リアスがフェニックス家に嫁ぐことになると、グレモリー家の次期当主はミリキャス君だよね
アニメの雰囲気だと嫁入りに思えるけど
リアスってグレモリー家の次期当主の肩書きあったかな
フェニックス家は長男のルヴァル・フェニックスが継ぐ予定だとすると、ライザーは独立するつもりだったのだろうか?(仮に長男と次男が亡くなった場合はライザーが家督引継ぎ、拒否の場合はレイヴェルが婿をとる流れか)
冥界と呼ばれる地で金髪の男性が書斎でワインを片手に紙の資料に目を通している。彼の見た目を一言で伝えるのならイケメンであり夜のお店にいたら顔だけでナンバー1として君臨しているだろう。この男性はフェニックス家の三男『ライザー・フェニックス』でリアス・グレモリーと同じく純血悪魔と呼ばれる存在で彼女の婚約者である
「(なかなかの逸材だな)」
悪魔の世界でも少子化の波が深刻であり悪化の一途を辿っている。寿命は長いが繫殖能力が低く、更に跡継ぎ争いや内部対立などで滅亡し大幅に数を減らし折れ線グラフを右肩下がりにしている。もちろん悪魔の駒を用いて種族を増やすことは可能だが貴族というのは血にこだわる傾向があり転生悪魔を見下す者もいる
「(だがコイツは―――)」
彼が読んでいるのはリアス・グレモリーの眷属たちに関する資料で、転生前の来歴や戦闘スタイルに加え所有している神器など細かく記載されている。彼女を伴侶として迎い入れるということは配下の仲間たちも引き受けなければならない、事前に調査をするのは当たり前のことだ
文献や伝え聞いた話で絶大な力を誇る神器で、リアスが宿主を『兵士』として引き入れた知らせを耳にしたときは周囲に彼女の手腕を褒め称えたが手に持っている資料を見て愕然とした
・品性下劣
・気が短く他責思考
・バカ
調査を依頼した自身の配下による主観もあるが総じてマイナス要素しかなかった。神滅具保有者というプラス要素を全て打ち消す内容で筆記テストの点数は『0点』より下は存在しないが彼はその下といっても過言ではない
「(こんな奴がリアスと一緒に来たら―――)」
額から一筋の汗が流れ落ちた。ライザーも彼女と同じく悪魔の駒を用いて15人の眷属を率いているが全員女性である。下半身に人格を持つ輩が自分たちのファミリーに加われば悪影響を及ぼしかねない、もし兵藤一誠が公の場で不祥事を起こせば自身の評価も連座して落ちていく
「(見極める必要があるな)」
入念な調査をすべく彼は鈴を鳴らしてメイドに来てもらうと、眷属で妹の『レイヴェル・フェニックス』を部屋に呼んで指令を伝えるのであった
『同級生と喧嘩なんて大変だったね』
「徹底的にやったので静かになってほしいですね」
『私も若い頃はヤンチャしたものだ』
帰宅した轟は夕飯を食べ終えると、LINEの通知音が鳴動していることに気付いてアプリを起動させた。相手は彼が投稿した写真にコメントをくれたことで繋がった『アガレス』さんという人物で異国の地で働いている男性だ
『アニメなら喧嘩を経て友情に芽生えるのが定番だけど』
「死んでもゴメンですよ!あいつと一緒だなんて」
今日の出来事を正直に伝えても信じてもらえないのでオカルト研究部との騒動を喧嘩以外の表現が思いつかなかった。"自分の通っている学園に悪魔がいます"と言ったら病院へ行くことをおすすめされるはずだ
『廿六木君に聞きたいのだが、Gガンダムを見たことは?』
「もろち―――」
「もちろん、流派東方不敗の口上台詞は全部言えますよ」
間違えて"もろちん"と打ち込んでしまい送信してしまったが相手の方はスルーをしてくれたのでやり取りを再開させた
『その東方不敗に姉弟子がいると娘から聞いたんだが本当かね?』
「たぶん独狐求敗のことですね」
アニメ・小説版には登場しない人物で、作品を手掛けた監督のテキストストーリーであり正史に組み込んでよいのか怪しい内容となっているが独狐求敗と東方不敗の物語は読む価値がある
『ファンとしては作品が続いてくれるのは嬉しいことだが、強引な後付け設定は好ましくないな』
「Gガンは考察するよりもノリと勢いで楽しむもので、考えたら負けですって」
ガンダムでプロレスをするんだ考察というノイズを抜きにして画面に向かって感情をぶつけるのが正しい姿だと思う。小説版もあるが読まない方が良い想像の3倍ぐらい酷いから
『いつか日本に行ってみたいものだが、今の仕事が忙しくてなかなか休めない』
「そういえばお仕事は何でしたっけ?」
『説明するのが難しいな、まぁ公務員みたいなものだ』
やり取りをするようになってから1年以上が経つが職業について初めて知った。日本だと公務員は海外旅行する際は報告の義務があると聞いたが向こうでも同じみたいだ
『先のことなんだが実は娘が日本へ行くかもしれない、聖地巡礼をしてみたいって煩くて』
「もしかして本題はそっちですか?」
だいたいのことは頭の中で分かってしまった。お目付け役になってほしいみたいだ、彼の娘も彼等と同じくロボアニメに造詣が深く、時間の許す限り過去作から最新作まで視聴している
