FF14で現代ダンジョン 作:黒蓮華
【衝撃】職人神様、またしても世界を揺るがす神情報を投下してしまうwww【マテリア全面開放】
1:名無しの探索者
きたあああああああああああああああああ!!!!
職人神様の最新ツイート見たかお前ら!!!???
4:名無しの探索者
見たぞ!!!
第九層突破で『マテリアシステム全面開放』ってマジかよ!!
耐属性マテリアだけじゃなくて、攻撃力、クリティカル率、詠唱速度、クラフターやギャザラー用まで全部開放されたとかヤバすぎるだろ!!
12:名無しのAランク探索者
おいおいおい……。
「使い込んだ装備から強い思念を抽出してマテリアに変換できる【錬精】」って何だその神仕様!?
装備が消えるわけじゃないんだろ!?
23:名無しの一般人
>>12
もう動画付きで解説してる人もいて、使い込んだ武器を両手で包み込んだら光が溢れ出てマテリアが誕生してたぞ!
まじでファンタジーの極みみたいな現象起きてて鳥肌立ったわ……。
35:名無しの生産職
クラフターとギャザラー用のマテリアもあるってところで俺の脳汁が溢れ出た。
作業精度や採集効率が直接上がるって……これ職人神様のレシピ防具に装着したらどうなっちまうんだ!?
48:名無しの探索者
マテリアのランク一覧もまとめてくれてるな。
下から順に【マテリア】→【マテリラ】→【マテリダ】→【マテリガ】→【マテリジャ】……。
名前の響きが謎すぎるwww
59:名無しのBランク探索者
さっき自分が第一層攻略時からずっと手入れして使い込んできた愛用の剣で試しに錬精してみたら、本当に輝く玉が出てきたぞ!!
【雄略のマテリア】って名前らしい! 攻撃力が直接底上げされるとか凄すぎる!!
71:名無しのAランク探索者
>>59
マジか! ランクは【マテリア】だったか?
82:名無しのBランク探索者
>>71
おう! 【マテリア】だった!
上位のAランクの仲間がかなり使い込んだ武器で試したら【マテリラ】が出たって言ってたから、装備の性能とか戦ってきた深さで抽出できるランクが変わるっぽいな!
94:名無しのSランク探索者
うちのパーティの精鋭が長年使ってる最高峰の装備で錬精しても【マテリラ】だったわ。
【マテリダ】以上って一体どれだけの装備と試練を経たら出るんだ……?
たまに高階層のモンスターから直接ドロップするらしいから、ドロップ狙いもアツそうだな。
◆
【悲報】中古装備市場、一瞬で買い占められて大混乱wwww【錬精】
105:名無しの一般人
オークションサイト見てみろwwww
使い込まれた中古装備が片っ端から買われて在庫消滅してて草wwww
118:名無しの探索者
そりゃそうだろ!!
「今まで使い古した装備は後輩にあげるか安値で売る」のが常識だったのに、使い込めば自分だけの強化アイテムを産み出してくれる宝箱に化けるんだぞ!?
130:名無しの生産職
鍛冶屋としては涙が出るほど嬉しいわ……。
今まで「型落ちだから」って買い叩かれてた装備すら、マテリア抽出用に買い求める探索者でごった返してる。
工房の受注枠が完全にパンクした。
142:名無しのギルド関係者
ただ、協会側から注意喚起が出てるぞ。
「錬精度を溜めたいからといって、自分の適正に合わない古い装備のまま上の階層へ行くのは絶対にやめてください。能力不足で命を落とします」ってさ。
155:名無しの探索者
>>142
うわー、絶対やる奴出てくるやつだそれ……。
「あと少しで錬精できるから!」って無理して強いモンスターに挑んで返り討ちに遭うパターンな。
167:名無しのAランク探索者
古い装備で無理するくらいなら、新しい高階層の装備を買って、そこに抽出したマテリアを装着した方が圧倒的に強くて安全だって職人神も言ってたからな
180:名無しの一般人
>>167
そうだよな、階層を跨ぐとモンスターの強さが段違いになるって話だし……
193:名無しの生産職
クラフターの工房にも問い合わせが殺到してそうだな
205:名無しの探索者
職人神様が一言呟くだけで世界中の経済と攻略の常識がひっくり返るの凄すぎる。
220:名無しのギルドマスター
ここ最近の怒涛の展開は、人類のダンジョン攻略史に永久に刻まれるレベルの大変革期だな。
235:名無しの一般人
探索者もクラフターも、みんな自分の装備に愛情持って使い込むようになるのは良いことだしな!
