幼馴染ならどんなときでも意思疎通できるよね? 作:AirHertz
「うわぁ……! すごい人……! 廊下がテーマパークの待ち列みたいになってるよ……!」
どこまでも澄み渡る秋の青空の下、遠田浜高校は朝からテーマパークのような独特の熱気と喧騒に包まれていた。
年に一度のビッグイベント、文化祭。
校門には彩り豊かなアーチが設置され、校内には他校の制服を着た生徒や近隣の住民、家族連れなど、数え切れないほどの人が押し寄せている。
2年B組の出し物である『レトロ喫茶』の午前のシフトを無事に終えた相原結衣は、教室を出た瞬間の人混みに、思わず目を丸くした。
「ふふ、まあ文化祭だからね。午後は一般公開も入って本格的に混むって聞いてたけど、想像以上だわ」
隣でパンフレットを手に息を吐いたのは、クラスメイトの莉子だ。
結衣は「ねー!」と頷きながら、ふと自分の制服の右裾へと視線を落とした。
結衣の右裾には、すっかり見慣れた萌え袖の手が、ぎゅっと布地を掴んでいた。
結衣のすぐ隣で、ぽてぽてと小さな歩幅で歩いていたのは、幼馴染の水瀬悠希だ。
人混みの熱気とガヤガヤとした喧騒に完全に当てられてしまったらしく、つむじの上のアホ毛を力なくへにゃりと倒し、トロンとした瞳を浮かべながら、結衣の制服の裾にすりすりと頭をこすりつけている。
そのまま結衣の頭の中に、弱々しい声が響いた。
『……ふぁ……。ゆ~ちゃん……ひとがいっぱいいて……あたまクラクラする……』
結衣は思わず頬を緩ませ、空いている左手で悠希の柔らかい髪を「よしよし」と撫で回した。
「はいはい、悠君お疲れ様~! エプロン姿の悠君、お皿運ぶだけでお客さんから『可愛い!』って大歓声だったもんね~!」
『……ん……。お皿……重かった……。ナデナデ……もっと……』
「もう~、甘えん坊さんなんだから」
二人のやり取りを見ていた莉子が、呆れたような、それでいてどこか温かい笑みを浮かべる。
「ちょっと結衣、勝手に二人だけの世界に入らないの。これから他クラスの展示とか模擬店見に行くんでしょ? 行くのはいいけど、迷子には気をつけてね。この人混みだと、一度はぐれたら携帯の電波も怪しいし、探すの大変だから」
「あはは! 大丈夫だよ莉子! ほら、こうやって手もちゃんと繋いでるしね!」
結衣は悠希の小さな手をギュッと握り締め、自信満々に胸を張った。
しかし、その内側では――誰にも聞こえない二人だけのサイレント通信が、誇らしげに開通していた。
(それにね莉子! わたしと悠君には、どんなに離れていても繋がれる『念話』があるからね! たとえ地球の裏側にはぐれたって、絶対迷子になんてならないんだから~!)
