バトスピの新作アニメ面白いですね!
昔からバトスピはCGがきれいで子供ながらに「なんかすごー」だったんですけど、今見てもすごくきれいで時間の流れがあやふやになります
晴れて3Dバトル経験者となった吉政は中学校卒業式を契機に、清く正しくバトルとカードの情報収集に励む日々を送っていた。
入学早々に新入生テストが控えている状況で大丈夫かこの男。
そんな誰しもが、春境特有の不安と期待を秘めるトランジションに踊らされている。
「やっとついたぁ……!」
そして自身に振り回されている吉政は、とある駅の改札を出て外の空気を目一杯吸い込んでいた。
目の前に広がるのは一面ススキ色の土地。こんな自然豊かな景色は久方ぶりだった。
わざわざ慣れていない新幹線と慣れない土地での電車を乗り継ぎ、尻と腰を痛ませて目的の建物が見えたことに吉政は隠しきれない安堵を感じた。
「けど……」
しかし凝り固まった体を伸ばした時に自然とその疑問は口に出た。
「なんでこんな
一面広がる広大な土地。遠近感が狂いそうな平野に似つかわしくない超現代的な建造物。
しかしそれが吉政の目的地。
そのビルとはIBSAの本部だった。
時は遡ること数日前。
初3Dバトルを経験した吉政は夜までその興奮を収まりきらずにバトルを思い返していた。それこそ序盤の一挙手一投足から終盤の大激動までもろもろすべて。
そんな中で吉政は忘れていた、もとい見ないふりをしていたそれに手を付けた。
「ぶっちゃけあっちからしたら『今さら返事されても』って感じだよなぁ、これ……」
デッキを封印したダンボールと共に置いてあった紙袋。その中から簡素に「IBSA」と書かれた未開封の封筒を取り出す。
紙袋の中には同じ状態の封筒がいくつも重なってあった。
吉政はバトスピ断ちを思い立ったその日からバトスピに関連する情報を可能な限りシャットアウトしていた。
テレビ、スマホなどはもちろん、通学路にショップがあれば遠回りしてでもルートを変え、なにか外に用事があれば逐一『刺激物』を洗い出してそれを回避する。
そんな指名手配犯にでもなったんか生活を吉政はここ数年送っていた。
その反動もあってか、数年ぶりにショップに立ち入る際は体が拒否反応を起こし、数日後には用もないのにショップへ出入りするようになった。
いわゆるリバウンドというやつである。
そんな生活の中では当然バトスピに関する郵送物も吉政の中では爪弾きの対象であった。
それがバトスピの運営機関である「IBSA」直々の郵送物だったとしても。
そうして梨の礫を決め込み、溜め込んだ封筒をいざ目の前にした吉政は、収まりを知らなかったバトルの熱気がスッと消え入る感覚を背中で感じた。
「……ヤバくね? 数年シカトしといて『実は復帰して楽しくやってまーす』は流石にまずくないか」
そうして吉政はいろんな意味で眠れない夜に悶々としながら翌日、家から一番近くのIBSA支部へ開館時間すぐに郵送物を持って駆け込んだ。
債務滞納者の気持ちってこんな感じなのかな。
受付の人に事のあらましを説明して数十分。吉政は厳かに案内を待った。内心はプチパニックを起こして連鎖反応が絶えていないが。
そのプチパニックの証拠のとして、持ち込んだ郵送物は中身を確認せず持ち込んだ。その行動には自白的な正直さでもあり、本当に見ていなかったというある種の免罪符を得られるのではないか、という狡猾さも兼ね備えていた。
さらに十数分後。ようやく受付の係からお呼び出しを受ける。
「お待たせして申し訳ありません。それでですね……」
「かさねがさね申し訳ありません。本部に今回の件を確認したところ『その方には直接本部までお越しいただくように』との連絡がありまして……」
その言葉を聞いて吉政は顔を青ざめた。
「それはつまり……大変ご立腹されてる、ということですかね……?」
「いえ……電話越しでは特にご立腹という感じではなかったです。ただ理由を聞いても『こちらで直接対応しますから』としか……」
わぁお、じゃああれか。本部に言ったら担当の人に笑顔でドスッてやられる感じか?
