妖怪バスター村上 〜御三家侵攻編〜   作:黒影時空

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第5話「240センチの脅威」

「……で、これがその酒呑組に送られてきた宣戦布告の紙ですか」

 

 酒呑組本部ビルの応接室。村上は紅院の隣に座って手渡された真っ赤な紙──血のような塗料で殴り書きされた果たし状を指先でつまみ、心底興味なさそうに眺めていた。

 

「ええ。我が酒呑組と貴方の動向に勘ぐりを立てていた別の派閥が、いよいよ本格的に動き出したようです」

 

 白沢はメガネの奥の目を光らせながら、淡々と説明を続ける。

 今回、敵対意図を露わにしてきた派閥の名は『二百四拾族(にひゃくよんじゅうぞく)』。妖怪たちの間でも異彩を放つ、いわゆる暴走族スタイルの武闘派集団だという。

 

「酒呑組のこと考えると暴走族って途端にスケール落ちてない?」

 

「いえ、統率力で言えば確かに酒呑組の右に出るものはいませんがその分個の力はずば抜けた者も多いのが二百四拾族です」

 

 村上の身も蓋もない感想を、白沢は真面目な顔で訂正した。

 

「彼らはバイクに乗って高速道路を突き進む群れのように、一本気で破壊力に特化した集団。勢いと個々の戦闘力だけで言えば我が組も無視できぬ脅威です。……そして、そのトップに君臨するのが、Sランク妖怪の中でも最も大きく、最も凶暴で、過去に最も多くの人間を襲ったとされる怪物……」

 

「最も大きい……?」

 

 怯える紅院の問いに、白沢は頷く。

 

「身長240cmの巨体──その数値を昔の単位に言い換えると、『八尺』。そう、その名は『八尺様』です」

 

「八尺様……!? ネットの都市伝説で有名な、あのポッポッポッって笑う白ワンピースの!?」

 

「一般的には白いワンピースに帽子を被った若い女性の姿で知られていますが、真の実態は現代社会でも解明されておらず、見る者の恐怖心や無意識のイメージによって姿を変えるとされています。今の規律を守らせて酒呑童子様のような怠惰な状態とは違い、もし人間が遭遇すれば間違いなく命はありません」

 

「僕たちの知ってる八尺様より全然厳つそうなんだけど……!」

 

「そもそも酒呑童子も俺が社長代理みたいなことしてるだけでバリバリに人襲う気満々だしね」

 

 紅院がブルブルと震え上がる中、白沢はさらに不穏な情報を付け加えた。

 

「それだけではありません……二百四拾族はつい最近、とんでもない戦力を引き入れました。……『妖学四天王』と呼ばれる者たちのうち、なんと二人をです」

 

「妖怪側にも学校ってあるんだ」

 

 

 村上の冷めたツッコミをスルーし、白沢は続ける。

 

「どちらも目をつけられたら人間の足では逃げられない凶悪な妖怪です。一人目は『メリーさん』。対象は一人だけですが、相手を逃さず絶対に背後まで追いついて仕留める最強の暗殺系妖怪」

 

「電話がかかってくるやつだよね……!?」

 

「そしてもう一人が、バイク要らずでありながら、その脚力は国産車にも匹敵する最速の妖怪『ケンタウロス』です。いずれも生半可な退魔師では手も足も出ません」

 

 Sランクの八尺様に加え、最速と最強の暗殺者が同時に解き放たれれば、退魔師学校が動く前に日本が崩壊しかねない。鎌鼬の過去の警告や酒呑組の言葉通り、これは文字通りの「妖怪戦争」であった。

 

「大本を折れとは言いません、ただの人間が人員の一人を落とす……それだけでも二百四拾族にとっては牽制になるでしょう、まあ下っ端でもCランク相当はありますが」

 

「じゃあ普通にやったら僕勝てないじゃないですか!」

 

