原作とは異なる設定、主筋となり、原作とは異なるエンディングを迎える話となっております。
原作に思い入れの有る方や上記に嫌悪感を抱かれるかたはご遠慮頂きますようお願い申し上げます。
宜しいでしょうか。
では、物語は僕が施設に入り、5ねんがたった所から始まります。
僕が施設に入って5年が過ぎた。
僕はまだ同じ施設にいた。
変わったことと言えばいじめられなくなったことくらい。
理由は単純。
僕のからだが凄く、成長したからだ。
ここでは社会奉仕活動と言う名目で魂を集めにいく。
自分の分だけでなく、年を取りすぎた悪魔やケガをして自分で魂を集められなくなった悪魔たちのために。
ここに収容されてるやつらはみんな適当にやってるんだけど、僕は他のやつらの何倍も集めた。
そして、これはほんとは内緒なんだけど、集めた魂の一部をこっそり食べていたんだ。
悪魔は食べた魂の分だけ成長する。
僕は同世代の悪魔とは比べ物にならないくらい成長していた。
その事に対してはもちろんカンシュ達も気づいていた。
しかし僕はやつらに従順な顔をし、他のやつらの揉め事を収め、時には気の弱いそぶりを見せ、「コイツなら問題ない」とカンシュたちに思わせた。
全てはミオンを探すため。
ミオンを見つけるため、見つけたときに守ってやるためには力が必要だった。
だから僕は魂を食べ続けた。
カンシュからの信頼を得ていた僕は、時には施設の外へ「お使い」に出されることがあった。
主に他の施設との連絡役だった。
わずかではあったが自由な時間を得た僕はミオンを探し始めることができた。
手がかりは母親しかいなかった。
僕は昔すんでいた家へ行った。
思った通り、誰も住むことの無くなった家は廃屋としてそのままだった。
当然だ。オヤゴロシのあった家になんて誰が好き好んで住むものか。
立地も悪く、取り壊すにも費用がかかるため、そのままとなっていたようだ。
僕は手がかりを探した。
長く空き家だった家には人が侵入した形跡もあり、荒れていた。
けれど元々金目のものなどない家だし僕が求めるようなものは盗られるような類いのものではなかったため、早々に僕は母親の写真を見つけることができた。
母親には興味はなかったが、横にはミオンが写っていた。
ミオン!ミオン!ミオン!
幸せに暮らしていれば良いのだけれど。
僕は丁寧にほこりを拭い、写真をポケットにしまった。
他に何か無いかと必死に探した。とにかく時間がない。もう施設に戻らなければならない時間だった。
もう引き上げなければと思ったとき、タンスの奥から母親の実家の住所を見つけた。
有力なてがかりだ。
考えてみれば身寄りの無くなったミオンが祖父母の元に預けられるのは至極当然に思えた。
しかしオヤゴロシの僕が連絡して会わせてもらえるだろうか。
いや、そんなことは関係ない。悩むのはやめよう。
僕は次の自由時間があるときに会いに行こうと決めた。
僕は弾む足取りで施設への帰路を辿った。
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