ハイスクールD×D 日常謳歌のファントム   作:二重世界

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第3話 鍋

「今日、俺の友達が堕天使に殺されて悪魔に転生したんだ」

 

俺は皆で仲良く鍋を食べながら雑談を開始する。

ちなみにかなりの実力者が集まっているけど、グリゴリやこの町に住んでいる悪魔達に見付かることはない。何故ならルフェイが結界を張っている上に、俺が神器の力でこの家の力を認識できないようにしてるからだ。

 

「この町の悪魔というとグレモリーとシトリーか。両方、魔王の妹だな」

 

「旧魔王の血縁としては興味があるのか?」

 

「別に。俺は強い奴と戦えれば、それでいい」

 

相変わらずのバトルマニアだな、ウチのリーダーは。ちなみに俺はヴァーリチームに所属しているが、基本的にテロには参加していない。たまにサポートをするぐらいだ。

 

「ところで、その人は何で殺されたんですか?」

 

「さぁ?多分、神器持ちだったからだろ。詳しいことは知らないが」

 

「霧識、そろそろテレビが始まる時間」

 

俺の膝の上に座っているオーフィスが言ってきた。オーフィスはすぐに俺の膝に乗ってくる。飯の時は食べづらいからやめてほしいが、可愛いから仕方ない。

 

「そういや、そうだな」

 

そう言うと俺はテレビをつける。番組は魔王セラフォルー・レヴィアタンが制作している番組『マジカル☆レヴィアたん』だ。オーフィスはこの番組が好きだ。というよりも娯楽系全般が好きみたいで色々見ている。

ちなみに俺の家のテレビはグリゴリの力で冥界の番組も映るようになっている。

 

「にしても、これが魔王様ね。悪魔の世界は平和なのか?」

 

「別にそういうことではないでしょう。実際に禍の団には、かなりの数の旧魔王派が存在しています。現在の魔王が特別なだけで悪魔も色々問題を抱えていると思いますよ」

 

それは良いけどお義兄さんは何で鍋の時も紅茶なんだろう?合わないと思うけど。

 

「実際、魔法使いのルフェイから見たら、これはどうなんだ?」

 

「確かに魔法使いの中にはよく思わない人達もいますけど、私は楽しくて良いと思いますよ」

 

やっぱりルフェイは良い奴だな。でも、飯の時ぐらいは帽子を取った方がいいと思うんだけど。

ヴァーリチームにはマトモな奴はいないのか?

 

「俺っちはこの番組よりも、さっきの話の方が気になるぜぃ」

 

「さっきの話って何だ、美猴」

 

「お前さんの友達が殺された、って話だよ」

 

ああ、そんな話もしてたな。

 

「そのせいで、後でグレモリーに呼び出されてるんだよな。まぁ、魔王の妹の知り合えるってのラッキーだけどな」

 

「だったら、ついでに私の可愛い妹の様子を見てくてくれないかなにゃ?」

 

確か黒歌の妹はグレモリー眷属だったな。名前は白音。て言うか、また話が脱線してるな。

 

「相変わらずのシスコンっぷりだな」

 

「姉が可愛い妹が大好きなのかは当たり前の話にゃ!今は離れていても、いつか絶対にお姉ちゃんの気持ちを伝えてみせる!」

 

いきなり立ち上がって力説する黒歌。告白でもするつもりか?

 

「同じく妹を持つアーサーなら分かるはずにゃ」

 

「確かに妹は可愛いですが黒歌さんほどではないですね」

 

それは自分がシスコンだと認めたということか。まぁ、確かにルフェイは可愛いから仕方ない。

 

「飯の時ぐらいは静かにしろ」

 

ヴァーリに注意されて黒歌は座った。

 

「ヴァーリだって妹を持ったら私の気持ちが分かるはずにゃ!」

 

別に妹を持つ奴が全員シスコンというわけじゃないと思うが。

 

「案外、ヴァーリも分かってるかもしれないぞ」

 

