ポケットモンスター ―君と目指す頂― 作:あああああ
ハトバポートを離れた連絡船は、穏やかな海を進んでいた。
甲板では潮風が吹き抜け、サトシは手すりにもたれながら遠ざかっていく港を眺めている。肩にはいつものようにピカチュウが座り、同じ方向へ目を向けていた。
「ピカ」
「メノクラゲたちも、もう大丈夫そうだな」
「ピカピカ」
あれだけの騒動があった海も、今は静かだった。
少し離れたところでは、カスミが新しく仲間になったタッツーを海へ出している。
「タッツー、あんまり船から離れちゃ駄目よ!」
「タッツー!」
船の横を楽しそうに泳いでいたタッツーが、水面から勢いよく飛び上がる。
「いいなぁ……やっぱり水ポケモンは最高!」
「すっかり気に入ったな」
「当たり前でしょ! 可愛いし、勇気だってあるんだから!」
「タッツー!」
褒められたタッツーが嬉しそうに鳴く。
その時、タケシが船の進行方向を指差した。
「そろそろ着くみたいだぞ」
前方に陸地が見えていた。
港の向こうには昔ながらの町並みが広がり、海岸沿いには切り立った崖が続いている。
サトシはその景色を見つめた。
乙女ヶ崎。
船内で目的地の名前を聞いた時から、記憶の片隅に引っかかるものがあった。
そして実際に景色を見て、それがはっきりと繋がる。
(乙女ヶ崎か。確かここは……)
夏祭り。
乙女の伝説。
そして――ゴース。
サトシは隣に立つタケシを見た。
「タケシ」
「ん?」
「……気をつけてな」
「何に?」
「綺麗な女の人」
「なぜだ!?」
食いつきが早い。
カスミが呆れたように肩を落とす。
「むしろ一番気をつけなきゃいけないやつね」
「ピカァ……」
ピカチュウまで同意するように頷いた。
◇
乙女ヶ崎へ上陸すると、町は夏祭りの準備で賑わっていた。
通りには提灯が吊るされ、あちこちで屋台が組み立てられている。観光客の姿も多く、潮の香りに食べ物の匂いまで混ざっていた。
「せっかくだし、今日はここに泊まっていかない?」
カスミの提案にサトシは頷く。
「いいんじゃない? 急ぐ旅でもないし」
「ピカ!」
「俺も賛成だ」
タケシも頷き、三人で宿を探そうと歩き始めた。
しかし数歩進んだところで、タケシの足が突然止まった。
「…………」
「タケシ?」
返事がない。
その視線は海沿いの崖へ釘付けになっていた。
サトシたちもそちらを見る。
夕暮れの光に染まった崖。
そこに、一人の女性が立っていた。
長い髪を風になびかせ、古風な着物をまとった女性。
どこか寂しげな表情で海を眺めている。
「……綺麗だ」
タケシが呟く。
カスミが目を凝らした。
「誰かいる?」
「いるだろ! あそこに!」
「遠くてよく見えないけど……」
サトシも女性を見つめる。
記憶にある姿だった。
ただ、実際に目の前にすると奇妙な感じがする。
存在しているはずなのに、どこか現実感が薄い。
ふわりと風が吹いた。
サトシが一度瞬きをする。
次の瞬間――。
女性はいなくなっていた。
「消えた?」
カスミが眉をひそめる。
「彼女はどこへ!?」
タケシが崖へ向かって走り出そうとする。
その服をサトシが掴んだ。
「待った」
「離してくれ、サトシ!」
「嫌だよ。崖だぞ」
