スターク社法務部と政府関係者(FBI・DHS)に対して、
「その書類じゃぁ、中へは入れませんね?」
と、『Parker Innovations LLC 』委託の法務担当者。
・「書類に1ミリも不備がない」
<違法行為は、1ミリもありませんよ?
・「建国時からの既得権として法的に保護されている」
<法不遡及(Ex Post Facto)の原則を破るのですか?
・「こちらから手を出せば政府側が100%違法捜査で負ける」
<もしもそのラインより、強引に侵入するのであれば、ですがw
『Parker Innovations LLC 』に用意されている
「パーフェクトすぎる(時空を超えた)公文書」は、
まさに現実の「法治国家のシステムそのものを逆手にとった最強のバリア」
として、入れない理由を明示した。
すごすごと撤退せざるを得ない、面々。
ボブ「で、代理人様は『視察』されていきます?」
「我が国防総省の管轄ではない! つまり、私の責任ではない! お前たちの責任だろ!」
ペンタゴンの地下特別会議室。重々しい長円形のテーブルの端で、国防総省の高官が書類の山をバンと叩きつけた。
「我が司法省の管轄ではない! つまり、私の責任ではない! お前たちの責任だろ!」
隣の司法省次官補が、すかさずバトンを受け取るように腕を組んで突っぱねる。
「我が国土安全保障省(DHS)の管轄ではない! つまり、私の責任ではない! お前たちの責任だろ!」
DHSの長官代理が、青ざめた顔で反対側の席へと指を突きつける。
「我が連邦捜査局(FBI)の管轄ではない! つまり、私の責任ではない! お前たちの責任だろ!」
FBI長官補佐が、胸のバッジをかばうように後ろへ体を引く。
「我が中央情報局(CIA)の管轄ではない! 国内の民間インフラなどハナから対象外だ! つまり、私の責任ではない! お前たちの責任だろ!」
CIAの特務参事官が、冷酷な手つきでサングラスのブリッジを上げながら突き放す。
「我が環境保護庁(EPA)の管轄ではない! 排出ガスも未確認生物も出ていない! つまり、私の責任ではない! お前たちの責任だろ!」
EPAの規制局長が、ハンカチで汗を拭きながら叫ぶ。
「我が連邦通信委員会(FCC)の管轄ではない! 電波帯域は正規取得されている! つまり、私の責任ではない! お前たちの責任だろ!」
FCCの最高技術責任者が、タブレットを胸に抱えて首を大きく横に振る。
「我がニューヨーク州政府の管轄ではない! 連邦の防衛特例措置に従ったまでだ! つまり、私の責任ではない! お前たちの責任だろ!」
特別参加していたニューヨーク州副知事が、椅子から立ち上がらんばかりの勢いで捲し立てる。
「我がスターク・インダストリーズ法務部の責任ではない! 正式な送金指示と許認可に基づき処理したまでだ! つまり、我が社の責任ではない! お前たちの責任だろ!」
最後にスターク社の法務部長が、完璧に手入れされた革のファイルを持ち上げて周囲を睨みつける。
完璧な美しさで「私の責任ではない」が長円形テーブルを360度駆け抜け、綺麗に一周して元の国防総省高官の元へと戻ってきた。
あまりに見事なパス回しに一瞬の静寂が訪れる中、国防総省高官がふと首をかしげて呟いたのだった。
「……ところで、今日の会議にダメコン(ダメージ・コントロール局)だけTOPが出てきていないのは何故だ?」
司法省(DOJ)、DHS、FBIの3部署と同様に、顔色が悪い『Parker Innovations LLC 代理人』ハッピーが消えそうな声で答える。
「……長官は一連の不祥事により……現在、行方不明(失踪)です」
全員の目が一斉に爛々と輝いた。
「「「ダメコンの責任ですな。」」」
こうして全責任を押し付けられたダメコンは組織解体へ追い込まれ、Parker Innovations LLC のAIデータセンターは「手出し不能(アンタッチャブル)な政府公認施設」として完璧に合法化されたのだった。
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幕間その1:
「ハァイ!ハニー&ダーリン! 画面の前の行政機関について俺ちゃんが親切に解説してやろう!」
司法省: 連邦法の遵守や違法性の判断、令状の正当性を統括するトップ組織。
DHS(国土安全保障省): 国家インフラの安全やサイバーテロ、テロ対策の総本山。
FBI: 国内の連邦犯罪、不正アクセス、スパイ容疑の捜査を担当する実動部隊。
つまり、今回の事件?に対して、本来ド真ん中で管轄・捜査しなければいけない超・当事者たちなんだよ!
