FF14で現代ダンジョン 作:黒蓮
【朗報】ダンジョン死亡者の蘇生&新種族システム、マジだったwwwwww【名無しの職人】
1:名無しの探索者
昨日『名無しの職人』様が告知した【魂の再構築】だけど、マジで事実だったぞ……。
第一層ロビー横に突然巨大な『再生の大結晶』が生えてきて、昨日氷獄竜の地割れで死んだはずの合同攻略隊のメンバーが次々とそこから歩いて出てきた。
マジで人類歴史上の転換点だろこれ。
2:名無しの探索者
現場にいたけどマジでカオスだったわwww
最初、見たこともない猫耳のイケメンとか、巨大な角生えた種族がぞろぞろ出てきて「敵襲か!?」ってパニックになりかけた。
職人様の「絶対に攻撃するな」ってツイートが無かったら、マジで誤認射撃で二次災害起きてたぞ。感謝しかない。
3:名無しの探索者
職人様の速報スピードマジで何なんだよ。
氷獄竜を瞬殺した『光の騎士』といい、あの二人は神か何かなのか?
4:名無しの探索者
それより種族ガチャの仕様が凄まじすぎるんだが???
判明してる種族まとめたぞ↓
・ヒューラン:見た目は普通の人間。ただし元の顔より全員明らかに美形化してる。
・エレゼン:長身・長耳の気品ある種族。
・ララフェル:身長90cm前後の超絶カワユスな幼児体型。
・ミコッテ:猫耳&しっぽ。運動神経が異次元。
・ルガディン:超絶マッチョな巨漢。頼もしさがヤバい。
・アウラ:頭に角、皮膚に硬質鱗。めちゃくちゃクール。
・ヴィエラ:長身+ウサギ耳のスタイル抜群種族。
・ロスガル:圧倒的獣人。モフモフ。
5:名無しの探索者
>>4
ララフェルになったガチのゴリゴリ前衛騎士(おっさん)が「声がかわいくなりすぎて怒号が通らねぇ!!」ってメソメソ泣いてて不覚にも萌えたwwww
6:名無しの探索者
>>5
ワロタwwwwww
でも命助かったんだから万々歳だよな。一回きりとはいえ、あの絶望の地割れから生還できるとか奇跡以外の何物でもない。
7:名無しの探索者
今日、渋谷のスクランブル交差点歩いてたら、さっそく病院での精密検査を終えた『ミコッテ』と『エレゼン』の元探索者が私服で歩いてて二度見したわ。
二次元から飛び出してきたみたいでマジで美男美女すぎる。
8:名無しの探索者
>>7
ヒューランで蘇生した知り合いの探索者に会ったけど、元の顔の面影を残しつつ完全に「俳優顔」になっててワロタ。
肌ツヤツヤだし、顔の骨格から整え直されてるレベル。
9:名無しの探索者
政府と警察も大慌てで「新種族となった蘇生者の人権保障と戸籍に関する臨時法案」を閣議決定したらしいな。
仕事速くて草。まあ職人様が公認した人間なんだから、化け物扱いして排除なんてしたら職人様に怒られるしな。
10:名無しの探索者
これから街中で猫耳とか角生えた人が歩いてても「あ、あの人一度ダンジョンで命落として生還した名誉ある探索者なんだな」って一目で分かってリスペクトされる時代になるのか。胸熱だな。
11:名無しの探索者
というかさ……。
職人様が事前に全種族の名前と特徴を把握してツイートしてたってことは、最初から知ってたのか?
12:名無しの探索者
>>11
あ……もしかして、職人神はダンジョンと共に異世界から来た異世界人なんじゃ……
13:名無しの探索者
マジで職人様は何者なんだ……。
命を救ってくれた『光の騎士』様と、混乱を防いで生き返った人たちの居場所を作ってくれた『名無しの職人』様。
この二人がいなかったら、昨日で人類のダンジョン攻略は完全に終わってたよ。本当にありがとうございます!!
