やはり俺が魔女裁判に参加していたのは間違っている。 作:大魔女様が見てる
ランキングにしばらく居たお陰で評価やお気に入りが増えていてありがたい限りです。感想もお待ちしております。
つい先日は宝生 マーゴの誕生日でした。本作ではいつ出るかはお楽しみに。
Q,比企谷 八幡について
桜羽 エマの場合
「え、八幡くんについて? うーん……最初は目が怖い人……だったかな……結構、特徴的だったから。……それと、ボク達と距離を置いてたって印象かも。でも、一緒に過ごしていくうちに、凄く優しくて、さり気なく気遣ってくれる人なんだって分かったんだ。なんだかヒロちゃんみたいで安心したのかも。だから、今は凄く仲の良い友達だよ! それから……えへへ……八幡くん自身には内緒にしてね? ボクの大好きな人なんだ。……うん、あんなことをお願いしちゃったボクなんかにその資格はない、ってそう思ってるけど……それでも……大好きな人なんだ、八幡くんは。何でもしてあげたい。って思えるぐらいに」
調理実習の授業。それは割と惰性で受ける人間が多い授業であり……俺もかつてはそうだった人間である。そう、かつては。
食事の大切さを俺はあの牢屋敷で学ばされて以降、食に関しては妥協を一切許せなくなったのである。昔はマッ缶さえあれば他はなんでもいい。だったんだけどなあ俺。
まあ、あのゲル状の不味くて何食ってるか分からない食い物を毎日のように食ってたらこうもなるよね。あの屋敷での数少ない食事の癒しはリンゴぐらいで、そのぐらいにはあの場所の食事は悲惨だったのだ。
今は多分宝生のやつが色々頑張って改善されてるだろうけど。え、ラーメン? そんなものが出るとでも? 仮に出たとしても多分胡椒とか大量にぶちまけられてるだろ、知らんけど。
なので我がF組ではとくに二階堂と俺が一切の妥協なく調理実習で料理を作ったせいで変に目立った。一緒に組んでたやつが「比企谷くんと二階堂さんって料理こんなに上手なんだね……!」って驚いてたぐらいには。
だって仕方ないじゃん。美味しくて健康に良くて栄養バランスとれた食事を摂れることの幸せを実感できるなんて思ってなかったんだもの。
……まあそれに、あの場所にいたヤツって結構細いというか、不健康そうなのが何人も居たので。もっとちゃんと食え、って兄心が芽生えたのもあるかもしれない。ちなみに色々解決して、牢屋敷でまともな食材とか使えるようになってから俺が作った料理は何故か好評だった。雑な男飯だったはずなんだけどな……。とくに佐伯の奴が咽び泣いてた。舌までおじさんくさくなってるとは思わんて。「これだよこれぇ……雑に濃いこの大雑把な炒飯……美味しいよぉ……」って本当にガチ泣きしてた。そんなにだったかぁ……となったのは今となっては良い思い出である。
まあそんな余談は置いといて。
「俺今回は何もしてないんですけどなんで呼ばれたんです?」
「まあ待て待て。何も説教の為だけに呼ぶものでもないだろう、生徒指導室は」
生徒会の仕事があるから、と先に出た二階堂にちゃんと行けと釘を刺されて渋々奉仕部の部室に向かおうとしていた俺は今こうして平塚先生に生徒指導室に連行されていた。いや本当になんで? 今回ばかりは本当に心当たりがないんだが?
「いやなに、調理実習の担当の
……お礼を言いたいと言っていたが、君は目立つのが嫌いだろう?」
「まあ。それなりには」
「かといって1人になった時に鶴見先生から感謝されても、何もしてないのに礼を言われても、と思うだろう?」
「いやそうですけども」
すげえよこの人なんで分かんの?? 【幻視】でもしたの?? あてぃしさんじゃなくてむん……ってしてる方だったの?
「そういうわけだ。担任である私から伝えておく、という手法をとることにした。君が困るかどうかは前提に含んではいないことは留意しておけ」
「横暴……いや、横暴ではないか……」
別に褒めるだけだもんな……寧ろ特別待遇なのか、これ?
