東方竜狩郷 ~幻想郷の狩人少女達~   作:幻想入りしたガンサー

1 / 42
 本話は、物語の舞台となる幻想郷の土地と、その位置関係をまとめた設定紹介回です。
 本編を読みながら「この場所はどこだったか」と思った時に、全体図と合わせて覗いていただければ幸いです。目次の名前を押すと、その場所の説明へ飛べます。
 使用している挿絵は生成AIによる画像ですが、あくまで描写を補完する為のものです。




目次

全体図
① 人間の里
② 博麗神社と博麗原野
③ 迷いの竹林
④ 妖怪の山
⑤ 玄武の沢
⑥ 霧の湖と紅魔館
⑦ 魔法の森
⑧ 氷霧連峰
⑨ 地底
⑩ 無縁塚と再思の道
⑪ 遠征先――乾風砂海と緋雨密林
⑫ 幻想海
地図の外の世界
郷の巡り方


設定集
設定集:フィールド


――中央編纂局の写しより――

 

幻想郷狩り場案内

 


全体図

【挿絵:幻想郷全体図】

 

【挿絵表示】

 

 地図の上が北。『幻想郷』は『博麗大結界』に囲まれた山あいの土地で、その真ん中に『人間の里』がある。北には『妖怪の山』がそびえ、さらに奥には雪の峰々が連なる。東の端、結界の境目に『博麗神社』が建ち、西には深い『魔法の森』が広がっている。

 里から南へ下ると竹林があり、その先には砂の海と熱帯の密林、そして南西の外れの結界の縁に沿って海が広がっている。山から流れ出た水は沢と湖を経て一本の大きな川となり、密林を抜けて海へ注ぎこまれる。この水の道に沿って、山・湖・密林・海の生き物達は季節ごとに行き来している。

地図の番号

① 人間の里――郷の真ん中。人里ギルドの本拠

② 博麗神社と博麗原野――郷の東。草原と遺跡、東の境の神社

③ 迷いの竹林――里の南。夜の竹林と永遠亭

④ 妖怪の山――郷の北。天狗と河童と守矢ギルドの山

⑤ 玄武の沢――山のふもとの西寄り。河童の渓流

⑥ 霧の湖と紅魔館――山のふもとの東寄り。霧の湖と吸血鬼の館

⑦ 魔法の森――里の西。茸と魔法使いの森

⑧ 氷霧連峰――山のさらに北。吹雪の峰々

⑨ 地底――山のふもとから地下へ

⑩ 無縁塚と再思の道――森の南。立入制限区域

⑪ 乾風砂海と緋雨密林――郷の南西と南。遠征先

⑫ 幻想海――郷の南西の外れ。結界の縁の海

 


① 人間の里

管轄:人里ギルド『幻想郷中央狩猟会館』

 郷の真ん中にある、人間の暮らす里。狩猟の行政を一手に担う人里ギルドの本拠『幻想郷中央狩猟会館』があり、依頼の受付から狩猟の記録、生態の研究、武具の工房までが揃っています。ギルドマスターは、寺子屋の先生でもある『上白沢慧音』。

 里の木戸を一歩出れば、その先は狩り場の入り口。畑に入り込んだ群れを山へ帰す、街道を塞ぐ草食竜の群れを見守る――そんな身近な依頼が、毎朝会館の掲示板に貼り出される。仕事を終えたハンター達は、居酒屋『鯢呑亭』で一日の疲れを流します。

 里の周りで見かけるモンスター:アプトノス、ガーグァ、ジャギィ、ドスジャギィ、ブルファンゴ

 


② 博麗神社と博麗原野

管轄:博麗神社(ギルドの支部ではない観測・避難の拠点)

 里の東、なだらかな丘と草原に崩れた石造りの遺跡が点在する土地が『博麗原野』。その東の端、幻想郷と外(・)の世界の境目に『博麗神社』が建っている。神社はギルドの支部ではないが、東の境を見張る観測と避難の拠点として、当代"博麗の巫女"『博麗霊夢』が守っている。

 原野は人の暮らしに最も近い狩り場である。草食竜の群れが渡り、それを狙う鳥竜が集まり、空を見上げれば山から下りてきた飛竜の影が横切ることもある。神社の本殿裏の祠と裏山の洞窟には、それぞれ別の世界へ通じる扉があり、番の者達が詰めている。

 原野の一角には、豊穣の季節に大輪の花が咲き誇る『太陽の畑』があり、猟団『夢幻館』が事実上の管理を担っています。少し離れた『無名の丘』は、春に鈴蘭の毒が強まり、小型モンスターも寄りつかない丘です。

