異聞ポケットモンスター   作:吉良/飛鳥

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初ジム戦行くぜ!Byクリム    頑張ってね!Byリアン


Battle2『運命の出会いと初のジム戦』

マサラタウンから旅立って、その辺の野良トレーナーを相手にしてバトルしてレベルを上げてトキワの森で一人のトレーナーと出会った……ビリジアン、通称リアンか。

これまで戦って来た短パン小僧や虫取り少年とは明らかにレベルが違う……強いなコイツは。

 

 

「クリムゾン……クリム、どこかで聞いたような?……もしかして、5年前に誘拐された女の子の一人?」

 

「ん?あぁ、そうらしいね?……もしかして5年前に会ってたりするのかアタシ達は?」

 

「会った事はないけど、お爺ちゃんが必死に探してたから私もグリーンと一緒に探してた……あ、グリーンは私の双子の兄で、お爺ちゃんはオーキド博士なんだよね。

 てか、なんか他人事じゃない?」

 

「誘拐される以前の記憶がないからなアタシは。」

 

お父さんが言うには銀色のポケモンに誘拐された事によるショックなのか、ヤマブキに落ちた事によるショックなのかは分からないけど兎に角アタシには誘拐前の記憶が全く残ってない。

アタシにはレッドって名前の双子の弟がいたらしいけど、其れもオーキド博士から『双子の弟のレッドは』ってのを聞いたから知ってるだけで顔も覚えていないからね……果たして今のアタシはレッドと会うべきなのかとも思うよ。

 

 

「記憶がないんだ……てかお父さん?」

 

「アタシを拾って育ててくれた人。

 ヤマブキの郊外でアタシを見付けたらしいんだけど、仮に銀色のポケモンがその場所でアタシを落っことしたとしたらアタシは遥か上空から落とされた事になる訳で……良く生きてたよなアタシ。」

 

「頑丈過ぎるっしょ……」

 

 

確かにな。

そう言えば次の街でであるニビシティにはジムがあった筈だから挑戦していくか――トキワシティにもジムはあったけど、トキワジムは閉まってたからなぁ。

 

 

「トキワジムって滅多に開く事ないジムって事で有名だからね。

 私も何度か貴女を探してお爺ちゃんとトキワに来たことがあったけど、一度もトキワジムが開いてた事なかったから……噂ではトキワジムのジムリーダーはカントーの他のジムのジムバッチを7個集めたトレーナーの挑戦しか受けないって言われてるの。」

 

「トキワジム以外のジムリーダーを全部倒せって?中々の難易度だが、其れだけの実力者以外の挑戦は受け付けないとは、トキワジムのジムリーダーは余程己の腕に自信と誇りを持っていると見えるな。」

 

こんな会話をしながらリアンと共にトキワの森を抜けてやって来ましたニビシティ。

道中リアンからバトルを申し込まれたけどリアンの手持ちを聞いて丁重に断らせて貰った……一番レベルが高いフシギダネがレベル12で他にはレベル10前後のポッポにコラッタにトランセルだからハッキリ言って勝負にならないからね。

ルーチェとエクレールを出さないにしてもフレイズはフシギダネとトランセルに対して絶対有利だし、最終進化形態のスピアーならコラッタやポッポなら余裕で倒せちゃうからな。

リアンの方もアタシの手持ちのメンバーを聞くと今は諦めたみたいだ……ルーチェとエクレールを除いたバトルじゃ満足出来ないって事だったからね。

 

そのままトキワの森を抜けるところで……

 

 

「ショオォォォォッォォォォ!!」

 

 

上空を虹色のポケモンが駆け抜けて行って、アタシの元に虹色の羽が落ちて来た……お父さんがアタシを保護した時に一緒に回収した銀色の羽と似たようなものかもしれないわね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

異聞ポケットモンスター2

『運命の出会いと初のジム戦』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と言う訳でやって来ましたニビシティ!

トキワの森のバトルで疲れたポケモン達を回復させてニビジムに挑戦と思ってたんだけど、生憎と今日のニビジムの挑戦は回数上限に達したのでまた明日って事になった。

とは言えこのままポケモンセンターで一泊ってのもどうかと思うので、ニビの科学博物館に!

ニビの科学博物館では古代ポケモンの化石を展示してるんだっけか――と言う訳でやって来たら先ずは入り口で『大昔のクジラポケモンの全身化石』がお出迎えしてくれていきなり驚かされた。

 

「コイツはデカいな冗談抜きに?」

 

「未発見の古代ポケモンの化石って事だけど、その大きさは最大で全長50mに達したと言われてるとか――最近カントーから遠く離れたホウエン地方でこの化石のポケモンの子孫と思われるポケモンが発見されたらしいよ。」

 

「マジか。」

 

機会があればホウエン地方も旅してみたいが、今はカントーの旅が最優先だ。

其れからはニビの博物館を見て回り、解放されてたバックヤードに入ったら職員から『甲羅の化石か貝の化石の何方かをあげる』と言われたので、アタシは甲羅の化石を選んでリアンは貝の化石を選んでた。

 

そしてやって来ましたニビジム戦なんだが……

 

 

「リアンは挑戦しないのか?」

 

「私の旅の目的はポケモン図鑑の完成だからジムチャレンジをやる必要はないかな?グリーンは挑戦してバッジをゲットしたみたいだけどね――昨日ポケモンセンターからグリーンに連絡して知ったんだけどね。」

 

 

お前の旅の目的はあくまでもポケモン図鑑の完成か……その道のりは果てしないだろうが頑張ってくれ。

 

 

でもってやって来ましたニビジム!

