サブタイトル間違ってたので直しておきました
Greed→Greeed
僕は気がついたらヘビ、カメ、ワニといった爬虫類の特徴を持つ怪人になっていた。
周りを見渡すと、コブラの絵柄の橙色のメダルを持った古めかしい感じの服を着たおじさんがいた。
そして、体内に9つの同じ気配のメダルがあるのを感じる。
どうやら、僕は仮面ライダーオーズに出てくる怪人『グリード』になったようだ。
しかも、本編にいない爬虫類系メダルのグリードに…
「あの…僕のコブラメダル返して?」
「あ、ああ、返すが…あとで話を聞かせてくれるな?」
「うん。あと、もし他に色のあるメダル作ってるなら取らないほうがいいよ、他のメダルから生まれるのが僕みたいに大人しいとは限らないからね」
「ああ…」
いきなり、天井を見上げて、目を細めて何かし始めた…?
取り敢えず、コブラメダルを取り込み10枚になったが…
飢餓感や制御できないくらいあった渇望とでもいうべき衝動は減ったけど、人並みくらいには欲望がある。
「ここはどこ?」
「…ここはベリアルインの研究施設だ、そして私がお前の創造主というわけだ」
「へー、僕は爬虫類のグリード、名前はないから付けていいよ」
「グリードとは何だ?そもそも、なぜお前は生まれたんだ?」
「グリードは…メダルの怪人が簡潔でわかりやすいかな?誕生したのは10枚で安定してた所から1枚引き抜かれて、元に戻ろうとして命になった…かな?」
「そうか…確かに9枚以下では不安定だったが…まさかこんなことになろうとは…ただ、片付けようとしただけなのになぁ…」
「他のメダルから生ませないようにしたいなら、僕が取り込んだほうが安全だと思うよ」
そっちの方が、僕としてもよくわからない土地で無力になることはないだろうしね。
オーズのブラカワニを見る限りは、耐久性に優れてることしか分からないし、ほかの能力を持っておいて損はない。
「…お前は何ができるんだ?」
「まだ分かんない、生まれたばかりだし。ただ、グリード全体でできることは分かるよ」
「それはなんだ?」
「ヤミー、わかりやすく言うならご飯を運んでくる下僕を作れるよ」
「今、作れるか?」
「作れるけど…人の欲望を加速させて、それが叶ったときにセルメダルを生み出すんだ。でも、そのヤミーのいる間は宿主は何をしても満足しないし、満足したとしても止まれなくなるよ?」
「…なら、許可は出せんな。他には?」
「体をメダルの群体に変えて移動したりできるよ、完全に逃げる専用の技だけど」
攻撃にも使えるだろうけど、これをやったらコアメダルとか取られそうだし、ほんとにヤバい時にしか使えないよね…
あとは…
「こんなのもね」
乗っ取りとかね
「何を…!?)
「さて…記憶を見させてもらおうか」
ふむふむ…欲望からエネルギーを抽出して物質化する実験の過程でオーメダルが…うわ…恐竜メダルもある…オーズのベルトの開発計画も出てる。
あっ、さっき天井見てたのは魔法で連絡してたんだ。
他にも開発してたであろうものを奪ってトンズラしよう。
オーメダルなんて開発してる奴らなんてロクな奴らじゃないだろうと思ってたら、ビンゴだ。
オトナ顔負けレベルで賢いとは言え、ロリっ娘を働かせるなんて…
「さてと…アンク達をもらおうか」
確か、この先に…あったあった。
オーメダル60枚と大量のセルメダルがある。
オーメダルは10枚セットで慎重に取り込んで…
セルメダルも取り込んだ。
恐竜メダルは他のメダルと違い、箱に入れたままにして他のメダルに当たらないように体内に取り込んだ。
計画書は全部もらっていこう。
ふーん…
『人の心からあの量のエネルギーが抽出されるなら、人の体ごと抽出したらどうなるのか…結果、銀のメダルよりは高純度な色のついたメダルが誕生した。絵柄はエビ、カニ、サソリ』
甲殻類のメダルまで生まれてるな…
数は…この3枚だけみたいだ。
取り込んでおこう。
さてと…じゃあ、後は気の向くままに旅でもしよう。
魔法の存在から仮面ライダーオーズの世界じゃないのは明らかになってるわけだが…
いや、平成の周年作品のように世界が一つになってるからあり得はするのか…?
…まあ、いい。気にするだけ損だな。
考えながら廊下を歩いていると、記憶のなかにあったロリっ娘とぶつかってしまった。
「ごめんね、怪我してない?」
「…大丈夫だ」
「なら、よかった。じゃあね」
「…ああ」
施設から出る前にガメルのヤミーの持つ『知能が低く燃費が悪い』という特性と、カザリの持つ『寄生型の特性』、そして、メズールのヤミーの持つ『巣を作る特性』を混ぜて施設内にいた人間全員に寄生させた。
ついでにロリっ娘も守るようにさせておこう。
これで、少しずつオーメダル計画の記憶を薄れさせていけばいい。
後はのんびりと旅でもしよう。
この体の記憶にある通りなら、魔神や女神なんてのもいるようだしな。
そいつらからロリっ娘を理由はともあれ、守ろうとしてた。
だから、ベリアルインを滅ぼさずに記憶の消失だけにしておいた。
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○○○○ 視点
あの火と雷が降った日…
ベリアルインには魔神族でも女神族でも、巨人族でも、妖精族でもない、異形の怪人が現れた。
街中の人間の腹から這い出るようにして現れた。
あらゆる動物の特徴を併せ持つ混沌そのものの人型生物が…まあ、一部は完全に獣のような姿をしていたが、既存の生物の枠に収まらない、異常な生物たちであった。
だが、何故か私を守る動きを見せた奇怪な生物たちを利用して、私は死から逃げ遂せた。
そして、その日…人から生まれた奇怪な生物とベリアルインは滅んだ。
ん?結局、その生物は何だったのかって?
それはわからないが、一つだけわかることがある。
アレは欲に体を与えた亡者や亡霊の様なものだ。
なにせ、こう言っていたからな。
『アレは私達の財産だ…!』とね。
Count the medals!
現在コイツが使えるメダルは
タカ4
クジャク3
コンドル3
ライオン4
トラ3
チーター3
クワガタ4
カマキリ3
バッタ3
サイ4
ゴリラ3
ゾウ3
シャチ4
ウナギ3
タコ3
プテラ4
トリケラ3
ティラノ3
コブラ4
カメ3
ワニ3
エビ1
カニ1
サソリ1
セルメダル 一億枚*1
コブラ、カメ、ワニのメダルから生まれたグリード。
偶々、一番初めに誕生したので他のメダルも取り込んだ悪い奴だが、他の面々は意識も芽生えていないので苦しんだりはしていない。
堅実に稼ぐタイプで努力家。
正義感はないが、子供には優しい。
人間態はつるっパゲで細身、話すと眠くなる感じの声をしている。
名前はヌース(盗む)でいいかな?