「運命の人が俺を待っている!」
「会って数秒だろ」
「恋に時間は関係ない!」
サトシは無言でピカチュウを見る。
「ピカ」
ピカチュウは首を横へ振った。
「俺も無理だと思う」
「何がだ!?」
◇
町の中心には古い社があった。
そこには多くの人が集まっている。
「何かあるみたいね」
カスミが人混みを覗き込む。
近くにいた老人が三人へ声をかけた。
「今日は年に一度、乙女の絵姿が公開される日なんじゃよ」
「乙女?」
サトシは事情を知っていたが、黙って話を聞くことにした。
三人は人の流れに沿って社へ入る。
奥に掲げられていた一枚の絵。
そこには――。
「あっ!」
タケシが大声を上げた。
「彼女だ!」
描かれていたのは、先ほど崖の上に立っていた女性と同じ顔だった。
老人はゆっくりと乙女ヶ崎に伝わる昔話を語り始めた。
およそ二千年前。
この土地に、一人の美しい乙女がいた。
乙女の愛する男は戦へ向かい、彼女はその帰りを待ち続けた。
一年。
十年。
それでも男は帰らない。
それでも乙女は待ち続け、やがてその身は岩になったという。
今でもこの季節になると乙女の霊が姿を現し、若い男たちを惑わせる――。
「なんて一途な人なんだ……!」
タケシが感動している。
「そこまで入り込む?」
カスミが呆れた。
「カスミには分からないのか! 愛する人を二千年も待ち続ける、その想いが!」
「二千年は伝説の時間でしょ!」
「伝説でも愛は愛だ!」
「はいはい」
サトシはピカチュウを見る。
「夜になったら絶対目を離さない方がいいな」
「ピカ」
今度は力強く頷かれた。
◇
一方、祭りの人混みでは――。
「さあさあ寄ってらっしゃい!」
ムサシが声を張り上げていた。
「乙女ヶ崎でしか手に入らない特別な記念品だ!」
コジロウが商品を並べる。
「今だけ特別価格ニャ!」
ニャースが客を呼び込む。
もちろん、由緒も何もない。
全部自分たちで用意したものだった。
「売れるわ!」
「祭りって素晴らしいな!」
「この調子で稼ぎまくるニャ!」
その時だった。
コジロウの動きが止まる。
「……あ」
「どうしたのよ?」
ムサシが振り返る。
コジロウの視線の先。
人混みの向こうに、一人の美しい女性が立っていた。
「なんて……美しい……」
「は?」
「運命だ……」
「何言ってるのよ!」
しかしコジロウは、すでに女性を追いかけて走り出していた。
「待ちなさい!」
「店番はどうするニャー!」
◇
夜。
祭りが始まった乙女ヶ崎には、昼間とは違う賑わいが満ちていた。
提灯の明かりが町を照らし、遠くから太鼓の音が聞こえてくる。
サトシたちは宿を取り、夕食を終えて部屋で休んでいた。
「明日はどうする?」
カスミが尋ねる。
「祭りを見てから出発でもいいんじゃない?」
「賛成」
「俺も――」
タケシが答えかけたところで止まった。
窓の外を見つめている。
「彼女だ……」
サトシがすぐに振り返った。
暗い道の向こう。
昼間に見た乙女が立っている。
こちらへ向けて、静かに手招きしていた。
「タケシ」
「俺を呼んでいる……」
「いや、待てって」
しかしタケシは立ち上がった。
「俺には分かるんだ!」
「何が?」
「彼女の心が!」
