【リメイク】僕はげきからマホイップと世界を巡る 作:三笠みくら
「スコヴィラ〜ン、こっちおいで〜、怖くないよ〜」
「グルル…」
無事スコヴィランをゲットしたけど、試しにボールから出してみるとものすごい勢いで距離を取られてしまった。おまけに威嚇まで!僕が何をしたって言うんだ!
「うーん、捕まえたばかりとはいえ全然なついてくれてない…」
「当たり前だろ、あんなカレー食べさせられたんだから」
「そんなことないよ!あのカレー美味しかったし!」
「舌イカれてんのか」
そんな会話をしながらテーブルシティに戻ると…いきなりヘルメットの学生たちに囲まれた!!
「アニキ、こいつらです!」
「へえ、意外とカワイイ顔してるじゃねえか」
「……誰だ、テメエら」
「俺らのことを知らねえか!なら教えてやるぜ、俺たちは新生スター団だ!スター団に入りゃあ好きに暴れられると思ったのによ、ボスどもが腑抜けなせいでいつの間にかSTCっつうアカデミーの下っ端になっちまった!だから俺らが新しい一等星になるのさ!!」
「アニキかっけー!!」「一生ついていくっすー!!」
……なんということでしょう。パルデアにもこういう不良っていうのはいるんだな。しかも話を聞く限りスター団自体大した組織じゃなさそうな…
「だから舐めたマネされちゃ困るんだよ、やれ、ヘルガー!」
「助太刀するっす!」「オラチフ、行け!」
「待って、メロコちゃん…この子は悪くないんです!」
「もとはそいつのせいだろーが!アニキ、やっちゃってください!」
ああ、ダメだ話を聞かない!!なんだってこう加害者は人の話を聞かないんだ!!いざとなったらフランのクリームを顔面に発射して黙らせられるけど、それやっても収まるかどうか…
「アマネ、ありがとうな庇ってくれて。でもオレなら大丈夫だ」
「え…?」
「お前ら……ふざけた真似しやがって。スター団ってのはオレらが作った居場所のことだ。テメエらみたいなクソ野郎の言い訳に使っていいものじゃねえんだよ!!グレンアルマ!!」
メロコちゃんが、前髪をかき上げる。その眼差しは、燃えているようだった。
「__爆ぜろや」
一瞬、だった。不良たちのヘルガーやオラチフが、炎に包まれて、吹き飛ばされた。一撃で、戦闘不能になった。
「な、ヘルガーが炎技で一撃……!?」
「おい」
「ひっ……」
すっかり腰を抜かしたリーダー格に、メロコちゃんが詰め寄る。体格はメロコちゃんの方が小さいのに、まるで蛇に睨まれたカエルのように不良たちは動けなくなっていた。
「2度と新生スター団なんて名乗ってふざけた真似するんじゃねえぞ。じゃないと…」
「オレがお前らを 燃えカスにしてやる」
「す、すいませんでした……!!」
「アニキー!!」「ひぃぃ……!!」
「……ふう」
「メロコちゃん……」
「あ…悪いな、せっかく庇ってくれたのに」
「カッコよかった!!」
「……え?」
「不良たちに正面から立ち向かって、ほのお技で圧倒して!すごくカッコよかったよ!!」
「お、おう……」
「メロちゃーん!」
不良たちが去った後、階段からメガネの子が降りてきた。メロコちゃんの知り合いかな?
「ボタン!どうしたんだよ、そんな焦って」
「や、メロちゃんが新生スター団に絡まれてるって聞いたから急いで来たんだけど…」
「なんだ、オレの心配したのかよ!オレなら大丈夫に決まってんだろ、なあ!」
「うん、メロコちゃんすごくカッコよかったよ!」
「あれ、その子…」
「オレが新生スター団どもに絡まれてる時に助けてくれたんだ、意外と度胸あるやつだぜ」
「げきからフレーバーのマホイップの人?」
「え゛」
出会い頭にそう言われるなんて……パルデアにまでもうげきからフレーバーの話が出回ってるってこと?どうしよう、せっかく来たのに意味ないんじゃ…
「あれ、違った?」
「いやあの、違わないんだけど、その話はしないでもらえると…」
「あー……わかった、OK。あ、あのさ…今からスター団のみんなでお菓子パーティするんだけど…」
「マジか、行く行く!なぁ、アマネも来いよ!」
「え、いいの?」
「当たり前だろ!それにその…スター団についての話もしたいしな」
「うん、行く!」
「じゃあアカデミー行くぞ!地獄の階段あるから気張れよ!」
「地獄の階段……?」
メロコちゃん、ボタンちゃんと一緒に、僕はスター団の皆のお菓子パーティにお邪魔することに。スター団ってどんな組織なんだ……?
新生スター団については次回語ります。つってもあまり深くはないです。
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