紅と黄金   作:斬刄

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夢物語[一本角の馬の誕生]

とある別世界

 

 

宇宙世紀を祝うための式典会場の『ラプラス』がテロリストによって爆破され、そのラプラスの残骸には『ラプラスの箱』という禁忌の箱が出てきた。ラプラスの箱…それは地球連邦を壊滅させるほどの危険なものだった。

 

アナハイム・エレクトロニクス社の機械科の工専似通っているバナージ・リンクス。彼は謎の少女であるオードリーよって『ラプラスの箱』に関与することになる。そして同じの同級生の少年はデバイスを弄っている。バナージとは友人関係であり、遊んだりしている。バナージとその友達は授業を退屈そうに受けている。

「暇だな」

 

彼の名はレイゼル・フライトという名前。インダストリアル7で暮らしてはいるが他の一般市民とは違う。

彼は転生者だ。その転生者は一人で別行動し何かの目的で動いている。

 

 

 

夢の景色は一転する

今までいたインダストリアル7は戦場に変わり、クラスメイトと分断される。いや、彼の場合は一人で行動しているために元々団体で動いていない。彼には彼の役目がある。宇宙に降り生身で挑むのは危険な状態なのだが、

 

 

(時間だ…行きますよ)

「ユニコーン…ガンダム。とうとう目覚めたか、じゃあ俺もそろそろ

 

あいつの友人として…そしてユニコーンの守護者として動かないとな」

 

 

そうして彼は、デバイスを使い、彼の機体である…アルヴァトーレに乗り彼を追った。彼の髪は黒く、別人のような顔をしていた。自分と別の奴が動いているのかと思っていたが…しかし、携帯の端末をよく見るとデバイスの名は

 

 

レヴェンという名前であった。

バナージを一人だけで戦わさせない為に、彼は協力する。彼の使命として…同時に彼に取り憑かれた呪いとして。

*****

 

「⁉︎…さっきのは」

さっきの夢はガンダムの世界。

しかもあれってユニコーンガンダムのある世界のはず…でもその場所に

 

 

俺がいた。たしか、主人公はバナージ・リンクスで立場上俺は彼の友人ってわけか。

 

 

「なんで俺がそんな夢を」

 

俺は前にユニコーンガンダムの世界に行ってたってことだよな?でもそうだとしても俺が最初転生したのってクロスアンジュっていうこの世界だぞ?どうなっている?

 

「プリンが一つ…プリンが二つ。くにゅう…こんなにいっぱい食べられないよぉ〜」

「ハァ…この食いしん坊。」

ココとミランダの二人はすっかりこの生活に慣れてしまったようだ。この二人は俺と最初に会うまでは俺のことを敵だと思っていたんだし、俺がどんな奴であろうと酷い目に会うことに変わりない。まぁ俺はこいつらを敵視したわけではないから。

 

 

俺がこいつらに変なことをしないってことを信じてくれたおかげでこうして仲良くなれた。

 

「明日は大仕事だな…」

 

俺が見ていた夢の事についてはひとまず放っておくことにした。

 

 

*****

 

 

ゾーラは動いていない特殊な機体に妙に感じた。銃を構えてどんな行動をとるか怪しく思い構えていた。

 

「こいつ、人が乗っていない?」

『祖は何を求めン。キサマハ、ワレニ相応しき人物デアルカ』

「っち⁉︎頭から声が。この機体からか‼︎」

機体が動き、ゾーラは多少動揺するが、なんとか落ち着きを取り戻し彼女はその問いに答える。

 

「私の望み…それは戦いさ!私、いやノーマは皆、戦いを求めてんのさ‼︎だから私はあんたの力が欲しい。

 

私の為にその力を寄越せ‼︎」

 

簡単な答え、彼女の望みは戦いたいという戦闘狂であるということ。するとレグナントの機体のコックピットを開けて

『我が力、貴方に捧げよう。

何時の望みは我の乾きを癒スに相応しい。貴方の持つ剣は我と共にあり。』

「あんた…私と同じように。戦いで乾きを癒すんだねぇ?」

『我の力を扱うモノよ。

汝の力、ここで示せ。』

 

レグナントの周りには大量の敵機体が囲まれていた。今までドラゴンを相手にしていたために、驚いていたが素早く状況判断を理解し、レグナントに乗り込んだ。

 