「絶対分かってないだろ」
タケシは聞かない。
そのまま部屋を飛び出していった。
「もう!」
カスミも立ち上がる。
サトシは帽子を被り、ピカチュウを肩へ乗せた。
「追うよ」
「ピカ!」
「サトシ」
「ん?」
「さっきから何か知ってるみたいだけど」
カスミがじっと見る。
サトシは少し考えてから答えた。
「心当たりがあるんだ」
「何の?」
「ゴース」
「ゴース!?」
「まだ確定じゃないけど」
サトシは扉へ向かう。
「だから確かめる」
◇
タケシを追った先には、海沿いに建つ古びた建物があった。
扉が僅かに開いている。
「タケシ!」
返事はない。
サトシを先頭に、中へ入る。
「ピカチュウ、気をつけて」
「ピカ」
暗い。
月明かりだけが古びた床を照らしている。
カスミがサトシの後ろを歩く。
「本当にゴースなの?」
「たぶん」
「なんで分かるのよ」
「昔、似た話を知ったことがあるんだ」
それ以上は説明しなかった。
前世の知識が正しいなら、この先にいるのはゴースだ。
だが、知っていることと実際に対処できることは別だった。
この世界で本物のゴースと向き合うのは初めてなのだから。
「サトシ」
カスミが前を指差した。
「……いた」
乙女が立っている。
その足元には――。
「タケシ!」
倒れているタケシ。
そしてもう一人。
「コジロウ!?」
カスミが驚く。
「なんであいつまでいるのよ!」
「まあ……そうなるよな」
「え?」
「何でもない」
乙女が静かに微笑んだ。
「ようこそ……」
柔らかな声が室内に響く。
サトシは一歩前へ出る。
「タケシを返してもらうよ」
「どうして?」
「俺たちの仲間だから」
「この人は、ここにいたいと言っていますよ」
サトシはタケシを見る。
完全に夢の中にいるような顔だ。
「普通の状態で本人がそう言うなら考えるけど」
サトシは乙女へ視線を戻した。
「今のタケシじゃ信用できないな」
乙女の笑みが深くなった。
「それなら――」
空気が歪んだ。
「っ!」
目の前に巨大な怪物が出現する。
牙。
角。
鋭い爪。
天井に届きそうな巨体。
「な、何よあれ!」
カスミが後ずさる。
「ピカ!」
ピカチュウも身構えた。
サトシも一瞬だけ息を呑む。
知識として分かっていても、目の前に突然巨大な怪物が現れれば驚く。
だがすぐに意識を集中した。
波導を広げる。
目の前にいるはずの巨大な怪物。
そこに――生命の反応がない。
「幻だ!」
「え?」
「そいつは本物じゃない!」
怪物が巨大な爪を振り下ろす。
「サトシ!」
カスミが叫ぶ。
だがサトシは動かなかった。
爪はその身体をすり抜ける。
何も起こらない。
「やっぱりな」
「分かってても怖いわよ!」
「俺だって結構怖かったよ」
その時。
右上。
小さな反応が動いた。
サトシが振り向く。
紫色のガスに包まれた黒い球体。
大きな口。
鋭い目。
「そこか!」
「ゴォース!」
ゴースが楽しそうに笑った。
「やっぱりあんただったのね!」
カスミが叫ぶ。
「ゴース!」
ゴースは大きく舌を出した。
次の瞬間、姿が消える。
「消えた!」
「まだいる」
サトシは周囲へ意識を広げる。
上。
左。
後ろ。
小さな反応が高速で動いている。
(速いな……!)