◆
【朗報】第七層到達も霞むレベルで『種族変更』の話題がヤバい件【職人神「わざと死ぬな」】
1:名無しの探索者
氷獄竜討伐から一週間。
合同攻略チームが第七層のゲートを潜って絶壁地帯の調査を開始したらしいが……ぶっちゃけ今、みんな第七層の詳細より『魂の再構築』の話題で持ちきりだよな。
3:名無しの探索者
そりゃそうだろwww
「ダンジョンで死んでも一回だけ生き返れる」ってだけで人類の歴史が変わってんのに、蘇生後の姿が全員漏れなく美形化&新種族化するんだぞ? ネットが狂乱しないわけがない。
7:名無しの探索者
でもまだ一週間だし、実際に街で見かけた奴ってどれくらいいる?
病院の精密検査と戸籍の臨時更新手続があるから、氷獄竜戦で蘇生した数百人もまだ大半は退院できてないらしいじゃん。
12:名無しの探索者
>>7
昨日、新宿の役所で書類手続きに来てたミコッテ(猫耳)の男性を遠目で見かけたぞ!
マジで二次元から飛び出してきたみたいな小顔&イケメンでビビった。通りすがりの女子高生たちが悲鳴あげてたわ。
まだ人数が少ないから街で見かけたらマジで都市伝説レベルでラッキーだな。
18:名無しの探索者
ただ、この「蘇生したら美形になれる」って事実が広まったせいで、一部のバカな探索者がガチャ感覚でわざと死んで美形&新種族になりにいこうぜ!とか言い始めてネットが大炎上してただろ。
それに対する職人様のキレ気味のツイート、マジで草
24:名無しの探索者
職人様のありがたいお説教ツイート置いとくぞ。
名無しの職人(@Craft_God_Unknown)
おい、わざと死のうとしてる奴らは止めとけ。蘇生は『一人につき一回だけ』、この保険を捨てるなんてバカのする事だ。絶世のイケメンになろうとしてムキムキの禿ルガディンになる可能性だってあるんだぞ
29:名無しの探索者
>>24
「ムキムキの禿ルガディン」で耐えられなかったwwwwwww
33:名無しの探索者
職人様、相変わらず言葉遣いは荒いけど言ってることは正論の塊すぎるwww
41:名無しの探索者
実際、ルガディンになった元・痩せ型の探索者おじさんがニュースの取材で「体が重い……声が低すぎて家族に引かれた……」って困惑してたからなwww
ヒューランになれても美形にはなるけど元の面影は残るし、ランダムだから狙った種族になれる保証はゼロ。
「絶世の美形ミコッテになれる!」と思って飛び降りたら「スキンヘッドの超絶巨漢ルガディン」になるリスクがあるのは草生える。
52:名無しの探索者
職人様が「わざと死ぬのはバカ」ってハッキリ言ってくれたおかげで、痛い勘違いをして自殺志願者みたいになってた探索者たちが一気に冷や水ぶっかけられたように大人しくなっててウケる。
職人神の一言の抑止力、国家レベルだろ。
79:名無しの探索者
街で新種族の人たちを見かけるのはまだ珍しいけど、これから少しずつ「一度命を落としながらも生還した凄腕の探索者たち」として社会に混ざっていくんだろうな。
83:名無しの探索者
職人様のお達し通り、一度きりの大事な命なんだから、みんなちゃんと安全第一で第七層攻略を進めてほしいわ。
俺ももし街でミコッテやヴィエラの人を見かけたら、変にジロジロ見ないで「お疲れ様です」って心の中で敬意を払うことにするよ。
◆
さらに数日後――
最前線である合同攻略チームから、ついに第七層の初期調査報告と、現地で撮影された高解像度の画像データがネット上に開示された。
ミスト・ヴィレッジの白亜の豪邸。
日差しの差し込む広々としたリビングで、閃はふかふかのソファに深々と腰掛け、大型モニターに映し出された最新のダンジョンニュースを眺めていた。
「へぇ……第七層って、こんなロケーションなのか」
画面に映し出されていたのは、これまでの冷たかった第六層の氷世界とは打って変わり、鮮やかな緑が広がる巨大な森林エリアだった。
鬱蒼と茂る巨木の合間からは木漏れ日が差し込み、視界の遥か先には、雲を突くように佇む雄大な霊峰の山肌が伸びている。イメージとしては、神聖な霊峰の麓に広がる大樹海といった趣だ。
