ラウンジに集められた後、怪物である少女二階堂ヒロは何やら氷上メルルと言う少女と話をしているがタビノは特に気にも留めずソファでダラダラしているとモニターに映っていた梟の化物が現れる。
梟はゴクチョーと名乗り説明をしようとするがそれをヒロが阻み【魔女裁判】の開廷を要求する。ゴクチョーは困惑しながらも了承し裁判所の扉を開くと少女達は訳も分からないまま自分の番号の書かれた証言台に立つとメルルが何処からか美しい剣を持ち出しヒロはそれを掲げ宣言する。
「これより、【魔女裁判】を開廷する!!」
ヒロの宣言と共に【魔女裁判】が始まるが少女達は困惑する。
「んで、あてぃしらここで何するん?」
「告発する、この中には私以外にも魔女がいると!!」
そこからヒロは話の流れで少女達の心の傷を抉り1人ずつ魔女化させていく。今回の彼女の目的は全ての元凶【大魔女】の召喚でありそれにはメルルが持ってきた儀礼剣と13人の魔女が必要だからだ。
メルルから始まりエマとタビノを除く11人の少女を魔女化させヒロはタビノを見る。
「次は君だ、タビノ」
「私?別にエマちゃんでも良くない?大魔女とか言う人を呼ぶのは13人いれば良いんでしょう?正直得体の知れない物になるのは遠慮したいんだけど」
「良いや、次は君だ」
「………………………………まぁ、良いよ、それで?何を話すの?」
タビノの言葉にヒロは思わず息を呑む。
(タビノについては正直殆ど何も知らない、他人に興味が無い彼女はそれだけ他人との交流が少なく話をする機会が無かった。知っている情報も今のままでは役に立たないだろう。ならば、新しい情報を得れば良い)
「ナノカ、タビノについて教えてくれ」
ヒロはまずタビノの過去を探る為ナノカの【幻視】に頼りナノカはタビノの過去を見る。
「お父さんの死がきっかけね」
そう行ってナノカは自分が見た過去を話す。
「お父さんが死んで貴女は大変な目にあった。お金を稼いで家族を養った、それでも家を手放さないといけなくなってお爺さんの家に住める様になってからは学校にも行かずお金を稼いで家族に尽くした、お爺さんが亡くなった後も家族に尽くし続けた、でもそんな貴女を誰も救ってはくれなかった。そしてある日限界を迎えた」
「限界?」
ナノカの説明にヒロが疑問を口にする。
「今の彼女になったのよ、他人を犠牲にしてでも自分を満足させる怪物と呼ばれる存在に」
「ありがとうナノカ、ゆっくり休んでくれ」
ヒロはナノカに礼を言うと再びタビノを見る。
「良くもまぁ人様の人生根掘り葉掘りしてくれちゃって、これでもまだ私と話し合いがしたい?」
「当然だ、その為にナノカに話をしてもらったんだからな」
ヒロはそう言いながらタビノの心の傷にメスを入れた。