エスコンの世界からこんにちは   作:りぷらす

6 / 6
第六話

最初の訓練から数日後

 

「以上が訓練に参加した、赤城、神通からの報告書です。」

 

まさかここまでとはな、しかしまだ砲撃訓練に発艦訓練と軽い射撃のみ。

まだまだ秘密があると見ていいだろうな。

 

「加賀、彼女らについてどう思うかね?」

 

「なんとも言えないですね。

秋月さんの初弾命中を出す艦砲が航空機に対してどれ程有用であるか、

ニカノールさんのジェット機がどれ程の加速力、上昇力等があるか・・・

考え始めるときりが無くて今の時点では私からはコメントしかねます。」

 

「なるほど・・・長門は?」

 

「私としてもコメントしずらいところだな。

ニカノールの艦載機には爆弾、魚雷を取り付けるような器具は見当たらないとの報告がある。

さらに秋月の砲も12.7センチと駆逐艦程度だ。重巡以上の大型の敵に対する脅威になるかは・・・」

 

「しかし同様なエンジンを持つ艦攻、艦爆を持っていたらどうだろう?

12.7センチといえど正確無比な射撃は敵の攻撃を挫くことが可能だろう・・・

まぁ、しばらく基本的な訓練を続けさせて演習を行い実力を測るとしよう。」

 

 

「あのニカノールさん?」

 

突然秋月が部屋で休憩中に話しかけてきた。どうしたんでしょうか?

 

「訓練してて思ったんですけど、私たちって元々衛星や僚艦とのデータリンクが

あって真の力が発揮されるじゃないですか。」

 

確かに・・・秋月はイージス艦ですから特にそうですよね。

 

「そうですけど、私たちの間でのデータリンクはともかく衛星中継は、

どうしようもなくないですか?」

 

私の問いに秋月がクックッと笑っています。なんかいつもとキャラが違って怖いです・・・

 

「実は先日聞いたところ工廠で一定の資材を使えば装備が作れるらしくて、

ちょっと工廠で作ってきたんですよ!コレを!」

 

そういって秋月が出したのは一発のミサイルのようだがSM2,3やアスロックとは違う形をしています。

まさかこれが?

 

「これって・・・ロケットですか?」

 

「そうです!そして先端部には人工衛星が搭載されているんです!」

 

「でもこれってどうやって打ち上げるんです?」

 

「そこは工廠と私の妖精さんがいい感じに設定してくれたおかげで私から発射できるようになってるんです!」

 

すごいです、というかそんなことよく思いつきますね、この子は。

 

「それをいつ打ち上げるんです?」

 

「ニカノールさん今日はお暇ですか?」

 

「えっと、今日は休日ですし暇ですよ。」

 

「なら今から行きますよ!今日は天気も万全です!」

 

「えええ!今からですか!?」

 

 

う~ん、今日はいつもに比べていい天気だな。

こんな日は執務室に籠っていないで外を散歩でもしたいものだ、

そうだなこれがひと段落したら少し歩くか。

 

しかし泉提督が執務をこなしていると突如爆音が鎮守府、いや街全体に響いた。

慌てて外を見ると海上より3~4本の白煙が空高く伸びていく。

 

「長門!状況の報告をさせろ!」

 

どういうことだ、新兵器の試験の報告など聞いていないし

鎮守府内に不審者など・・・

 

「今すぐ第十一駆逐隊を海防艦とともに鎮守府近海の捜索に当たらせろ!

敵の新兵器かもしれん。警戒を厳にせよ!」

 

あとは警衛に連絡を入れて・・・

 

 

「突然の警戒態勢ってなにがあったんだろうね?」

 

「アレよアレ、さっきの爆音と共に墳進弾みたいなのが上がったんだって。」

 

白雪がまだ残る白煙を指さす。

 

「あ~ダル・・・どうせ夕張さんが秘密でなにかやらかしたんじゃないの?」

 

吹雪、白雪、初雪そして二隻の海防艦を含めた緊急の隊が白煙の元へと行く。

 

「でもさ、あの方向ってあれじゃない?砲撃練習場。」

 

「えっ?ああ、たしかにそうかも。」

 

そして徐々に練習場に近づき白煙発生源らしき場所に動く影が二つ見られた。

その詳しい姿は煙でよく見えないが大きさ的に艦娘または深海棲艦と思われた。

気怠そうな初雪含め全体に緊張が走る。

 

「砲雷撃戦準備!とりあえず交信を試みます。って、え?」

 

煙の中から発光信号があった。

 

「秋月ちゃんにニカノールさんだったんだぁ。」

 

「で、何をやっていたんですか?鎮守府で騒ぎになってるんですけど・・・」

 

「う~んなんて説明すればいいのかな?まぁ、

私とニカノールさんの本来の力を取り戻すための行動ですね。」

 

とりあえずこの二人は後に泉提督の説教と間宮の一週間使用禁止が言い渡された。

これに秋月は抗議したが無許可の工廠での新兵装開発、開発後の無申請など普通であれば

厳罰が下るところをこれで済ませてやると言うと不服そうな顔をして了解した。

 

そしてさらに数日

 

「しかし・・・高高度に位置する情報伝達システムの構築か確かに米国では

そんな構想が持ち上がっていたな。それは君たち以外にも使えるのかね?」

 

「専用の機器を開発及び整備が可能であれば・・・」

 

「明石どうかね?」

 

「無理ですね・・・100歩譲って開発できても二人以外の艦娘への最適化でさらに時間がかかります。」

 

「そうか。いやまぁいいだろう、元々無かったものだ。

ちょうど二人に伝えることもあったな。」

 

「なんでしょうか?」

 

「近々演習があるから準備しておくように!詳しいことは追って説明がある。」

 

「「へ?」」




お久しぶりです。
相変わらずの駄文&短文で申し訳ないです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。