無心少女ノ魔女裁判   作:寝心地

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2度目の裁判

結局佐伯ミリアは懲罰房に送られエマ達は再び気球を作る事にしラウンジへ戻った。

 

その翌日の夜

 

そうは言ってもやはり少女達は意気消沈しており何となく互いに距離が出来たのを皆感じていた。

 

そんな中、タビノはココがメルルを何処かに引っ張って行くのを見つけ首を傾げつつ牢屋に戻る。

 

それから程なくしてスマホを通じてゴクチョーからミリアの死を告げられラウンジに集まる様に促される。

 

ラウンジに集まるとゴクチョーから【魔女裁判】の開廷を告げられそれまでの間に少女達には捜査の権利が与えられた。

 

「でもさ〜、そんなんやる必要無くね?だってあのおっさん裏切り者じゃん」

 

「ミリアちゃんを殺す動機は皆持ってるから捜査も難しいでしょうね」

 

「ただ1人を除いてな」

 

ココの言葉にマーゴがそう返し更にマーゴの言葉にアリサが声を上げ皆の視線がタビノに集まる。こんな時だと言うのにタビノは呑気にソファに寝転がり漫画を読んでいた。

 

兎も角時間も無いと言うことで少女達は急いで捜査に向かった。

 

その場には漫画を読むタビノだけが残された。

 

それから時間は経ち、ラウンジに再びエマが入って来る。

 

タビノはその様子をチラッと見ると再び漫画に目をやりページを捲る。

 

「タビノちゃん、ちょっと話を聞きたいんだけど」

 

エマはラウンジを一通り調べた後意を決した様にタビノに声を掛ける。

 

「なに〜」

 

「タビノちゃんは何か気付いた事無かった?どんな小さな事でも良いから」

 

「な~んもない、私自由時間もベットで食っちゃ寝してるだけだし」

 

気の抜けた返事をするタビノにエマが尋ねるがタビノは深く考えずそう返す。

 

「そっか、ありがとう」

 

タビノからの情報は期待出来ないと考えエマはその場を離れる。

 

それから暫く時間が立ちゴクチョーから時間になったので【裁判所】に集まる様に通達がありタビノは漫画をしまい動き始める。

 

少女達が続々とそれぞれの証言台に立つ中ナノカはメルルに手を引かれながら証言台に立つ、その目には1本の長い帯が巻かれ何処から持ってきたのか木製の杖が握られていた。

 

 

【挿絵表示】

 

 

少女達が全員集まるとゴクチョーは開廷の合図だけを出し後は話し合いを見守る構えを取った。

 

話し合いが進む中タビノはやはり興味が無いのか証言台に座り込み持っていた漫画の続きを読む。

 

タビノが漫画のページを読み進める程少女達の話し合いは発展していく。

 

それから1時間の話し合いの末エマが証拠を見つけ出し犯人を特定した。

 

「あ、終わった?それで?犯人誰だった?」

 

「そこのヒッキーだよ」

 

ココが顎で夏目アンアンを差しタビノは「ふ~ん」とだけ良い少女達はアンアンに投票する。

 

「はい!!では、魔女の処刑を行います」

 

ゴクチョーがそう言い看守がアンアンを連れて処刑台に送り込む。アンアンは無数の糸に体を絡め取られ操り人形の様に吊り下げられる。

 

「あら、人を散々操ったあの子が操り人形にされるなんて、とんだ皮肉ね」

 

「全部自業自得っしょ、何でおっさん殺したんだよ!!ねぇ!!」

 

マーゴはその光景を見ながらそう呟きココはそう叫ぶ。

 

「ミリアちゃんじゃない」

 

その声にエマがそう返し少女達はエマに視線を集める。

 

「アンアンちゃんが殺したかったのは、僕だ」

 

その言葉にアンアンは漸く自身のミスに気付き少女達は事件の真相を知った。

 

アンアンが殺そうとしたのはエマだった、それを知ったミリアはアンアンに【入れ替わり】で入れ替わったと嘘を付きアンアンに殺された。

 

「違う!!吾輩は桜羽エマを殺したい!!【死ね】桜羽エマ!!」

 

アンアンはエマの死を叫ぶが当然そんな事叶う筈もなくアンアンは後悔の中で処刑された。

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