「綺麗なところですね。第六層のあの凍てつく寒さに比べたら、随分と過ごしやすそうです」
隣でお茶を淹れてくれていたルトラが、画面を覗き込みながら微笑む。
「そうだな。気候も安定してそうだし、森林と山岳の複合エリアなら素材の採取もしやす――ん?」
閃の言葉がピタリと止まった。
公開された数枚の現地写真。そのうちの一枚――巨樹の根元、鬱蒼とした木々の隙間を捉えた拡大写真に、異様な存在感を放つ『何か』が写り込んでいたのだ。
遠くの木陰から、ぬっと首を覗かせている黄色い巨体。
丸みを帯びたフォルム、フサフサとした黄色い羽毛、そしてつぶらな瞳と力強いクチバシ。
体長は二メートルをゆうに超えており、がっしりとした太い二本脚で大地を踏みしめている。
「……これって……!」
閃は思わず身を乗り出し、リモコンを操作してその画像を画面いっぱいに拡大した。
「マスター? どうかしましたか?」
ミエルも「にゃん?」と首をかしげながらモニターに顔を近づける。
閃はモニターに写る黄色い巨鳥を指差した。
「これ、チョコボじゃん!!!」
リビングに閃の叫びが響き渡った。
「あ、本当ですね、 見慣れ過ぎていて気付きませんでした」
「ていうか、この地形、高地ドラヴァニアに良く似てるな、蒼天に入った感じなのか?」
「蒼天って何にゃ?」
『魂の再構築』システムによって、エオルゼアの人間種族たちがこの世界に爆誕したばかりだ。
そして今度は、第七層の広大な森林エリアに、どう見てもダチョウサイズの黄色い巨鳥――【チョコボ】が悠々と歩き回っている写真がネットにアップされている。
閃は慌てて自分のスマホを取り出し、SNSのタイムラインを開いた。
『【速報】第七層で謎の黄色い巨大鳥が発見される』
『待ってこれマウント(乗用獣)にできるやつじゃない!?』
『クソデカ黄色い鳥かわいすぎるんだがwwww』
『乗れるのかな!? 馬みたいに走るのかな!?』
『職人様!! この鳥は何ですか!? 乗っても大丈夫なやつですか!?』
すでにネット上は大騒ぎだった。
第七層の過酷な戦闘を警戒していた探索者たちも、この愛くるしい(?)巨大鳥の登場に一気に緊張感を毒抜きされたらしく、タイムラインは「乗ってみたい」「ペットにしたい」という呑気なツイートで溢れかえっている。
「……はぁ。ダンジョンの奴、世界観を混ぜこぜにするにも程があるだろ……」
閃は呆れ果てたように深くソファに沈み込んだ。
画面の中ではフサフサの尾羽を揺らしながらカメラを凝視している黄色い鳥が見える。
(まあ、絶対あるよなチョコボマウント……)
マウントなんて物があるのだ、ファイナルファンタジー要素溢れるこのダンジョンで、チョコボに乗れないなんてまずあり得ないだろう。
だが問題はそこじゃない、第七層全体の『危険度』の跳ね上がり方だ。
閃は画面の背景――鬱蒼とした大森林の奥にそびえ立つ、雲を突くような雄大な連峰へと視線を戻した。
これまでの第一層から第六層までは、言わば基礎的な領域『新生編』だったのだろう。
だが、この第七層からは明確に世界の「枠組み」が一段階上がっている。敵の耐久力も、攻撃の苛烈さも、これまでのダンジョンの常識とは比べものにならないはずだ。
「今の探索者たちの装備じゃ、第七層の雑魚敵にすらまともにダメージが通らないだろ……。あの『氷獄竜』で絶望してたレベルの防具じゃ、一撃で蒸発しかねないぞ」
閃は深く息を吐き出すと、卓上の専用タブレットを引き寄せた。
「……仕方ない。レベル51相当の装備レシピと、必要なクラフト素材の採取場所……ついでに、あのチョコボを安全になだめるための『ギサールの野菜』の入手ルートもまとめておくか」
画面に向かって目にも留まらぬ速さで指を滑らせ、新たなレシピと攻略情報の取りまとめを始める閃。
「ふふ、やっぱりマスターは優しいですね」
「口では文句言いながら、速攻でみんなの装備のこと考えてあげてるにゃー!」
両脇から甘えるように寄り添ってくる二人の温もりに苦笑しつつ、閃は『名無しの職人』として、世界を再び揺るがすことになる新たな「レシピ集」の編纂へと没頭していくのだった。