 紅院が悲鳴を上げる傍らで、村上は腕を組み、何かが引っかかったような顔で首を傾げていた。

 

「ねえ、白沢さん、聞いてて思ったんだけど……」

 

「なんでしょう村上さん」

 

「ケンタウロスって『妖怪』ではなくない……?」

 

「……はい?」

 

「これまで紅院君が見てきた討伐任務は鎌鼬とか酒呑童子さんとか見てきたから納得してたけどさ。白沢さんも若干怪しいけど中国の幻獣だからセーフ、八尺様やメリーさんも都市伝説とはいえ……まあ日本生まれだしギリギリセーフとしてもさ、 ケンタウロスってギリシャ神話の半人半馬じゃん、RPGとかでもモンスターって言われない?」

 

 村上は至って真面目な顔で指を折っていく。

 

「ギリシャ神話の怪物であって、日本の妖怪カテゴリに入れるのは分類学的に無理がない? ケンタウロスを妖怪として扱ってもらうのは厳しいんじゃ……」

 

 その瞬間であった。

 

 ──ガシャアアアンッ!!!

 

 激しい破砕音とともに、応接室の強化ガラスが豪快に粉砕された。飛び散るガラス片の中、ビル外部から躍り込んできた巨大な影が、吠えるような大声を張り上げる!

 

「ケンタウロスを差別してんじゃねえぞ!!」

 

「ひいぃぃぃっ!? 窓から入ってきたぁぁぁ!?」

 

 紅院が腰を抜かす。突如現れたのは、上半身が筋肉隆々の人間、下身がたくましい馬の肉体を持った巨漢──間違いなく『ケンタウロス』だった。その背後からは、プルルルルと不気味な電話の着信音が響いている。

 

「俺はギリシャ生まれだが、昭和の時代に日本のコミックやゲーム市場に参入して以来、すっかり日本の怪異文化に定着してんだよ! 妖怪の枠組みに入れて何が悪い!!」

 

 息を荒らげて怒鳴り散らすケンタウロス。だが、村上は微動だにせず、ポテチの袋を持ったままドライな視線を向けた。

 

「いや……定着とか市場参入とかの問題じゃなくてさ。君、種族的にモンスターであって妖怪じゃないでしょ。妖怪図鑑の申請審査とか通って……はいるか、退魔師ネットというものがあるんだし」

 

「し、審査だと……!? 妖怪にそんな行政手続きがあるか……大体そっちが勝手に決めたことだぞ退魔師共が!!」

 

「あとさ、国産車並みのスピードで走るって言ってたけど、日本の公道を走るなら道路交通法に従わないとダメでしょ。貴方は軽車両なの? それとも原付? 馬の部分は車体扱い? ヘルメット着用義務はどうなってるの? 馬の交通標識で止まるの? 足的には似たようなものだし鹿でもいいけど」

 

「ヘ……ヘルメット……!?」

 

「ナンバープレートも首輪も血統書もついてないし、車検も通してなさそうだよね。そもそも馬道でもない車道を時速100キロで走ったら一発で免停だし、歩道を走ったら無差別暴走で警察に即逮捕だよ。暴走族だってちゃんと守るものは守ってるし道路交通法を勉強したら?」

 

 身も蓋もない現実的な法律論を叩きつけられ、ケンタウロスの表情が引きつる、霊気が失って効いてるぞっ……。

 

「お、俺は……最速の妖怪ケンタウロス……道路交通法なんて知るか……! 俺は自由に走るんだ……!」

 

「自由って走ってる場所は日本国民の税金で作り上げた私有地や公道でしょ。あと一応ギリシャ神話の神聖な種族なのに、新しめの八尺様にスカウトされて日本の暴走族のバイク代わりになってるの、本国の神様たちに申し訳ないと思わないの?」

 

「ぐっ……神々の……倫理的観点……!!」

 

 ドサッ……!