手に入れたマテリアを早く自分の装備に装着してみたいわ!
◆
【悲報】中古装備買い占めた勢、全員無事死亡のお知らせwwww【錬精】
1:名無しの探索者
おいお前ら速報だぞ!!!!!
オークションで使い込まれた中古装備を買い漁ってた奴ら、息してるかーーーっ!!??wwww
4:名無しの一般人
えっ何があったの!?
やっぱり古い装備買っても錬精できなかった感じ!?
12:名無しの探索者
結論から言うと【他人が使い込んだ装備からはマテリア出ない】っぽいぞwwwww
自分で買ってから一度もダンジョンに持って行ってない中古の剣でいくら念じても、光の欠片すら出ないって報告がSNSで溢れかえってるwwww
25:名無しのBランク探索者
マジで言ってるのかよ……嘘だろ……。
俺、貯金叩いて上物の使い込まれた大剣買ったんだぞ……!?
届くの楽しみにしてたのに、金返してくれよおおおぉぉぉッ!!!
33:名無しの一般人
転売屋と横着しようとした奴らが一瞬で大撃沈してて草wwww
48:名無しの生産職
冷静に考えたら当たり前なんだよなぁ。
職人神様のツイートでも「戦いを共にして使い込んだ装備に宿る強靭な思念」って言ってたろ。
自分が一度も刃を交えてない、見知らぬ他人の思念なんて自分自身で抽出できるわけがないんだよ。
59:名無しの探索者
ゲームみたいに数値が見えるわけでもないしな。
自分の感覚で「あ、この武具とは死線をくぐり抜けて絆が深まったな」って実感できた時が錬精のタイミングなんだろ。
72:名無しのギルド関係者
現場で検証した探索者から報告が届いてます。
『自分が長年使い込んできた愛用の槍』を仲間に貸して、その仲間が錬精を試みても不発。
元の持ち主である本人が手に取り直して集中したら、一瞬で眩い光と共にマテリアが抽出されたそうです。
85:名無しのAランク探索者
>>72
うわ、確定検証助かる。
つまり【装備との絆・自分自身の戦闘経験】そのものがマテリアの原石ってことか……。
どんなに他人が使い古した最高級の装備を買っても、自分が使い込まない限りただの型落ち装備ってわけだ。
98:名無しの探索者
爆買いした中古装備の山を前に絶望してる奴らの悲鳴がSNSでバズりまくってて笑う。
「届いた上物の鎧を抱きしめて三時間念じたけど何も起きませんでした」とか腹痛いwwww
110:名無しの一般人
抱きしめて念じるだけで出たら苦労しないだろwwww
ちゃんと自分でダンジョンに潜ってモンスターと戦ってこいwwww
123:名無しのBランク探索者
はぁ……買い漁った中古装備、自分で一から使い込んで錬精するしかないのか……。
でも自分の適正に合わない装備をいちいちダンジョンに持ち込んで戦うのも命がけだし、結局地道に自分の愛用装備を育てるのが一番の近道なんだな……。
135:名無しの生産職
これで中古市場の異常な買い占めも沈静化しそうだな。
やっぱり職人神様の作るシステムは「武具への愛着」と「自らの足で挑む勇気」を何より尊重してるんだわ。
楽して強くなろうとした奴が全員痛い目を見るの、ほんと最高にスカッとする。
148:名無しの探索者
楽な抜け道なんて無かったんや……。
よし! 俺も余計な中古買いあさるのはやめて、自分の愛用の剣と一緒に第十層目指してコツコツ使い込んでいくわ!
160:名無しの一般人
自分の手で死線を越えて、自分だけのマテリアを生み出す……。
そう思うと、ますます自分の装備が愛おしくなってくるな!
探索者のみなさん、怪我に気をつけて自分の相棒としっかり絆を深めてきてくれよな!
