今回はジョウの初戦闘シーンです。
どうか楽しんで下さい
ドサッ
「状況良好、奥に進むか・・・」
ジョウは今一人で旧校舎地下を探索していた。マスタークオーツを受け取った後、どうするか話し合う時に喧嘩をしながら勝手に進んでいく男子二人を見てそれを追いかける形で飛び出して来た。今で出会ってきたのは魔獣だけだ。
(改めて歩いていると、音響で調べたのよりも広く感じるな・・・そこまで多くない部屋を上手く使っているのか?だとしたら建造物を作る才能がかなりある者が作ったのだろうな・・・)
このような関係の無いことを考えながら歩いていると上から虫のような魔獣が飛びかかってきた。
「無駄だ!ハアァ!」
言葉と共に繰り出すのは握り締めた拳だ、普通なら魔獣に効くはずも無い行動だが、この拳を放ったのは生憎の事に『普通』の枠から肉体の90%程出てしまっている存在である。
ぐしゃ!
そんな音の時には、魔獣の姿は消え去っていた。
(くそっ!またやってしまった。もっと上手く力を制御しなければあの人の足元の影にさえたどり着けない、反射的にフルパワーで殴ってしまうことを抑えなくてはいけない)
その力は、強すぎた。ツェペリ師匠から教わった事がなくてもこの程度の魔獣ならば簡単に倒せてしまうほどに・・・しかしそれではいけないのだ。力とは、強き力と弱き力のどちらかでも欠けてしまうとそれは力ではなくただの暴力や意味の無い存在のどちらかになってしまう。故に両方を手に入れるには、ジョウにとってはとても良い訓練場所になっている。
何はともあれ先に進まなくては、ジョウがその様に考え動き出そうとしたとき今まで一度もあったことの無い魔獣の声が聞こえた。それは、断末魔等ではなくまるで他の者に力を振るう合図のような力強い物であった。
(声の大きさからしてかなり距離があるか・・・間に合うと良いのだが厳しいか?)
ジョウの考えの通りに距離はジョウがフルパワーで走ってもある程度の時間がかかる距離があった。
・・・しかしジョウは走り出した。先程顔を合わせたばかりの名も知らないような人を助けるために。
リィン達は援護に入ってくれた同じ赤色の制服を着る女子生徒3人からの援護のお陰で石の守護者に上手く立ち回れている。そして更に援護に来た最後の女子と公爵家の子息のお陰で相手のバランスを崩して止めにまで上手く持っていった。そして、喜びムードの時にジョウがたどり着いた。
「すまない、遅れたな・・・だが皆無事か・・良かったな」
そう声をかけたとたん上にある土台から更に石の守護者が2体降りてきた・・・ジョウと他の者の間に
「くっ!そこの今来た男子!気を付けろ!この魔獣はかなり強いぞ!」
大剣を構える女子がそうジョウに声をかけるが、ジョウは石の守護者が前に降りた瞬間に戦闘のスイッチが入っていたために聴いていなかった。
「いけるな・・・コオォォォ!」
一気に呼吸のリズムを変えて、自然と出来るようになるまでみっちりと叩き込まれた波紋を練り始めた。更に両手には、高速で回転する鉄球を準備する。
左手の鉄球を敵の下側に投げつけ、右手の鉄球は、相手の顔面に当たるかのように投げつける。しかし、敵はわざわざそんなものに当たってあげる理由もなく回避する。
「稲妻空烈刃!!」
手刀に波紋を流し敵にダメージを与えたところで回避した筈の鉄球が体の左右から同時に襲いかかってきた。そしてその威力に魔獣は、限界を越えて消滅した。そして少しすると鉄球は、ジョウの手の中に帰ってきた。それをしまいながら、もう一体と戦っている他の者達の勝利を見たのであった。
稲妻空烈刃・・・「かかったなアホが!」で有名なジョジョの第1部のダイアーさんの技ですがジョウは最初のドロップキックでガードさせてからの開脚は今回はしていません。対人戦ならもしかするとするかもですが。それになんであんなに回りくどくしたのやら・・・別の方法でガード崩せばいいじゃんとほんとに思います。
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では、次の更新で!ノシ