重なる世界は光らない 作:クロスオーバー
漫画『Life CodeDisrespect』第一巻特典カード『アイアンラビットンボ』のフレーバーテキストより
「バトル! 『
「このクリーチャーの数じゃ防ぎきれない……! けど、ライフデッキから落ちた
「悪いが……狼勇連結ヴァイス轟は自分を除く『
「嘘!? って、事は……」
「『
「んがー!」
ユウキちゃんがレキ君の従えるビス止めされて接続されているクリーチャーとジッパーで連結されたクリーチャー、放電で繋げられているクリーチャー、糸で縫い合わされたクリーチャー、モザイク状に混ぜ合わされたクリーチャーに吹き飛ばされて敗北しました。
「ゲームセット、ウォンバイ。3ー2で……」
「グレイトフル・ベン達は兎も角、最後に出てきた『
「…………」
「やっぱり、そこだよな。あれは……」
『『何って? 我らが貴様の切り札と奴の切り札を連結しただけだが?』』
普夫君の話を遮ってレキ君がフィニッシャーにしたクリーチャーに対して詰め寄るユウキちゃんと仕事をしながらも怒りを込めた視線を向けるサレンさんに対してレキ君はバツが悪そうに説明しようとした所で、頭の中に二重の声が響きました。
「だから、客がいる間は話すなって言ったよな?」
『『ふん、そう言われるだろうと思ってお前達が近くにいる時に頭の中に声を出したのだ。良く聴こえるだろう?』』
「頭の中に響くから単純に煩いんだよ……」
レキ君の不機嫌そうな声にレキ君が首に下げている継ぎ接ぎの珠が愉快そうにそう言いました。
……この珠の名前は『
此処とは別の世界で、『
この世界に来た直後に珍しい宝石としてオークションに出され、レキ君のお父さんに買い取られた後に起きた事件を経てレキ君とは利害関係の一致で手を組んで以来そのサポートをしています。
「っで? 何で私の『
ユウキちゃんが龍鬼珠に対して不貞腐れた表情でそう言います。
まあ、父親の形見であるカードと『とある理由』で因縁のある人の切り札と混ぜ合わされたら不満を抱くに決まってますよね。
『『ん? それは、この世界の強力なクリーチャーを『
「レキ、やっぱりこの性悪珠捨てない? 私、今ならあいつと協力してでもこいつをぶっ壊すよ?」
「だから、俺の目的の為に必要だから捨てられないって言ってるだろ」
龍鬼珠の言葉に漫画だったら怒りの四つ角を浮かべているだろうユウキちゃんが龍鬼珠を指差しながらそう呟き、レキ君はそれを冷たく拒否しました。
……レキ君は言ってしまえば『復讐者』です。
有名なカードデザイナー兼コレクターであり、Lifeに関する研究者でもあったレキ君の両親は彼が三歳の頃に『首に龍のタトゥーを彫った男』に彼らが研究していたり、保管していたカードを全て奪われた上で殺害されてしまいました。
レキ君は殺されていた両親を直視してしまったものの、幼かった為に自己防衛反応でその時の記憶を失っていたのですが……レキ君の両親が彼に残していたデッキの近くにあった龍鬼珠が自身の目的である『元の世界に戻り、新世界を創る』を成し遂げる為にレキ君の記憶を復活させ、『『お前の復讐の為に我らの力を貸してやるからお前も我らの目的の為に力を貸せ』』と契約をする事で復讐への道を歩ませ始めたのです。
……まあ、世界大会決勝戦でのユウキちゃんとのファイトを経て相手が闇のファイターでなければ
いえ、ユウキちゃんは特に大きな要因でしょうがそれだけでは止められなかったでしょう。
相手が精霊か人間かの違いはありますがレキ君と同じ復讐者であり、彼の師匠をしている傭兵ファイターのs……『精霊狩り』。
精霊狩りからレキ君の無軌道さを止める様に頼まれたと言われてレキ君をファイトで叩きのめしたサレンさん。
精霊狩りからの無理難題……自分に勝つ或いは引き分ければレキ君の師匠になりレキ君が負ければ
セトさんの説得で手離そうとしていた闇のカードに乗っ取られたレキ君を助け出し、共に精霊狩りと戦うデッキを作った普夫君……彼らがいなければ、レキ君はユウキちゃんの言葉に耳すら貸さずに復讐に邁進していたに違いありません。
因みにレキ君を乗っ取った闇のカードはというと……レキ君が普夫君に負けた際に逃げ出そうとして龍鬼珠に捕獲され、その闇の力を冒涜獣の王の一体『
『……と、言うかレキの本来のデッキは彼の両親が残したデッキだったのよね。そういう意味では
……成る程、あのカードが無理なく入るデッキだったら普夫君はもっと苦戦してたかもしれませんね(実際のファイトは冒涜獣主体のデッキだったのを無理矢理自身を中心にしたデッキに改変した結果、普夫君に一方的にやられてました)。
「後は……
「? 確か、緑って元からあったよね? 何で、そんな急に現れたみたいな反応をしてるの?」
「「「…………」」」
「え? 何、その反応?」
セトさんの疑問の言葉に私達は苦笑いをしながらLifeに新たに現れた色彩……『