『……ゆ~ちゃん……? あたまの中で……ドヤ顔してる気配がする……』
『ドヤ顔じゃないよ~! わたしと悠君の絆はバッチリだねって思ってたの!』
『……ん。ぼくも……ゆ~ちゃんと一緒なら……どこでも平気……』
脳内に響く悠希のポワポワとした甘い声に、結衣は心の中でえっへん、と胸を張った。
こんな人混みの中でも、念話なら悠君の声をちゃんと聞くことができる。
「それじゃあ莉子、わたし達は中庭の模擬店エリアから回ってくるね!」
「はいはい、気をつけていってらっしゃい。くれぐれも悠希くんから目を離しちゃダメよ?」
莉子に見送られ、二人は賑やかな廊下を抜けて、校舎の中庭へと向かった。
秋の爽やかな風が吹き抜ける中庭には、たこ焼き、焼きそば、フランクフルトといった模擬店のテントがずらりと並び、香ばしいソースや醤油の匂いが立ち込めていた。
「うわぁ~! いい匂い! 悠君、あっちでお好み焼き売ってるよ! 食べに行こ……わっ!?」
人混みを掻き分けて進もうとした、その時だった。
「キャー! 逃げたー!」
「待って待って! 風船が飛ばされたー!」
突然、前方の風船アートの展示ブースから大声が上がり、ドッと人の波が押し寄せてきた。
中学生らしき集団や小さな子供たちが、一斉に道を避けるように動き、結衣と悠希の間に割って入ってくる。
「きゃっ!? なに、なに急に!?」
人波に揉まれ、ぐらりと体勢を崩した結衣。
ギュッと握っていたはずの手が、人波にさらわれるように、するりと離れてしまった。
「あ……っ!」
「ゆ~ちゃん……!?」
一瞬、視界が人の背中で埋め尽くされる。
ほんの二、三秒の出来事だった。人の波が過ぎ去り、結衣が慌てて周囲を見渡した時には――。
「……え?」
そこに、さっきまで手を繋いでいたはずの悠希の姿はなかった。
「ゆ、悠君……!? 悠君どこーー!?」
クルクルと周囲を見回すが、見渡す限り人、人、人。
どこを見ても見慣れたポワポワとしたアホ毛は見当たらない。
「うそでしょ!? 本当に一瞬ではぐれちゃった……!?」
結衣の顔から一気に血の気が引いた。
莉子に「気をつけてね」と言われた矢先の出来事に、心臓が嫌なほど激しく鼓動し始める。
しかし、結衣はすぐにハッと正気に戻り、自分の両頬をパンッと叩いた。
(落ち着けわたし! 焦る必要なんてないじゃん! わたし達には『これ』があるんだから……!)
結衣は全神経を集中させ、頭の中に広がる特別な空間へと声を張り上げた。
『悠君! 悠君聞こえる!? どこに行っちゃったの~!?』
一秒も経たないうちに、脳内にクリアで澄み渡った悠希の声が返ってきた。
『……ん……ゆ~ちゃん……? 声……おっきい……』
『大きい声にもなるよ~! びっくりしたよ、急に手が離れちゃうんだもん! 悠君、今どこにいるの!? 無事!?』
結衣が胸を撫で下ろしながら尋ねると、念話の向こうで悠希が困ったように、ぽやんとつぶやいた。
『……うん。無事だけど……なんか……捕まった……』
『ええっ!? つ、捕まったーー!?』
結衣は中庭の真ん中で思わず素の声を上げそうになり、慌てて口を塞いだ。
『捕まったってどういうこと!? 警察!? いや不審者!? 誰に捕まったのさ~!?』
『……ん……。知らないお姉さんたち……。一年生の……バザーの教室……?』
『バザー!?』
結衣は頭の中に疑問符を浮かべた。
実は、結衣の手が離れた直後――。
人波に押し流され、ぽつんと廊下に取り残されていた悠希は、偶然通りかかった1年C組の女子生徒たちの目に留まってしまったのだ。
「ねえねえ見て! めっちゃ可愛い子がいる!」
「えっ、うそ、男の子!? ちっちゃい! か弱そう! アホ毛生えてる!」
「待って、萌え袖でトロンとしてるんだけど!? 天使!? 天使が降臨した!?」
文化祭のハイテンションも手伝い、可愛いものに目がない一年生の女子生徒たちは、瞬く間に悠希を取り囲んだのだった。
そして現在の悠希の状況が、念話を通してリアルタイムに結衣の頭の中へ伝わってくる。
『……ゆ~ちゃん……。なんか……お姉さんたちが……「看板っ子になって!」って……言ってる……』
『か、看板っ子ーー!?』
『……うん。「小さくて可愛すぎるから、お店のマスコットにして呼び込みして」って……。「猫耳つけたら絶対売上倍増する!」って……カチューシャ持ってる……』
『な、なんですってーーー!?』
結衣の脳内で警報が鳴り響いた。
看板っ子? マスコット? 猫耳カチューシャ!?
