超っ!いろPさんにメロメロすぎるっ!!   作:もなかあ

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タイトルダサくね~~~~~~!?!?!?!?


狐ってさ、可愛いよな。
奪われた初恋/takeover first l.v.u


むかーし昔……でもない、全然ちょっと未来のお話。

場所はツクヨミ、時はKASSEN、時代はSENGOKU。

ある所に、敵陣に疾りながら真っ向で"敵陣特攻"(カチコミ)を掛ける一人の少年がおりました。

だけどもそうはいきません、このまま行かせてしまうと牛鬼が撃破され、櫓が取られてしまいます。

敵陣で櫓を守っていた一人の敵将がそれを止めようと彼の目の前に立ちはだかったのです。

 

「この先には......行かせる訳にはいかないね?」

 

その敵将は彼の目の前に刀を突き出し、戦闘態勢を取りました。

少年はその構えを見て、あろう事か不敵に笑い始めたのです。

 

「そっか……だったら"ぶち抜かせてもらう"」

「ぶち抜く?一体どうやって────」

 

敵将が一瞬疑問符を浮かべて居たが────少年が陣羽織を模したコートを広げ、腰に装着していた"二挺の火縄銃式短筒"を見て事態を察す。

 

(成程、銃か……だったらこち)

 

そう眺めながら考えていた敵将の身体は────

いつの間にか、"十二つの空洞"が出来ていた。

 

「は────!?」

「悪ぃな、こちとら自称とはいえ────」

「"一対一最強"なんだよ」

 

そうして敵将を撃破した後、櫓前に存在していた牛鬼を前に少年は両手に抱えた短筒を巧みに駆使し……

 

「オォ──────」

「おいおいこんなもんかァッ!?高々"三十発"で音上げてんじゃねえぞォァッ!!!」

 

巧みに…………

 

「これで天守閣は……オレ達のシマだァ!!!」

『敵の天守閣が占領されました、味方チームの勝利です。』

 

巧……………………みではない!

ただただ両手に抱えた火縄銃式短筒(連射してるからもはや火縄銃ですらない様な気がする)をぶっぱなして暴れ回っているだけである!雑!

 

「ふ~~~~っ、勝った勝った!あんがとな野良の人!」

「お前……マジで……マジでふざけんなよ……!」

「ん?何で?勝ったからいいだろ?」

 

KASSEN終了後、退出した野良の味方に手を振った少年は、もう一人のチームメイトである友達の少年にキレられていた。

 

「勝ったのはいい!おめでとう!」

「どうもどうも」

「そういう事じゃねえんだよボケお前ふざけんなよ一人で前出てんじゃねえよバカ櫓に二人いたらどうすんだそんまま負けてた」

「まあまあ、それは弐-零-壱で行って上で敵を引き付けてくれたお前と野良のお陰だしな」

「褒めたらいいって訳じゃ……!はぁ、まあいいか」

「"迅狼"様は一対一最強だもんな、ムカつくけどそれは認めるしかないのが……」

「自称だけどね」

 

彼の名は迅狼、仮想世界ツクヨミでKASSEN専門ライバー(登録者6500人)として活動中。

自称とはいえ、"一対一最強"を名乗っており……その称号も嘘では無く、異常なスピードを誇る彼のファスト・ドロウはツクヨミ内でも折り紙付き。

実際さっきの敵将は行動を起こす前に彼の短筒にぶち抜かれていた。

……ではなぜ、そんなに強いのにあまり有名ではないのか。

その答えは単純明快……"傍に仲間が居たり、敵が二人だと一瞬にして弱くなる"のである。

仲間が居たら火力が高すぎる故フレンドリーファイアする可能性もあるし逆に敵に仲間が居たら連携されてそのまま撃破されてしまったり……

二人一組で櫓を攻略するのがセオリーのKASSENでこれは致命的な弱点であり、彼が中々上に上がれず有名になれない理由もこれである。

 

