禁忌の継承者の暗殺教室   作:北凍武人

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触手の時間

「また転校生が来るって」

 

「お、俺を含めて3人目、か」

 

そこに、白装束の男が入ってきた。

 

「わたしは転校生じゃないよ。その保護者さ。おーい、入っておいで」

 

 

その時、壁をぶち抜いて1人の男子生徒が現れた。

 

「オレは勝った。この壁よりも強いことが証明された」

 

「「「いや、ドアから入れよ!!」」」

 

「堀部イトナだ。仲良くしてあげてください」

 

 

尊とカルマに対し「おまえたち2人はたぶんこのクラスでは強い けど安心しろ 俺より弱いから…俺はお前を殺さない」などと発言した。

 

 

 

 

そして、シロの提案により放課後、教室をリングに暗殺が決行された。

 

刹那、殺せんせーの触手の一部が破壊された。イトナの髪が触手へ変化していたのだ。

 

「「「しょ、触手!?」」」

 

「どこで手に入れた、その触手を!」

 

殺せんせーはド怒りになっていた。シロは意にも返さず

 

「さあねぇ。倒して聞いてみなよ」

 

と返答しイトナに攻撃続行を指示した。

 

イトナの猛攻に加え、シロの放つ「殺せんせーを硬直させるライト」によるサポート。

 

追い詰められる殺せんせーをみて渚達は思った。

 

「僕たちが殺したかった」と。

 

「っ!?」

 

イトナの顔に制服が投げつけられる。

 

「にゅや!?刃覇くん!?」

 

そこにはTシャツ姿になった刃覇が。

 

「ポッと出の転校生に先越されるのは癪でね。新旧転校生対決と洒落込もうや!」

 

「やる気だ」

 

「でもイトナくん触手持ちだよ?」

 

渚の心配に続いてシロが嘲るように刃覇に声をかける。

 

「ただの中学生に捌ききれるかな?」

 

「それなりに修羅場は経験してるんで、ね!」

 

制服を引き剥がしたイトナの眼前に既に刃覇がおり、飛び膝蹴りを叩き込んだ。

 

「ぐあっ!?」

 

「あらよっ」

 

イトナの攻撃を巧みにかわし自分の攻撃を叩き込む。

 

「ぐ、ううっ!?」

 

「オラァッ!」

 

そして、横蹴りをヒットさせ校舎の外に吹っ飛ばす。

 

「す、すごい.......」

 

「対等に渡り合ってる」

 

「殺せんせーを殺したきゃオレを殺してから逝けってなぁ」

 

刃覇はイトナに挑発を仕掛ける。その時。

 

「黙レ.....オレハ、オ前ヨリ...強イ!!!」

 

触手が黒く染まる。

 

「黒い触手!?」「刃覇くん!逃げて!」

 

矢田が悲鳴を上げるかのように刃覇に逃げるよう言うも、刃覇は構えて動かない。

 

「大丈夫、オレは横綱青龍山のぶちかましを耐え切ったことがある。あんなもん屁でもねぇさ」

 

刃覇が構えるも、シロが放った麻酔銃によりイトナは気を失ってしまった。

 

「まだ登校できる状態じゃなかったようだ。今日は早退させてもらいます。しばらく休学させてもらいますが、すぐに復学させます」

 

「お待ちなさいシロさん!あなたには聞かなければならないことが」

 

 

「対せんせー繊維で出来た装束さ。私には触れられないよ」

 

シロは立ち去った……。

 

******

 

殺せんせーの正体を訊ねるも、その答えは暗殺で探しなさいと告げられた生徒たちは烏間先生の元へ。

 

「あの.....。もっと教えてくれませんか。暗殺の技術を」

 

生徒を代表して磯貝が烏間先生へお願いを口にする。

 

「?今以上にか?」

 

烏間先生は、少し戸惑ったような感じだったが、生徒たちは続けた。

 

「今までさ。”結局、誰が殺やるんだろう”ってどっか他人事だったけど」

 

「ああ。今回のイトナや尊を見てて思ったんだ。」

 

「誰でもない。俺等の手で殺りたいって」

 

「もしも今後、強力な殺し屋に先越されたら、俺等、何のために頑張ってたのかわからなくなる。」

 

「だから。限られた時間、殺れる限り殺りたいんです」

 

「私達の担任を」

 

「殺して、自分達の手で答えを見つけたい!」

 

烏間先生は生徒たちの意識の変化を感じ取ったようで。

 

「わかった!では、希望者は放課後に追加で訓練を行う!より厳しくなるぞ!」

 

「「「はい!」」」

 

******

 

「では、新設した垂直20mロープ昇降、初めッ!」

 

「きびしっ!?」

 

みんなが唖然となる中、刃覇は平然と昇降をこなしてみせた。

 

「鯱一族の里じゃ準備運動レベルだぜ」

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