ルーティは、ラリーに連れられ
四角い建物の入口へやってきた。
その入口からは地下へ降りる階段が
続いていた。
「ラリーのアジトは地下にあるのか?」
ルーティが聞く。
「そうだよ。今は使われていない
地下鉄の駅が
俺達のアジトさ!」
ラリーが答えた時、地下アジトの方から
誰かが階段を登ってやってきた。
それは、青いバンダナを
頭に巻いた男であった。
バンダナ男に向かって叫ぶラリー。
「おーい、ナーブ!」
「お、ラリー。誰だ? そいつ」
バンダナ男のナーブが
ルーティを見てラリーに質問する。
「この人、ルーティっていうんだ。
さっきデュエルしたんだけど
すごく強いから
皆に紹介しようと思って!
これからアジトへ
案内するところなんだ!」
「ふーん、ラリーがそう言うなら
悪い奴じゃないんだろうが、
見ず知らずの奴を
アジトに入れるわけにはいかないな」
「そんなぁ……」
落ち込むラリー。
「そうだ! ちょうど暇してたんだ。
デュエルでオレに勝ったら
アジトに入れてやるぜ!」
「いいだろう。デュエルだ!」
ルーティが答え、デュエルディスクを
構えた。
「やる気じゃねえか。いくぜ!」
ナーブもディスクを構える。
「頑張ってね! ルーティ!」
「ああ」
「「デュエル!」」
ルーティ
LP4000
ナーブ
LP4000
ルーティ「俺の先攻ドロー!」
ルーティ
手札5→6枚
「モンスターをセットして
ターンエンド」
【ルーティ】
LP4000
手札5枚
フィールド
裏守備モンスター1体
魔法・罠ゾーン
なし
【ナーブ】
LP4000
手札5枚
フィールド
なし
「おいおい、守備モンスター1体だけか?
俺のターン、ドロー!」
ナーブ
手札5→6枚
「俺は≪ワイバーンの戦士≫を召喚!」
ワイバーンの戦士
☆4
ATK1500
「さらに装備魔法≪メテオストライク≫をワイバーンに装備し、貫通能力を与える!」
「だが、攻撃力1500では
たいしたダメージにはならんぜ!」
「それはどうかな?
さらに装備魔法≪城壁壊しの大槍≫を装備! コイツを装備したモンスターが裏守備モンスターを攻撃する時、攻撃力が
1500アップする!」
「なに!?」
「≪ワイバーンの戦士≫で裏守備モンスターを攻撃!」
ワイバーンの戦士が
槍を持ってパワーアップし
守備モンスターを攻撃する!
ワイバーンの戦士
ATK1500→3000
「俺の守備モンスターは≪メカウサー≫だ!」
メカウサー
☆2
DEF100
機械でできたウサギのメカウサーは
ワイバーンの槍に貫かれ爆発した!
「ぐわあああ!」
ルーティ
LP4000→1100
「へへっ、ラリーが強いって言うから
どんな奴かと思えば
2ターン目でライフが半分以下になってるじゃねえか!
これは次のターンで決まりだな」
「焦るなよナーブ。デュエルは始まったばかりだぜ。メカウサーの効果発動!
こいつがリバースした時
500ダメージを与える!」
メカウサーの残骸が、ナーブに向かって
電撃を放つ!
「くっ……」
ナーブ
LP4000→3500
「さらに、メカウサーが戦闘破壊された時、デッキからメカウサーを
裏守備で特殊召喚できる!」
ルーティの場に新たなメカウサーが
裏守備で特殊召喚された!
「この程度のダメージ
どうって事ないぜ!
カードを1枚伏せてターンエンドだ」
【ルーティ】
LP1100
手札5枚
フィールド
裏守備モンスター1体(メカウサー)
魔法・罠ゾーン
なし
【ナーブ】
LP3500
手札2枚
フィールド
ワイバーンの戦士
ATK1500
魔法・罠ゾーン
伏せカード1枚
メテオストライク(≪ワイバーンの戦士≫に装備)
城壁壊しの大槍(≪ワイバーンの戦士≫に装備)
「俺のターン、ドロー!」
ルーティ
手札5→6枚
「裏守備のメカウサーを反転召喚し、
リバース効果発動!
相手に500ダメージを与える!」
メカウサーの電撃がナーブを襲う!
「うぅ! この程度、電気マッサージにも
なりゃしないぜ!」
ナーブ
LP3500→3000
「だったら、もっと強烈な攻撃をするまでだ。俺はメカウサーをリリースし
≪マテリアルドラゴン≫を
アドバンス召喚!」
マテリアルドラゴン
☆6
ATK2400
「大槍の効果で
ワイバーンの攻撃力が上がるのは
アンタのターンのバトルフェイズのみ!
今のワイバーンは攻撃力1500のままだ! マテリアルドラゴン、ワイバーンの戦士を攻撃! マテリアルブレス!」
マテリアルドラゴンが
ワイバーンに向かって炎を吐いた!
「カウンタートラップ発動!
≪攻撃の無力化≫!
マテリアルドラゴンの攻撃は無効となり
バトルフェイズは終了する!」
「俺はカードを2枚伏せて
ターンエンドだ」
【ルーティ】
LP1100
手札3枚
フィールド
マテリアルドラゴン
ATK2400
魔法・罠ゾーン
伏せカード2枚
【ナーブ】
LP3000
手札2枚
フィールド
ワイバーンの戦士
ATK1500
魔法・罠ゾーン
メテオストライク(≪ワイバーンの戦士≫に装備)
城壁壊しの大槍(≪ワイバーンの戦士≫に装備)
「俺のターン、ドロー!」
ナーブ
手札2→3枚
「俺は魔法カード≪アームズホール≫を発動! デッキの1番上のカードを墓地へ送り、デッキから装備魔法1枚を手札に加える!
