2500万キャッシュもする賞金首が出現して、あたし達は快かった。札束の風呂ができるほどの金額だしチーム全員にこんな大金を貰い、しかも邪魔なアンジュがいないから都合がいい。パラメイルに乗って黄金の機体に捕まっていたはずなのに…私は全裸にされて、真っ暗のまま取り残された。機体には乗っていないし、どうなっているかまだ理解できていない。胸を掴まれている、掴んだ奴がどこにいるか探しているけど、突然明かりがついた。
「あ、アンタ⁉︎」
「ご、誤解だ⁉︎」
明かりがついたおかげでここが船内であることが判明したけど、こんな形で私はお兄ちゃんに出会うなんて思わなかった。まだ、その時は兄だと気付いてなかったけど…裸を見られて、胸を揉まれて、思いっきりぶん殴った。
てか、あの黄金の機体ってやっぱお兄ちゃんだったんだ。
「なんで、兄貴がいんのよ」
「…お前を救いに来た」
私は服をもらって現在私とお兄ちゃんがリィアンって船にいる。私の服とレイゼルお兄ちゃんの服は二人の機体内に転移されたとのことだ。
服のないあたし達は素っ裸で…
もういい。なんか、あんなの考えたら恥ずかしくてレイゼルお兄ちゃんと私自身にイライラする。
「仲間の方は、助けに向かうのに2日はかかるから待って欲しいとのことだ」
「…仲間って新人のココとミランダ?」
二つの機体の方はお兄ちゃんと同様に変わった機体だった。私はレイゼルお兄ちゃんと色々と話したいことが山程あるけれど。
なんか、凄く気まずい
11年前まで会ってないから嬉しいと思うべきなのか、それともお兄ちゃんのことを許せないと思うべきか
「ひとまずさ?外に出ようか」
「…分かった」
外がどうなっているのかもまだ分からないし、落ち着いた場所に移動することにした。外はやっぱり青い海が広がっていて、砂場に到着してた。最初に聞きたいのは.
「なんで…絶対守るっていう私の約束。裏切ったの?レイゼルにいちゃんは…どうして私を置いて逃げたの?」
「俺もまた…お前と同じノーマだからだ」
ノーマでもお兄ちゃんは絶対私を助けてくれるって約束してくれた。でもレイゼルがマナでなかったことは私のことを差別はしてなかった。でも、お兄ちゃんが嘘をついているのだろうかって疑問に思った。お兄ちゃんがあの謎の機体をどうやって手に入れているのかとか、いろいろ聞きたい。
「私と同じように…連れていかれるのが怖かったから?」
「いいや、小さい頃の俺の力ではお前を救うことはできなかったからさ。まずは、理由はどうあれ約束を破ったことについて謝る…11年間お前をずっと一人にさせて本当にごめんなさい。けど、これからは俺が守ってやる」
兄が妹の私に頭を下げた。確かにあの時、私はお兄ちゃんに助けて欲しかった。その頃は助けてもらえなかったお兄ちゃんに裏切られたことに悲しくなった。
「今でも…俺のこと好きか?」
「少し、私の気持ちを整理させて…」
*****
嫌われる覚悟はしていた。小さい頃の約束を破った俺を嫌ってもおかしくないんだから。
その時に
「さっきの銃声…誰かいんのか‼︎」
「ち、ちょっとレイゼルにいちゃん!」
銃声は近くから聞こえており、浜辺の方から音がなったから向かったけれど…顔を真っ赤にしている拳銃持ってる金髪の女と彼女に狼狽えている男がいた。
「⁉︎貴方なんでここに…いや」
金髪の女は今度は妹に銃口を向けできた。妹は余裕そうな顔をしているけれど…
「よくもやってくれたわね!てゆうかなんで貴方までここにいるのよ!」
「まさか…この痛姫様と一緒にいるなんてね」
痛姫様ねぇ…最初にあった時(ココとミランダの救出するとき)俺にとっては暴走女にしか見えなかったんだけど。金髪女の機体には何か落ちていた。
「そのブラ…」
アンジュがヒルダを見て睨んでいるので…落ちているのはヒルダのものだろう。そのブラによって金髪の女の子の機体がうまく制御できずに、
ここのたどり着いてしまったと。
多少二人の人間関係を理解した。
「二人とも落ち着いてって⁉︎」
「お前らこんな状況で痴話喧嘩してる場合か⁉︎」
この二人なんか睨み合ってるし、これ俺が間には入ったら不味いな。狼狽えていた男と俺は2人を止めようと
言ったけれど…
「「あんた達は引っ込んでて‼︎」」
即座に俺たちの言い分ははたき落とされた。女の子の争い合いは怖いからな…
「そういえば…貴方メイルライダー用の服はどうしちゃったのよ!」
「私はあの兄貴のせいで無くしちゃったのよ!」
俺のせいだけど…大半はレイゼルが体調を崩したからだろ。連れて行った俺にも責任はあるけどさ。
「服がないってことは、アンタ裸だったってこと…自業自得ね」
服が転移したと言った方が正しいのだろうか。まぁ今現在持っていないのは事実だけど。
「この兄貴と一緒に温もって、寝ていたけど…兄貴の自制心が効かなくて…遂に私のこと強引に…」
ウンウン、お互い裸になって殴られそうになってなんとか落ち着かせて…
えっ?