「要はこいつらを倒せってわけかい。だったら…あんたにも見せてもらおうか!この機体の性能とやらをな‼︎」

 

 

ゾーラはレグナントに乗って目の前にいる敵機体を撃破し、この機体の取扱説明書を手にし、段々この機体を上手く使いこなす。

 

「いきな!ファング‼︎」

レグナントは敵を捕縛し、蹂躙し、駆逐する。攻撃によって吹き飛び、進むたびに破壊されてゆく。その光景はゾーラを楽しくさせ、興奮させてくれた。

「さぁて!大暴れさせてもらうよ‼︎」

彼女の意識の復活は、まだ先である

 

 

*****

 

あたし達は風呂に入り中だ。

レイゼルに最初会った時は男というのがどういうものかよくわからなかったし、怖かった。ココも彼がどうしてくるか分からなかったから逃げようとしていたけど。

今はそんな心配はないかな。

彼は襲うつもりは全くないわけだし。

「ねぇココ?レイゼルのことどう思ってる?」

「んーと。私達がノーマでも許してくれて、とっても優しい人」

 

うん、私からあいつを見ても優しいとかノーマでも許しそうな感じだったけどさ。彼の不審な点は考えようよ。

私達が安全であることは証明されたけど、まだレイゼルに疑問が生じたのよね。

「私からしてもあいつが裏切るようなことしないと思うんだけどね…大体さ。彼からの色々情報が漏れ出し過ぎなの…あたし達のことを仲間だと思って」

「でも、彼がなんでを助けたのかと、どんな目的かはわからないよ?」

あいつがなんであんなことをしたかを聞いていないし、どうして私らのようなノーマを連れて帰ったのかよく分からない。

「ココ。あたしらを彼の目的の為の礎にされるって可能性も考えなきゃダメだよ…目的の方はまだ言ってないし、でも一番気がかりなのは礎にするって言っもあたし達のためにレイゼルって人は食事に風呂に服に…どんだけ用意周到なのよ。気前がいいからそれが良いのか悪いのか…その不気味さが逆に怪しいって点もあるけど」

「怪しくないと思うよ!それにレイゼルさんに失礼だよ!私達のこと不審に思っていたらそもそも助けてないし!」

とにかく、作戦前にレイゼルに聞きたいことが山ほどある。

あいつの目的は何なのか?

なんで赤い機体を狙っているのか?

気絶している間にあたしらをどうするつもりだった?とか

 

それを聞かないと私はあいつのことを信用できない。

 

 

「アニメも面白かったし!ゴッドフィンガー!」

「ひとまず、落ち着いてココ」

 

 

 

*****

 

朝の7時

俺は2人を集めて、ヒルダを助けるために協力させる。

俺は作戦を言った。

 

「今から赤い機体捕縛…陽動作戦をこれから言う。まず、パラメイル第一中隊には確かレヴェンの情報によれば…暴走王女のアンジュ、隊長のサリアに、俺の目的である副隊長のヒルダ。クリス、ロザリー、エルシャ、ヴィヴィアン。ドラゴン戦の途中で横やりして攻めるって手もあるけれど不意打ちとかなれてないからしないぞ。やるのは奴らがドラゴン戦の後に襲撃する。俺は隊長格と、副隊長を相手にして…お前らはキツイと思うが、俺からもらった機体で頑張ってくれ。ミランダはオーバーフラッグでクリス、ロザリーを。ココはジンクスでエルシャとヴィヴィアンを任せるぞ。

 

 

弾丸には敵を動けないようにさせるビームライフルに似た攻撃だが、殺すような機体ではなく攻撃行動を麻痺させるスタンライフルをつけておく。まず俺が仲間なしで突然現れて、それに一点が集中しており、奴らが徒労している隙を狙ってステルスを使ってスタンライフルを撃ちまくれ。あいつらが動くことは可能でも、攻撃できないようにさせればいい。

 

俺は囮になるからお前らは一気に挟み込んでそのスタンライフルで攻撃できないようにさせろ。俺らの機体を傷つくことなく、赤い機体の奪還は完了。ひとまず、お前らに仲間同士の撃ち合い、人殺しとかというわけではないから。

 

 

俺がヒルダを連れ戻す。何か俺について不服な点があるか?」

 

ココはなんとなく分かったような表情をしていたが、それに対しミランダが手を挙げた。

 

「複数質問があります。私達はノーマでどうしてあたし達のような存在を連れてきたのか?

