バカとテストと召喚獣~限りなくAに近くて限りなくAに遠い男~   作:ツクモ

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第3話

自分達が席に着くと、2年生最初のHRが始まった。

 

「皆さん進級おめでとうございます。私がFクラス担任の・・・」

 

先生が名前を黒板に書こうとして・・・やめた。

 

「・・・福原慎です。よろしくお願いします」

 

・・・チョークすらないのかこのクラスは・・・

 

「皆さんに卓袱台と座布団は支給されていますか?不備があれば申し出てください」

 

このクラスに机や椅子が無い。その代わりに卓袱台と座布団になっていて今まで経験したことの無い授業体制となるだろう。・・・でも悪くない気がする。

 

「先生、俺のの座布団に綿がほとんど入ってないです」

 

早速不備(というか不満?)がきた。

 

「我慢してください」

 

これの返答は予想していた。Fクラスだから不満は流すだろう。

 

「先生、卓袱台の足が折れています」

 

これは別の卓袱台に代えるだろう。

 

「木工ボンドが支給されているので後で自分で直してください」

 

えぇ・・・これすら代えちゃだめなのか・・・

 

他にも色々申し出があったが、すべて我慢するか自分で直せだった。・・・これがFクラスなのか・・・

 

「他はいませんか?」

 

もう諦めがついたのか、他の生徒は誰も発言が無くなった。でも自分はどうしても気になることがあったので・・・

 

「先生、チョークが無いとさすがに授業ができないんじゃないでしょうか?」

 

発言してみた。さあ、どういう返答がくる?

 

「我慢してください」

 

「そんなバカな!?」

 

いやいや、チョークすら支給されないクラスってどうなの!?

 

「はっはっは、冗談です。後で白のチョークを申請しておきましょう。授業までには間に合うはずです」

 

白だけか・・・まあ他の色は我慢しよう。言っても・・・

 

「せんせー、白以外は無いんですか?」

 

「我慢してください」

 

他の生徒が言ったけど予想道理の答えだった。

 

「ではそろそろ自己紹介を始めましょうか。廊下側の方からお願いします」

 

福原先生の言葉を受け、廊下側の生徒が立ち上がり自己紹介をはじめた。自分の番が来るまでに気になった生徒が3人いた。

 

木下秀吉

演劇部に所属している男子生徒。何故か自分のことを男子だとわかりきったことを言ってた。・・・吉井くんと坂本君を除く他の人達は驚いてたが。

 

土屋康太

口数が少なくて名前を言ったらすぐに座った。他の人達は趣味とか他のを言ってたせいか逆に印象に残った。

 

島田美波

吉井君を殴るのが趣味なドイツからの帰国子女でこのクラス唯一の女子。でも殴るのが趣味って・・・あまり知り合いたくは無いなあ。

 

・・・お、次は吉井君の番だ。

 

「吉井明久です。気軽にダーリンって呼んで下さいね♪♪」

 

なんだそりゃ。気さくな男子生徒って思わせたかったのかな?

 

「「「「「ダアアアアアアリイイイイイン!!!!!」」」」」

 

・・・ノリがいいなあ・・・

 

・・・自分が普通に自己紹介を終えて次々と自己紹介を終えていく。するともう少しで最後の坂本君の番が来るところで

 

「あのっ、遅れてすみません・・・」

 

Fクラスの扉が開いてピンク色の髪をした女子生徒が入ってきた。

 

「ちょうどよかった、今自己紹介をしていたところなので姫路さんもお願いします」

 

「は、はい!!姫路瑞希といいます。よろしくお願いします」

 

「はいっ!!1つ質問です!!」

 

自己紹介を終えた男子生徒が手を上げて質問した。

 

「はっ、はい!!何ですか?」

 

「どうしてここのクラスにいるんですか?」

 

一見失礼な質問に聞こえるだろう。でも彼女は学年次席の学力を持っているのだ、この質問はしょうがない。

 

「えっと・・・試験中に熱を出してしまって・・・」

 

なるほど、途中退席したせいで無得点扱いなのか。

 

『そういえば俺も熱(の問題)のせいでFクラスに』

 

『ああ、化学だろ?あれは難しかったなあ』

 

『俺は弟が事故に遭ったと聞いて実力を出し切れなくて』

 

『黙れ1人っ子』

 

『俺の彼女がなかなか寝かしてくれなくて』

 

『今年1番の嘘をありがとう』

 

・・・バカばっかりな気がする。でもここは自分も(本当の事を)言ってみますか!!

 

「船越先生から告白されてそれから逃げてたらFクラスに・・・」

 

「「「「「そんなありえそうな嘘はつくな!?」」」」」

 

クラス全員からのつっこみ。・・・本当のことなんだけどなあ。

 

「で、ではこれからよろしくお願いします!!」

 

姫路さんはそう言って吉井君や坂本君に近い席(卓袱台)に座った。ここから他の生徒の自己紹介が「ねえ雄二!!もう半分は!?」・・・吉井君は坂本君と何を話してるんだ?

 

「そこ人達、静かにしてくださいね」

 

案の定教卓をたたきながら注意『バキバキガラガラガシャーン!!』・・・何故か教卓が壊れた。

 

「・・・ええ、替えの教卓を持ってくるので少々待ってて下さい」

 

そういい福原先生は教室を出て行った。・・・ん?吉井君と坂本君が教室を出て行って廊下で何か話してる。何の話をしてるんだろう?暫くすると2人が戻って来て先生も替えの教卓(たたくとまた壊れそうな古いやつ)を持って戻って来た。そして自己紹介の続きが始まった。

 

「では次で最後ですね。そういえば坂本君はFクラス代表でしたね。ちょうどいいのでこのまま前で挨拶をお願いします」

 

「うっす」

 

返事をして坂本君が前に出た。

 

「Fクラス代表の坂本雄二だ。俺の事は坂本でも代表でも自由に呼んでくれ。・・・さて1つ聞きたい事がある。知ってのとおりFクラスはかび臭い教室に汚れた卓袱台や座布団。対してAクラスは冷暖房完備の教室にリクラウニングシートだそうだ。・・・不満は無いか?」

 

唐突に質問をしてきた坂本君。もしかして・・・

 

「「「「「おおありじゃあああああああああ!!!!!」」」」」

 

Fクラスの皆はやっぱりFクラスに不満があった。あたりまえか。

 

「そうだろう?そこで俺から提案がある」

 

やっぱりそうだ坂本君は

 

「俺達Fクラスは」

 

野性味ある笑い方をして

 

「Aクラスに対して」

 

高らかに

 

「試験召喚戦争を仕掛けてみようと思う」

 

宣言した。まさか自分の望んだ事が初日から起こるとは・・・こうしてFクラスのAクラスへの下克上が始まった。




なんかほとんどが原作に近くなってしまいましたね(汗)自己紹介だったからネタがそんなに無かったと言い訳させて下さい!!
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