まあ、それはさておき……どうやら彼ら二人はまたまたランクに潜る様です。

 

「よしじゃあ次潜るぞ~」

「また一人で突っ込むとか言わないだろうな?」

「時と場合による」

「ふざけんじゃねえぞてめえコラ」

 

そうしてちょっと待機した後……ある野良のプレイヤーが彼らのチームに加入する。

名前は"iro"……そう────このプレイヤーのせいで、迅狼の性癖はものの見事に破壊されてしまったのです。

 

 

 

 

 

『KASSEN開始、1分前』

 

「おっ、よろしく」

「ん、よろしく」

「っと、野良さん頼────」

 

俺は彼女を見て────世界の時が、止まった様な錯覚に陥った。

え?なんですか?ケモ耳?狐耳かあれ?しっぽもしっかり着いてる!か~~~っわいい!?つーか髪型もズルすぎる!ウルフだっけ!?つーかショートボブ!?何も分かんないけどシュッとしててちょ~好み!それでいて顔があまりにも美少女すぎるのずるいって~!?身長もそんなに俺と変わらない……オレが167ぐらいだったから彼女は162ぐらいか?うわ!抱き締めたすぎる!!!勝った時にどさくさに抱き締め……るのはキモすぎるからやめとくか!

にしても網タイツにブーツかぁ~!!!センス良すぎだろ!こんな脚は正しくな

 

『KASSEN開始、30秒前』

 

「おい!?迅狼!?!?ガチめにフリーズしたか!?!?!?」

「……その人大丈夫そう?」

「──────ッ!?ああ!大丈夫です!お気になさらず!」

「お前そんな敬語だったっけ?」

 

危なかった……あまりにも可愛すぎる隣の超絶美少女に見蕩れてしまっていた。

つーかこんな美少女がツクヨミに居たとは思わなかった、どうしよう、セオリー破ってiroって奴と一緒に向かおうかな、うんそうだそうしよう。

 

『KASSEN開始、10秒前……10、9、』

 

「悪い、今回は野良の人と一緒に行動するわ」

「は!?え!?お前なんか変なもんでも……つーか仲間がいる状態で戦えるのかよ!?」

「善処する」

「あーあーさいですか頑張ってくださいねぇ!」

「……? "仲間がいる状態"で?」

 

『KASSEN開始、各プレイヤーはレーンに分かれ櫓を奪取し、天守閣を破壊して下さい。』

 

「すみませんiroさん!俺下レーン行ってきます!」

「分かった、私は上レーンに行ってくる」

「オレも上レーン向かう!久しぶりに二人で戦う事になるなぁっ!」

 

そうしてKASSENの幕が開いた。友人は下レーン、迅狼とiroは上レーンへと向かい始める。

 

「……」

「…………えっと、何?」

 

そのまま2人は走ってユニオン狩りの為にエリアへと向かうが、彼は走りながらも彼女の事をずっと見つめていた。

iroはちょっと困惑しながらも、なぜ自分を見つめていたのかが少し気になる為、迅狼に話しかけてみた。

 

「え、あぁ……容姿端麗すぎて目が離せなくて」

「何それっ!?」

 

そう話し合いながらもユニオンと接敵し、"必殺技"を発動する為にキッチリとゲージを貯める事にした。

迅狼の武具は味方を巻き込んでしまう可能性がある為(彼は名残惜しそうだったが)二手に分かれる。

iroは鍵盤を模したような双剣を扱い、次々とユニオンを薙ぎ払って行く。

迅狼はさっきのように短筒でユニオンの身体にしっかりと穴をぶち開けていった。

 

「戦い方も麗しいな、見惚れちまった」

「へ?あ……ありがとう?」

 

一段落した後、迅狼はiroの綺麗な剣捌きにも惚れてしまう。コイツiro関連だったら何でも見惚れてそうだな。

 