貴方は何者ですか?

どうして赤い機体…いやヒルダ副隊長を狙うのですか?

貴方は何が目的ですか?」

「ち、ちょっとミランダちゃん⁉︎ちょっとそれは幾ら何でも…」

「言いたくないならそれで結構です…ですが、まだ私達は貴方のことを信用することができない。これだけの恩をもらっておいて失礼だと私も自覚しています。」

 

気持ちが固すぎで、身も心も緊張しすぎて…反抗的な態度でとるから俺が怒って襲われても覚悟しているな。ココの方は俺に対して許してくれている。

震えてるぞ、ミランダの体。

「分かった。お前らに全てを語る。

一つ目の答えはノーマだろうがマナを持っている人間だろうが、俺にとって信用の価値があるのと、俺の期待を裏切ることのない奴がいてくれればいい。お前らがノーマだろうが関係ない。俺から見てお前らの能力や信用できるかどうかってわけだ。どの道、俺は何者かっていうと俺もまたノーマだからマナの奴らには絶対に仲間にしないけど。

 

 

 

それと目的…か。そういやぁ…言ってなかったな。実はな、軍事基地にいるヒルダは俺の妹で、俺はあいつの義理の兄なんだよ。」

「「えっ⁉︎」」

 

驚くよな…まぁ。男のノーマとかあり得ないし、ヒルダと俺との関係があるとは思ってなかっただろうし、

 

呆然としている顔だな。俺がいきなり全てを語るなんて思ってなかったんだろう。

 

「俺はな。連れて行かれたヒルダを連れ戻して、幸せに暮らす。本来俺は妹を守らなくちゃいけない立場なのに…俺は妹を裏切ってしまった。

だから、俺が妹をあの檻から救出する義務がある。俺はな、お前ら2人を信用しているんだ。最初はまぁ…人質のつもりだったんだが。お前らを強くして、仲間として歓迎して、祝杯を挙げて。俺はお前らを何が何でも守り抜いてやる。お前らが危険な目にあったら目的よりお前らを優先させる。お前らの戦闘の教育者として、戦友として。

 

俺のモットーは全員無事だ。

それだけは命に代えても保証する。

 

不審だと思っているのに…俺の言う事を、賢明で純粋なお前らを潰すようなことはしたくない。そんなに信用できないのなら俺を裏切って、あいつらの味方になり、俺の背後を撃ってくれ、その時は俺は裏切ったお前らの二人の誰かを殲滅するために戦わなければならない。そこは理解してくれよ」

「「……」」

 

 

何も言えず、黙り込んでいた。

軍事基地にあった機体より強い機体を貰って、2人を戦闘に慣らすために鍛え上げてくれて。十分な生活に充実して、そんな場所に住ませてもらい。今までの恩を仇で返すような…逆に裏切るなんてことになっても後味が悪い。

 

 

これでようやく俺が彼女らを裏切る人ではないと分かってくれた。

 

 

「ごめんなさい…私」

「気にすんな?俺のこと信用できなかったんだろ?先に言ってくれてありがとう」

 

 

 

作戦前に、俺に対して不満を持って欲しくないし。2人も心置きなく俺との計画に加担してくれるそうだ。俺の目的は、仲間同士の殺し合いってわけじゃないからさ。こうして、作戦を開始した。いつもと同じように軍事基地アルゼナルに向かって予想通り、パラメイル第一中隊が出ていた。

 

俺達の目的として、仲間と協力しメイルライダーのクリスを捕縛すること。彼らのドラゴン駆逐後、陽動作戦を開始した。

 

 

「また、あの機体…」

「ピカピカ〜!」

「あいつを捕縛すれば…」

「今度はドラゴン戦が終わった後に…」

 

今回は失敗したが、絶対にヒルダを連れ戻す…ココとミランダの力を借りて。

「始めるとするか…第二回戦をな」

 

*****

しかし、レイゼルの目にはパラメイル第一中隊の中に前に見た暴れ皇女がいなかった。暴れ皇女は現在

 

「ゴメン!これは」

「イヤァァァ‼︎」

 

何処かの島でタスクという男と二人きりで暴れていた。

そうなってしまった原因はヒルダによって…自分の機体が制御不能にされ、男に拾われた。

 

 

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