よう実で一番面白いのは夏休みあたりだと思ってます(にわか)
夏休み、俺は特別試験に向けた作戦会議と買い出しのために姫野とケヤキモールに来ていた。
ケヤキモールってのはあれね、よう実二次創作でよく性能を盛られる占い師がいるところね。
いきなりですが夏休みに入る前までに俺がしたことをまとめておきましょう。
・図書室に行く
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以上です!何の成果も…って感じです。
しょうがないじゃん…協力者を増やそうと思っても、Bは生徒会に入って求心力激増しの一之瀬のせいで誰も仲間になってくれない。
だから文学女子椎名ちゃんを取り込もうとして図書室に通ってたんですけど、それを嗅ぎつけた龍園が山田アルベルト(迫真)を連れて牽制しに来たから尻尾巻いて逃げました。
デカすぎんだろ…なんなんだあのガタイは!
俺だってホントは姫野とか椎名みたいな可愛い子だけじゃなくてああいう最終兵器が欲しいよ!
Aは選民思想強めで俺の指揮下に入ろうとはしてくれなかった。じゃあいらね。
Dはうちのバカどもの支援で余裕を持ってるためいまだにブラックルームの最高傑作以外は話しかけてこない。こっちはもっといらね。
まあ過ぎたことは仕方ないので、とりあえずこれからのことを考えましょう。
「姫野、まずは買い出しに行くぞ。まあ買い出しと言っても必要なのは望遠鏡だけだがな」
「なんで望遠鏡だけなの?」
「そうだな、歩きながら作戦会議をしよう。夏休みにバカンスがあるだろ?そこで特別試験をやるんだ。まず無人島でのサバイバル、次に船内での人狼ゲーム?みたいなやつだ。無人島試験には持ち物は持ち込めないし、船内の試験では身一つで十分だ。本当は何も買わなくてもいいんだが…無人島試験の直前に船から島を見渡す時間があって、それで…」
「ちょっ、ちょっと待って。まず試験をやるってのにも驚きだけど、あんたなんでそれ知ってんの?」
「ふっ…気になるか?実は俺は未来が見えてな」
「あっそ、教えてくれる気はないのね」
スマソ姫野ちゃん。本当のことを言いたくはあるんだけど、「俺には前世の記憶があってー、お前らは所詮物語の登場人物に過ぎねえんだよ!ひれ伏せ!」とかやって唯一の仲間の姫野ちゃんを失いたくはないのよ…
「まあそういうことで望遠鏡を買っときたいんだ。今回の試験では俺は全学年に名が轟くぐらい暴れなくちゃいけなくてさ」
「どゆこと?承認欲求?」
「俺なんだと思われてるの?目的は2つだ。1つはポイント稼ぎ、2つ目はAクラスに居るコウモリをおびき寄せるためだね」
「コウモリ?」
「Aクラスに一人自分が勝ち馬だと思った相手に取り入って派閥を転々とする男がいるのよ、そいつを俺達の仲間にしたい」
「それは…大丈夫なの?状況が変わったらすぐに敵になるでしょ」
「そこは大丈夫。俺は勝てはしなくても誰にも負ける気はない。だからそいつも俺のもとを離れることはしばらくないだろうと思ってる」
これは自惚れじゃなくてある程度事実。ポルターガイスト階段転ばせをすれば病弱な坂柳さんとかは確キルできるし、それが通用しない綾小路には敵対しないように前もって媚を売りまくるからな。
「ちなみに、俺達の派閥名は第一インターナショナルに決定したぞ!」
「ポイントの再分配でもする気?」
「いや、全部俺達が独占する」
「じゃあもっと別な名前にできなかったわけ?」
「できない!なぜならこれが一番かっこいいからだ!」
「ださい」
「ダサくない!」
かっこいいだろ!かっこいいよな…?
「はぁ…あっそ、じゃあその試験とやらで私がすることは?」
「姫野には無人島試験でなんとかしてリーダーになってもらいたい」
「無理でしょ…そういうのは一之瀬さんの仕事、私は専門外」
あ、そうか。普通リーダーって言われたらみんなをまとめる方のリーダーを想像するよな。
「あー、リーダーっていうのは、無人島試験特有の役職みたいなので…まあとにかくそれになって欲しいんだ。別に必須じゃないし、なれなくても他にやりようはいくらでもあるからそこまで気負わなくてもいい」
「どうやってリーダーになるの」
「それは…今から一之瀬と神崎にそれなりに有能ってことを示して仲良くなってもらって…なんか…向こうから目立たない有能みたいに思われて…それで…なんかなんかって感じだな」
やばい…何も考えてなかった…頼む!今からスーパーコミュニケーション発動して2人にトゥンクさせてくれ!