*****
「ダメよ…血の繋がった家族同士で」
「耐えられないんだ!もうっ‼︎」
雨が降りつづいて洞窟の中で、身体を温めるために喘ぐ妹と兄。強引ながらも兄の行為に嬉しい表情をした妹と兄が…二人きりで禁断の愛が育まれていた。
「ヒルダァァァァァァ!」
「そこは…りゃめぇぇぇぇ‼︎」
注意:アンジュ&タスクの妄想です
*****
「あの時の兄貴。凄く…大きかったなぁ」
「「⁉︎ち、血の繋がった兄妹同士であんなことやそんなことを⁉︎」」
「待て待て待て待て⁉︎」
二人とも顔真っ赤にして今度は俺の方に注目してきた。ヒルダの方は俺の方を見ながらニヤにしてるし、アンジュの反応を見ておかしく笑ってる。
「昨夜は凄かったね。怖かったけど…色々と私に教えてくれて」
「ひ、ヒルダ⁉︎」
あぁこれ完全に妹が俺のことからかってる。撹乱させて、金髪の子の標的変える気だなこれ。
「な、ななななな⁉︎何てことなの‼︎変態がもう一匹いるだなんて!」
そして、今度は暴れ皇女に変態扱いされ、事態の収拾がほとんどつかないことに。容赦なく俺とタクスにバンバン撃ってくる。
「も、問答無用よ!変態が二匹いたら私とヒルダはこの強欲まみれの二人は私達に卑猥なことをするわ!」
「おい!ヒルダちょっと幾ら何でもやりす…うわぁ⁉︎」
俺は元凶であるヒルダに助けを求めたが、タスクと一緒にバランスを崩して…タスクはアンジュを押し倒して色々とやばい状態に。俺の方は…ヒルダを押し倒して…思いっきりキスしてしまった。ヒルダは最初の方は呆然として顔を赤らめていたけれど、我を取り戻したかのように
「こんの…性欲まみれのドスケベ兄貴ィィ‼︎」
「変態!ケダモノ!発情期ィ‼︎」
「「ご、誤解だァァァッ⁉︎」」
二人に総攻撃された。
しかも、意気投合して逃げる俺たちを協力して倒そうとしてくるし…正直言っていい?