『積"年"の"恨"み"ぃ"!!!』って、感じで。
うん、終わったわ。自業自得だけど。
「つまりはその、僕自身が直接IBSAの本部に行ってくればいいんですよね?」
「そうなりますね……申し訳ない、わざわざご足労いただいたのに……」
「いえとんでもない!? もともと厄介事を持ち込んだのはこっちというか……ホントにすいません」
このあと支部を出るまでペコペコと謝り合戦が続いた。
そして現在に至る。
「とんだ田舎まで来たな、おい」
そのIBSAの本拠地とはいうとこれまた辺鄙な場所に構えており、それなのにわざわざ「IBSA本部前駅」なんて路線が整備されてる。
裏を返せばそれだけ敷地面積が必要な施設だということが伺えるわけだ。
「ま、こんなところそうそう来れるもんじゃないし、アイビーには感謝しないとな」
そしてエントランスではたどたどしく用向きと名前を名乗り、入館証を首から下げてエレベーターに乗った。
「俺、社会人、やっていける気しない……」
高速度で上っていくエレベーターの中、吉政は壁に向かってひとりごちる。
「そんでもって『55階』ってなんなのさ……。俺バンジージャンプでもさせられんのか……」
そうこうしているうちに到着し、その頃には気分が落ち着いた。
そして扉が開いた瞬間、すぐ近くに壁が見えた。紫色でなんか人型っぽいシルエットにも見えなくもない。
「せっまい通路だなぁ」と吉政が思わず口に出してしまいになったところで、その壁の向こう側というか壁自身から喋った、と思ったら扉の上部からニュッと顔が降りてきた。
「貴様が蘇芳吉政だな」
吉政はそっとエレベーターの扉を閉じた。
けれどすぐにエレベーターの扉が開いた。
「なぜ閉める」
再度、壁が問いかけてきた。
「なんでって……なんででしょう?」
吉政は精一杯の愛想笑いで返した。
「まったく失礼なやつだ。人を見るなり壁だと思っていたとは」
「あははー、本当にすいません」
通路で2人は並んで歩いていた。横と斜めから見ればほとんど1人になるくらいの体格差がある2人。
言わずもがな消えるのは吉政の方だ。
そして何度見ても「壁」と認識してしまう長身体躯の男の名は
「私は貴様を認めていない」
勝家は吐き捨てるわけでもなく、吉政の正面を見据えてはっきりと
その言葉に吉政は堂々巡り
「で、あなたが手続きをしてくれるバイトさん?」
「遅ればせながら自己紹介を。私、天魔市と申します」
「お市様はIBSAの最年少幹部であり、責任者でおらっしゃる」
「それで、今回自分が呼び出された要件というのは──」
「書類手続きです」
「え」
「今回お招きした理由は書類手続きですよ。3Dバトルの普及に伴ってS級バトラーの方には諸々の規約や取り決め──まぁこちらの都合といいますか、建前上の書類があるのです」
「なので今回はその書類手続きに関して吉政さんの承諾のサインをしていた
「お待ちください、お市様」
「このものが真にS級と呼べる実力か、この勝家めが見極めさせていただきたい」
「勝家」
「勝手ながら、しかしこやつがS級として認定されたのは随分と前の話ということではありませんか」
「それも認定を受けたそれ以降は一切バトルに興じることもなく、数年のも間行方をくらましていた」
「それは吉政さんの方にも事情があってのことで──」
「『時の流れというものは光陰の矢の如し』だと、お市様も信長様よりお聞きになったことがあるでございましょう」
光陰の矢の如し。時の流れは放った矢のようにすばやく、あっという間に月日は過ぎ去る、か……。
まぁ、中学の担任兼国語の村っちゃん先生の受け売りだけど。
村っちゃんサンキュー。なんかよくわからんとこで役に立ったよ。
けど大会でばったり出くわして、その時にガチガチのループデッキつかわれたのは一生忘れんからな。
「昨今3Dシステムの普及により、国内カードバトラーのレベルも数年前より格段に上がっております」
「そこでS級バトラーとして認定したこやつがむざむざと敗北を喫するようなことがあれば、それは我がIBSAの沽券に関わります」
「しかも事情があったとはいえ、連絡の返事すらまともに返してこなかった輩が突如自分の都合で来訪するなど言語道断」
はい、マジでその通りだと思います。
ぐうの音も出ません。穴があったら根城にしたい。
「しかし、S級認定バトラーといえども負けることはあります。勝家、あなたもそうでしょう? それともS級という格式を損なわせないためがために前途あるカードバトラーへ資格を与えるな、というのですか?」
