バカとテストと召喚獣~限りなくAに近くて限りなくAに遠い男~ 作:ツクモ
西村先生から封筒を貰った後、Fクラスに向かおうと思ったけど少し時間があるため他のクラスを見ていこうと思った。
~Aクラス~
・・・凄い。本当にここは教室なのかと目を疑う。リクライニングシートにノートパソコン、個人エアコンや冷蔵庫まである。冷蔵庫にはきっとお菓子や飲み物が支給されているんだろう。ここまで見ると改めてAクラスに入れなかったことが悔やまれる。生徒を見ていると去年同じクラスで友達の霧島さんや久保君がいた。2人ともわからないところを質問しているうちに親しくなった。特に霧島さんは印象に残っている。ある男子について・・・それはもう毎日話を聞いていた。
~Bクラス~
設備はまるでテレビで見るような講義室のようだ。このクラスでも楽しく過ごせ・・・いや、楽しく過ごせるかはわからない。根元恭二、カンニングの常連だとか、目的の為には手段を選ばないという噂がある。もし彼が代表ならなにされるかわからない。隣には女子がいる。彼女だったりして。
~Cクラス~
ここは普通の教室だ。おそらくこのクラスが基準となっているんだろう。・・・たぶん。
~Dクラス~
やっぱり少し古い教室だ。ここから設備が下がってくる。狙うならCクラス以上をねらいたいなあ。
~Eクラス~
かなり落ちたな・・・この様子だとFクラスはどうなるんだ?
~Fクラス~
な、なんだこの廃墟は・・・これは酷い。ここで最悪1年間過ごすのか・・・いや、鬱になっちゃだめだ!!住めば都とも言うし、クラスメイトも良い人達かもしれない。設備で考えちゃだめだ!!そう考えてFクラスの扉を開いた。そこで待っていたのは・・・
「早く座りやがれ、このウジ虫野郎」
罵倒だった。そして本当にこのクラスでやっていけるのかという自信がなくなった瞬間でもある。
「えっと・・・自分君に何かしたかな?なんで罵倒されるの?」
とりあえず聞いてみた。
「ああすまん、人違いだ。てっきりあのバカだと思ってな」
バカって・・・いったい誰のことだと気になったけど、その前に1つ気になることがあった。野生味たっぷりの顔、たてがみのようにつんつんに尖った赤い髪。もしかして・・・
「もしかして坂本雄二君?」
聞いてみた。
「ああ、確かにそうだが・・・なぜ知ってるんだ?」
ああ、やっぱり坂本君か。よく知ってるとも。何せ・・・
「前のクラスの友人で霧島さんがいてね、よく君の話を聞かされたんだ・・・それはもう暗記できるくらいに」
「すまない・・・」
坂本君が同情してくれた。こんな話をしていると・・・
「ごめん、通ってもいいかな?」
ふと後ろから声が聞こえた。あ、そういえば入り口の前で話してるんだった。
「ああごめ「早く座りやがれ、このウジ虫野郎」・・・君がバカか」
「いきなり知らない人からバカ呼ばれた!?」
「さすがは明久、今日も知らない人から見てもバカがわかるくらいのバカなオーラが漂ってるな」
「うん、こんなにバカのオーラを漂わせる人はそういないね」
「二人とも酷い!?」
おお、坂本君にあわせてつい初対面の人をからかったけど、なんか反応が飽きないな。でもこのくらいにしとこう。
「ごめんごめん、君がバカってわかったのは坂本君から君の事バカって聞いたからだよ」
間違ってないよね?
「貴様のせいかバカ雄二!!」
「バカにバカ言って何が悪いバカ久!!」
両者睨みあう。坂本君を睨んでるのはバカ久・・・もとい明久だったかな?苗字は何だろう?・・・ってなんか殴り合いしそう!?なんとかしないと!?
「ま、まあ落ち着いて、2人とも!!そういや2人とも名前教えてないよね?自分は宮崎直人、よろしく」
「そういえば名前教えてないよね?僕は吉井「バカ久」って何を言うのさバカ雄二!?」
「吉井バカ久・・・明久だと思ってたんだけど違ったんだ・・・」
「やめて!?僕は明久であってるよ!!お願いだからバカ久って呼ばないで!!」
「わかってるよ。よろしく、吉井明久君」
さすがにからかい過ぎた・・・かわいそうになってきたからもうやめよう。
「えーと、ちょっと通してもらえますかね?」
あ、教室の入り口にいたことをまた忘れてた。声のしたほうを見るとそこにはきっとここの担任の先生だと思う教師が立っていた。
「それと席についてもらえますか?HRを始めますので」
「はい」
「はーい、わかりました」
「うーっす」
自分、吉井君、坂本君は返事をして席に着こうとした。
「ところで自分達の席ってどこだろう?」
「席は自由になっているので自由に座ってください」
ええーっ、先生の言葉に席すら決まっていないことに席のことを知っていた坂本君を除く自分と吉井君は苦笑いをするのであった。・・・さすがFクラス。
今回は明久をからかい過ぎましたかね(苦笑)次は自己紹介です!!