 

 村上の容赦ない正論の連打により、ケンタウロスの全身から溢れ出ていた凄まじい霊気が、みるみるうちに萎んでいく。アイデンティティとコンプライアンスの板挟みになったケンタウロスは、膝から崩れ落ちて頭を抱え始めた。

 

「俺は……俺はただ……風になりたかっただけなのに……分類的にも文化的にも居場所がない……」

 

「村上君のマジレスで四天王が心の折れた馬みたいになってる……!?」

 

「マジレスというか有名アカに張り付くクソリプ野郎みたいな感じでしたけどね、なるほどこんな風に霊気を消し去っていたのですか……」

 

 驚愕する紅院と冷静な観点でツッコミを入れていた、なんということだろう……ケンタウロスがこうもあっさり。

 しかし村上は動じていない……まるで手応えを感じていないかのように、ケンタウロスに近づいて触れてみると実体がない、妖怪なのに実体がないとはいかにという声も聞きそうだが……触ってみるとぐにゃりと潰れた。

 白沢が冷静に答える。

 

「ふむ……作り物ですね」

 

「偽物ってこと!? よ、よかったような……でも窓壊してきたらダメか」

 

「私も酒呑様と共に妖怪学園に視察に行ったことがありますが、私の見たケンタウロスはもっと荒くれて乱暴者で手が付けられない人物でした、とても彼の口車に乗せられて反応するような情緒があるようには見えません」

 

「まあ暴走族入るような性格の人って人間社会でもそういうものだからね」

 

「じゃあこれは一体何者……?」

 

「ぐっ……こんなに、こんなにケンタウロス様をコケにされるなんて! あの妖怪学園でドラゴンよりも強いケンタウロス様を!」

 

「あの学校ドラゴンもいるんだ……いよいよ本当に妖怪じゃなくてもいいな……」

 

 村上のツッコミも無視して……ケンタウロスだったものがもぞもぞと動いて……中から出てきたのは真っ赤な提灯、真ん中がぱっくりと開いて舌が飛び出し……大きな1つ目がギロリと覗く。

 

「こいつって提灯お化け!?」

 

「Eランクの三下も三下の妖怪ですね」

 

 なんと提灯お化けがケンタウロスの真似をしていた、今の紅院でも頑張れば封印できそうだが新しい霊符のチャージに凄い時間がかかっている、元々の霊力がしょぼいので仕方ない。

 なので村上が時間稼ぎをすることにした。

 

「白沢さん、あのチームって精鋭揃いって聞いたけどアレも強いの?」

 

「いえ、提灯お化けはせいぜい子供を怖がらせるくらいの教訓レベルには大したことない存在なのはこちらも同じです、それがどうして二百四拾族に……?」

 

「我々提灯お化けは……全て八尺様に拾ってもらった、その恩義、その大義……果たさなくては申し訳ない!」

 

「なんでいるのかじゃなくて、族で何をしてるのかって話を聞いてるんだけど白沢さんは」

 

「何って……そりゃ、俺達をバイクにくっつけて走ると凄いチカチカして目立つって大喜びしてくれて」

 

「提灯お化けの扱いがトナカイさんと同レベル……!?」

 

 つまりこいつらは普段、乗り回しているバイクの前照灯の役割をしていたというのか。

 暗闇をチカチカ照らす提灯お化けがぶら下がった族が夜な夜なバイクで爆走する光景を想像してゾッとする紅院だが村上は呆れている。

 

「つまりそのまま調子に乗ってケンタウロスの真似して酒呑組に突撃をかけたと」

 

「そっちがケンタウロス様を妖怪じゃないとか難癖つけるからじゃないかぁ! 大体、馬の顔に人間の体はちゃんと妖怪扱いされてるのになんでケンタウロス様はダメなんだ!」

 

「馬頭は由緒正しい地獄の獄卒として有名だし……名前が片仮名で出来てる奴を妖怪扱いは無理があるよ、馬の頭で馬頭、凄く分かりやすいのにケンタウロスはもうバリバリの外人だから……」

