バカとテストと召喚獣~限りなくAに近くて限りなくAに遠い男~   作:ツクモ

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第7話

~直人視点~

 

坂本君への仕返しの準備も終え今は帰るため廊下を歩いている。自分は仕返しの準備の時はまだ帰る準備していなかったが、明久(仕返しの準備が終わったあと、自分のことは明久でいいと言われた)は話しているときにはすでに帰る準備をしていたため仕返しの準備を終えた後そのまま帰宅。

 

「えっと、忘れ物はないよね・・・」

 

試召戦争中はずっと回復試験を行っただったため、鞄は試験教室に置いといたのだが、一応忘れ物が無いか歩きながら鞄の中を確認。忘れ物が無いのを確認して、1冊の小説を取り出す。本当は休み時間に読もうと準備していた本っだったが、試召戦争で読むことができなかった。家に帰ったら読もうと思いすぐに取り出せるように鞄にしまおうとして・・・

 

『ドンッ』

 

・・・誰かにぶつかり本を落としてしまった。

 

「あ、すみません、ちょっとよそ見してて・・・」

 

本を拾う前に(相手が上級生かもしれないから)慣れない敬語を使い謝りながら相手の方を向き、顔を見ると一瞬知り合いの顔に見えた。顔は秀吉にそっくり。秀吉を女子っぽくしたらこんなになるんだろうか?なにより服装が女子の制服だから秀吉なわけがない。

 

「こちらこそごめんなさい、私もよそ見してて不注意でした」

 

向こうも謝ってくる。それにしても秀吉に似てる。尋ねてみるか。

 

「あの、自分の知り合いに似ているのですが、もしかして木下秀吉君のお姉さんか妹さんですか?」

 

「ええ、私は秀吉の姉の木下優子です。秀吉の友達なんですか?」

 

やっぱり秀吉の身内か。

 

「はい、宮崎直人といって、秀吉君とは同じクラスの友達です」

 

自己紹介も混ぜて説明した。

 

「同じクラスってことは私と同学年ね」

 

じゃあ同い年なの?向こうも敬語は使ってないし、敬語はいらないかな?

 

「ってことは双子?」

 

「そうよ。二卵性双生児なのに一卵性のようにそっくりなのよね」

 

珍しいなあと思っていると、

 

「優子!!」

 

木下さんの後ろから声が聞こえる。その声を聞いた木下さんは焦った顔をしながら、

 

「じゃ、じゃあ私はこれで失礼するわね」

 

こう発言して声の方へ向かっていった。なんで最後焦ったんだろ?疑問に思いながら落とした本を拾って帰った。

 

「さて、本の続きでも読むか」

 

家に到着し着替えた後、楽しみにしてた小説を読む。

 

『ならば伝説の木の下で釘バットを持って貴様を待つ!!』

 

『斬新な告白だな、おい!?』

 

・・・あれ?自分が読んでた小説ってこんな内容だっけ?少しページを戻してみよう。適当にページを戻して読んでみると、男子が好きな男子に痺れ薬の入った弁当を渡してるとこだった。・・・うん、これは自分が読んでる小説じゃない。自分が読む小説のジャンルはファンタジー系であって、この小説のジャンルはBLだ。でもいつの間に・・・あ、もしかしてあの時かな?心当たりがあったため、その人に電話した。

 

~優子視点~

 

どうしよう・・・帰るときに間違えて家から持ち出しちゃったBL小説を忘れずに持ち帰っているか確認するために取り出したらぶつかって落とすなんて。しかもそのとき相手も本を出してて落としてたなんて。あの時、愛子が来なければ本が2冊落ちてるのに気づいて落ち着いて本を確かめて拾うことができたのに!!

 

prrrrr!!

 

あ、電話だ。自分の知り合いだったら携帯にかかるだろうし、秀吉にまかせるか。

 

「秀吉ー、電話出てー」

 

「わかったのじゃー・・・もしもし」

 

さて、確か宮崎直人って言ったかしら。秀吉と同じクラスだって言ってたから、明日秀吉に取りに行かせて・・・

 

「おお、直人か!!」

 

「秀吉!!貸しなさい!!」

 

「姉上!?」

 

ちょうどいいわ、このまま電話して取り戻そう!!