このカードを使うターン、俺は通常召喚できなくなるが、それと引き換えに≪デーモンの斧≫を手札に加え
ワイバーンの戦士に装備する!
攻撃力1000アップだ!」
ワイバーンの手に巨大な斧が握られる!
ワイバーンの戦士
ATK1500→2500
「ワイバーンの戦士(ATK2500)で
マテリアルドラゴン(ATK2400)を攻撃!」
剣と槍と斧を持ったワイバーンが
マテリアルドラゴンに飛びかかる!
「トラップ発動! ≪援軍≫!
このターン、モンスター1体の攻撃力を
500アップする!
マテリアルドラゴンをパワーアップ!
返り討ちだ!」
マテリアルドラゴン
ATK2400→2900
マテリアルドラゴンのブレスで
ワイバーンの戦士は
装備した武器もろとも消滅した!
ナーブ
LP3000→2600
「くそ、一気にカードが
4枚破壊されたか!
俺はカードを1枚伏せて
ターン終了!」
【ルーティ】
LP1100
手札3枚
フィールド
マテリアルドラゴン
ATK2400
魔法・罠ゾーン
伏せカード1枚
【ナーブ】
LP2600
手札2枚
フィールド
モンスターなし
魔法・罠ゾーン
伏せカード1枚
「俺のターン、ドロー!」
ルーティ
手札3→4枚
「このターンで決める!
≪Xセイバー・アナペレラ≫を召喚!」
Xセイバー・アナペレラ
ATK1800
「まずはマテリアルドラゴン(ATK2400)で
ダイレクトアタックだ!
ドラゴンテイル!」
「させない! 永続トラップ発動!
≪正統なる血統≫!
墓地から通常モンスター1体を
特殊召喚する!
よみがえれ、≪コスモクイーン≫!」
「コスモクイーンだと!?」
地中から、巨大な冠をかぶり
ヨロイを着た女王様が現れ
マテリアルドラゴンの攻撃を
中断させた!
コスモクイーン
ATK2900
「さっき発動した
アームズホールのコストで
デッキから墓地へ送られたのが、
コスモクイーンだったのさ!」
「なんて強運なんだ……
カードを1枚伏せてターンエンド」
【ルーティ】
LP1100
手札2枚
フィールド
マテリアルドラゴン
ATK2400
Xセイバー・アナペレラ
ATK1800
魔法・罠ゾーン
伏せカード2枚
【ナーブ】
LP2600
手札2枚
フィールド
コスモクイーン
ATK2900
魔法・罠ゾーン
永続罠
正統なる血統(コスモクイーンに装備)
「俺のターン、ドロー!」
ナーブ
手札2→3枚
「これで終わりだ!
コスモクイーン(ATK2900)で
アナペレラ(ATK1800)を攻撃!」
「トラップ発動! ≪セキュリティボール≫! 攻撃モンスターを守備表示にする!」
コスモクイーンは攻撃を辞め
防御体勢をとった。
コスモクイーン
DEF2450
「しのぎやがったか。
俺はモンスターをセットし
ターンエンドだ」
【ルーティ】
LP1100
手札2枚
フィールド
マテリアルドラゴン
ATK2400
Xセイバー・アナペレラ
ATK1800
魔法・罠ゾーン
伏せカード1枚
【ナーブ】
LP2600
手札2枚
フィールド
コスモクイーン
DEF2450
裏守備モンスター1体
魔法・罠ゾーン
永続罠
正統なる血統(コスモクイーンに装備)
「俺のターン、ドロー!」
ルーティ
手札2→3枚
「俺は装備魔法≪巨大化≫を発動!
マテリアルドラゴンに装備!
俺のライフが相手より低い時
元々の攻撃力を2倍にする!」
「巨大化だって!?」
マテリアルドラゴンの体が
みるみるでかくなった
マテリアルドラゴン
ATK2400→4800
「だが、俺の場には守備モンスターが
2体! いくら攻撃力が高くても
俺のライフは削れないぜ」とナーブ。
「このターンで削ってやるさ!
さらに装備魔法
≪ビッグバンシュート≫を発動!
マテリアルドラゴンに装備し、攻撃力400アップと貫通能力を与える」
「マジか!?」
マテリアルドラゴン
ATK4800→5200
「マテリアルドラゴン(ATK5200)で
コスモクイーン(DEF2450)を攻撃!
ビッグバンブレス!」
コスモクイーンは悲鳴をあげながら
焼き払われ
ナーブも共に悲鳴をあげた!
ナーブ
LP2600→0
「やったぁ! ルーティが勝ったぁ!」
喜ぶラリー。
「やるな、ルーティ。
ラリーの言う通り強いデュエリストみたいだし、アジトに入っていいぜ」
「じゃあ、アジトを案内していいんだね!?」
ラリーが聞く。
「おう。俺はアジト入口の見張りをするから ゆっくり案内してやりな」
そう言ってナーブは
アジト周辺のパトロールに出掛けた。
「よーし、じゃあ行こう、ルーティ」
「ああ」
ルーティとラリーは
アジトの階段を降り始めた。
「このアジトには、ナーブの他に
あと3人仲間がいるんだ。
本当は もう1人いたんだけど……」
「もう1人?」
「ああ、その人については
これから会う仲間が詳しく語ってくれるよ」
「そうか……」
ラリーの言葉を気にしながらも
アジトの最深部へ向かうのであった。
【続く】