 

「日本語で牛人間にするとケンタウロスっていうかミノタウロスって読むし……!」

 

「大体提灯お化けでケンタウロスを完コピ出来てました?」

 

「グハァッ!」

 

「ああっ! 提灯お化けさんが、また心が折れて……!」

 

 村上の言葉に提灯お化けが再び苦悶の表情で膝をつく、元々妖怪のマスコット担当みたいな立場とはいえ、このまま続けていたら彼の霊気は尽きる……紅院は援護をする事にした。

 

「なんか……僕からも一つ聞いていいかな?」

 

「そちらさんは結局どういう立ち位置の妖怪なんですか? 攻め込むにしてもケンタウロスさんの振りしてたのには何か理由があったんですか?」

 

「うっ……それは……」

 

「別に悪く言うつもりではないんですけど、要するに貴方はケンタウロスさんの……暴走族と妖怪学園四天王のブランドを利用して挑戦状を送ってきたわけで……それで、それが失敗しちゃったらその……色々とまずいことになるんじゃないですか? 無許可なら」

 

「まあ許可があろうと、天下の一番槍で知られる暴走族が名前を借りて返り討ちとあれば泥を塗る以外の何物でもありませんがね」

 

 白沢の忌憚のない意見に完全にトドメを刺された提灯お化けが地面にひれ伏した、今にも泣きそうな雰囲気の提灯お化けに紅院が霊符を取り出すが……手が止まった。

 村上が気付いた、何を迷っている。

 

「ねえ紅院君、倒しておく?」

 

「いや、確かに敵対はしたけど彼は末端の提灯お化けだし、それ以前にケンタウロスさんにも迷惑かけてるし……それになんだかちょっと可哀想じゃない?」

 

「こういうところ、君の良いところなんだけど……」

 

「それならなおさら提灯お化けは捕獲した方が良いと思います、恐らくあの八尺のことですから間違いなくケジメをつけるでしょう」

 

「……ケジメ?」

 

「紅院君隠れて、ど素人の俺でもわかる、とんでもないのがこの山に来る」

 

「え……だ、だったら尚更! 退魔師の僕が村上君を置いて行くわけには」

 

「いえ、ここは彼の善意を一身に受けるか共に隠れるべきです、まさにとんでもないものですよ、あれは」

 

 知識の神として知られる白沢がそう表現するだけのものがある、それは単に霊気が半端なく大きいとかそういうわけではない。

 山を駆け上がり猛スピードで進んでいくモンスターマシン、輪入道や火車といった配下を引き連れて爆音と共に走る200号車以上、日本でもかなりの大手の組織が猛スピードで紅院の元へとやってくる。

 あまりの数に紅院だけでなく、村上も言葉を失ってしまった……これが本当に実在していたんだというくらいの光景。

 それでもこの場の唯一の退魔師である紅院は勇気を出して前を見据える、ここに来て彼らのボスに屈するわけにはいかない、彼自身の成長と退魔師としての矜持がここで引くことを許さなかった……が、ふと思う。

 紅院の知っている上級退魔師ならばこれくらいで絶望したりしないが、この状況を想定しているのだろうか?

 

「援軍呼んだほうがいい?」

 

「ここ酒呑さんの根城だから多分圏外」

 

「あっそうだった!」

 

 バイクから降りてビルから自分達を見下ろす……信じられない、とても信じられないくらいに別人。

 ワンピースところかパンクロックなジャケット、身長こそまさに情報と一致しているがその目も黒いマスクで封じられた口も……。

 それが皆のイメージする『八尺様』とは大きくかけ離れていた、ぽぽぽというかボボボって言いそう。

 

 

「もしかして降りてこいって合図しているんじゃ……」

 

「いや、多分この後『お前か』とか言ってバイクから降りて歩いてくるタイプのヤバいキャラだから気にしないほうがいい」

 