◆
――ミスト・ヴィレッジの白亜の豪邸、広々としたリビング。
パソコンの画面に映る探索者の掲示板やSNSのトレンドをのんびりと眺めながら、閃はソファで深々と溜め息をついた。
「『オークションで買い占めた中古装備を抱きしめて三時間念じたのに、マテリアが一つも出なかった』……だって? ふふふ、自業自得ね」
「当たり前だにゃー! ズルして横着しようとした奴らは痛い目を見るのが世の常だにゃ!」
閃の傍らでスマートフォンの画面を覗き込んでいたエリカとミエルが、掲示板の書き込みを見て可憐な笑い声を上げる。
マテリアを抽出するためには、装備に蓄積された『錬精度』が上限に達している必要がある。
だが、前世のゲームと同じく、錬精度は「自身が装備して敵を倒す、あるいは製作、採取をする」ことでしか溜まらない。他人が使い込んだ中古品を高値で買い占めたところで、錬精度はゼロからのスタートとなる。
自分の血と汗を滲ませ、戦地を共にして初めて武具に思いが宿る――システムとしても、冒険の理としても当然の理屈だ。それを、金に物を言わせてアイテムだけを吸い上げようとした連中が、勝手に自滅しただけの話である。
「ふふ、ですが結果として、探索者の皆様がご自身の装備を大切に扱い、安易な近道に走らず地道な攻略へ向かうようになったのは素晴らしいことです」
良い香りのする紅茶を淹れ直してくれたルトラが、上品な微笑みを浮かべてティーカップをテーブルへと置いた。
「そうだな。……ちなみにだが、実はマテリアには更なる『先』の強化方法がある」
「えっ……!? これ以上に強化する方法があるの、閃くん!?」
エリカが身を乗り出し、目を輝かせる。ミエルも猫耳をピンと立たせて、閃の顔を食い入るように覗き込んだ。
「装備に空いてる穴が全て埋まった状態から、更に限界を超えてマテリアを叩き込む『禁断装着』っていうものがあるんだよ」
「き、禁断……!? 名前からして凄まじい響きですね……!」
「でも閃くん、ドリルで無理やり防具に穴を空けてマテリアを嵌めようとしても意味がないんでしょ? ネットでも悲惨な報告をよく見かけたわよ?」
エリカが思い出したように首をかしげると、閃はニヤリと不敵な笑みを浮かべた。
「ああ、物理的に穴をあけるだけじゃ意味がない。クラフターの技術で、限界を超えてマテリアのエーテルを強引に武具へ融合させる『正しい方法』が存在するんだ」
「そうなのですか。ですが……その『禁断装着』には相応のリスクもあるのでは?」
ルトラが察し良く先を促すと、閃は重々しく頷いた。
「正解。成功すればステータスはその分だけ上がる。……ただし、失敗すると装着しようとしたマテリアが粉々に砕け散って消滅するんだ。しかも成功確率はどんどん下がっていくから、何十個という貴重なマテリアが割れ続ける地獄を見る事になる」
「「「ひえっ……!?」」」
三人が同時に息を呑んだ。
成功すれば圧倒的な強さを得るが、失敗すれば血と汗の結晶であるマテリアが一瞬で灰燼に帰す、まさに悪魔の強化術。
閃は画面の中で「早くマテリアのさらなる秘密を教えてくれ職人神様!」と騒ぎ立てるネットの書き込みを一度見やり、静かに首を横に振った。
「……まあ、この『マテリア禁断装着』を世間に教えるのは、まだまだ先だな」
「そうね……。今教えちゃったら、せっかく自分の相棒から手に入れた大切なマテリアを、破産覚悟のギャンブルで溶かしまくる人が続出しちゃうわ……」
「ええ。まずは各自が自分の武具と真摯に向き合い、正常な穴に一つずつマテリアを装着して、着実に実力を底上げするのが先決でしょう。焦りは身を滅ぼします」
この世界にマテリアが現れてからまだ間もないのだ。市場経済もようやくマテリアの価値を測り始めた段階であり、こんなに早くから強烈過ぎる刺激を与えるわけにはいかない。
自分の相棒であるガンブレードを愛おしそうに撫でながら、閃は満足そうに微笑むと、三人を見渡した。
「よし。俺たちもそろそろ準備を整えるか」
「「「はいっ!(にゃ)」」」
「第十層――蒼穹神殿。どんな強力なモンスターや未知の魔導具、新素材が待っているか、じっくりと腰を据えて攻略していくぞ!」
マテリアという新たな力を手に入れた人類の攻略速度は、これから確実に増していく。
激動の時代の渦中にありながらも、閃たちは己の相棒たる武具と共に、未知なる大理石の神殿エリアへと静かに歩みを進めるのだった。