「で、櫓攻略するけど……どうする?相手二人だよ?」

「iroが一人の敵を相手して気を引き付けてくれ、オレはもう一人の方を一瞬で片付ける」

「"分断"ね、了解」

 

作戦会議をたったの十秒で終わらせた二人は櫓の前に立ち尽くす。

するとそれを守護している敵将二人が櫓の中から姿を表した。

 

「おーっと、こっから先は通行止めだ」

「他、当たりなよ?」

 

大剣持ちの男と鎖剣持ちの女が迅狼といろPを櫓から見下ろす形で立ちはだかる。

 

「あっそ、だったら開通させないとね」

「残念だけど、他に行く宛ねえんだわ」

 

iroは武具を変形させ、二対の双剣を構え。

迅狼はコートの中から二挺の短筒を取り出し、両者共々攻撃体勢へと移行した。

 

「で、そっちから来ねえのか?もしかしてビビってる?」

「ビビってるとか無いんだ……君の短筒を警戒してるんだよ」

「二挺の火縄銃式短筒を駆使し、近距離の敵を"迅く"仕留めるプレイヤー、"迅狼"......ちょっとやりこんでたら案外耳に入るんだよね~」

「えっこの人って割と名前知られてるの?」

「まあこれでも登録者6500人居るしな」

「少なくない?」

「やめて~その顔で言うの」

「隙 あ り ィ ッ !」

 

KASSEN中だと言うのに敵前で呑気に雑談していたiroと迅狼に対し、大剣持ちはiroに対し先手を仕掛けるが……

 

「人が話してる途中だろうがァ!!!」

「くッ……!」

 

迅狼はマナー違反だとばかりに向かってくる大剣持ちに対し弾丸の雨を浴びさせるが、男は咄嗟にガードしながら着地する。

 

「ハッ、至近距離だったら大剣がイカれてたね……」

「そっちこそ────隙だらけなんじゃない!?」

 

大剣の弾痕から煙が出てくるレベルの発砲を受け止め、着地の隙を晒した彼の背後から、iroが待ってましたとばかりに彼を背中ごと切り捨てようとするが……

 

「残念!あたしも居るんだよね~っ!」

「くッ!」

 

彼女は鎖剣を延ばしてiroの双剣に当て、軌道をギリギリでズラす。

それを受けたiroは体勢を立て直し、彼女の前へと向かい立つ。

 

「仕留め損なった……!」

「ナイスカバー」

「もっとあたしの事頼りなよ?」

 

大剣男がアイコンタクトを送り、鎖剣女がウインクで返す。"理想的なコンビネーション"という奴である。

 

「チッ……余裕とばかりにイチャイチャしやがってよォ!iroが目の前に居なきゃ両者ともオレがぶっぱなして終わりの癖に……!」

「? イチャイチャって言ってるけどさっき仲良く話してなかった?君達カレカノじゃないの?」

 

鎖剣女は当然とばかりに二人を付き合ってると思っていたらしく、迅狼とiroはそれを聞いて、ほんのちょっときょとんとした後......

 

「えっあっはいカレカノです!iroはオレの嫁!」

「なっ……!?違いますー!!!!初対面ですこの人っ!!!」

 

迅狼はここぞとばかりに顔をぱあっ、と明るくしながら自分達は付き合ってます!とアピールし、iroはそれに対して顔を超赤らめながら全力で否定する。

それを見た二人は一瞬吹き出すも……

 

「仲睦まじくていいね、だけど今はKASSEN中だ……"蛇巳"!そのお嬢様の相手してあげなよ」

「りょうかーいっ!"DJ"、さっさとソイツやっつけてよ!」

 

蛇巳はDJからの指示を承諾しながら、DJに対し応援とも取れる無茶振りを投げ掛けた後、iroに対して目線を変えた。

 

「と言う訳で、iroちゃんだっけ?場所変えよっか」

「......分断されるけど本当にいいの?一応彼、一対一最強らしいけど」

「うーん、それは確かそれは彼の自称でしょ?本当だとしてもDJは結構強いし、そう簡単には負けないよ」

「それよりも、キミは自分の心配をした方がいいんじゃない?"真っ二つになって負けちゃう"のかもしれないのに」

「─────ムカつく!」

 