大変だよなぁ。責任ある大人ってw
運転手のハッピー同様に、顔色が悪くなるワケだ♪
アベンジャーズに入れてくれなかったの、今で覚えているからな!ハッピー!
だから、頑張れよ♪『Parker Innovations LLC 代理人』
後、作者からメモによると、
司法省次官補: 「我が司法省の管轄ではない! 違法性が1ミリもない以上、裁判所も令状を出せん! つまり、私の責任ではない! お前たちの責任だろ!」
DHS長官代理: 「我が国土安全保障省の管轄ではない! 侵入者もテロ反応もゼロ、むしろ防衛システムが完璧すぎる! つまり、私の責任ではない! お前たちの責任だろ!」
FBI長官補佐: 「我が連邦捜査局の管轄ではない! 身元照会システムに容疑者として上がってきた名義が、ジョージ・ワシントンにトマス・ジェファーソン、挙句の果てにエイブラハム・リンカーンだぞ!? 全員、墓の下の『建国の父』や歴代大統領じゃないか! 国家の英雄たちを『容疑者』として逮捕状を取れとでも言うのか!? 捜査できるわけがない! つまり、私の責任ではない! お前たちの責任だろ!」
理由を並べれば並べるほど「やっぱりお前らの仕事だろ!」と、他の部署は思うワケで。
作中、会話テンポの都合もあって、理由は述べられなくなりました。。;
理由を並べれば並べるほど「やっぱりお前らの仕事だろ!」と浮き彫りになるあたり、彼らが理由を言わずに突っぱねたのは“官僚としての土壇場の防衛本能”だったのでしょう(笑)。
<Geminiに笑われているの、草生えたw
幕間その2:サーバー制御室のツッコミ合戦
爆速データセンターの最深部。青白いLEDが明滅するサーバーラックの合間で、ネッドはホログラム画面に向かって高速でコードを打ち込んでいた。
デッドプール:
「ちなみに俺ちゃん、嫁がシカゴにいるんだよ!」
ネッド:
「ウェイド、何回結婚してるの!? それと今、物理セキュリティにヴァーチャルトラップの設定作業中なんだから静かにしてて!」
(※画面下に【※作者注:原作コミックでは4〜5回結婚している】という小さなテロップが浮き出る)
デッドプール:
「えっ、原作のシクラーちゃん(モンスターの女王)ネタ伝わらない? 映画派? 映画派の読者への配慮が必要だった!?」
(言いながら、デッドプールは画面下辺に表示された『作者注テロップ』に視線を落とす。そして、めんどくさそうに片手を伸ばすと――バシィッ!とテロップの文字を直接手で叩き落とし、画面外(コマ外)へと蹴り飛ばした)
ネッド:
「そうだよ。スターク社のデータベースからE.D.I.T.H.経由で抽出した『ドローン型立体ホログラムプロジェクター』のアルゴリズム。侵入者が物理サーバーに近づいたら、かつてスパイダーマンだって絶望させた『存在しない壁』と『無限に続く幻影廊下』の罠(トラップ)にハメるんだ。ヴィランにも効く、最高の防犯装置だろ?」
デッドプール:
「うわエグッ!! 昔スパイディをトラウマレベルで追い詰めた偽物タコの幻影技術を、データセンターの防犯カメラ代わりに再利用すんの!? 『椅子の男』、お前見た目によらず発想がサイコパスの領域に入ってきてない!?」
ネッド:
「サイコパスじゃないよ!『最高の防犯システム』って言って! ほら、変な声を出すとホログラムのミステリオがウェイドの後ろに召喚されちゃうよ?」
デッドプール:
「マジで!? やめろよ、あいつ頭に金魚鉢かぶってるから会話が噛み合わないんだよ!!」
「あ!おい椅子の男、それデアデビル来たらどうすんの? あいつ目が見えないから『うわ〜! 壁が! 幻影が!』ってやってる横を『……何か浮いてるな』って通り過ぎてくだけだぞ? あとハルクだったら偽物の壁ごと本物のデータセンター壊すぞ?」
ネッド:
「う……! 大丈夫だよ! デアデビルは盲導犬(?)の音声を流して誘導するし、ハルクが来たら……E.D.I.T.H.に『子守唄(サンセット)』を歌ってもらうから!」
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