『頼めるの廿六木君しかいなくて』
「先に伝えてくれれば予定を合わせますよ」
『感謝する!』
互いに会話を終わらせるスタンプを送った。親の趣味が娘にまで影響しているとは日本のロボットアニメ文化の凄さを改めて痛感すると共にガンプラ工場の見学が出来るか調べるのであった
祝日を挟んで登校すると変態三人衆の兵藤一誠は欠席していた。蛇に大事なところを嚙まれて号泣しながら下半身が血だらけのパンツと運動靴というド変態スタイルで学園内を全力疾走したが放課後も相まって目撃者は奇跡的に両手の指で済む程度だった。そのままの姿で帰宅したが駒王町の住民やご近所さんも一誠の変態について周知されていたので通報されることはなかった
『2年の…これ何て読むの?とどろき?とどろき・とどろき君は放課後に……違うの?ごうって読むの?2年の廿六木 轟君は放課後に生徒会室へお越しください。繰り返します―――』
「轟ちゃんいったいなにをやらかしたの?」
「特に心当たりはないんだけど―――」
「言いたいことは分かるから、私は良いと思うよインパクトがある名前だし」
「名前って裁判所で申請すれば改名できたっけ?」
そういえば昔のニュースで自身の子供に『悪魔』と名付けようとした親がいたはずだが、もしかして両親たちはリアス・グレモリーたちと同じ存在なのかもしれない、桐生はノートの切れ端にペンを走らせて漢字を書いて轟に見せてきた
「変身?牛乳紫?」
「4年生のときに転校していったクラスメイトの名前なんだけど轟ちゃん読める?」
「男?」
彼女は首を横に振った!これは俗に言うキラキラネームの類だと思うが当て字だとしても普通には読めない、変身ということは特撮ヒーローやプリキュア関連じゃないかと予想をつける。紫は初期メンバーよりも追加戦士なので特別感があるが牛乳の意味が分からない
「ギブアップ?」
「お手上げだ!何て読むんだ?」
「ミルキィローズよ」
確かにプリキュアという予想は当たっていたが色々違うような気がする。牛乳をミルクまでは許容したとしても何で『紫』なんだ!あれは青いバラの戦士と名乗っているのに彼女の髪色で誤って名付けてしまったんだと思った
「これに比べればマシだから元気をだして」
「励ましてくれてありがとう」
一昨日の出来事で荒んだ心も桐生のおかげで落ち着いた気がする。昨日のアガレスさんもそうだが気にかけてくれる人がいるのは安らぐものだ
「お越しいただきありがとうございます」
放課後のチャイムが鳴り響くと轟は放送で指定された通りにカバンを持って生徒会室へ向かった。扉を叩いて入室の許可をもらって足を踏み入れると奥の席で生徒会長の支取だげが奥の席で座っている
「いったい何の御用で?」
「いろいろと…私個人としても廿六木君には尋ねたいことが山のようにありまして」
なんだろうデジャヴを感じるのは気のせいだろうか?一昨日と同じような展開になりそうなので回れ右をして帰ろうとするが、そこには転落事故のときに自分を助けてくれた匙や入室時に姿の見えなかった生徒会員が立っていて背中から木場たちと同じような羽が生えていた
「話だけでも頼むぜ、大丈夫だオカ研のようなことはしない」
「この状況下でその言葉に価値があると思うか?」
悪魔だからといって全員が嫌いという訳ではない、あの覚悟にドン引きしているが少なくとも木場はそれなりに心を許している。それ以外は目くそ鼻くそ扱いだが
「では廿六木君も同じようにしてください、それなら問題無くフェアですよね?」
「あら…リアス・グレモリーから全部聞きましたか?」
頷いたソーナを見ながら轟は『魔獣創造』で博士から提供される各バージョンの御三家を創って生徒会員たちを監視させるようにしたが、女の子たちは"可愛い"と口にしながら抱き締めていたので一応の効果はあると思った。なお匙は水色で二足歩行のワニに頭から噛まれていた
「改めましてソーナ・シトリーと申します。我々もリアスたちと同じ悪魔です!」
とりあえず今日は戦闘が起きないことを祈る轟であった
轟君のネット友達のアガレスさんは父親の方です。リアスはもちろん坂を転げ落ちるように転落させていくつもりで着地点も決めてありますが展開の流れを模索中です
ソーナですが協力関係になると前作と同じようになってしまうので違う流れにするつもりです
感想ありがとうございます(おまちしてます)
お気に入り登録もありがとうございます
作品評価もありがとうございます
誤字訂正もありがとうございます
通常神滅具状態で虫や爬虫類も『魔獣』として括りに入れていいのか?
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問題無い!本人が魔獣と思えば創れる
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虫や爬虫類は『獣』じゃないからNGだ