本来、Lifeの色彩は赤、青、白、黒、無色の五色だったのですが……私のデッキの切り札の一体となった『三位一体の終末』と『
まあ、その騒動の現場にいた私、普夫君、ユウキちゃん、レキ君の四人を除いて『緑は元からあった色彩』だと認識を改変されたみたいですが……
『『そもそも、Lifeに限らず『カードゲーム』で木や森などの大自然を司る色が無いのは不自然だと思わんのかバカども』』
とは、『三位一体の終末』が封印されていた遺跡にあった緑の色の色彩に驚いた私達に対して呆れた様な口調で罵倒した龍鬼珠の言葉ですが……確かにそうかもしれませんが、貴方に言われる筋合いはありません。
「さてと、そろそろお開きだな。中学生の俺達はすぐに帰らないと最悪補導……「ユウキさん、レキさん!」閃? どうしたんだ?」
時計を確認して中学生のユウキちゃんとレキ君が帰る時間だと知るとレキ君が帰り支度を整えようとすると……ティーチングファイト後に印君と一緒に帰った筈の閃ちゃんが息を切らしながら入って来ました。
「はぁはぁ……大変なんです、私のおばあちゃんと印君のお父さんとお母さんが拐われたんです!」
「「はい!?」」
「それは大変ですね……ですが、何故警察ではなくMeeKingへ?」
「そいつら、ユウキさんとレキさんを連れて来いって言って……二人とMeeKingの人達以外を連れてきたら容赦なくおばあちゃん達を殺すって…それで、それで……印君は『俺達の家族の問題に兄ちゃん達を巻き込む訳にはいかない!』って言って一人で指示された場所に行っちゃって……わ、私…どうした、ら良いのか、わがん、なぐて……」
「レキ、行くよ!」
「わかってる! 閃、その場所に案内してくれ!」
「え……あ……は、はい!」
「茂札君、警察に連絡! 管理ちゃんとサレンちゃんは三人について行って!」
「わかりました」
「わかった!」
「はい!」
閃ちゃんの涙を流しながらの言葉に即座に反応したユウキちゃんがいの一番に飛び出し、レキ君が閃ちゃんの肩を叩きながら同じように飛び出すと、セトさんが私達に素早く指示を出して役割を分担すると私はエプロンを素早く脱いでロッカーに入れるとサレンちゃんと一緒に飛び出しました。
──────
「こ、此処です! おばあちゃん達を拐った人達が来いって言ってた場所は!」
「「「「ええ……?」」」」
閃ちゃんの先導の下、誘拐犯達が指示した場所に来た私達はその場所に頭を抱えました。
「なんでまた此処なんだよ……」
「いい加減取り壊せば良いのに……」
「適度に街の中心部から離れているからと、毎回の様に再利用しなくても……」
「もう駐車場にすれば良いと思う」
「皆さん、どうしました!?」
閃ちゃんが溜め息を吐きながらそんな事を呟く私達に驚きましたが……端的に言うなら、此処は何かしらの事件の犯人や世界を揺るがす様な騒動の始まりに騒動の黒幕の下っ端達が毎回の様に私達に挑んだり、人質を連れたりするのに利用されるビルの工事現場だったからです。
とは言え、人の命がかかっているのです。毎回の様に使われていてもう『そういう場所なのか?』と疑問に思ってしまうような場所でも気合いを入れなければなりません。
「印が心配だ、行くぞ!」
「もう入ってるだろうしね!」
私達が工事現場の入り口から入ろうとすると……
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁ……「ふん!」ぶげ!?」
フード付きのローブを纏った人間が吹き飛んで来ましたがサレンさんの回し蹴りで私達に当たらずにすみました。
「レキ君、吹き飛んできた人のローブに描かれているあのマークは……」
「『
「ご明察だぜ、レキ」
『うんうん。相変わらず、レキ君は聡明だね~』
レキ君の言葉に今回の騒動の元凶がわかりましたが……久しぶりに聴いた声に顔を上げると、ローブを着けた人間達が倒れ伏す中心には疲れはてている印君と真っ黒な外套を見に纏った白と黒のマーブルの髪の気の強そうな『
「『キバ』ちゃんに『
「だから、『
「今の僕は『ファルア』だよ、ユウキ。でも、久しぶり」
『ハロハロ~みんな、お久しぶり!』
天霊教団の時に共闘した闇の……いえ、『元』闇のファイター『ディール』であるディアナちゃんが抱き付こうとしたユウキちゃんに蹴りを入れ、天霊教団の教祖の息子であり『元』教団の御子である『
変更点
1.龍魂珠と鬼魂珠の合体した龍鬼珠とディスペクター、ディスタスが流れついている
2.Lifeの世界のカードを利用したディスペクターが出来つつある
3.Lifeの世界に五元神が世界のエネルギーの循環を司るクリーチャーとして存在している
4.色彩に『緑』のカードがある
5.ディールが名を変えてユウキと仲が良くなっている
6,ディールの精霊が違う
7.漫画版にドロシー主人公の物とは違う作品がある
今回は以上! それでは!