 主なモンスター:アプトノス、ジャグラス、ドスジャグラス、ランポス、クルルヤック、リオレウス、リオレイア、アンジャナフ(太陽の畑)、ゲリョス亜種(無名の丘)

 


③ 迷いの竹林

管轄:入り口まで人里ギルド/奥は『永遠亭』と竹林の兎達

 里の南に広がる、夜の似合う竹林。竹はすぐに伸び、霧が出やすく、目印が日ごとに変わるため、慣れない者はたちまち迷う。奥には医療と薬を担う『永遠亭』があり、竹林の守りは『因幡てゐ』と兎達、案内と救助は『藤原妹紅』が引き受けている。

 月夜の竹林で刃翼の擦れる音がしたら、すぐに引き返すのが里の者の心得。

 主なモンスター:ナルガクルガ、ホロロホルル、ドスファンゴ、ブルファンゴ

 


④ 妖怪の山

管轄:守矢ギルド『妖怪山岳狩猟会所』

 幻想郷で山といえば、大抵この『妖怪の山』のことである。天狗や河童が独自の社会を築く山で、山頂近くの『守矢神社』を本拠とする守矢ギルドが、天狗・河童・山の神々を狩猟と災害対応で一つに束ねている。ギルドマスターは『八坂神奈子』。

 妖怪の山は標高ごとに姿が大きく変わる、縦に長い狩り場である。ふもとから中腹は沢と雑木林の続く和やかな山あい、中腹から上は崩れかけた岩山を蔦が繋ぎ止める不安定な地形で、上からの落石はモンスターと同じくらい身近な脅威である。その先に、雲を見下ろす山頂がある。空は飛竜の縄張りであり、高く飛ぶほど真っ先に狙われる。

 山腹には、虹龍石が採れる幻想郷で唯一の坑道群『虹龍洞』があり、天狗と採掘頭の『姫虫百々世』が切り盛りしている。中腹には山のハンター達が集う『駒草集会所』。そして山中の一角には、守矢ギルドも立ち入らない特別な保護区『聖域』があり、そこの命は聖域に住む者達の手で維持管理されている。

 主なモンスター:ジンオウガ、アオアシラ、ドスバギィ、リオレウス、ゲネル・セルタス、アルセルタス、バサルモス(虹龍洞)、ドスファンゴ(聖域)

 


⑤ 玄武の沢

管轄:守矢ギルド・河童

 妖怪の山のふもとを西寄りに流れ下る渓流地帯。沢沿いには河童の集落と工房があり、武器や罠の技術屋集団『妖怪の山狩猟技術連』の主任技師『河城にとり』も、ここで日々何かを組み立てては爆発させている。

 滝壺は潜って狩りをする水中の狩り場にもなり、下流には流し雛を見守る『流雛観測所』がある。水量が増える季節は魚が豊かになる一方、大雨の後には鉄砲水が一気に押し寄せる、恵みと危うさが隣り合った水辺でもある。

 主なモンスター:ロアルドロス、ルドロス、ヨツミワドウ、ドボルベルク(沢に近い渓流)

 


⑥ 霧の湖と紅魔館

管轄:西岸は特別独立猟団『紅魔館』(湖そのものは皆のもの)

 妖怪の山のふもとの東寄りに広がる、霧の立ちこめる湖。西岸には吸血鬼『レミリア・スカーレット』が率いる特別独立猟団の館『紅魔館』が建ち、周りには崩れた古い城壁や塔の跡が残っている。紅魔館は湖畔に前哨所を設け、湖と湿地の生き物を見張っている。

 ただし、湖は紅魔館だけのものではない。北東岸の洞には氷の妖精『チルノ』が、南岸の岩場には人魚の『わかさぎ姫』が住み、湖面には人里の漁師の舟が出る。自然と密接に関わる妖精であるが故に、湖の妖精達が騒がしいか静かかは、近くに大型モンスターが居るかどうかの目安にもなる。

 主なモンスター:ロアルドロス、チャナガブル、ガノトトス、ジュラトドス、ビシュテンゴ亜種(廃城の松林)、ベリオロス(冬に北から下りてくる)

 


⑦ 魔法の森

管轄:猟団『魔狩の集い』

 里の西に広がる、湿った深い森。巨大な樹と巨大な茸、毒の沼、地下の洞窟が入り組み、奥へ進むほど地形が変わって帰り道が分からなくなる。茸の胞子が異常に増えて視界が落ちる異常気象『胞子霞』が起きると、森の生き物の動きも、罠の効き方も変わる。