その瞬間。
「ゴース!」
巨大な顔がサトシの真後ろへ現れた。
「うわっ!」
さすがのサトシも飛び退く。
「ピカァ!?」
ピカチュウまで驚いてサトシの帽子へしがみついた。
ゴースは腹を抱えるように笑っている。
「……完全に遊んでるな、あいつ」
「今のでよくそんな冷静に言えるわね!」
「心臓は結構びっくりしてる」
「ピカァ……」
ピカチュウも胸を押さえるような仕草をする。
その時だった。
「コジロウー!」
「どこなのニャー!」
外から声が響き、ムサシとニャースが飛び込んできた。
「ジャリボーイ!?」
「今はそれどころじゃない!」
「どういう意味よ!」
「上!」
「え?」
全員が見上げる。
巨大なフシギバナが天井から現れた。
「フッシィィィ!」
「フシギバナ!?」
反対側から巨大なカメックスまで現れる。
「カメェェェ!」
そして二匹の姿がぐにゃりと歪み――。
混ざった。
「…………」
サトシは言葉を失った。
カスミも固まっている。
「何よ……あれ」
「知ってても意味が分からないな……」
「何か言った?」
「いや」
「ゴースゴース!」
楽しそうな笑い声。
サトシは苦笑する。
「ほんとに遊ぶのが好きだな」
だが、いつまでも付き合ってはいられない。
「ピカチュウ!」
「ピカ!」
「見えてるやつに惑わされるな!」
波導を広げる。
巨大なフシギバナ。
巨大なカメックス。
その奇妙な合体。
どれにも反応はない。
本物は――。
「右上!」
「ピカチュウ、『エレキボール』!」
「ピッカ!」
ピカチュウの尻尾の先へ電気が集まる。
黄色い電撃の球が一気に形成された。
「ピカァッ!」
放たれた『エレキボール』が幻影を突き抜ける。
「ゴッ!?」
右上にいたゴースが目を見開いた。
しかし直撃する寸前、その身体が横へ滑る。
電撃の球が壁へぶつかり、弾けた光が室内を照らした。
「避けた!」
カスミが叫ぶ。
「でも場所は合ってる」
サトシはすぐにゴースを追う。
「ゴース!」
ゴースの姿がまた消えた。
次の瞬間――。
一匹。
二匹。
十匹。
無数のゴースが室内に浮かび上がった。
「増えた!?」
「全部幻だ」
「じゃあ本物はどれよ!」
「探す」
サトシは目を閉じた。
視界から余計な情報を消す。
波導だけに意識を向ける。
大量のゴースが飛び回っているように見える。
だが、確かな反応は一つ。
「……見つけた」
「ピカ?」
サトシは感じ取った位置を、簡単な方向のイメージとしてピカチュウへ伝える。
ピカチュウの耳がぴくりと動いた。
視線は幻の群れではなく、その向こうへ。
「左奥!」
「ピカ!」
「『10まんボルト』!」
「ピィィカァァァ――チュウッ!」
強烈な電撃が薄暗い室内を照らした。
幻のゴースたちをまとめて突き抜け、その奥へ走る。
「ゴースッ!」
本物のゴースが慌てて飛び上がった。
電撃は僅かにその身体を掠める。
「ゴォッ!」
今まで楽しそうだったゴースが、初めて少し驚いた顔をした。
サトシは思わず笑う。
「今のは惜しかったな」
「ピカ!」
「ゴース……」
ゴースがサトシを見る。
次にピカチュウを見る。
そして――。
「ゴースゴース!」
また楽しそうに笑い始めた。
「怒らせたっていうより、余計に気に入られたみたいね」
「そんな気がする」
「ピカァ……」
その時。
ゴォォォン――。
遠くから鐘の音が響いた。
東の空が白み始める。
夜明けだった。
「ゴース……」
ゴースが動きを止める。
室内を覆っていた幻影が一つずつ消えていった。
乙女の姿も消える。
「う……」
タケシが目を覚ました。
「ここは……?」
「タケシ!」
カスミが駆け寄る。
少し離れた場所ではコジロウも目を覚まし、ムサシに揺さぶられていた。
「俺は……確か、彼女と……」
「幽霊についていってたのよ!」
「幽霊……?」
しばらくぼんやりしていたタケシ。
やがて記憶が戻ったらしい。
「彼女は!?」
「まだ言うの!?」
カスミの怒声が建物中に響いた。
◇
朝。