「しかしまあ、調理実習の授業でそんなに褒められるとは。君も珍しい生徒だ。
この手の授業はサボる口だと思っていたが、読みが外れたか?」
当たっている。耳が痛い。実際、牢屋敷の一件がなければサボタージュしていただろう。……二階堂とも交流なかっただろうし、尚更である。
「いえまあ、色々あったんで……料理に関しては拘りが強くなりまして……」
「ふむ、あの件か?」
「あの、がどれを指すか知りませんけど。概ね予想通りで合ってるかと」
「なるほど、ならば深くは聞くまい」
「助かります」
こういう時に踏み込まずに避けてくれるのは本当にありがたい話である。俺と二階堂という下手すれば腫れ物扱いもいい生徒を受け持つだけの度胸と器量のある人なのだと感心してしまう。
「ところでなんて言ってたんです、鶴見先生」
「む? ああそれなら……『ああやって真面目に授業を熱心受けてくれる生徒が居てくれて本当に嬉しい。その上、2人のおかげで他の生徒も真面目に取り組む姿勢を見せてくれたのがすごく有難かった』だ、そうだ。良かったな、比企谷?」
「俺っつうより、二階堂のおかげだと思いますけど。……アイツ、なんの授業でも真面目に受けるでしょうし」
「そうだろうな。だが、1人だけではかえって孤立するものだ。君が同じように真面目に取り組んでいたからこそ、F組の中の空気が変わったとは思わんかね?」
「それは、まあ……」
空気読みのようなものだ。クラスのなかではよくある話。ふざけ倒す連中が多いと、クラスの空気感はそちらに寄るせいで真面目に授業を受ける側が忌み嫌われてしまうなどというよく分からんふざけた社会の縮図。
たしかにたった1人、二階堂だけが真面目に受けているような状態であれば悪目立ちのひとつでもしていたかもしれない。
「……でも、それすらアイツは知ったことかってすると思いますが」
「ふ、それは違いないだろうな。意に返さず、貫き通すだろう。そうすればいずれそれは個性として扱われ、それに良さを見出す者も現れる。事実上の人気者の完成だ」
くつくつ、と笑う平塚先生にの言葉を聞きながら、俺はそんな二階堂の姿を頭に過ぎらせる。たしか、桜羽が言うには……中学生時代もその八面六臂の活躍っぷりに人気があって二階堂派閥なるものがあった。とは聞いたことはある。……それを大魔女に利用されていたらしいのも、後々の状況から察せるが。
まあ、二階堂ならそうやって人気者にもなるだろうしそのうち生徒会長の椅子に堂々と座ってんだろうなあ。というイメージは付きやすい。そういうタイプだから。
ただ、何故だろうか。───少し、面白くない。
「ちっ、私の方が爆破予告したくなってきたな」
「なんスか急に」
いきなりびっくりするんですけど。なんで舌打ちされた? なに??
「なに、こちらの事情だ。……まあ、今は悩みに悩んで、青春を謳歌しておけ若人。今しか出来ない経験だぞ?」
「はぁ……」
少しため息を吐いてから揶揄うように笑う平塚先生に俺は首を傾げながらも一応頷いておく。何を指して言ってるのかはわからんが……まあ、経験から来るアドバイスなのだと、そう判断しておく。
「で、それ以外の理由もあるんでしょう、ここに呼んだのは」
「さすがに察しがいいな、生徒としては可愛げがないが」
「余計なお世話です」
俺だって好きでこんな早期の状況把握だとか相手の心情を読めるようになったわけじゃねえので。……マジで牢屋敷の一件、俺にとってはもう切っても切り離せない所まで来てんな?
「まあ、此処に呼んだ本題はだな──」
真剣な表情で言葉を溜める平塚先生に、俺は少しだけ息を呑む。
「その、だな……どうだ? ……奉仕部での活動は?」
「思春期の娘がいる父親かよ」
距離感測りかねてるやつじゃねえか。小町の様子を聞こうとしてたうちの親父か? とそうツッコミを入れた瞬間、俺の真横で風が勢いよく吹き荒れる音が鳴った。
「──次は当てるぞ☆」
「…………ッス」
神速の一発?????? 目に見えないほどの速度で俺は今真横をぶん殴られてたのか????? こっわ、いやこっわ……橘かよ……。この人本当に魔法発現してないんだよな……??? フィジカルギフテッドなの??