「もう夏休み入ってるし、今からは普通は無理でしょ」
「だよなぁ…ん、普通は?」
「夏休み前からその2人とはある程度仲良くしておいたよ」
「え…どういう…俺何も言ってないけど」
「いや、Bクラスでの孤立が一番の問題なんだから、私がトップの2人と仲良くしておいたほうがいいと思っただけ」
ひ…姫野チャン…トゥンクトゥンク
「姫野…いや、姫野様。あなた有能すぎませんか?」
「べ、別にあんだけポイントもらったから少しは働かないといけないって思っただけ」
「いやマジで最高だよ!今回の試験だけじゃなくて今後の活動にも有利に働くぜこれは!」
「なら良かった」
姫野ちゃんが向こうの派閥に潜入してくれたんだから、俺もうまくやらないとな。
「何してんの…」
「いや、ここで姫野が俺と一緒にいるところを見られたら台無しになるかもしれない。だから顔にシャツを巻いて上裸テロリストみたいな格好になることで…」
「恥ずいからやめて、今すぐ」
しばらくして作戦会議を終えた俺達はそれぞれ寮に戻った。
今回はこれ以上ないくらいに俺が動くことになる。
無人島試験では俺が透明化して姫野のリーダーカードを持って走り回ってスポット占有祭り、からの全員分のリーダー当てで国士無双!
船上試験では姫野から名簿をもらって優待者全員当て、そしてBクラスの優待者を綾小路に流してDに当てさせて最終的にポイントが俺に集まることで小遣い稼ぎも完遂!
か…完璧な作戦だぜ…非の打ち所が全く見当たらない…
今の俺は無敵だ!どっからでもかかってこいや!特別試験!
「明、久しぶりだな」
綾小路ィィィィィィィィィィアアアアァァァァァァァァァァァァブリブリブリブリブリブリブチチチチチチチチチチチチ
や、ヤメロぉ!今になって俺を殺しに来たのか!?次の特別試験でお前を潰すってことを言いに来たのか!?
「な、なななななななんだ清隆」
「いや、別に見かけたから話しかけただけだ」
なーんだ。そりゃそうだよな、だって夏休みに試験することなんて綾小路が知ってるわけないもんな。
ビビらせやがって、俺にかかればお前なんて瞬殺だからなぁ?
「いや…ちょうどいいか。明、お前に聞きたいんだが、なぜそこまでオレにへりくだるんだ?」
へ?バレてたの?
「オレはお前に実力を見せたこともない。お前から見てオレは普通の生徒のはずだ。お前は何を知っているんだ?何もないならオレとしては普通に会話したいんだが」
こーれは…怪しまれてますね?
「いや、入試で全教科50点取るやつは確実に普通じゃないでしょ」
「そうか…そうだよな。オレも最近それはおかしいってことに気づいたよ。ところで明、なんでそれを知ってるんだ?」
うーん、ミスった。わりぃ、俺死んだ。
こーれどうやって巻き返しますかねぇ。俺多分今のでホワイトルーム側の人だとおもわれたよね。
綾小路くんも戦闘態勢入ってない?俺が勝てるわけないよぉ!
でも大乗仏教!こんなときのために俺には切り札がある。
「担任の星之宮先生から聞いたんだ」
「あの教師から?」
「そう、あいつ面白がって生徒の個人情報普通にばらまくからな。実際俺の情報もあいつからDクラスに漏れてただろ?」
「…そういうことか」
俺の必殺!全部星之宮に押し付け!
そんなことをして後で星之宮に直接確認されたらどうするんだって?それも対策済み。
ちょっと前に星之宮と結んでいた俺についての情報を一切口外しないというあの契約によって、もし綾小路くんが「俺の情報明に話したかクソボケェ!」とか言っても、星之宮は「記憶にございません」としか言えない。
よって俺の勝利ってわけなのだけれども。
「あとで確認してくれてもいいよ」
「いや…別にいい。疑って悪かったな」
「じゃあ俺は急ぎの用があるから、じゃあな清隆」
ピンチを乗り切ったからさっさと退場させてもらうぜ、アデュー!
これで俺は正真正銘の無敵、かかってこいや特別試験!
姫野チャン有能スギィ!
木透くんは作戦をどのくらい実行できるのでしょうか…