そんなの、そんなの……!
(そんなの、悠君の可愛さを他クラスに無料開放するようなものじゃないのーーー!!)
『悠君ダメだよ! 断って! 悠君は2年B組の……ううん、わたしの悠君なんだからね!』
『……うん……。断ろうとしたけど……声が小さすぎて……届かない……。「はにかんでて可愛い~!」って……もっと集まってきた……』
『あかん!! 悠君の省エネボイスが裏目に出てる!!』
『……ゆ~ちゃん……たすけて……。頭ナデナデされそう……。ナデナデは……ゆ~ちゃん以外にされるの……やだ……』
念話越しに聞こえてくる悠希の声は、今にも泣き出しそうだった。
その一言が、結衣の導火線に火をつけた。
(悠君を撫で回して甘やかすのは、世界でわたしだけの専売特許なんだからねーーーーっ!!)
『待ってて悠君! 今すぐ助けに行くから!! どこ!? そのバザーの教室はどこなの!?』
『……ええと……。窓の外に……大きなクスノキが見える……。あと……案内板に「特別教室棟2階」って……書いてある……』
『特別教室棟の2階ね! わかった! ガイドありがとう悠君!』
結衣はスカートの裾を翻すと、人混みの溢れる廊下へと駆け出した。
『今すぐ行くからね悠君! 猫耳着けられそうになったら、うまくかわすんだよーー!』
『……ん……。がんばる……。ゆ~ちゃん……はやくきてね……』
人混みを縫い、階段を駆け上がる結衣。
人混みに姿を遮られても、二人の声は念話で鮮明に繋がっている。
二人の特別なサイレント通信をフル活用した、結衣の大急ぎの救出劇が幕を開けたのだった。
「ちょっとそこ通してくださーい! 緊急事態なんですーっ!」
混雑を極める校舎の廊下を、結衣は人混みをぬって駆け抜けていた。
「キャッ!? なに、あの勢い……!?」
「あれ、B組の相原さんじゃん! どうしたのあんなに慌てて!?」
すれ違う生徒たちの驚きの声を背に受けながら、結衣は階段を一段飛ばしで駆け上がっていく。
頭の中では、悠希との念話を頼りに、特別教室棟の2階へと急いでいた。
『悠君! わたし今、中央階段の2階に到達したよ! そっちは今どんな感じ!?』
『……ん……。お姉さんたちが……「猫耳カチューシャ、黒と白どっちがいいかなぁ!?」って……盛り上がってる……』
『どっちもダメに決まってるでしょーがっ! 悠君、白の猫耳着けたら天使になっちゃうし、黒の猫耳着けたら小悪魔になっちゃうんだから、どっちも危険なんだよ!』
『……ゆ~ちゃん……例えが……よく分かんない……。……ん……。カチューシャ……もう頭に乗せられちゃった……』
『させないよーーっ!!』
結衣は特別教室棟へと続く渡り廊下を、急いで駆け抜けた。
やがて、1年C組のバザー会場前へと辿り着く。
そこには何人もの女子生徒が集まっていて、その中心には、萌え袖の手を胸の前で握りしめた悠希がいた。
『……ゆ~ちゃん……はやく……』
念話越しに聞こえていた、少し困ったような悠希の声。
その姿を目にした結衣は、すぐさま人だかりの中へと駆け込んでいった。
女子生徒たちの一人が、悠希の頭に乗せられたフワフワの白猫耳カチューシャの位置を直そうと、手を伸ばしている。
「いい? 君がこの猫耳をつけて『バザー見に来てくださいっ』て言うだけでいいからね!?」
「そうそう! クッキーもジュースも全部奢ってあげるから!」
「はぁぁ……困ってる顔も可愛すぎる……っ!」
「あう……。ぼく……ゆ~ちゃんと……お好み焼き……食べるの……」
悠希はぽわぽわと消え入りそうな声で抵抗を試みていたが、文化祭の熱気でハイテンションになった一年生たちには、その小さすぎる声はまったく届いていなかった。
(悠君の困り顔を堪能していいのも、ナデナデしていいのも、世界でわたしだけなのっ!!)