歳の話、結婚の話。そういうのは平塚先生には禁句である。学びを得た。うん、二度としないように気を付けよう。
「まあそんな冗談はさておき」
「冗談の威力ではなかったのでは?」
音を若干置き去りにしてた気がするんですけど??
「すまんすまん、アンガーマネジメントを忘れていた」
「……いえまあ、俺も流石に女性に対して不用意な発言だったのでおあいこということで」
口は災いの元。とはよく言ったものである。いやマジで。失言は控えた方がいい。俺の場合それで拗れたっぽい世界の記憶があるので尚更である。
「……君はやはり大人だな。いや、ある意味では達観しすぎているか?」
「色々ありましたので」
「……便利な言葉だな。だが、そういう事にしておこう」
「そうして貰えるなら助かります」
実際本当に色々あの場で経験したのでそうとしか言えないのである。死ぬ経験はしたし、形はどうあれ殺した経験もあるし……嫌なもんである。
「話を戻そう。奉仕部はどうだ? と聞いたのは冗談ではないぞ。馴染めないようなら辞めても構わん。とは思っているからな」
「……拒否権ないって言ってませんでしたっけ」
「あれはあの場で君を留まらせるためだ。そうやって強制でもしなくては食わず嫌いで君は何も起こさんだろう」
「……それは、まあ、はい」
実際あの場で帰っていいと言われたら俺は帰っていたと思う。先生からそう言われてしまえば二階堂だって止めないだろうしな。よく理解されてしまっている。
「だが、君は一度乗りかかった船は余程の事情がない限りは降りはしないし乗り捨てもしない。……見捨てられない、とでも言うべきか? だから一度は乗らせて置かねばならんと思ったわけだ。……だが、それで君が不登校などになるようなことになれば本末転倒だろう。だから様子を聞いたんだ」
「──よく俺のことをお分かりで」
「君は意外と分かりやすいぞ。顔には出してないがな。そういう雰囲気が出る」
ここまで見抜かれてると逆に不気味さが勝つが。本当に【千里眼】も【幻視】もないんだよなこの人? 怖いぞマジで。
「まあ、その様子なら……雪ノ下と揉めるようなことはなかったようで安心しているが」
「そうっすね……何があいつの琴線に触れたのか知りませんけど、友達にならないか。なんて言われましたし」
「あの雪ノ下がか?」
「あの、がどれを指すか知りませんけどその雪ノ下だと思いますよ」
俺の言葉に意外そうに目を丸くしている平塚先生。なんか変なこと言ったか、俺?
「く、ふふ……ははは! そうか、あの雪ノ下がか! ……やはり、君を奉仕部に入れたことは間違いではなかったようだな。良い刺激になれば、と思ってはいたが……過程をいくつかすっ飛ばすことになるとは思わなかった」
「……なるほど。そういう事だったんすね」
平塚先生の言葉で少し状況が理解できた。俺の矯正、というのは嘘では無いのだろう。だが、同時にあの奉仕部で、矯正を受けるべき人物は俺だけではない。という事だった。
「ああ、君ならやはり予想がつくか。そういうことだ。都合良く利用したような形になったのは詫びよう」
「……いえ、まあ、あれは自業自得な部分がありますし。付け入る隙を作った俺が悪いんで」
「そうか? ならそう受け止めておこう。しかしまあ……ここまで早いとはな。こればかりは予想外だった。やはり、二階堂の影響か?」
「……そうかもしれませんね。アイツ……基本根っからの善人なんで」
正しくない。もルール上の正しくない。というよりは、その場に置いての状況によるところがある。アイツの判断基準には。誰かが不利益を被るような状況であればどれだけ周りが楽しんでいようが正しくない。と判断するが、誰も不利益を被ることがなければ正しくない。とは考えない奴なのだ。なので意外とノリがいい。
「……アイツの前だと捻くれてられないんすよ、色々と」
「惚気か?」
「真面目な話なんですけど」
「冗談だ。だが、君にとってはいい出会いだったようだな。二階堂という人間は」
「……っすね。俺には勿体ないぐらい良い奴ですよ。アイツ以外の友達もですけどね」
本当に、勿体ないぐらい根は良い奴らばかりなのだ。【魔女因子】なんてものがなければ、あんな事にはならないぐらいに。
