無心少女ノ魔女裁判   作:寝心地

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調査開始

調査を開始したタビノはまず最初にエマの死体と死体があったと言う辺りを調べ始める。

 

「この服何?牢屋敷で用意された奴じゃないよね?」

 

「それは劇でやる衣装だね、シェリーちゃんが色んな所から集めてきてくれた布でハンナちゃんが作ってくれたの」

 

「成る程、んで凶器はこのレイアちゃんのレイピア…………何で舞台衣装?」

 

「え?」

 

「衣装が出来たのっていつ?」

 

「え~っと、数日前だと思うよ、その、ノアちゃんの事件の時位には殆ど出来てるってハンナちゃんが言ってたから」

 

ミリアの言葉を聞きながらタビノはエマの死体を弄る。

 

「ちょっ!!タビノちゃん何して!!」

 

「ここ、写真撮って」

 

傷口付近でグチャグチャと音が鳴りミリアは気分を悪くするがタビノの指示に従い写真を取る。

 

写真を見るとそこには2つの傷口が出来ていた。

 

「……………………ここはもう良い、次はレイアちゃん」

 

そう言ってタビノはレイアの死体を見る。

 

「死因は撲殺かな?ここに血の跡がある」

 

タビノの指差す先はレイアの頭部がありそこに小さな赤い染みがあった。

 

「死体はエレベーターの上にあったんだよね?」

 

「う、うん、地下室から戻ろうとした時に2人乗りの筈なのに2人で乗ったら定員オーバーの音が鳴ったんだ、だから仕方無く1人ずつ乗ることにして、おじさんの次にヒロちゃんが乗ったんだけど、ヒロちゃんが血で真っ赤になった手で上がってきて、エレベーターの中でエマちゃんの死体を見つけたって」

 

「その後脚立を持ち出して天井を調べたらレイアちゃんの死体があった、か」

 

「う、うん」

 

タビノの言葉にミリアは頷きタビノは更に質問をする。

 

「死んだ2人とヒロちゃんとミリアちゃん以外に人は?」

 

「えっと、アリサちゃんとタビノちゃん以外の皆で調べてたから2人以外皆一緒にいた、かな?」

 

「地下室を最後に出たのは?」

 

「おじさんとヒロちゃんだよ、おじさん達は時々交代しながら調べてたけど、ヒロちゃんはずっと地下室で調べ物をしてたから」

 

「………………………………となるとヒロちゃんは多分レイアちゃん殺しの犯人じゃないね」

 

「えっと、その理由は?」

 

「殺して隠す暇が無い、仮に隠せたとしてもエレベーターの過重の問題を誤魔化せない、アリサちゃんなら死体を骨になるまで燃やせば問題解決だけど、死体は致命傷以外は綺麗だから除外、私も死体は【収納】に入れれば良いしミリアちゃんの魔法じゃあ同じく過重の問題を解決出来ないから除外、残ってるのはシェリーちゃんかハンナちゃんだけど」

 

「ちょっ、ちょっと待ってよ!!」

 

タビノの推理にミリアが待ったを掛ける。

 

「ふ、2人は絶対にあり得ないよ!!ハンナちゃんもシェリーちゃんもレイアちゃんは兎も角エマちゃんとは仲が良かったんだよ!?なのに殺すなんて!!2人は絶対そんな事しないよ!!」

 

「絶対?何で言い切れるの?マーゴちゃんは愛の為にメルルちゃんを殺したしシェリーちゃんは私と同じ怪物だし、それにここに囚われてる子達は皆魔女化のせいで殺人衝動に苛まれてる。もう誰が誰を殺しても不思議じゃないでしょ?」

 

「そ、それは…………」

 

『捜査はここまで、皆さん裁判所に集合して下さい』

 

ミリアが何かを言おうとした所でゴクチョーから招集がかかり2人は裁判所に向かった。

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