負けない愛が無かったなら作ってしまえ~いれぎゅらぁC~ 作:シロツメクサ
レプリフォース空軍基地……シグマウィルスの影響から機密保持用の自爆装置が暴走状態に入っていた。
爆破されてもおかしくない緊迫した状況下に置かれていた。
「システム大本から切り離しは出来たが……末端の起爆装置はどうだ?」
「だめだ、ウィルスの影響で受け付けん」
「……」
「おい、しっかりしろ!そっちは違う装置だ!!」
「あ、あぁ……もしも、様子がおかしくなったら迷わず撃ってくれよ」
「ハンッ……その時は俺もお陀仏だろうよ、相棒」
若い隊員がまだ動けるからと阻止に回っていたが……それもあまり長続きしそうになかった。
中枢の大爆発は回避出来たが末端の自爆装置の信管は停止させる事が出来ず……
ウィルスに犯され正常な判断と異常な判断が入り混じる感染中期症状が出始めていた。
お互いに武器を抜いてお互いの頭をブチ抜いてもおかしくはなかった。
――――チクショォォオオオオ!!!!
そんな最中、基地を震撼させる慟哭が突き抜けた。
同時にその怒声には二人共覚えがあった。
「おい、さっきの……」
「耳がイカレてないなら間違いないよな……」
つい数ヶ月前に襲ってきた悪夢、丸腰と思った相手に一方的に殴られて無力化されるという恥辱を味わった。
この二人はレプリフォースに傾倒しクーデターに参加した者達だった。
耳にも目にもこんがり焼き付いているのは……オペレーター、アイリスに似た顔の天使型レプリが突っ込んできて拳を振り上げる悪夢。
バカな判断をする、犠牲者が出て引っ込みがつかなくなるだろう……と怒声を浴びせながら暴れていった悪夢だ。
その時に聞いた怒声に非常に酷似していたのだ。
アイリスであれば絶対に上げないタイプの怒声、聞き間違える訳がない。
「なんてこった、ヴァルキリーがまた来やがったのか!?」
「……様子が違うぞ?」
映りが悪くなった基地内監視カメラに映し出されたのは……
起爆装置を翼から発射されたレーザーで焼いては暴走状態のメカニロイドを殴っている姿だった。
ただ、その表情は陰り、涙すら浮かべていて行き場のない怒りと悲しみをぶつけるしかないようにも見えた。
何より、レプリフォースの隊員を見るなり近寄っては何かを施して離脱させている……
殴るではなく救う方向で動いていて、離脱させた後の表情が……完全にアイリスの笑顔そのものだった。
「なぁ、コイツ……こっちに向かってないか?」
「あぁ……どうする?」
「どうもこうも……ハハッもう、動けねぇや」
「……意識も遠くなってきたな」
畏怖の対象だったヴァルキリー、それが迫ってくる事に安心感を覚えるのは後にも先にもこれっきりだろう。
ウィルス汚染に身体が動かなくなっていく上、意識も遠のいていく中……聞こえてきたのは
「……よかった、まだ間に合う……もう、大丈夫ですからね」
酷く優しく……包まれる温かい声と抱擁だった。
転送直後に叫んで少しばかり頭をリセットしたつもりですが……思った以上にメンタルに来ていると思う。
助けられた安堵感がいつもよりも大きい……メカニロイドもかなり短絡的な破壊に訴えてしまっているし……らしくないなぁ……
ただまぁ、基地への被害は最小限に抑えられていて負傷している、ウィルス汚染が進行している隊員の救助も恙無く進んでいる。
あとは……ここの守備を任されているスパイラル・ペガシオン……ウィルス汚染が急速に進んでなければいいけれど
グリズリーと同じでドップラー博士を疑ってワクチンプログラムを拒絶しているかもしれない……
『破壊と救済を繰り返す貴様は何だ?』
『貴様も私の一部となれ……ファーハハハハハ!!』
『破壊だ、破壊の権化となれぇ』
……耳障りな言葉が聞こえてくる。
ケツアゴヘッドは……残念ながら見えない。
それもそうか、シグマウィルスと言うけれど感染を広げるつもりならば見えない状態にしますか。
いえ、もしかしたらエックスやゼロの目が特殊なのかもしれない……私の場合は熱源を感知するのに特化してるように……
目の調整で何処にスポットを置くか……救助用と戦闘用の差でしょうかね?
