話し合いは延々と続き少女達は犯人を突き止める事が出来ないまま1時間が経過してしまう。
「議論はここまで、投票に移ります」
ゴクチョーが話し合いの終了を口にし少女達は誰に投票したら良いのか、そして自分に投票された時の恐怖に怯えながら犯人と思う相手に投票していく。
最後の1人が投票を終えゴクチョーが最多票を獲得した少女の名前を呼ぶ。
「え〜投票の結果、日渡タビノが犯人として選ばれました、と言うわけで日渡タビノの処刑を行います」
「……………………は?」
今までゲームをしていたタビノは思わず顔を上げゴクチョーを見る。
「皆さんがお手元のスマホの処刑ボタンを押したら処刑を執行します」
少女達は歯噛みしながら処刑ボタンを押していき全員がボタンを押すと中央の台座が入れ替わり処刑台が現れる。
現れたのは病院にある様な手術台、しかし手足を置く場所には拘束するベルトが付いており動けない様になっている。
看守がタビノを捕まえ処刑台に運んでいく。
「ちょっ!?私まだ死にたくないって!!なんで私なの!?私何もしてないのに!!」
流石に死を目前にしたタビノは抵抗を示すが看守に捕まった今それは無意味に等しい。
そのまま看守はタビノを手術台に括り付け機械がメスや鉗子を動かす。
「な、何を…………」
「まぁ、折角死ぬ訳ですし、内臓や血は難病に苦しむ誰かに貰って頂きましょうか」
「え?」
ゴクチョーの言葉にタビノはそう声を漏らし顔を青くしガタガタと震え始める。
「い、嫌だ、私の物は私の物、誰にも渡さない!!全部私の物だ!!内臓も血も皮膚も目も全部私の物だ!!誰にも渡さない!!嫌だああああああああ!!」
タビノは手術台から逃げ出そうとするが拘束は簡単には外れずメスがタビノの皮膚を引き裂く。
「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?」
グチャグチャと体を弄られる痛みに絶叫を上げながら爪が伸び角が生え目玉が無くなっていく。
「アアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
やがて悲鳴に近かった叫びが何かの雄叫びの様な物に変わり無くなった筈の内臓が再生していき再生した内臓を再び摘出していく。
「おや、なれはてとなって体を再生するとは随分献身的ですね、さて、無事に魔女のなれはてとなりましたので、彼女は永遠の牢獄に幽閉します」
ゴクチョーがそう言うとタビノの処刑台が地下に消えていく。
こうしてタビノは見知らぬ誰かの為に体を裂きその身を差し出す事になった。永遠に