結衣は人だかりの最後尾へと到達すると、息を吸い込んで叫んだ。
「そこをどいてくださぁぁいっ!!」
「えっ!?」
「な、なに!?」
人混みがサーッと左右に割れる。
その中心を割って入ってきた結衣は、迷うことなく一直線に悠希の元へと突進した。
そして、まさに悠希の頭に乗せられた猫耳カチューシャを外そうとした、その瞬間――。
ガシッ!!
結衣は悠希の手首を掴み、そのまま自分の胸元へと一気に引き寄せた。
「わっ……! ゆ~ちゃん……!」
悠希の小さな身体が、すっぽりと結衣の腕の中に収まる。
結衣は悠希を抱き寄せるように庇いながら、ハァハァと肩で息を吐き、一年生たちに向かってビシッと指を突きつけた。
「うちの悠君を、勝手に看板っ子にしようとしないでくださいっ! 悠君は……わたしの大事な幼馴染なんですーっ!」
「ええっ!?」
「お姉ちゃん……? いや、先輩!?」
突如現れた結衣の迫力に、一年生の女子生徒たちは目を白黒させた。
「あ、あの……すごく可愛かったから、バザーのマスコットになってほしいなぁって……」
「ダメです! 悠君は人混みが苦手だし、すっごく省エネなんだから、呼び込みなんてさせたら倒れちゃいます!」
結衣がプンプンと頬を膨らませて抗議すると、腕の中の悠希も「……ん……。ぼく……省エネだから……」と、結衣の制服に顔をすりすりさせながら小さく頷いた。
その二人のやり取りを見た一年生たちは、ぽかんとした後、一斉に顔をほころばせた。
「なにこれ尊い……」
「先輩に抱きついて甘えてる……っ!」
「お姉ちゃんと弟……? それともカップル……?」
「どちらにせよ目の保養すぎる……!」
「うぅ……! そういうのじゃないですからっ! ほら悠君、行くよ!」
「……ん……。ゆ~ちゃん……たすけてくれて……ありがと……」
結衣は顔を真っ赤にしながら悠希の手をしっかりと繋ぎ直し、一年生たちにペコリと一礼すると、今度こそはぐれないようにしっかりと手を握り締めてバザー会場を後にしたのだった。
人混みを抜け、二人がたどり着いたのは、校舎の裏手にある静かな中庭のベンチだった。
喧騒が遠くに聞こえる日陰のベンチで、結衣はふぅーっと大きな溜め息をついて腰掛けた。
「はぁ~……! びっくりしたよ~! まさか他クラスの看板っ子にスカウトされかけてるなんて思わないじゃん!」
「……ゆ~ちゃん……かっこよかった……。シュバッて……きてくれた……」
隣に座った悠希は、ぽやんとした表情で結衣を見上げている。
……が、その頭の上には、なぜかフワフワとした白猫耳カチューシャがちょこんと乗ったままだった。
急いで逃げてきたため、外すのをすっかり忘れていたのだ。
結衣は悠希の頭上の猫耳を見つめ、思わずゴクリと唾を呑み込んだ。
(う、うそ……。やっぱり白猫耳の悠君……破壊力がすごすぎる……! 天使以外の何物でもないじゃん……!)