 

~直人視点~

 

秀吉が電話に出たら何故か向こうでは揉め事(?)が起きた。

 

『もしもし、宮崎君?』

 

「この声は木下さん?」

 

『そうよ。ちょっと聞きたいんだけど、今日小説持ってきた?』

 

「自分も同じ事聞こうとしたんだけど、もしかして・・・」

 

『やっぱり・・・それ今から持ってきて!!』

 

「別に明日持って行くけど?」

 

『それは駄目!!今すぐ持ってきて!!』

 

「わ、わかった。でも自分木下さん家知らないよ?」

 

『じゃあ学校近くの文月公園は知ってる?』

 

「うん、知ってるよ。じゃあ今から持っていくね」

 

『わかったわ。私も今からそこに向かうから。それじゃあ』

 

急遽文月公園に向かうことになった。でもどうして今日なんだろ?早く読みたいのかな?

 

 

 

文月公園に行くと、そこには木下さんの姿があった。

 

「木下さん!!」

 

「来たわね。それで本は?」

 

「はい」

 

持ってきた本を木下さんに渡す。その本の内容を少し確認して、

 

「確かに私の本ね。はい、これ」

 

そういいながら木下さんは本を差し出す。それを受け取り内容を確認する。

 

「・・・うん、自分のだ」

 

「ねえ、本が違うことに気づいたって事はこの本読んだの?」

 

「まあ、少しだけね」

 

「お願い、私がこうゆう本を持ってること他の人には黙っていて」

 

木下さんからのお願い。木下さんはこの本を読んでいることを知られたくは無いのか。

 

「わかった。このことは誰にも言わないよ」

 

「ありがとう」

 

その後、Dクラス対Fクラスの試召戦争等、少し会話をして帰った。

 

 

 

翌日

 

「おはよー明久、坂本君」

 

「あ、おはよー直人」

 

「おう。なんだ、明久と宮崎は名前で呼ぶようになったのか」

 

「まあね」

 

「ついでだ、俺のことも雄二でいいぞ」

 

「そう?じゃあ自分も直人でいいよ」

 

朝の挨拶がてら話していると、

 

「吉井いいいいい!!」

 

「ぐはっ!?」

 

島田さんが朝の挨拶がてら(?)明久にパンチをした。

 

「ちょっと島田さん、何するの!?」

 

「何するのじゃないわよ!!よくも昨日は私に濡れ衣をきせたわね!!おかげで彼女にしたくないランキングが上がったじゃない!!」

 

なんだそのランキングは初耳だ。

 

「まあ、この後のこともあるからお仕置きはしないけど」

 

「十分お仕置きされたと思います」

 

それには同意です。

 

「ってこの後って何があるの?」

 

「最初の授業は数学で、担当は船越先生だって」

 

「あ・・・しまった、どうしよう直人!!このままじゃ僕達・・・」

 

「あ、明久、今のうちに言い訳を考えよう!!」

 

「残念だがお前ら、時間切れだ」

 

授業のチャイムが鳴るこのときの雄二の顔が凄くニヤニヤしている。そして船越先生がやってくる。

 

・・・とうとうこの時がやってきた

 

「おはようございます。・・・授業の前に皆さんに報告があります」

 

・・・自分と明久の

 

「実は私と坂本雄二君は付き合うことになりました///」

 

・・・仕返しの時間が

 

「・・・は?」

 

顔を赤らめて発言した船越先生の内容に雄二は思考が停止する。しかしすぐに復活して、

 

「明久!!直人!!これはどういうことだ!?」

 

かなり慌てながら自分と明久に尋ねてくる

 

「放課後自分と明久は船越先生のとこに行ったんだ」

 

自分がそこまで言うと次に明久が説明する

 

「そして説明したんだ。自分達が呼ばれたのは雄二の気持ちを伝えるためって」

 

自分から伝えるのは恥ずかしいから代理を頼んだっと言ったらすぐに納得してくれた。

 

「まさか、授業の前に慌てていたのは・・・」

 

「本当は授業始まるまで最初の授業の事は触れないつもりだったんだけどね」

 

「まさか触れられるととは思わなかったから少し焦ったよ」

 

ここまで自分、明久の順で話すと、

 

「雄二君、結婚は卒業したらすぐに行いますか?」

 

船越先生がこんな発言をするものだから、顔を赤らめていく先生とは逆に雄二は顔を青ざめる。こんな雄二の姿を確認した自分と明久は、

 

「「お幸せに」」

 

と発言し親指を立てて祝福してあげた。




直人と明久の雄二への仕返し無事に終わりました!!・・・やり過ぎでしょうか?
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