そして……私も知らず見えず接触していた……と。
でもまぁ……あぁ、こうすりゃぁ早かったんだ、なんで気が付かなかったんだ?
侵食プログラムが手に取るように分かる、そりゃそうだ……私はこのクローバーのプログラムを組み上げている。
何が異物なのかなんてのは手に取るように分かる……そして、プロテクトを破ろうとしているのも……!
「見つけたぜェ……シグマ、お前らをぶち殺す突破口……!!」
ワクチンプログラムの改良を走りながらやっていく……実戦改良ってヤツですかね。
……クラーケンの破損データ、ホタルニクスなどのデータも後で参照して侵食パターンが同じなら修復が可能か?
ともかく……今はこのシグマウィルスの撲滅プログラムを私の中で構築してぶち殺す。
私自身が奴を研究するチェンバーになってしまえばいい……!
時間をかければ私が死ぬ可能性があるが……やる価値は十分高い……!!
挙動も問題ない、せいぜいケツアゴのやかましい声が脳内に響く程度。
人への憎悪も、レプリロイドへの傾倒も……無い!!
「アイリス……?いや、違う、貴様はっ……!!」
「……ペガシオン、今は四の五の言わずオービターウィングを貰います」
「ヴァルキリー……貴様にはもっと早くに会いたかった……あぁ、やはり……良い、良いっ……!!」
見る目が少しおかしいですが……暴走状態に近い、やむ無し……
「キミが欲しいっ!!強引にでも貰い受けるッ!!」
あっ、すごく寒気がします……
マジで抱きしめに来てるっ、やだやだやだ!!!気持ち悪い!!!
あ、そうだったコイツアイリスに想いを寄せている感じがあっ……私とかモロにタイプになるのかぁ!?
「む、無理ですごめんなさい!!気持ち悪いですっ!」
「!?!?!?がっががががっ……!」
……あ、ショックで停止した……めちゃくちゃ泣いてるじゃん。
まぁうん……推しに拒絶されたらそうなるわね、分かるよ。
でも推しを速攻鞍替えするようなヤツに慈悲は要らんか……ワクチンぶっ刺して転送……パーツもいただいていきましょう。
許可はアイリスがカーネル通じて取ってますので……あー……怖、怖気がまだ収まらないんですけど?
私は感染し離脱を余儀なくされ……今度はエックスが出ていく。
逆に安静にという環境になったからこそ……解析が捗る。
元々解析が進んでいた所にコレです、そりゃ捗る。
私の内部コアだけでなく外部コアとして私の研究用コンピュータを繋げて爆速で解析出来るんですよ。
「そうですよ、危険なんて顧みず私の身を捧げりゃ……早かったんですよ……ははっ、あははっ……アハハハハッ」
レプリロイドの身体に収まるレベルでは最高級のCPUと複数のCPUを並列につなげているコンピュータを繋げて……
私自身のボディで解析を続けて……プロテクトを破ろうと必死になってるウィルスを尻目に解析を進めていく。
……差し当たり、このシグマウィルスは第二世代型シグマウィルスとでも言いましょうか。
ドップラー博士が発見し対策し、ぶち殺したウィルスの失敗経験を糧に進化した物とも言える。
最大の特徴は解析を難しくするために自分のDNAコードを書き換えてはシグマの憎しみというのを植え付けようとする。
最重要のプログラムとして地球環境の破壊、人類の破壊を目標とするように書き換える……
どんなにDNAコードが変わろうがこの最重要事項が変わらない限りは手の打ちようはあるわけですよ。
現状、私が出来るのはコイツの影響を受けなくするようにすること。
変異しきってしまったDNAコードは残念ながらまだデータが足りない……
「……どぉーですぅ……シグマ隊長閣下ぁ?」
『き、貴様っ……なぜ、正気を保って……私が消える、私達がぁっ……!!』
「正気ぃ?ハッ、私がそんなマトモなヤツに見えますかね?」
『エックスでも、ゼロでもない……貴様の様なレプリロイド、知らぬっ……あの老人めぇっ……ガハッ』
私の中に宿っていたシグマウィルスに早速組み上がったΣキラープログラムを走らせる。
するとどうだ、現状蔓延っているタイプのウィルスが苦しみ藻掻いて死に絶えていっている。
……あぁ、虚しい……こんなのに振り回されてレプリロイドも人類社会も……恐怖のどん底に落とされたというの?