『……ゆ~ちゃん……? なんか……すごい見つめられてる……』
悠希が首をかしげると、頭の上の白猫耳がピコピコと揺れる。
結衣の理性はあっけなく吹き飛んだ。
「もう~! 悠君が可愛すぎるのが悪いんだからねっ! お仕置き&甘やかしタイムスタートだよーーっ!」
「ふぁ……!? んふぇ……っ!」
結衣は悠希の肩を抱き寄せると、その小さな頭を自分の膝の上にポンと乗せた。
そして、白猫耳カチューシャの隙間から覗く柔らかい髪を、両手でわしゃわしゃと撫で回した。
「怖かったね~! 困ったね~! 偉かったね~! ちゃんと断ろうとして偉い子だったね~!」
「……んみゅ……。ゆ~ちゃん……あたま……ぐしゃぐしゃ……」
「いいの! わたしから離れちゃう悠君が悪いんだから!」
「……はなれたくて……はなれたんじゃないの……。手……ぬるって……ぬけたの……」
悠希は結衣の膝の上に頬を押し当て、すりすりと頭をこすりつけてくる。
猫耳をつけたまま、結衣の膝の上で完全に丸くなっている姿は、どこからどう見ても本物の仔猫そのものだった。
結衣は「かわいすぎる~!」と心の中で叫びながら、耳の裏や首筋を優しくナデナデしてあげた。
悠希はトロンとした瞳をうっとりと細め、幸せそうに息を吐く。
「……やっぱり……ゆ~ちゃんのナデナデが……一番いい……」
「当たり前でしょ! 悠君を甘やかす天才なんだからわたしは!」
結衣が胸を張ると、悠希は膝の上から結衣の顔を見上げ、小さな口を開いた。
「……ゆ~ちゃん」
「なに? 悠君」
「……念話……すごかったね……」
「え?」
悠希はぽわんと微笑むと、今度は口を開かずに、脳内へ直接温かい声を届けてきた。
『……ゆ~ちゃんが……声届けてくれたから……。ぼく……ぜんぜん……こわくなかったよ……』
『悠君……』
『……どこにいても……ゆ~ちゃんの声が……頭の中で聞こえるから……。はぐれても……すぐそばにいるみたいだった……』
脳内に広がる悠希の念話は、秋のひだまりのようにぽかぽかと温かかった。
人混みの中で手が離れてしまった時のあの絶望感。
でも、頭の中に届いた悠希の声を聞いた瞬間、距離なんて一気にゼロになったのだ。
異能である念話は、ただの便利な通信手段じゃない。
幼馴染の二人を、どんな時でも繋いでくれる――そんな大切なものなのだと、結衣は改めて実感した。
結衣は愛おしさを込めて、悠希の頭をもう一度優しく撫でた。
『うん! わたしも、悠君のガイドがあったから迷わず助けに行けたんだよ! わたし達の念話、すごく頼りになるね!』
『……ん。頼りになる……』
『でもね悠君。念話があるからって、手放して良い理由にはならないんだからね?』
結衣は膝の上の悠希の手をギュッと握り締めた。
『やっぱりわたしは、念話だけじゃなくて、こうやって悠君の手の温かさを感じてたいの! だから、これからはもっとぎゅっと握っててね! 約束!』
悠希は握られた手をキュッと握り返し、満面の笑みを浮かべた。
「……ん。約束……。ずっと……ギュッて……しておく……」
『……ゆ~ちゃん、だいすき……』
『~っ! だから念話で不意打ちしないでってば~!』
真っ赤になる結衣の膝の上で、悠希は「ふふ……」と可愛らしく笑った。
秋の爽やかな風が吹く中庭で、二人は二人だけの特別なサイレント通信と、繋いだ手の温もりを確かめ合う。
その後、合流した莉子に「ちょっと悠希くん、なんで猫耳つけて結衣の膝に乗ってるのよ……!?」とツッコまれ、二人で顔を真っ赤にして弁明することになるのだが――それはまた、別の話。
どんなに人があふれる場所でも、どんなにはぐれそうになっても。
二人を繋ぐ声と絆がある限り、二人が本当の意味で離ればなれになることなんて、きっとないのだろう。