少し遅れて第三話です。
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第三話 制圧とセクハラの長い一日の終わり
轟音と共に破片が飛んでくる。
「うわぁ!?」
が、次の瞬間、その破片は急に力を失い制止し、そのまま地面へと落下した。
「初春さん、大丈夫?」
「え...ぁ....ありがとうございます....」
私はこの中で恐らく唯一戦闘能力のないであろう初春さんの前に庇うように立つ。
それと同時に白井がバックを置いて前へと出ていく。
「白井さん大丈夫でしょうか....」
「あの馬鹿達死んだわね」
「....まぁ、そうなる可能性が高いね」
白井の後ろ姿を見て心配する初春さんに反して私と美琴ねぇは呆れたような、哀れなものをみるような目をしながらそう呟いた。
見たところ男三人の銀行強盗、爆発の規模にあの様子...恐らくレベル3くらいだろう、一見したらかなりの能力者の男三人に対してジャッジメントの中学生の小柄な女子、なんともまぁ無謀な光景であろう...どんな悲惨な結果になるであろう.....。
まぁ、無謀で悲惨な結果になるであろうは男どもの方だが.....。
「ジャッジメントですの!」
白井のそんな声が聞こえたかと思うとそのまま戦闘が始まった。
まぁ、結果からいうと悲惨だった...もちろん男の方が、煽られて動きが単調になって翻弄されてボコボコ.....、ご自慢の能力すらもまともに使えずに攻撃は避けられ、足は掛けられ、挙句の果てに頭の上にテレポートからのドロップキック....、かわいそ.....。
この学園都市において無能力とされる者は確か約六割、つまり見下されるレベル1ですら上位四割の人、そしてそれはレベル2…レベル3….レベル4と上がっていくたびに人数は大幅に減っていく、レベル5に至っては私や美琴ねぇ含め八人しかいない程に。
理由はなぜか?それだけレベルが違うととてつもない壁が存在するから、相性はあれど...レベル3が三人いようとも相手はレベル4、しかも戦闘慣れしている上に能力も上澄み...勝てる道理もない。
「やっぱ白井さん凄い....」
「まぁ黒子だし」
「それはそう...って..?」
少し離れたとこで観戦しながらそんな会話をしていると、三人の内一人がこっちの方向に逃げてきているのが見えた。
「初春さん...姉さん、少し下がってて(黒子毎回一人逃がしてる...)」
「え?」
「はいはい」
二人が下がったのを確認すると、私はメガネを外し地面を軽く踏み鳴らした。
すると地面にその振動が伝わる、振動とは波...私は波を大きくし指向性を持たせ調整する、するとどうだろう。
「おわぁ!?!!?」
次の瞬間男の辺りの地面が地震のように縦揺れし始め...コンクリートが少し割れて地面が荒れる、全力で逃げてた男は突然のことに対応出来るわけもなく、綺麗にずっこけ私の丁度足元にうつ伏せに倒れた。
「うわぁ...痛そ」
「クソ...!なんなんだよ!!!って....てめぇは.....まさか....」
男が顔を上げてこちらを見た、てかやっぱり顔に擦り傷ができて血が滲んでる...血は苦手だから切実にやめてほしい。
「第八位の.....」
「そうですの」
男がそう言いかけるとさえぎるような声と共に男の服を地面と縫い留めるように鉄の棒が突然現れたように突き刺さった。
「このお方はレベル5の位相調律こと美歌さま...あと奥のは第三位の美琴お姉さまですの」
「あとって何よ、あとって」
「姉さん落ち着いて(私の付属品にされてやんの)」
「な....なっ.....」
男は完全に混乱していた、そりゃそうだろう、上手くいくはずだった計画、アクシデントが起きても並大抵なら対応できるはずの実力。
なのにたった一人のジャッジメントにボコボコにされ、仮に勝てたとしてレベル5の姉妹が後ろにいた....すべてが全くの偶然、運が悪かったとしか言えない。
「さてと....まだ抵抗しますの?おすすめはしないですけれど」
「ぐ....クソ......」
その最後の黒子の言葉で心が折れたのかなんなのか、結局男たちは抵抗をやめ、さっさと大人しく連行されていった。
夜....寮室にて。
「姉さん終わったよ」
私は日課である美琴ねぇの超電磁砲に使うコインの汚れ落とし兼コイン磨きを終えてまとめて渡した。
「あぁ、ありがと美歌、別にやんなくてもいいのに」
「汚れあったら伝導率とか落ちちゃうでしょ、備えあれば憂いなしだよ」
「あんたそういうとこ真面目よねぇ.....」
「まぁまぁ、姉思いのいい妹ですの」
「で.....黒子はなにしてるの?」
平和ないつも通りの夜、黒子の方を見てみると何か洗濯籠を漁っている、ポケットにティッシュでもいれっぱにしてしまったのだろうか....。
「?、日課の洗濯物のチェック(御坂姉妹の服の物色)ですの」
「んなことしなくていいわ!!!!」
それを聞いてすぐ美琴ねぇが黒子のことを羽交い絞めにして引きはがした.....いや何してんの?てか日課なの?初めて知ったよ?え?今まで何回やったん??