蛇巳はiroに対して煽るような言葉を投げかけながら、櫓の後方へと向かっていく、iroも逃さないと後ろから追いかけていった。

 

「さっさとは無理だなあ......」

「別にいいだろ、さっさと終わるのはアンタだ」

「おっ、熱いね────そのプライド、粉々にしてあげようかな」

 

そうして二組は二手に別れ始める。

大剣のDJと火縄の迅狼。

鎖剣の蛇巳と双剣のイロ。

……櫓を賭けた"命の張り合い"が、今始まる。

 

 

 

 

────時は前方、場は櫓前。

一人の少年が火縄を両腕に抱え。

一人の男が大剣を前に構えていた。

 

「……とっとと来なよ、三枚目くん」

「うるせぇな、今すぐにでもアンタの体に風穴開けてやろうか?」

 

まさに一瞬即発の空気────先に動いたのは。

 

「……今ッ!!!」

 

迅狼だった────!

一歩大きく踏み出し、短筒を構えながらDJへと突っ込んだ!

だがそれも彼はそれも想定内、DJは踏み込んで来た迅狼に対し大剣で牽制を掛ける……!

 

「オラァッ!」

「まずッ……!」

 

迅狼は薙ぎ払う様に振るわれた大剣を既の所で後ろに下がって回避するが、ギリギリの所で左腕を切りつけられてしまう。

 

「ぐッ!?てめェッ!!!」

 

切りつけられていない方の腕で抱えていた短筒でDJの頭に狙いを定めて引き金を引くが……!

 

「おっと!危ない危ない!」

 

彼はそれを見越していたかの様に大剣で弾をしっかり防いだ。

迅狼はDJのリーチギリギリ外で動きながら弾を打ち込んでいくが、全弾キッチリとガードされる。

 

……このままでは、彼に分が悪い状況が続く。

 

────本当にダルい、アイツはオレの"即死距離"をキッチリ理解してやがる。

オレがしっかり仕留められる距離は二メーター、対するアイツのリーチも二メーター……この時点でお互いの得意リーチは同等。

だったらこっちが銃な分、距離を置いて打ちゃあ解決する……

訳にもいかねえんだよなあ、オレの火縄式短筒は最大装填数六発、二挺合わせて十二発。

近距離で確実に素早く仕留められる様に射程と弾数をギリギリまで切り詰めて、威力と速さと軽さを手に入れてる。

だから一々、自動装填とはいえ全発装填完了するまで待たなきゃ次の弾が発射出来ねえし、無理矢理装填中に発射するとオーバーヒート起こして動作不良起こす!

しかも二メーター以上離れると威力が落ちて、さっきの様に簡単に防がれるし。

だからどうにかして隙見付けて風穴開けねえと、片腕やられてっから片方しか使えないのもあってジリ貧でこっちが死ぬ……!

 

「ハァ……ったく、オレの一つの武器である"初見殺し"が通じない相手は久しぶりだな」

「ははは、悪いね……こっちもKASSENガチ勢なんだ」

「意外とこっちの所じゃ君の事は噂になってる、だから君の戦い方は一応頭に入れといたんだよ」

「本当に厄介だなマジで……だけど」

 

「戦い方がバレたら弱くなるなら、オレはここに立ってねえんだよ」

 

彼は覚悟を決めたかのように、一挺の短筒を目の前の敵に差し向けた。

 

「ハハッ……言えてるね」

 

彼もそれに応えるように、大剣を構え直す。

このまま戦いが続けば軽快に動く故スタミナを消費し、疲れが出始めた上に片腕を負傷している迅狼に対し、待ちながら攻撃を受け流している為スタミナに余裕があるDJの方が有利である。

だからこそ……"ここで決めなくてはならない"。

 

