【新大陸調査団拠点:アステラ――1等マイハウス前広場】
「いいか、新人ども! 『古代樹の森』に入る前に一番大事なのは、武器の手入れでも調合の知識でもねぇ!」
朝の爽やかな海風が吹き抜ける港の訓練場。
日焼けした肌に頑丈なレザー装備を纏った男――ノエル・アンダーソンは、腰に手を当てながら、目を輝かせて自分を見上げる新人ハンターたちを渡り歩いていた。
「……じゃあ、何なんですか、ノエル教官!?」
新人の一人が元気よく手を挙げる。
「『事前の索敵』と『撤退の判断』だ。己の命を賭けるのは、仲間を守る最後の最後だけでいい。それ以外は生き残って情報を拠点に持ち帰ること――それが調査団の鉄則だ」
ノエルが教官らしくビシと言い放つと、後ろで見ていた加工屋の親父たちが「ハハハ、元軍人さんの講義は手厳しいねぇ!」と笑声をあげた。
かつてジオン公国軍のモビルスーツ・パイロットとして不時着したノエルも、今やアステラで知らぬ者のいない「5期団の特別筆頭ハンター」であり、新人育成を任される頼もしい教官となっていた。
「さあ、今日の講義の特別教材を見せてやる。ついて来い」
ノエルが先頭に立って導いたのは、拠点の一番奥、巨大な舟形ドックだった。
そこには、朝日に照らされて静かに佇む、全高18メートルの緑の巨人――MS-06F ザクII『新大陸守護仕様(ガーディアン・カスタム)』の姿があった。
「うわあぁぁぁ……ッ!!」
「本物だ……! 伝説の『鉄の守護者』……!」
新人ハンターたちが一斉に歓声をあげ、巨大な足元へ駆け寄る。
かつては「恐ろしい異世界の怪物」として防衛班を激震させた巨躯も、今ではアステラ全体のシンボルであり、子供たちや新兵の憧れの的だった。
装甲のあちこちには、モンスターの素材が美しく装飾・補強されている。
左肩にはネルギガンテの漆黒の角を加工した重装甲。右肩のウェポンラックには、数々の古龍を打ち払ってきた名刀『ヒート・グレートホーク【龍骨造】』が鎮座している。
「教官! この鉄の巨人なら、どんな古龍だって一撃ですよね!?」
興奮気味に身を乗り出す新人に、ノエルは優しく首を振った。
「そう思っちゃいけない。こいつ(ザク)は無敵の兵器じゃない。俺ひとりの力で勝ってきたわけでもないんだ」
ノエルはザクの足元をポンと叩いた。
「俺がこの世界で生き残れたのは、知識をくれた学者たち、機体を命がけで直してくれた加工屋、そして……背中を預けてくれた相棒(ハンター)がいたからだ。どんなに強い力があっても、孤立した奴から狩りの犠牲になる。それを忘れるな」
「教官……!」
新人たちはノエルの真摯な言葉に引き込まれ、深く頷いた。
その時、頭上から羽ばたきの音と共に一羽の「翼竜」が舞い降りてきた。
脚に結び付けられた調査用の伝書筒。それを受け取った総司令が、遠くのバルコニーからノエルへ向けて合図を送った。
「ノエル! 大蟻塚の荒地に『爆鱗竜バゼルギウス』が出現した! 新人たちの採集班が足止めされている!」
「了解(アイ・アイ・サー)!」
ノエルは即座にヘルメットを被り、ザクの足元に置かれたワイヤーアンカー(スリンガー)を構えた。
「講義はここまでだ、新人ども! 『守護者』の戦い方、特等席で見せてやるから目に焼き付けておけ!」
ノエルがワイヤーを放ち、軽やかな動きでザクの肩口へと登っていく。
コクピットハッチが「シュー」という排気音と共に開放され、ノエルは慣れ親しんだパイロットシートへ滑り込んだ。
コンソール脇に結ばれた、古びたジオン軍のドッグタグ(認識票)が、静かに揺れる。
「メインライン接続……全システム、オールグリーン」
ザクのモノアイが、ギラリと赤く光り輝いた。
背部の大型熱核フライト・ユニットが蒼白い熱気を噴き出し、巨躯が浮き上がる。
「ザクII・ガーディアンカスタム、ノエル・アンダーソン――出撃する!」
風を切り裂いて大空へ躍り出る緑の守護者。
見上げる新人ハンターたちの歓声と、新大陸の澄み渡る青空に包まれながら、ノエルは新たな仲間と命を守るため、今日も爽快に駆け抜けていくのだった。
ご覧になっていただき誠にありがとうございました
タイトル以外は殆どAIによる小説でしたが
昔からこんなの読みたいなと思っていたものを
読ませてくれた技術の進歩と
文才の全く無い自分でも作れた技術に感謝と共にモンハンとガンダムの深い世界に感謝致します。