でそうだと判断するのは難しいが、データ的には違いがある……はずだ。それを頼りにして地道にELダイバーを探すしかない。
「……とは言ったものの、フィールドが広すぎてカバーしきれないな……」
フィールドの大きさイコール筐体の大きさだったGPDとは違い、GBNは仮想世界というだけあり一つ一つのフィールドの大きさが段違いだ。
さすがに縮尺こそあるが、それでも街の一つを再現していたりする程度には広大だ。まだ実装されていないが、ペリシアエリアなんかは何十キロという広さがある砂漠のど真ん中に街があるしな。
その中をイヴ以外のELダイバーを探して回るというのは……まさに砂漠の中に落ちた針一本を探すに等しい。
今回はチャンプのメガトンエンカ運には頼れない。ご同類のイヴに頼むというのも……そもそもなぜ色々と知っているのか? というのをまず話さないといけないし、まだその時ではない、と思う。
何より今はヒロトと交流しながら思い出作りをしていて欲しい。その中で、ヒロトはあのコアガンダムの可能性を引き出して、様々な姿を作り出していくのだから。そのあたりの邪魔をするのは野暮ってものだ。
……それにしても、見つからないな。かれこれ四時間くらいは探しているが、ELダイバーのエの字もない。
いやまあ、この時期にイヴ以外のELダイバーがいるかも? というのもオレの願望と憶測でしかないからな……。
それに日毎にダイバーが増えていって、週刊で新しいフィールドが増えているようなゲームである。元より数時間程度で見つかるならそれこそ御の字だろう。
できるだけ広域の通信を拾えるように回線を全開にして、機体各部の収納式センサーも展開。クリスタルセンサーを組み込んだライフルビットも総動員しているが……。結果はあまり芳しくない。
砂漠の中に落ちている針を、その端っこから探しているようなものだから見つからないのは仕方ないが……。もう少しだけ探して何も成果が無ければ、今日のところは切り上げよう。そう思った矢先、空から光が、落ちた。
まさか……! と思い、展開していたライフルビットを戻してその光の落着地点へと急ぐ。鬱蒼とした森の中心部、開けた場所に居たのは……一人の少女だった。
落下の衝撃で怪我をしているという様子もなく、むしろ安らかな顔で眠りこけているその少女の近くに、サバーニャを静かに着地させる。
今のは、明らかにプレイヤーがログインしてきたような感じではなかった。それに、GBNはゲーム世界だ……。その中で眠るというのは、安全装置が働いてログアウトされるはずだ。
「ということは、ELダイバー、か……!」
思えばサラも度々寝ていたしな。サバーニャから下りて、その寝こけているやつに近づく。
……淡い金髪に、白い肌。肩出しのノースリーブなミニスカのドレス……。少しヒールの低い白い靴。……なんかイヴと比べて露出度高いなこいつ。
見た目はイヴに似ていると言われれば似ているかも? というくらい。姉妹と言われれば確かに、と言えるくらいだろうか。
身長はパッと見た感じ、オレと同じくらいだろうか。体は小さいが……ある一部分がやたらと膨らみがある。あれか、トランジスタグラマーとかいうの。
後の詳しいことは起きてからだな。無理やり起こしてもいいが、なんか安らかな寝息を立てているし、起きるのを待つとするか。
……それから待つこと数十分。そいつはようやく目を覚ました。いいタイミングで起きたな。もう後少し遅かったら、叩き起こしてたところだ。
「んん……。はれ? ここは、いったい……」
「あ、目を覚ました?」
「はぇ? あなたは……誰……?」
「私はユウリ。こんな森の中で寝てたら怖いものに襲われちゃうよ?」
動物型のNPDとかな。
「森……どうしてわたし、こんなところに……」
色素の薄い紫の瞳をしぱしぱさせて、そいつは記憶の糸を手繰り寄せようとしているようだった。
「アナタ、名前は?」
「名前……えっと、リリア……だと思う……」
だと思う、ね。まず間違いないだろうけど、一応もう一つだけ確認しておくか。
「それじゃあ、リリアちゃんだね! リリアちゃん、お腹すいてない? よかったらこれ食べる?」
「え、いいの? ありがとー!」
アイテムストレージから飲食系アイテムのサンドイッチを出してリリアに渡すと、彼女はにぱーっとした笑顔でそれを
うん、確定だな。GBNには
飲食系アイテムのサンドイッチを食べて美味しいと感じるのなら……。それは、この
「美味しかった~! ありがとう!」
「喜んでくれたのならよかった。……ところで、リリアちゃんは目を覚ます前のことを覚えてる?」
「え? そんなの覚えて……」
笑顔だったリリアがピシッと固まる。
「あれ!? なんで!? わたし、何も覚えてない!」
「落ち着いて。リリアちゃん」
「落ち着いてなんていられないよー!」
「いいから落ち着けって言ってんだよ」
「あうっ!」
やや強めにデコピンをしてやると、リリアは涙目になりながら額を抑えて黙った。ELダイバーは痛みも感じる……のだろうか。まあ、それは追々として、だ。
務めて冷静に、ゼロ円スマイルを添えて、ただ簡潔に事実を伝える。
「いい? よく聞いてねリリアちゃん。アナタは……ELダイバーなの」
「エル……ダイバー……?」
困惑した表情で、リリアは繰り返した。
―――To Be Continued