「(なんか頭痛くなってきたし疲れた....眠い、)」
今日は情報量が多すぎた....能力を使い過ぎたおかげで脳が疲れた....。
私は美琴ねぇと黒子の戯れを横目にベッドに横になった、横になった瞬間疲労感と眠気が一気に襲ってきた。
能力を使った日はいつもこう...普段はそんな寝るタイプでもないくせに一気に眠くなって長い時間寝てしまう...それに全く起きないらしいし...。
「お姉様!離してくださいまし!」
「あんた離したらまたやるでしょ!」
「それは....あ、でもこれならお姉様と密着出来て...」
「(メンタルつよ....)」
普段ならこの騒ぎもうるさくて寝れたものじゃないが今ならいい環境音になっている...なんか滅茶苦茶気持ちよく寝れそう...。
「あ、美歌、寝るならメガネをコンタクトに変えときなさいよ」
「ん~」
美琴ねぇが黒子に抱きつかられながらそう言ってきた、いつのまに立場が逆転したんだろうか....。
まぁ、そんなのどうでもいい...さっさとコンタクトに変えなければ...けど動けない...眠すぎる...。
「は!美歌さま!あたくしを甘やかしていただける件はどうなったのですの!」
「えぇ....今日ぅ?明日じゃダメぇ?」
そういえばそんな話があったような.....忘れてた...。
「今日がいいですの、明日になったらうやむやにするでしょう?」
「それはぁ...そうかもぉ.....」
てか美琴ねぇに抱きついたまま話すのやめてほしい...なんで美琴ねぇも受け入れてるの...。
「もう美琴ねぇに抱きついてるからよくないぃ...?二兎追うものは一兎も得ずだよぉ?」
「美歌さま?テレポーターに鬼ごっこの例を出しちゃいますの?」
「それはそうかもぉ.....」
「いや黒子...いい加減私から離れなさいよ」
「美歌さまが甘やかしてくれるなら離しますの」
「あんたねぇ.....」
「はぁ.....いいよぉ、おいで?黒子....」
「本当ですの!?」
私が諦めてベッドに横になったまま手を広げると次の瞬間黒子の姿が美琴ねぇの近くから消え、気づけば私の腕の中にいた。
いや、能力の無駄遣い.....。
「はいはい...いい子ぉ、」
「すぅ~~はぁ~~、すぅ~~~~~~、すぅ~~~~」
私が黒子の頭をなでてる間黒子は私の胸に顔をうずめてなんか深呼吸してる....うん、深呼吸だと思うことにする、それはそうと吸い過ぎじゃない?吐けてる?大丈夫?
「(黒子あったかい....なんか抱き枕に丁度いいかもぉ....)」
「あんた...よく人の妹をこんな堂々と目の前でいちゃつけるわね.....」
「あら...お姉様嫉妬ですの?それならお姉様が来てくれてもいいのですのよ?あたくし的にはむしろ大歓迎ですの」
「いや....そういうわけじゃ....」
「あたくしが美歌さまとお姉様に挟まれて甘やかされて....ふへへ......」
「いい加減にしなさい!!?」
「あ、美歌さま、頭撫でるの止めないで欲しいですの」
「はい..は...い.....」
「人の話を聞きなさい!!」
そんなこんなで数十分後。
「あれ...美歌さま寝てしまっていますの」
「あ、美歌コンタクトつけてないじゃない.....全く」
「もう甘やかし終わりですの.....」
「はいはい終わり終わり、私たちも寝るわよ」
美琴はそういい美歌に抱きついて離さない黒子を引きはがした。
「はぁ....楽しい時間はあっという間ですの....」
「あんたの楽しいは不純なのよ....はぁ、電気消すわよ」
「はいですの」
そういい二人も各々の布団に入り、美琴が電気を消す、すると部屋は暗闇に包まれてわかるのは布団の布のずれる音のみとなった。
数分後。
「(なんか嫌な予感....)」
かすかな違和感を感じて美琴は起き上がり、電気をつけて黒子のベッドの前へと行き、布団を引きはがす...が。
「......」
そこに黒子の姿はなかった。
次に美歌のベッドの前に行く、明らかにふくらみがある気がするが.......憶測でものを語るのもよくないので布団を引きはがす、すると。
「きゃ....」
案の定いた。
「きゃ...って、あんたねぇ.....よく人の妹の寝込みを襲えるわね........」
「お姉様こそ夜這いですの?」
「いい加減に......ね!!!ろ!!!!」
その日、寮部屋に雷が落ちた。
※比喩表現
軽く設定紹介
メガネとコンタクト
・科学技術によって美歌への日常の情報を制限している
・メガネとコンタクトの効果は一緒、ただコンタクトはつけ外しをしにくいから基本夜とかにつけてる
寮部屋
・元々は美歌と美琴の二人部屋
・黒子がいろいろやってなんとかこの部屋に入り込みこの形になった
御坂美歌
・筆者初めての女性オリキャラ故に口調や一人称や二人称三人称がぶれぶれ、許してほしい
・普段は早寝早起きの真面目ちゃん、能力を使うとロングスリーパーになって起きなくなる
・前述の理由より遅刻数回の前科あり
・眠い時と寝起きは基本ぽわぽわして警戒心が仲のいい人だとなくなる、そのため黒子はこの時を狙ってる
こんな感じです……。
良いなと思って頂けたらお気に入り登録や評価、ここすきなど本当によろしくお願いします、モチベーションと投稿頻度に繋がります…。
感想は疑問でもなんでも本当に些細なことで良いのでよろしくお願いします……、ほんと…来たら作者が踊り狂って死ねるくらいには喜びますので…。
どういう話が需要ある?
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戦闘回
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日常回(今回の最後みたいな)
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原作沿いストーリー進行