お前ら実は仲良いだろ‼︎
*****
墜落させておいた私もまさかあの痛姫と一緒にいるだなんて思わなかった。とりあえずドスケベなレイゼルお兄ちゃんをボコボコにして、なんとか私を含む四人が落ち着いた。アンジュと一緒にいるのは腹立たしいけど。ここで苛立たしくなっても何も変わらないので、とりあえず話し合うことにしておいた。
「この暴れん坊皇女。何でもかんでも武力で成敗するガキ大将だよアンタ」
「なっ⁉︎貴方」
レイゼルお兄ちゃんとこの男はボロボロになってる
仕方ないっちゃ仕方ないわよ。
あんなことするなんて。
「事実だろうが⁉︎現に…俺とこの人が危険な目にあってんだし!」
それと、私の方からレイゼルお兄ちゃんと私の関係を果たしておくと…やっと落ち着きを取り戻してくれた。
「なんだ…貴方達血は繋がってないのね…って言ってもそこのレイゼルって男もケダモノよ」
「だ・か・ら!誤解だっての⁉︎」
一応、みんな自己紹介しておいた。それぞれ名前を言っておかないと『お前』とか『あいつ』ってなってもお互い気分が悪くなるし。
「俺はタスク。ただのタスクだよ」
「…アンジュでいいわ。」
「私はヒルダ。そして私の兄の」
「レイゼルだ。よろしく」
近くにリィアンっていう船がレイゼルお兄ちゃんが持っているから、風呂とか色々あることを言っておいて、一応レイゼルお兄ちゃんが四人でリィアンの船内を紹介した。
「ひとまず俺達四人はここで宿泊ってことでいいよな?」
近くにタスクって人が小屋を作っているし、住むのに不便なことはない。
レイゼルお兄ちゃんが乗っている謎の機体についてとか、私の全ての疑問の返答は
「悪い、明日話すからそれでいいか?」
私はそれで許しておいた。今日話しても色々あったから疲れてるし、今日はお兄ちゃんを追求する前に休むことにした。
夜
私は怖い夢を見た。レイゼルお兄ちゃんが私と離れ離れになるのを
私がノーマだから嫌っているのを夢見てしまった。
お兄ちゃんが私を殴ってきて、踏み台にして、それを見てしまったら思いっきり泣いてしまった。とても目が赤い。嫌われるのが怖くてたまらなくて、胸が苦しかった。
だから、一人で寝れなくなってレイゼルお兄ちゃんの隣で一緒に寝ることにした。
「お兄ちゃん…やっぱ一緒に寝て欲しいけどいい?」
「ひ、ヒルダぁ⁉︎」
思いっきり抱きつく、後ろからギュって。レイゼルお兄ちゃんは私にとってたった一人のお兄ちゃん。
お兄ちゃんの…身体。凄く…良い匂い。
お兄ちゃんは大きくなって私に対して色々と性欲まみれになってたけど…お兄ちゃんが、11年間たっても私のこと嫌いにならないで、変わらず私のこと好きでいてくれて…アタシ嬉しいな。
次の日
俺はタスクと協力してアンジュのヴァルキスの修理を手伝っていた。レヴェンも協力してくれており、なんとか修理が早く終えれるそうだ。
「レイゼル、話があるけどいいかしら?」
アンジュが俺に接点がないのに珍しく話をしようとしてきた。なんなのだろうかと
ひとまず二人きりの場所できるようにさせてもらった。その場所にたどり着いた後アンジュは
「ヒルダは…貴方のことを義理の兄って言ってたけど…実際どんな関係なの」
「えっ?紹介で話した通り…「違うわよ!」」
アンジュがいきなり怒鳴ってきて、俺もびっくりしてキョトンとしていた。なんで怒鳴る必要があるんだ?
「ヒルダが…あんなデレデレになれるわけがないじゃない!デレデレの理由は貴方がヒルダとは…その…家族以上の関係なのかって聞いているの!」
詳しく聞いていくと、どうやら俺達の寝ている中
ーーーーーーー
「なんか眠れないわね…ん?」
アンジュによるとあまり眠れずに途中で起きていた時に、ヒルダが俺の隣で抱きつきながら寝てたのを見て…眠りながら何か喋っていたらしい。
「おにぃちゃん…恥ずかしぃよ…このビキニ小さすぎて…いつ外れるか分からないよぉ」
「ひ、ヒルダが…デレだ⁉︎」
寝言だろうけど、レイゼルに対する愛が激しい。夢を見ながら兄と妹のエッチな寝言がボロボロと出てくる。
「おにぃちゃんの…目の前なら…私。裸に…なっていいよ?その代わり…私のことお嫁さんにして?」
「えっ…えええええ⁉︎」
ーーーーーーー
「結局貴方達…一体どんな仲よ?家族だなんて言わないでよ…実際貴方に対する結婚宣言を寝言で言ってるわけだし」
俺は頭を抱えた。アンジュの話が正しければ、俺の前ではレイゼルお兄ちゃんって。他の目の前では兄貴って…夢の中では俺と妹のお花畑が…ハッキリ分かった。
ヒルダはガチで…重度のブラコンだこれ。
そしてヒルダの本心は俺が約束を破って恨んではいたけど、俺はヒルダに謝罪して…11年間経ってもヒルダを嫌うことのない俺に出会って
これ以上ないくらいデレデレな訳だ。