……我が身可愛さに選択から無意識に外していたのが腹立たしい。
所詮は私の根底は人間ですよ……ハハッ……
「ライフセーバー、ちょっと私を検査してみてください」
これが私の幻覚ではない……そう確信するために、ライフセーバーに身を預ける。
このΣキラーの即効性が確認出来れば今現在進行系でイレギュラー化に苦しむレプリを救える。
仮にコロニーが地表に落下してきて壊滅的な被害が出ても……まだ、希望が持てるハズ。
これで私までΣに踊らされてしまっていたら……コサック先生に顔向け出来やしねぇよ……!!
クロエの執念が開発を推し進めたΣキラーは確かに即効性が確認され、クロエの身体からは完全にデリートする事が叶った。
しかし一つ、Σキラーの難点があった……あまりにも突貫工事が過ぎた為にマシンパワーに物を言わせる必要があった。
つまりは最適化が不十分で一般的なレプリロイドのCPUコアでは作動させられず……クロエが解析に用いた様に外部のコンピュータに演算を肩代わりさせないと行けない始末だ。
急ごしらえとは言えかなりの成果であり、その解析結果は即座にドップラー博士に送られた。
研究に大きな進歩が生まれ、完成が秒読み段階にはいっていた。
その裏ではシャトルの改修が完了し、ゼロが危険を承知でコロニーへの決死の特攻作戦を実施に移していた。
途中ダイナモが再び妨害に入ったがクワンガーを退けた後、エックスにより撃退されていた。
ライフセーバーの検査の結果、ゼロの異常なパワーアップが確認されていて危険だと警鐘は鳴らされていたが……聞き入られる事はなかった。
シグナス自身、ゼロの様子というのはクロエ経由で聞かされていた。
眠る度に魘され……ある時は老人の語りかけ……またある時はイレギュラーだった頃の記憶を夢として見る、と。
ゼロの潜在的な危険性は確かに認識していたが……かといってエックス一人に任せられるものでもない。
クロエは動けても戦闘用ではない故に対応幅に限りがある。
クワンガーも結局動けても不安が残るが故に基地防衛程度にしか動かせない。
リスクを鑑みた結果であったが……それが間違いだった。
「あぁ、最悪だ……」
コロニー破砕は成功したが……クロエが考える限り最悪の物が目覚めてしまった。
強いエネルギーを放つゼロ……エックスに対して明確な殺意を向け、決闘を申し込んでいた。
そう、ワイリー博士の執念が実らせた対決……本来のゼロへの回帰が成ってしまった。
脱出ポッドの着地点のウィルス濃度は今までの比ではなく……異質な空間へと変わっていた。
「ゼロ、ゼロ?どうしちゃったの……ねぇ……!」
『良い気分なんだ、邪魔をするな……エックス、お前と対峙し……破壊するその時が楽しみだ』
「やめて、ゼロ……どうして、親友同士で戦うなんて!……ゼロ?ゼロッ!?……通信、途絶しました……そんな……」
「あのゼロは俺との戦いを望んでいる……これが俺達の宿命なんだと思う。俺自身はっきりと理由は言えないけれど……そう断言できるんだ」
ライト博士の最高傑作とワイリー博士の最高傑作……百年前に幾度となく競り合っていたロックマンとフォルテの構図と全く同じだ。
何がそうさせたのか、何がワイリーの心を憎しみに染め上げたのかは定かではない。
だが確かなのは、ゼロの製造目的はたった一つ……エックスを破壊する事。
シグマウィルスは元はと言えばゼロの内部にあったプログラム……取り込めば取り込む程にリミッターが外れていくのは道理だ。
地球上にばら撒かれたウィルスも……コロニーそのものが巨大なウィルス汚染源だったなどというのも……すべて、ゼロを覚醒させるための物だった。
『ワーッハッハッハッハ!!ついにじゃ、ワシの最高傑作がついに目を覚ましおったわ!!行けィッ!忌々しいライトの遺物を破壊してしまえッ!!』
クロエの脳裏にはそんな……ワイリーの高笑いと狂喜乱舞する声が聞こえていた。
あれこれと考えている間にエックスはフォースアーマーを装着して飛び出していった。
踏み込むべきか、それとも……悩むクロエだったがどうあっても一つだけ曲げられない物があった。