ニビジムは先ずはジムリーダー以外のジムトレーナーとバトルを行って、全てのジムトレーナーを倒さなければジムリーダーのタケシとバトルする事は出来ない仕組みになってる……実際、タケシに辿り着けなかったトレーナーも少なくないしね。

だが、アタシはタケシまで辿り着いた。ジムトレーナー一戦目はルーチェのスピードスターで圧倒し、二戦目はフレイズのメタルクローで一撃滅殺!で楽勝だった……とは言っても、ジムはあくまでも挑戦者の成長を見るモノって感じだからこれが彼等の本当の力ではないとな思う――機会があればガチバトルをやってみたいわ。

 

そうしてタケシまで辿り着く事が出来たわ。

 

 

「俺のジムのトレーナー達全員をほぼ一撃で倒して来たその腕前は見事だ……其れこそ昨日俺に挑んで来たグリーンとレッドに勝るとも劣らない。

 だからこそ俺も初っ端から全力で行かせて貰う!!行け、イシツブテ!」

 

「ラッシャイ!」

 

「イシツブテで来たか……なら、行けビーアス!」

 

「スピアー!」

 

 

岩タイプのイシツブテに虫タイプのビーアス――スピアーってのは普通に考えたら相性が悪いんだけど、生憎スピアーでのバトルは何度もお父さんが見せてくれたから相性の悪い相手にどう戦えば良いかは分かってる。

 

「ビーアス影分身!そして高速移動!」

 

まずは高速移動と影分身で相手を惑わす。

高速で移動しながらの影分身でビーアスの分身はジム内を埋め尽くさんばかりになってる上に対象を絞るのが難しくなってくる……だからここでタケシが選択するのは――

 

 

「惑わされるなイシツブテ!すべて攻撃すればいい!いわなだれだ!!」

 

 

分身も高速移動も関係ない広範囲攻撃になる。

イシツブテの時点でいわなだれを覚えてるってのはタケシのトレーナーの腕前が凄いとしか言いようがないんだけど、此の広範囲攻撃こそがアタシの狙い!

広範囲攻撃は強力だけど、その分攻撃を放つまでのタメが大きくなる……其処に隙が生まれるから其処を突く!

 

「ビーアス、ダブルニードルだ!!」

 

「スピ、アー!!」

 

 

その隙にダブルニードルを叩き込む。

岩タイプには効果はいま一つのダブルニードルだけど、高速移動でスピードを上げたビーアスならスピードこそがパワーになるからイシツブテの防御を貫く事が出来るからね。

 

 

「イシツブテ、戦闘不能!スピアーの勝ち!」

 

「よっしゃ!まずは一勝!!」

 

「まさかそんな方法で来るとはな……だが、今度はそう簡単にはいかんぞ?行け、イワーク!!」

 

「イワーク……此処からが本番か。

 戻ってビーアス!頼むぞフレイズ!!」

 

「カゲ~~!!」

 

 

タケシは切り札のイワークを繰り出して来たが、アタシはビーアスを戻してヒトカゲのフレイズを出す。

相性としては又も不利なんだけど、相性だけじゃ決まらないのがポケモンバトル……まずは先制!フレイズ、電光石火で近付いてからメタルクローだ!!

 

 

「速いな……だが其れは読めている!イワーク、カウンターで締め付けろ!!」

 

「しまった!フレイズ……な~んてね。」

 

「お前のヒトカゲはイワークに締め付けられているんだぞ?なぜそんな平気な顔が出来る?」

 

「普通ならピンチなんだろうけど全然余裕だから。お前も大丈夫だろフレイズ?」

 

「カゲ~!!」

 

 

イワークに締め付けられてもフレイズは余裕の表情でメタルクローを使って締め付けるから脱出して更にメタルクローを叩き込んでイワークにダメージを与えていた。

 

 

「イワークに締め付けられて無傷だと!?」

 

「一見強そうに見えるけど、イワークの物理攻撃の種族値はポッポと同じだから締め付けるもヒトカゲには大したダメージにはならない――イワークの巨体を生かした突進やのしかかるなら未だしもね

 そしてイワークは物理防御は高いけど特殊防御は高くないからこれで終わり……フレイズ、フルパワーの火炎放射!!」

 

「カゲ~~~~!!」

 

 

――ゴォォォォォォォォォォォォォ!!

 

 

「い……わ~~く……」

 

「イワーク戦闘不能!挑戦者の勝ち!!」

 

 

よっしゃ!初ジムバトルで初勝利!

 

 

「まさかイワークにそんな弱点があったとはな……イワークを使う場合は技を考えなければならないという事か……俺の完敗だ。

 俺に勝った証だ、グレーバッチを受け取ってくれ。」

 

「グレーバッジ、ゲット!!

 ありがとうタケシ。今度はジムバトルじゃなくてガチでバトルしようね。」

 

「……そうだな、其れも良いかもしれない。

 ジム戦はあくまでも挑戦者の力量を計るモノだからジムリーダーは挑戦者が勝てるか否かのギリギリのレベルのポケモンを出さなければならないからな……今度バトルするその時は本気で行かせて貰う。」

 

「その時を楽しみにしてるよタケシ。」

 

グレーバッジをゲットした後はポケモンセンターで回復させてからお月見山目指して出発進行!

その道中でニドラン♂をゲットし、怪しげなおっさんからコイキングを500円で強引に買わされた……まぁ、コイキングは育てればギャラドスになるから500円の出費ならむしろ安いレベルだな。

暫くはニドラン♂とコイキングを集中的に鍛える事にするか――とは言っても『はねる』しか覚えてないコイキングをどうやって育てるのか頭が痛くなるわね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 To Be Continued  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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