「久しぶりに使ってやるよ……"必殺技"」

「命張れよ、お前も、オレも────!」

「いいね、君の覚悟、それに応えてあげよう……!」

 

"必殺技"、それはさっきのユニオン狩りでゲージを貯めて発動出来る……文字通り、"必ず殺す技"。

彼はもう既にゲージが溜まっていたが、それは相手も同じ。

互いに、身体から必殺技発動時のオーラが弾け飛ぶ。

"ここで終わらせる"……迅狼も、DJも、同じ思考だった。

「秒読開始。参、弐、壱」(「カウントダウン。スリー、ツー、ワン」)

迅狼はカウントダウンを開始しながら腰を深く下げ、片膝を地に付け短筒を持ち、まるで"狼が迅る"ような構えを取る……!

 

「天地万象、総刻上上」(「フロアオーバー、タイムズアゲアゲ」)

 

DJはそれに対し、直立不動で大剣の剣身の部分を、ターンテーブルでスクラッチをするかの様に手を翳し、剣にオーラを纏わせた……!

 

「劫 ッ ! ! !」

「拍 周 波 天 衝 ッ ! ! !」

 

DJの放った"飛ぶ斬撃"が迅狼に向けて放たれる────!

だが彼は構わず、斬撃に飛び込んだ……!

 

「何やってるんだ!?自爆……!」

 

違う、斬撃に飛び込んだんじゃない……!

彼がそれに気づいたのは……その斬撃をギリギリまで引き付けて避け────土手っ腹に短筒を叩き込まれた時だった。

 

「かは、ッ……!?」

「オレのォッ……勝ちィッ!!!!!」

 

彼はそう高らかに宣言し、引き金を引いた────。

 

 

 

 

時は後方。場は櫓後。

一人の少女が双剣を構え。

一人の女が鎖剣を振り回していた。

 

「ごめんだけど、手加減は出来ないからね~?」

「別に、蛇巳が手加減したら私が直ぐに勝つと思うから」

「言うねえっ!」

 

蛇巳は鎖剣を伸ばし、iroに向かって切り付けようとするが……

 

「フッ!」

 

それを片方の剣でしっかり弾き返し、距離を詰めていく……!

だが彼女もタダで詰められる訳には行かない。

鎖を引き戻し、鍔迫り合いを起こす。

 

「やるじゃん、慣れてるね」

「そっちこそ……!」

 

……鎖剣の蛇巳と双剣のiro。同じ"剣"同士であり、戦い方も似ている。

蛇巳の鎖剣はしなりのある鎖と斬れ味が優れている剣が合体し、斬れ味はそのままに、伸びる刀身を駆使して相手を翻弄することができる。

一方iroの双剣は面白い構造になっており、双剣ではあるのだが、ピアノ線で繋がれているのである。

これを使用し、ワイヤー付のクナイを発射して鎖の様に相手に巻き付けて拘束し、斬り捨てる。という芸当も可能。

ん?ワイヤーまだ使って無い?

……そうだね!

 

「どうする?このまま一生鍔迫り合いルート?」

「そんな訳ッ……!無いじゃんっ!!!」

「だよね~っ!!!」

 

互いに得意な距離を保ちながら、剣戟を繰り広げ始めた。iroが蛇巳の急所を的確に狙いながら切り付けようとするも、そんな事は分かっていると鎖を器用に扱い、ガードする。

 

「はぁっ……くっ……!」

「あれ?段々息上がって来てるじゃ~んっ!そろそろお終いかな~?」

 

────正直、めちゃくちゃにキツい。

鎖剣のリーチが長すぎるせいで、私の剣が全然届かないし……!

ワイヤーを発射して動きを止めようにも、あんなに歪んでる動きしてる剣に巻きつけろとか無理でしょ!?

だったらブーメランで切り付けたいけど、もし鎖でキャッチなんてされたら武器が無くなって負け確……!