サトシたちは乙女ヶ崎の老人から、伝説の続きを聞いていた。
乙女の霊。
そして、その伝説を人々へ伝え続けるゴース。
「つまり、あのゴースはずっとここにいるの?」
カスミが尋ねる。
「そう言われておる」
老人が頷いた。
サトシは海沿いの崖へ目を向けた。
遠く。
岩陰から、紫色の影が一瞬だけ覗いた気がする。
「ゴース……」
「捕まえないの?」
カスミが尋ねる。
「え?」
「あんた、結構あのゴースに興味ありそうだったじゃない」
サトシは少し考える。
確かにゴーストタイプのポケモンは欲しい。
育て方次第では非常に強くなる。
ゴースが進化した先にいるゲンガーの強さも、サトシはよく知っている。
けれど――。
「やめとく」
「珍しいわね」
「あいつ、この町が好きみたいだから」
サトシは崖を見る。
人を驚かせ、幻を見せ、乙女の伝説を守り続ける。
あのゴース自身が、それを楽しんでいるように見えた。
「無理に連れていく必要ないだろ」
「ピカ」
「本人が一緒に行きたいって言うなら別だけどね」
カスミも小さく笑った。
「それなら納得」
サトシも笑う。
いつか。
自分と一緒に戦いたいと思ってくれるゴーストポケモンと出会えればいい。
その時に仲間になればいいのだから。
◇
その夜。
乙女ヶ崎の夏祭りは最高潮を迎えていた。
提灯の明かりが通りを照らし、太鼓と笛の音が響く。
「サトシ!」
声をかけられて振り返る。
浴衣姿のカスミが立っていた。
「どう?」
「似合ってるよ」
「……それだけ?」
「え?」
「もうちょっと何かないの?」
サトシは少し考える。
「いつもより祭りっぽい」
「何よそれ!」
「普通に似合ってるって言っただろ!」
「言い方ってものがあるの!」
「難しいな……」
「ピカピカ」
肩の上でピカチュウが笑う。
「ピカチュウまで笑わない!」
少し離れた場所では、タケシがまだ海沿いの崖を眺めていた。
「美しい人だった……」
「まだ引きずってるの?」
「男には忘れられない出会いというものがある」
「幻だったけどな」
「それでもだ!」
「そこまでいくと逆にすごいな」
やがて盆踊りが始まった。
サトシもせっかくなので仲間たちを外へ出す。
「みんな、出ておいで!」
光が弾ける。
「ピジョン!」
「フリー!」
「ダネ!」
「カゲ!」
「ゼニ!」
ピジョンは提灯の上を気持ちよさそうに飛び、フシギダネとヒトカゲは屋台から漂ってくる匂いへ興味津々。
ゼニガメはサングラスをかけたまま踊りの輪へ混ざっていた。
「ゼニ! ゼニ!」
「馴染むの早いな」
「ピカピカ!」
ピカチュウも楽しそうに笑う。
その上空。
バタフリーが祭りの明かりを浴びながら、ゆったりと羽ばたいていた。
「フリー!」
楽しそうに高度を上げる。
「バタフリー!」
サトシが呼ぶ。
「フリー?」
バタフリーが振り返った。
「遠くまで行くなよ!」
「フリー!」
元気な返事。
サトシは笑顔でその姿を見上げる。
キャタピーとして出会った小さなポケモン。
トランセルへ進化し。
そしてバタフリーになった。
一緒に旅を始めてからの時間は、まだそれほど長くない。
それでも、もう大切な仲間だ。
「ピカ」
ピカチュウが隣へ来る。
「楽しそうだな」
「ピカピカ」
サトシには前世の記憶がある。
だから知っていた。
もうすぐ、このバタフリーにとって大きな出会いが訪れる。
たくさんのバタフリーが集まる季節。
そして、その中にいる特別な一匹。
その時が来れば、バタフリーは一つの選択をすることになる。
けれど――。
(決めるのはバタフリーだ)
サトシが先に答えを決めるつもりはない。
一緒に旅をしたいのなら、一緒に行く。
別の道を望むのなら、その気持ちを聞く。
そして、もしどちらも大切だというのなら――その時は一緒に方法を考えればいい。
「フリー!」
夜空でバタフリーが大きく旋回する。
祭りの光を受けた白い羽が、夜の中で鮮やかに輝いた。
サトシはピカチュウと並んで、その姿を静かに見守っていた。