マルフォイとポッターがTSすることで将来的にスネイプの胃が死ぬ話 作:ジニーは犠牲になったのだ
ホグワーツ到着後から進めなかった為にドラコとハリーが中々出会わないバグが発生中(修正済)
1話
駅の一角で、忙しくなく歩いている多くのマグルの邪魔にならないよう、ルカが壁を背に立っていた。
あれから4年、ルカはついにホグワーツ魔法学校への入学の日を迎えた。
彼女 ――ドラコに出会ってからルカの暮らしは大きく変わった。
出会ったその日に連れ回され、友人(子分)としてつい先程袖にした大人達に如何せん断りにくい形で紹介したのだ。
幸いドラコがとりなしてくれたお陰で本来の目的であったルカのコネクション作りは無事達成できたし、いくつかのありがたいアドバイスも貰えている。
一人の思いつきにより偶然ではあるがセルウィン家が助かった。
ドラコ自身そこまで深く考えては居ないが、切っ掛けはドラコだった。
ルカはそのことには感謝しかなかった。
しかし、パーティーが終わってからもルカは頻繁に呼び出され、あらゆる事に付き合わされていた。
魔法族にとって距離という概念はマグルと違って障害とはみなされにくい。
そしてそれは名家の令嬢たるドラコには殊更だった。
荷物持ちに始りちょっとした雑用であればいい方で、ひどい時には自信部屋の掃除で呼ぶこともあった。
出会った当初は
それでも娘がなんやかんやで嬉しそうに呼び出しているから無碍にも出来ず、実害は無いのだからと自身に言い聞かせるように黙認という形をとっていたのだが、半年を過ぎたあたりから事情が変わってきた。
偶然マルフォイ家との繋がりを得た他家の生き残りの面倒な子供を見る視線に、次第にちょっと自身の娘からのあんまりにあんまりな扱いに、少しずつ憐憫が混じりだしたのだ。
元々
考えてみればルカは聖28一族のセルウィン家の当主だし、なんか娘の無茶ぶりにも頑張ってるし歓迎しない理由が一つ、また一つと無くなって行ったのだった。
ルシウスが悩んでいる間に、ナルシッサはドラコの良い友人としてだいぶ早い段階で悪い子ではないと判断して受け入れていた。
※
「ルカ。お前いつも早すぎじゃないか?」
「――ドラコ」
考えに耽っていたルカの意識を、聞きなれた声が現実へと引き戻す。
マルフォイ夫妻に伴われたドラコが少し呆れたような顔をしながら立っている。
入学の為――ホグワーツ特急に乗る為にキングス・クロス駅にてルカはドラコを待っていたのだ。
見慣れたプラチナブロンドの髪を揺らすドラコの元に、ルカが走り寄る。
4年の月日でルカの体に染みついた習慣だった。
ドラコは主人でルカは子分。動くのはルカの方というお互いの認識だった。
「入学に浮かれてたのか?」
「ドラコを待たせる訳にはいかないからね」
自然な動作でルカはドラコの荷物を預かりながら、そばに立つマルフォイ夫妻に顔を向ける
「ルシウス氏とナルシッサ氏もおかわりなく」
「やあルカ君。ドラコに付き合ってもらってすまないね」
「いえ、僕はドラコといっしょに居るのが楽しいので」
何かをナルシッサ氏に言われているドラコをちらりと見ながら、挨拶をする。
女性同士の会話に首を突っ込むほど、ルカもルシウスも愚かでは無かった。
ドラコの荷物と自分の荷物を持ったルカを加え、4人はそのまま取り留めのない会話をしながら9と3/4番線へと向かう。
一瞬の暗闇を抜けた先のホームでは、多くの家族が汽車に乗り込むところだった。
手早くルカがスーツケースを駅員に預ける。
手荷物だけを残して振り返った先では、ドラコとナルシッサが別れの抱擁を交わしていた。
ルシウスもドラコの方に手を置き、別れを惜しんでいるようだ。
ルカは、その光景を黙って見守る。
汽笛が鳴るまでの最後の間ナルシッサ氏に抱きしめられていたドラコが名残惜しそうに汽車に乗り、ドアが閉まった。