だけど決め手が全然無い、こうなったら"必殺技"で……

 

「なーに、余所見してるのっ!?」

「しまっ……!」

 

Iroが決定打を模索している最中、蛇巳はその隙を逃すまいと鎖剣を限界まで伸ばし、彼女の腹に巻き付ける。

 

「ぐっ……このォッ!!!」

 

最後の足掻きとばかりに、双剣を合体させ蛇巳に投げつけるも────

 

「残念!当たらな~い!」

 

普通に体勢をひょいっと変えて、合体した双剣は何処かへ行ってしまった。

 

「ぐ……く……ぁ……」

「キツいでしょ?苦しいでしょ?大丈夫!直ぐに……」

「楽になるからッ!!!」

「ぁあッ……っふふ……!」

 

iroは強く巻き付けられており、このまま鎖で両断されようという状況なのに……不敵に笑い始めた。

 

「何?その顔……!」

「良かった、気付かなくて……直ぐに楽になるのは────」

「なっ……!?」

 

蛇巳に対して投げたが虚空に飛んだはずの双剣が、iroの元に戻ろうとしている────!

そのルートには、鎖で拘束している蛇巳が立っており。

 

「───あなたの方だから」

「うっ……そ~……」

 

そのまま後ろから来る気配に気付かなかった蛇巳の身体は、剣……いや、"ブーメラン"によって両断されていた────。

 

 

そうして二人は一対一を制し、互いに合流する。

 

「……勝った?そっち」

「おう、結構強かったけど……オレは"一対一最強"なんでな」

「そっか……てか左手大丈夫?」

「別に?そっちこそ腹辺り傷ヤバくね?」

「まあ支障は無いから」

「そうだな、ボロボロのイロも中々可愛いし」

「は~~~~?」

 

なんやかんや激闘を制した二人、櫓の牛鬼をしっかりと撃破した後櫓を奪取し、またまたなんやかんやあって天守閣をぶち壊してそのまま勝ちましたとさ。

……………………適当になってる?

バトル描写で疲れたんだよ!!!!

 

まあ兎も角、ランクマを無事制した三人は互いに感想を述べまくっていた。

 

「今日はマジで楽しかった!最高のチーム!」

「私も、久しぶりに充実感あるKASSEN出来たかも」

「あ~~~さいですかさいですか、全力で櫓を守ってた俺は影薄って事ですか、二人で仲良くラブラブ櫓攻略出来て良かったですね~~~」

「いや~マジごめん、そしてありがとう」

「正直アンタの的確な防衛が無かったらオレ達負けてただろうしな、後ラブラブ櫓攻略も出来なかっただろうし」

「ちょっ、ラブラブって何!?そんなんじゃないんだけどっ!!!」

「照れんなって」

「違うってぇ~……!」

「ハイハイリア充爆発しろ」

 

初対面ながらもコイツら馴染むのはえーなあ。と、友人はそう考えたのでした。

 

「それじゃ、私は抜けるね」

「マジ?じゃあその前にフレンドなろうぜ!」

「えー……」

「迅狼、引かれてんぞ」

「えー!?!?やだよこんまま別れんの~!」

「嘘嘘、しょうがないな……まあ今日のKASSEN楽しかったし、なってあげる」

「っしゃあ!!!人生で最高レベルの一日かもっ!!!」

「本当こいつオーバーリアクションだな」

「人生楽しそうだよね」

 

─────こうして迅狼くんはハイパードタイプアルティメット狐耳美少女であるiroちゃんととりあえずフレンドになれたのでした。めでたしめでたし。頑張ってガールフレンドになろうね。

……ちなみに、さっき戦った二人からもフレンド申請が来ているのに気付くのはまた別のお話。




疲れた~~~~~~!?!?!?!?
キャラ設定とか詳しく残しとくべきなんでしょうか?俺にはわからん。

追記
名前イロ、というかiroだったの!?うそん。親切な感想人(かんそうんちゅ)さんありがとね............
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