お、この人見かけによらずかなり芯が強い人だ。物言いは柔らかいけどちょっと姉ちゃんに似てる。
その堂々たる物言いにスタンディングオベーションで賞賛を贈りたかった吉政だが、返ってくる反応が目に見えたので心の中で静かに拍手を送った。
「お市様! 私が言いたいのは過去の栄光に縋るその態度に問題があるということです! いくら実力があったとしても──」
なんかデット&ヒートしてんなぁ。
体が埋まるような感覚の高級なソファに身を委ねながら、吉政は過去の経験から傍観に徹しようと考えていた。
しかし、よく考えてみよう。
当の原因が他人事のように蚊帳の外へ置かれているこの状況は一体なんだ。
「よっし、話はわかった!」
その状況にも飽きたので勢いよく立ち上がり、手を叩いて2人の注意を自分に促す吉政。
「俺は自分でややこしく考えるのは好きだけど、他人に自分のことであれこれ考えさせるのは嫌いなんだ」
そして体の向きを勝家に向け、上着の内ポケットからデッキケースを見せつけた。
「要するにこうだ。俺があんたに──バトスピで勝てばこの話、なにも文句はないってわけだ」
「浦島太郎がゼロから構築し直した、この『新星ダブルノヴァ』が古強者に通用するか試させてもらおうじゃねえか!」
「いいだろう。その鼻っ柱をへし折られても喚くなよ」
「はぁ……その気になってしまってはこれ以上私から言えることはありません」
「なら、吉政さんも専用マシンを使って確かめればよろしいのではなくて?」
「お市様──」
「勝家の言い分は最もですけど、彼も書類上はすでにS級であることも確か。使用する資格は十二分にあります」
「それに同じ条件下で戦う方が実力がはっきりするのです」
──専用マシン。
ムサシでも噂に聞いてたけど、S級バトラーだけが使える専用バトルマシンか。
もしかして、とは思っていたけど……。いや別に期待してた訳じゃないけどね? 一応ね、公平性の観点から思ってたわけであって……
「まぁなんでもいいさ! 負けたときとの言い訳がほしいなら使うのは遠慮しておくよ?」
「これは?」
四角いケースを渡され、
それは全体がえんじ色に塗られたおり、表面中央にはきらめく2つの星があしらわれている。
「使うときは気持ちを込めて思いっきり叫んでください。そうすればマシンも応えてくれますよ」
「んな、アバウトな……」
どうすんだよ。これで大声出して「実は違います」ってやらせる方だけの愉快痛快ショーだったら。
けどそんな嘘をつくような人にも見えないたんだよなぁ……。
「来たるべし! 機皇帝ッ!」
マジで音声入力なんかいっ!
「あー……頼むぞ! "
「おい小僧。準備はいいか」
「……あ、あ! あっあー、いつでもおーけー! 始めようか」
「「ゲートオープン開放!」」
吉政の第1ターン。
「ネクサス『百識の谷』を配置」
吉政の背面に剥き出しの岩壁が連なる険しい峡谷がフィールドに現れる。その雲の隙間から差し込むかすかな光は岩壁の風化具合を物語っていた。
「バーストセット。これで俺のターンは終わりだ」
滑り出しは上々、1人回しだと上手く回ってくれたけど実戦は初めてだ。頼むぞ俺のデッキ。
勝家の第2ターン。手札5枚、コア5個
勝家はアメジスネーク、ソードールをそれぞれLB1で召喚。
勝家のフィールドにとぐろを巻いた紫の蛇竜と両腕が刃となった骸骨が召喚される。
「アメジススネークの召喚時効果、1枚ドロー」
「バーストセット」
「アタックステップ。ソードール、アメジスネーク2体でアタック」
「いきなりフルアタックか……! ライフで受ける!」
吉政は自身と同じかそれ以上の体格のソードールにライフを削られ、続けざまにアメジスネークの頭突きでライフをもう1つ削られた。
「けどこっちのライフ減少でバースト発動!」
「マジック『妖華吸血爪』! デッキから2枚ドローする!」
勝家は吉政のライフを2つ削りターンエンド。
吉政の第3ターン。メイン開始時コア7個、手札6枚
そしてドローステップ時、ネクサス『百識の谷』が薄赤く発光し、その効果が発揮される。
「ネクサス『百識の谷』の効果、ドローステップ時にドローする枚数を+1枚する」
「その後、手札から1枚選んで破棄」
「メインステップ。ブレイドラをLB2、マガツ・ドラグーンをLB1で召喚」
吉政が召喚したのはオレンジ色の体毛と小さい翼が特徴的なブレイドラと、毒々しい色の中型飛竜のマガツドラグーン。
「さらにマジック『ソウルドロー』を使用」
「コストにソウルコアを使うことでデッキから合計3枚ドロー」
もうソウルコアに踊らせる俺じゃない!