エックス、ゼロは絶対に生かして連れて帰らなければ。
形成された零空間内部は外から観測することが困難、うっすらと見える表層部分には高濃度のウィルス……ゼロウィルスが多く見られていた。
エックスであっても危険で、生きて帰れるかわからない……これまでの戦い以上に過酷な環境下だ。
当然クロエが突入してもΣキラーは完全には作用しない、戦力外になるのはほぼ決まりきっている。
番人として立ち塞がるシャドーデビル、ランダバンダW……どちらもクロエとの相性は最悪な物。
エックスの為の装備開発の時間も無い、エックスが現状持っていっているアーマーはフォースとファルコン。ガイアは作成途中だった
装着しているパーツはショックアブソーバーにエイリアの方で設計したハイパーチャージ。
「……私も行ってきます、あの中へ」
理屈を考え出してはキリがない。
だがクロエもこの時が来ると見越して準備は続けていた。
レプリフォース大戦までにかき集めたデータで最適化、自分の機能として取り込んだ物の数々……
殴れなくとも壁になることくらいはできる。
ならばエックスの後を追いかけてゼロを止めに行くのはクロエの中では道理だった。
「待て、何を……転送装置を止めろ!!」
「駄目です、あの子ハッキングを……!!」
転送される瞬間に振り返ったクロエは……非常に穏やかな表情を作って……
「大丈夫、ゼロとエックスを連れて帰るだけですから……ね?」
そう、言い残し零空間へと飛び込んでいった。
視線の先は勿論のこと、何より大事に見ていたアイリスの顔だった。
実物を目の当たりにするとワイリーの執念を感じる。
零空間はまさしくゼロの……そしてワイリーの記憶から構築された空間なんでしょう。
「だぁぁぁぁ!!こんな侵入防止レーザーを用意してるんじゃありませんよぉ!!!」
だからでしょう、あちこちに悪名高い即死レーザーが張り巡らされている。
出力の都合上長いこと照射出来ないみたいですけど通り抜けられなければほぼ死が待ち受けてる。
通過した後のエネルギーを見てみたらエックスのノヴァストライクの10倍はあると出るじゃないですか。
そりゃ大概のロボットが即死するわけですよ。
侵入者がそももそも一人しか来ないという前提で作っているから電力も効率良く回せばギリギリ足りるみたいで……カッツカツの設計で成り立たせてやがる……
さすが資金難に喘ぎながらも世界征服の野望の為に諦め無かった男ですよ。
エックスもこれには面食らったんじゃないでしょうかね、知っていてコレですから。
ファルコンアーマーよりも機動力はある私ですからレーザー以外は危なげなく……って所です。
ウィルスの方もシグマウィルスの周波数に合わせて調整しなおしたので良く見えます。
多分私は接触一発アウトでしょうよ。
私が突入したのはエックスが出撃してから1分後。
丁度全員がエックスのデータ追跡、空間内部の解析に意識を向け始めた頃合い。
私も行くと飛び出せばエックスに殴られて止められるor拘束されておじゃん……これは読めていた。
実際に私が行くと言ったら止める動きになってましたし。
黙って言ってもまぁ同じでしょうけど……ダブルの例があります、宣言はしておかないと。
あとはまぁ……覚えていてほしいっていう、エゴですよね。
持ち込んだものはサブタンクエネルギーのカートリッジをたんまり……あとは実戦で細かな改善点が見つかったのでこんな時が来るまで封印しようと思っていた追加装備。
腰に追加した複合装備の追加……たかだかこれくらいでゼロを止めれるなんては思わん。
元より緊急時の仕込みとして用意していた物を使わざる得ないでしょうよ。
ゼロに対するなにか手を打てないかといろいろ模索した結果ですよ。
「エックス……無事でしたか」
「クロエ!?なんでキミがここに……危険だ、すぐに離脱しろ!」
「この環境下で離脱装置が作動するとでも?」
「それは……」
「道中の補助程度は出来ますよ、それに……ゼロとの勝負にすこし水を差す形になりますがもしかしたら止めれられるかもしれません」