 森に住む魔法使い達は、緩やかな共同研究組合――猟団『魔狩の集い』を作っている。『霧雨魔理沙』の『霧雨魔法店』や『アリス・マーガトロイド』の家が森の中にあり、森の入り口には道具屋『香霖堂』が店を構えている。

 主なモンスター:ドスフロギィ、ケチャワチャ、ババコンガ、コンガ、ネルスキュラ、フルフル(沼地の洞窟)、アルセルタス

 


⑧ 氷霧連峰

管轄:守矢ギルド(妖怪の山との接続部)

 妖怪の山の北に連なる、吹雪と氷の洞窟の峰々。昼でも息が凍る寒さで、[ホットドリンク]なしに長くは留まれない。ここで縄張りを追われたモンスターが、山や湖、時には里の近くまで下りてくることもあり、峰の様子は郷中のハンターにとって気がかりの種。冬の間は、雪女の『レティ・ホワイトロック』が峰の案内役を引き受ける。

 主なモンスター:ドドブランゴ、ブランゴ、ギギネブラ、ギアノス、ドスギアノス、ベリオロス、レイギエナ、ポポ、ガウシカ

 


⑨ 地底

管轄:地底ギルド(本部『地霊殿』、窓口『旧都』)

 妖怪の山のふもと付近から地下へ下った先に広がる、巨大な地下世界。鍾乳洞と地下の川から始まり、深く下るほど熱く、やがて環境そのものが脅威になっていきます。地上との連絡路の橋を渡った先には、鬼達の住む街『旧都』がある。

 地底を預かる地底ギルドのギルドマスターは、地霊殿の主『古明地さとり』。少数精鋭で、仕留めることより「生きて帰ること」を何より重んじるギルドである。

 


⑩ 無縁塚と再思の道

管轄:立入制限区域

 魔法の森のさらに南に続く、縁者のいない者が眠る土地。外(・)の世界から流れ着いた道具が転がっていることでも知られている。古くから危険の多い土地として立ち入りが制限されており、ギルドの許しなく足を踏み入れる者は居ない。

 


⑪ 遠征先――乾風砂海と緋雨密林

管轄:各ギルドの共同

 郷の南西と南には、里から遠征を組んで向かう広大な土地が広がっている。

 『乾風砂海』は、昼は焼けつき夜は凍える砂の海である。岩山の台地や干上がった川、まれに現れるオアシスがあり、昼と夜とで必要な備えがまるで変わります。晴れの日が続くため、日光を嫌う吸血鬼にとっては最も相性の悪い遠征先の一つ。

 『緋雨密林』は、赤い水をたたえた水辺と、巨大な根が絡み合う熱帯の森。長雨が続き、森の奥には半ば水に沈んだ遺跡が眠っています。こちらは雨のために、やはり吸血鬼には近寄りがたい土地でもある。

 どちらも郷の中では指折りの手強いモンスター達の棲み処でもある。

 


⑫ 幻想海

管轄:各ギルドの共同(遠征)

 郷の南西の外れ、『博麗大結界』の縁に沿って広がる、昔からある大海。人里からは数日がかりの遠征になり、舟を出す時は舟幽霊の『村紗水蜜』が船頭を務める。

 海と島と、海辺の珊瑚の台地。山あいの郷とはまるで違う生き物達が、潮の香りの中で暮らしている。

 


地図の外の世界

 幻想郷の空の上と、扉の向こうにも、いくつかの世界が存在する。

 雲の上の『天界』は、天人の住む世界である。雲の上は餌が乏しく、竜はほとんど棲みついていない。

 『冥界』『三途の川』『地獄』などの幽世は、幻想郷の外にある死者と神々の領分である。ギルドとは取り決めを結んだ協力関係にある。

 博麗神社の本殿裏の祠と、裏山の洞窟には、それぞれ別の世界へ通じる扉がある。どちらの扉にも、竜を向こう側へ通さないための番が付いています。

 


郷の巡り方

 各地のキャンプには"裏口"があり、天幕の裏から別のキャンプへ抜けることが可能である。いつからそうなのかを知る者は居ないが、ハンターにとっては昔からある当たり前の近道である。ただし四季の変わり目の『土用』の間だけは裏口が開きにくく、その十数日は自分の足で歩くか、オトモのガルクの背を借りて移動する必要がある。

 幻想郷の自然は、四季とは別に『環境相』と呼ばれる周期でも姿を変える。荒れる季節、天候の乱れる季節、恵みの季節が巡るたびに、同じ土地でも出会うモンスターや狩りの段取りが変わっていく。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。