動き出す汽車の窓から身を乗り出し両親へを手を振っている。
ルカも夫妻へと別れのお辞儀を済ませる。
「寂しい?」と、ルカが見えなくなってもしばらくホームの方向を見ていたドラコへと問いかける。
ジトっと、心外だとでもいうような眼をしながらドラコが視線だけをルカに向ける。
「馬鹿にするなよ」
「これだけ長い間会えないのは初めてのことだし、普通は寂しくなるんじゃないの?」
「私はそうじゃない。⋯⋯ホグワーツでは父上の名に恥じないようにしないといけないんだ、そんな子供みたいな事いう訳が無いだろ」
「そっか。ドラコは凄いね」
「――――」
何か物を言いたげな視線は変わらないが、いう事を言ったドラコはルカを伴ってコンパートメントに向かう。
汽車の中は生徒達で混雑しているが、マルフォイ家を知っている人間の数は多く自然と道が開けていく。
少しして誰も居ないコンパートメントを見つけた2人が中へと入り、当然のようにドラコが2人掛けの席の中央に大きく陣取る。
2人分の荷物を棚に乗せたルカは、向い側の席へと腰を下ろす。
「純血専用の車両が無いなんて、父上に頼んで魔法省に言って次回から準備してもらわないとな。マグル生まれと同じ汽車にこれからずっと乗るだなんて嫌になるよ」
「ルシウス氏の場合、純血というかマルフォイ家専用車両まで行きそうだけどね」
「悪くないな」
この4年間でルカが学んだ事として、ドラコは口が悪かった。
思想の強さはルシウスからの影響だが、そこまで
そこにドラコ自身のマグルやマグル生まれを見下す考えも加わり、まさしく典型的な純血至上主義といった様子だ。
ルカ自身も純血思想の強いセルウィン家の生まれであり、両親は居なずとも周囲の環境からドラコのそれを全く気にしていなかった。
「そういえばルカは聞いたか?この列車にあのハリー・ポッターが乗っているらしいぞ」
「例の生き残りの?」
「あぁ、ホグワーツの一年生のリストに名前があったと父上が言っているのを聞いた。なんでもダンブルドア直々での入学許可らしい」
「例のあの人を倒したっていう位だし、すごい才能でもあるのかな」
「父上はそうじゃないかと考えている」
かつて魔法界を震え上がらせた
その闇の魔法使いを倒したと言われる生き残った男の子が話題に上がり、2人の会話が弾む。
次第にハリー。ポッターの秘密が気になりだしたドラコが本人を探すと言い出すのに時間はかからなかった。
ドラコが探しに行く以上、ルカも其のあとについていく。
周りの生徒達も同じ考えだったのか、見知った顔に話を聞く内にハリー・ポッターと思わしき人物の情報が手に入る。
曰く、車内販売を買い占めた奴が居てどうもそいつがあのハリー・ポッターらしいと。
その情報を手に入れた時に思わずドラコは顔をしかめたが、ルカはその情報を教えてくれた生徒に礼を言うと2人で目的のコンパートメントへ向かう。
ガラスを覗けば2人の人影が見える。
黒髪にメガネをかけた癖毛の女生徒に、菓子をネズミに食べさせている赤毛の癖毛を長髪にした女生徒。
「ほんとかい?このコンパートメントにハリー・ポッターがいるって、汽車の中じゃその話で持ちきりなんだけど。それじゃ、君なのか?」
ガラリと、遠慮せずに扉を開いたドラコが中に居た人物の片割れ ――黒髪のくせ毛の人物に問いかける。
「そうだよ」とその人物は答えた。
黒髪の人物 ――ハリーがルカに目をやった。
ドラコの事は知っているのだろうか、ルカに対してのみ視線を向けている。
「ああ、こいつはルカ。私の⋯⋯子分だ。」
ドラコの紹介に合わせてルカが会釈をする。
「そして私がマルフォイだ。ドラコ・マルフォイ」
隣にいた赤髪の女生徒がクスクス笑いをごまかすかのように軽く咳払いをした。
ドラコがそれを見咎める。