エックスは……多少アーマーに傷を入れながらも無事でした。
周りに散らばっているのは……シャドーデビルの物と思わしきゲル素材の残骸。
攻めのエックスに護りの私ならば次に待ち受けるだろうランダバンダはともかくゼロ相手なら……
「とにかく……何があっても私はここから貴方とゼロを生かして帰すために居るので、足手まといにはならないようにします」
「……生存を最優先に、気を遣っている余裕はないんだ」
「結構、それでいいです。私は私で勝手についていくだけですから。現地サポートって思って下さい」
ただ、この先の空間は……全速力で駆けていったほうが良い気がする。
若干雰囲気が変わって構造がそもそもエックスにとっては見覚えがあるものに変わっていくんじゃないでしょうか。
私も若干見覚えがありますし……
「気の所為じゃなかったら良いんだけれど……この構造、シグマの……?」
「既視感は間違いないと思います……シグマパレス、あの構造が再現されていると思います」
「ゼロの記憶……なのか?」
「恐らくは……もしくはあのケツアゴ野郎の記憶かもしれません」
「……もしかしてシグマの事かい?」
「えぇ」
入り口付近はワイリーの執念、記憶……そしてこの中間層が一度自爆するに至ったシグマとの戦いの記憶。
……いえ、これはシグマの記憶かもしれません。
結託していると見て良い、そうなればワイリーとシグマの記憶が形作っている執念の空間。
エックスを見るとなんとも言えない表情で……っと、かなりの崖が。
「掴まって下さい、飛ばしていきますよ」
「あ、あぁ……ファルコンアーマー並に早いな」
「大柄なレプリロイドも抱えて飛べるようには設計されていますので、エックスやゼロならこれくらいへっちゃらですよ」
盾は収納してから両手でエックスの片手をつかみ上げる。
まぁ、私が飛んで動くロープアクションのハンドルになりゃ良いんです。
フォースアーマーの安定した火力にファルコン並の速度が合わされば道中は楽ってもんですよ。
これでガイアアーマー着ていたら流石に持ち上げられなかったかもしれませんが。
「ここまででいい、ありがとう」
「どういたしまして……前方のライドアーマーシグマも飛び越えてい――――」
「喰らえ!!……何か言ったかい?」
「いえ、なんでも……」
ガチの戦闘用って本当に火力と弱点把握……最短での破壊が本当にはえー……
迷いを振り切っているエックスは本当に強いですねぇ……
本当に私お助けサポートに徹しても良いかもしれません。
というか……やっぱり土台が違いますね……
「よっ……浮遊砲台の配置が中々多いですね」
「早くゼロの所に向かわないといけないのに……すまない、小物はそっちに任せる」
「任せて下さい、こういう小さな瓦礫の撤去用なんですから」
翼のレンズ部分、これが光学エネルギーの集束レンズでもある。
ロックバスターよりは出力は抑えて取り回しが良いホーミングレーザーに替えたもの。
本来使うつもりが無かった武器としての使用ですが……四の五の言ってられません。
ちゃっちゃかゼロの元へ……
「弱点もろ出しとか舐めてんのか……」
「ふぅ、戦闘終了……クロエ、結構口が悪いね?」
「機嫌悪いですもん、シグマのヤツが原因でこんな事になってるんですから」
目玉型砲台とか弱点もろ出しで射撃の雨こそすごかったですけど……耐久性はエックスのバスターの前にはあまり……
シャッターも結局閉まりきらない欠陥残しで……そこは助かりますけど。
私がアルマージのシールド能力を取り込んだエネルギーシールド展開したのもありますけど!!
なんと呆気ない……どっしり構えられるのも大きいですかね?
エックスも動き回らずに私の後ろに回れば良いって認識した後はもう一方的でしたし……ゼロとの対決、ワンチャンあれば良いなぁ……
なんであれシグマにはきっちり落とし前をつけさせてもらいます……
軽口をほざいてなければやってられないです。
Next:DRN & DCN vs DWN
負けない愛は実るか、否か
宿命の戦いに水を差すな?
シグマもやってるからノーカンで