「そしてバーストセット」
「ここまではまだ赤と紫らしく、早い手札の回転だな。動きにも迷いが見えない」
「それはどうも。だからって忖度はしませんよ」
大会記録を知ってるということは、これからする俺の動きも読まれてる可能性は高い。
けどこっちは相手のデッキ内容、行動パターンなんて毛ほども知らない。バトルが始まる前から北風が吹いてるってわけだ。
「……なら! アタックステップ!」
それなら攻めるだけ!
「マガツドラグーンでアタック!」
「マガツドラグーンのアタック時効果発揮! デッキからカードを1枚ドロー!」
ブロッカーを残さないところを見るに、たぶんあのバーストはライフ減少時。
けど後手に回ったとしても動くしかない。
「ライフで受ける」
マガツドラグーンが飛翔し、その鋭利な爪で勝家のライフを1つ砕いた。
「自分のライフ減少によりバースト発動!」
しかしその瞬間、勝家の伏せていたバーストが表を上げる。
「氷の覇王ミブロック・バラガンをバースト召喚!」
吹きすさむ吹雪の中から鋼鉄の体にまんまビームサーベルを構えた機人がフィールドに佇んだ。
「うぇ……よりにもよってミブロックバラガンかよ……」
ミブロックバラガンにはいい思い出がないんだよ。
久しぶりに見る、苦汁を飲まされ続けたスピリットに顔が渋くなる吉政だったが、それとは別に1つ予想していたことが色濃くなった。
「バーストは思いっきり踏んだけど……これでわかってきた」
「あの人のデッキはたぶん白と紫の混色デッキ……つまり」
このバトル、混色デッキ同士の対決ってことか。
──俄然燃えてきた!
「ターンエンド!」
勝家の第4ターン。コア7個
「ネクサス『偽りの地下帝国』を配置」
今度は勝家の背後にネクサスが現れた。歪んだ洞窟の中に薄紫の輪郭をした城が微かに見える。
「さらに紫電の霊剣ライトニング・シオンを召喚!」
暗雲から召喚された神秘的で切先に向かうほど鋭い剣。
「ミブロックバラガンに直接合体!」
そしてミブロックバラガンはその剣の柄を両手で掴みとる。
「ライトニングシオンの召喚時効果効果!」
「相手スピリットのコアを1つをリザーブへ。合体時の【強化】を含め、ブレイドラからコア2つを除去!」
「ブレイドラァッ!?」
このデッキのエースアイドルをよくも……!