「どういうことにゃ?」

 

「今はそれほどでもないが、最初はオーフィスが俺の膝の上に座るたびに睨んできたからな。それにオーフィスにだけ特別優しい」

 

ヴァーリに睨まれるの怖いんだよな。俺、戦闘力は零だし。

 

「確かにそうですね。オーフィスさんによくお菓子を買ってきてあげてますし」

 

「前にヴァーリが俺っちに何で自分よりも霧識にオーフィスがなついているのか相談したことがあったな」

 

「そんな相談はしていない!」

 

いつもより語調が強くなるヴァーリ。

 

「それじゃ、シスコンじゃなくてロリコンにゃ」

 

「お前ら、人の話を聞け」

 

「前に黒歌がヴァーリに子作りを頼んで断られた、って言ってたけどこれが原因じゃないか」

 

「え?ヴァーリ様にそんな趣味が……」

 

ヴァーリを変な物を見るような目で見るルフェイ。純粋なルフェイからしたら変態は珍しいんだろな。

 

「だから話を聞け。俺にそんな趣味はない」

 

ヴァーリが珍しく狼狽していて面白い。もっと弄るか。

 

「いやいや、その年齢で女に興味がない方が異常だろ。だからヴァーリも隠さなくていいんだ。ロリコンだって恥ずかしくない」

 

「そうですよ。ロリコンだって大丈夫です。人の趣味はそれぞれですから」

 

ルフェイの中でヴァーリはロリコンで確定したらしい。ヴァーリも何か諦めたような顔をしている。さすがの俺でも同情するな。だが、ここで手を緩めるほど甘い俺ではない。

 

「ロリコンって何?」

 

番組がCMに入ったところでオーフィスが質問してきた。

 

「ロリコンというのは危ない人という意味だ。だからヴァーリに近付いてはいけないぞ」

 

「ヴァーリは危ない人?」

 

「い、いや、違うぞ、オーフィス。俺にそんな趣味はない」

 

ヴァーリが本格的に言い訳を開始をした。本当にロリコンかもしれない。

 

「おい、ヴァーリ。飯の時は静かにしろ」

 

「誰のせいで俺が困ってると思ってるんだ」

 

「黒歌のせいだろ」

 

「人のせいにするのはよくないにゃ」

 

「でも黒歌のシスコン発言が最初だ。人のせいにするのはよくないぞ」

 

こいつらといると真面目な話が出来ないな。今日はグレモリーの話を聞く予定だったのに。

 

「ところで霧識の友達の話をしないか?」

 

俺がちょうど話したかった話題に誤魔化すヴァーリ。だが俺はひねくれているからヴァーリの思い通りにさせない。

 

「その話は後でいいだろ。それよりもヴァーリはロリコンじゃなかったら、どんな女がタイプなんだ?胸か尻か、どっちだ?」

 

「お前は静かに飯を食べたいのか、俺を弄りたいのか、どっちなんだ?」

 

「何を当たり前のことを言ってるんだ?俺は性格が悪い。つまり、ヴァーリの嫌がることをするに決まっているだろ?」

 

ヴァーリはあまり弄れる機会がないからな。かなり面白い。

 

「で、胸か尻か?もしくはロリかババアか?もしくは踏まれるのが好きとか特殊な趣味か?」

 

「人を弄ってる時の霧識さんは幸せそうですね」

 

「安心しろ。ルフェイとオーフィスとお義兄さんは弄らないから」

 

さすがにお義兄さんは弄る気になれない。というよりも弄っても面白い反応をする気がしない。

 

「だったら俺っちもやめてくれないかぃ?」

 

「それは無理だ。美猴はリアクションが面白いからな」

 

そしてヴァーリを弄り倒して後にグレモリーの話を聞いて晩飯は終了した。ヴァーリは尻派らしい。

 

 

 




やっぱり自分にはふざけた話があってると思うので、今後もこのノリで続けていこうと思っています。

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