「私の名前が変だとでも言うのかい?君が誰だかは聞く必要もないね。父上が言っていたよ、ウィーズリー家はみんな赤毛で、そばかすで、特に下から2番目の妹はひどい癖毛だってねロニー・ウィーズリー」
それからハリーに向かって言った。
「ハリー・ポッター。そのうち家柄の良い魔法族とそうでないのがわかってくるよ。間違ったのとはつき合わないことだね」
ハリーに対してドラコがニヤリとしながら言い聞かせる。
「間違ったのかどうかは自分でも見分けれるとおもうよ。どうも御親切様」とハリーが答える。
表面上は変化が無いが、ドラコの雰囲気が冷たくなる。
「ハリー・ポッター。私ならもう少し気を付けるけどね。もう少し礼儀を心得ないと君の両親と同じ道を辿ることになるぞ。ウィーズリー家やハグリッドみたいな下等な連中と一緒にいると、君も同類になるだろうよ」
その言葉にハリーとロニーが立ち上がる。
「も、もう一辺言ってみろ」
そばかすのある顔を、髪と同じくらい赤くさせながらロニーが叫ぶ。
「へえ。私たちとやるつもりかい?」
ドラコがせせら笑い、ルカが一歩前に出る。
ドラコの笑みが一段深くなったのを合図に、ロニーが跳びかかった、が、ドラコに触れる前にルカに襟を掴まれ席に放り投げられる。
「ぐえっ」と口から悲鳴が漏れるが、追い打ちとばかりに
「ペットの躾もなってないな。ドラコに薄汚いネズミが触るなよ」
「ウィーズリーにはお似合いのペットじゃないか」
ロニーの様子を見るハリーを尻目に2人はコンパートメントから出て行った。
「実際に会ってみたけど、どうだった?」
「ハリー・ポッター⋯⋯気に入らないな。わざわざ私が出向いてやったのに、裏切り者のウィーズリーなんかを選びやがったんだ。私のことを馬鹿にしやがって」
「――――ほら、ポッターは多分今までどこにいたかもわからないくらいだし常識知らずなんだよ。ドラコの凄さとかそういのもわかんないから先にあったウィーズリーなんかにくっついてアヒルみたいな頭だよね。2人とも癖毛酷かったし」
「⋯⋯⋯⋯ルカ」
「うん」
思ってたよりも怒った雰囲気のドラコを、ルカが自分なりに励ます。
励まされていると分かっているドラコは、再びジトっとした視線をルカへと向ける。
対するルカはにっこりと笑みを彼女に向ける。
ドラコは、自分の思う通りにならなかった時にその結果を長いこと引きずる癖があった。
そして、ルカはそれを当然知っているので自身なりに励まし、ドラコもそれが分かっている。
4年の間に何度もあった光景だった。
まもなくして、汽車はホグワーツへと到着した。
ハリー:お前はこれから7年めんどくさい女達に絡まれ続けるんだよ
ロン(ロニー):XでTS画像がシレっと流れてきたけどハリーより可愛い。ロン、お前女の子になれ。なんなら男の娘でも良い。
ハーマイオニー:魔法大臣時代最大の功績として、魔法族減少を見据えた女性同士の婚姻を可能として魔法省令を発動し、イギリス魔法界の発展の礎となった。
また、遠き日本の地では地下魔法組織「白百合會」にて先導者として信仰されるが、後にホグワーツ在学中に猫の毛を入れたポリジュース薬を飲用していたとの情報から米国のマズル修道会からも性人認定を受ける。
ジニー:ホームで初めてハリーと出会った。その時、ジニーに電流走る。
ジェームズ(故):男の子の名前だけしか考えてなくてビンタされた人2
とりあえず原作文庫版を購入。
改めて読むと結構映画版と違うんですね。
そこまで深くプロットとか組んでる訳でもないのでこの作品の主軸はドラコとハリーがTSするとなんか可愛いってだけです。
困ったらダンブルドアとヴォルデモートがすべての因果を引き受けた上で最後の決闘をするプロットになります。
ドラコのシーン書きたいのが先決してオリ主君空気になる問題。
でもクラッブとゴイルはそのままでもTSでもちょっとノイズすぎるので犠牲にせざるを得なかった