「やってくれたなっ勝家ッ!」
ブレイドラの死を嘆く吉政。
「……? さらに1枚ドロー」
「アタックステップ。ソードールでアタック!」
「ライフで受ける!」
またしてもソードールが吉政のライフを削る。
「勝家ったら、今日のバトルは御前試合のようなもの。それなのに少しの手加減もせずに……」
スタジアムの最前席でバトルを見物していたお市は勝家の徹底した攻撃にほっと息をついた。
これで吉政の残りライフは残り2。まだ勝家にはダブルシンボルのスピリットが控えている、
「ライフ減少でバースト発動!」
「アルティメットウォール! このバースト発動後、相手のアタックステップを終了させる」
「ターンエンド。さすがにこの程度では落ちはしないか」
「もちろん。小競り合いで終わるバトルなんて俺はごめんだ」
第5ターン吉政。コア9個 手札7
「ドローステップ。またぞの百識の谷の効果。ドローする枚数をプラスして、手札を1枚捨てる」
吉政は計2枚ドローし、その後手札から1枚を破棄した。
「しかしこれで見えて来たぞ、貴様が次になにをしようとするか」
「手の内晒すなんて百も承知。見られても」
「メインステップ。ソウルホースを召喚」
「マジック『双翼乱舞』手札を2枚追加」
「さらに2体目のマガツドラグーンをLB2で召喚!」
流れる動きで次々にカードを切る吉政。
「そして紫マジック『スパイラルヴェイン』を使用」
「スパイラルヴェインのメイン効果。このターンの間、自分のコスト4以上のスピリットすべてはその色をないものとして扱う」
「──んだけど、本命はこっちだ」
「赤シンボルがあることにより【
スパイラルヴェインに赤シンボルが線で結ばれ、閃光が勝家のネクサスを焼き払った。
「バーストセットをセット。アタックステップ!」
「マガツドラグーンでアタック! アタック時効果で1枚ドロー!」
「ライフで受ける」
ライフで受けたか……。
吉政は勝家のスピリットにBP負けをしていることを承知でマガツドラグーンをアタックさせた。
しかし玉砕覚悟でアタックさせたスピリットを勝家はブロックするどころか迷う素振りすら見せなかった。
「……もう1体のマガツドラグーンでアタック! 効果でワンドロー」
「それもライフで受ける」
「またライフか……!」
これで勝家の残りライフも2。
しかし吉政のアタッカーはソウルホースのみ。
加えて勝家のフィールドにはまだブロッカーが2体。吉政にはこれ以上打つ手はなかった。
「ターンエンド」
第6ターン、白伊紫。コア10コア。
「ソードールを召喚。」
そして勝家のキースピリット召喚のための不足コストとして、アメジスネークが消滅する。
「いざ召喚ッ! 白蛇帝アルデウスヴァイパー!」
バトルフィールドの上空から突如侵食されるように空間が歪んでいく。
小さく暗い歪みから覗く爛々とした眼。
そしてゆっくりと目を覚ますようにその歪みをこじ開け這い出たのは、神々しい金色の翼を生やした白蛇だった。
「コスト10!? なんだよその重量級スピリットは!」
「アルデウスヴァイパーの召喚時効果発揮!」
「相手のスピリットからコアを3つをリザーブへ送る。さらに紫の【
「ソウルホース、マガツドラグーンからコアを除去する!」
「さらにこの効果で消滅したスピリット1体につきボイドからコアをリザーブへ」
吉政の消滅したスピリットは2体、したがって勝家はボイドからコア2個をリザーブへ置いた。
「やられた……!」
コスト10で思い出したけど、さっき何気なく破壊したネクサスもあのスピリットに関する効果があったネクサスだ。
「ネクサスもそうだけど前のターン、ライフで受けたのもアルデウスヴァイパー召喚の布石だったのか」
こっちの出方を知ってるとはいえここまで綺麗サッパリ決められるなんて。
「増えたコアを使いアルデウスヴァイパーをLB2へアップ」
「さらに紫電の霊剣ライトニングシオンをミブロックバラガンからアルデウスヴァイパーに合体!」
「トリプルシンボル……わざわざブレイヴさせるなんて至れり尽くせりだな」
あれがキースピリットだってことには違いなさそうだ。
「アタックステップ! 合体スピリットでアタック!」
「アルデウスヴァイパーのアタック時効果でマガツドラグーンからコア2つを除去! よって消滅させる!」
「貴様のフィールドにはスピリットがいない!」
「たとえそのバーストが防御マジックだとしても、この一撃でバトルを終いにしてくれる!」
「これがIBSA認定バトラーの実力──!」
吉政のフィールドにスピリットはなし。勝家のスピリットは4体。
合体スピリットを筆頭に戦力の差は歴然であった。
1ターンでゲームエンドまで持っていく
「別に否定したいわけじゃないけど、こんなん見せられたら認めるしかないだろ」
バラガン「ねぇ僕の活躍シーンは?」
ミブロックバラガンいいよね! いるだけで絵になるから。
ちなみに、登場人物の使うカードは原作開始時点前から烈火魂4章まで使えます。(今回の場合、烈火伝第2章の「リミテッドバリア」とか)
それでも出すカードはなるべくストーリーに合わせていきたい。たぶんやらかすだろうけど。