「そんなお約束で話進めるの!? だとしても、ここから隠れていては酒呑組にも迷惑かかるのでは?」

 

「その心配はないかと、ごらんなさい」

 

 白沢が指差した方を見る、黒いパーカーの妖怪集団が青い顔をして降りてくる本物のケンタウロスを見上げている。

 全員が全員同じ事を考えており、彼等の認識はもはや彼らの敵ではなく……自分達のボスの前で起こした事件を犯した下手人という認識である。

 そしてケンタウロスはそれに気づいているのかいないのか、自分達の方を見る……と。

 

「奴のところだな、酒呑組に喧嘩を売ったと見せかけてこの俺の名前を騙り我らの族にも恥をかかせたのは……」

 

「い、いえ! ケンタウロス!?」

 

「言い訳は聞かない、お前は我ら二百四拾族の名を使った、貴様は罪を認めるんだ、酒呑組は荒らされたくなければとっととそいつをビルから落とせ」

 

「違う! 俺は……『村上』が脅威になるから早めに落としておきたくて……」

 

 

「どうする? 紅院君、なんか可哀想じゃないかな」

 

「……いや、いいよ僕がやる」

 

 ケンタウロスの言葉通り、提灯お化けを掴んでビルから落とす。

 あれが地面に落ちたらまるで砂糖に群がるアリのように奴は……。

 

「もしかして村上君、同情して僕が助けると思った?」

 

「いや……どっちにしても封印くらいはするのかなって」

 

「提灯お化けは集団型の妖怪だからね、たった1つ封印したところで残りの99%が残ってる限り結果にはならないよ、結果主義だからねウチは……」

 

「結果か、ならしょうがないね」

 

「それにね、僕も彼の気持ちはわかるんだ、とんでもない物が出てきそうになった時に何が何でも結果を残したいのは……僕だって、今は酒呑組の力に頼らされているんだから偉そうなことなんて言えないしね」

 

 

「だから僕にはわかる、あそこで助けるような真似をしてしまったらあの妖怪は余計に惨めになるよ」

 

 紅院は彼の気持ちもわかる、虚構に頼る虚しさも、今の身の程もよくわかる。

 だから見下すことはない……これが自分になってもおかしくない。

 そしてだからこそ、村上を酒呑童子には渡せないとと思っている。

 

「鬼は気まぐれだよ、いつか村上くんに興味をなくす……その時、明日にでもその時が来たとして僕は村上君を責任取って守る立場にある、だからもっと……もっと強くならないと、その為なら僕は命に代えても村上君を守る」

 

「守るのが俺一人でいいの?」

 

「たった一人の友達も守れないような退魔師が、日本なんて守れるわけないよ……だからね、村上君」

 

「僕は絶対に村上君をちゃんと守るから! これからも妖怪退治のときには傍にいて! 怖いからじゃない……一緒にいると安心するし、村上君は今、僕より強いからさ……追い付かないと!」

 

 提灯お化けがボコボコにしばかれたあと、もう用はないとばかりにバイクに乗って去っていった。

 退魔師がここにきたことは知っているだろう、村上のことも。

 だが結局は自分たちも奴らからすれば眼中にない、八尺様が一瞬こちらを向いたようにも見えたが、すぐに走り去っていった、

 

 ……いつか、紅院は二百四拾族とも酒呑組とも戦う。

 村上は生きる、彼の夢を守るために。

 

 しかしその一方で、酒を飲みながらその話を聞いていた酒呑童子は村上の後ろ姿を眺めながらぼやいていた。

 

 

「村上は私に対して関心はないのか……愚痴に付き合ったりしてくれたりはするのに」

 

「酒呑様、貴方の勝手にしていいところもありますがあまり肩入れするものではありませんよ」

 

 

 

「所詮あの方は人間で我々は妖怪、異なる種族が仲良く手を取り合うなんてことはありません、貴方も一度は人間に首を跳ねられているのですから……」

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