「ふむ、まあ良き方向へ向かってくれたのであれば万々歳だ。私としてもな」
「そりゃなによりで」
「比企谷もある程度は理解できているだろうが、雪ノ下も雪ノ下で複雑な事情を抱えていてな。……それが理由で多少拗らせている」
「……まあ、でしょうね」
結構なお嬢様だって話だったし、あの顔の良さだ。嫉妬を買うことは少なくなかっただろう。……お嬢様ってことに僻む奴も、顔の良さで弄ってくる奴の事も、そのどちらもを経験したんだろう。そう思うと少し同情はする。その片方だけでも苦しんだヤツを、俺は2人、知っているから。
「それを改善できる1歩を、君と二階堂が作り出してくれたんだ。これ以上の結果を望むというのは野暮だろうな」
「……先生の言葉に倣うなら、乗りかかった船です。最後まで付き合います。多分、二階堂もそう言いますよ。ここにいたら。……まあ、俺の更生は俺自身があんまり望んでませんけどね」
「ふ、君はやはり生意気だな。比企谷」
平塚先生は俺の告げた言葉に対してそんな風に微笑むのだった。……生意気で悪うござんしたね。
────
「おっす」
「あら、遅かったわね、比企谷くん。サボったのかと思ったわ」
教室の扉を開けて早々に、雪ノ下にサボタージュを疑われた。困ったことに俺自身の性格を考えると否定ができねえ……。でも今回に関しては本当に正当性があるので反論させてもらう。
「ちげーよ。平塚先生に話があるって止められてたんだ」
「ふふ、冗談よ。予め先生から聞いていたわ。少し話すことがあるから遅らせる、って」
くすくす、と笑う彼女に俺は勘弁してくれ……とため息を吐く。
「なら言うなよ……」
「あら、友達とはこういう揶揄うようなやり取りもするものじゃないの?」
「俺に聞くな俺に」
二階堂に聞けよそういうのは。今はいないが。
「……そういえば二階堂さんは?」
「ん? ああ、連絡手段そういや交換してなかったな……アイツは生徒会の仕事。
来れるとしても下校直前ぐらいになるかもって話だ」
俺の言葉を聞いて少し周囲を探す雪ノ下にそう説明する。俺と二階堂って常に一緒にいるとでも思われてる?
「なるほど……そういえば二階堂さんは生徒会に入っていたわね……。それなら比企谷くんもとばかり思っていたのだけど」
「俺は別に二階堂の助手じゃないが」
「そうかしら? 周りから見ると意外とそう見えるわよ?」
「さいで……」
まあ見える分には別に構わない。不釣り合いだとは思っているが。……とはいえ、俺は正直生徒会だとか学級委員だとかは死ぬほど嫌いである。いざという時に責任転嫁するための役割みたいなもんだろあれ。なんでそんな汚名を被る役割を進んでせにゃならんのだ。という話だ。俺は少なくとも働きたくないという人間である。働いて貰える報酬が汚名を被ることなら尚更する気は無い。
「相変わらず捻くれてるわね」
「余計なお世話だ」
「そこが貴方の魅力なのかもしれないけれど」
「なんで褒めた急に?」
いやなんで? なにがどうなって? 下げて上げてきたんだが??
「友達の事は褒めるべきだと聞いたのだけど違うの?」
「知らん知らん知らん。どっから出てきたんだその友達取扱説明書」
「姉さんからよ。……なるほど、やっぱり不良品を掴まされたわけね」
ソースは雪ノ下の姉らしい。え、それをデフォでやれるようにしろって勧めてきたのか?? こわぁ……そんなん人心掌握に長けてるやつのやるやり口だろ……。宝生みたいな……。相当な曲者だな雪ノ下の姉……。
「ええ、あの人は曲者よ。色んな意味でね」
「……詳しくは知らんがそんな取説持ってくる時点でやばい人だな間違いなく。
確実に俺や二階堂を値踏みするためにそれ送り付けてきただろ……」
動機は妹に近付く悪い虫かどうか判断するため。ってところだろうか。これで調子に乗るようなやつだったら相応しくない。と判断してなんか行動してくるタイプだと見た。
「俺が言えた話じゃないが……シスコン拗らせてるな、お前の姉」
「そうね、結構拗らせてると思うわ。色々と」
でしょうね。としか言えん。まあ、ここで俺はあんまり雪ノ下姉のことを悪くは言えない。何故なら俺も妹の小町に友人ができた時そういうことをしないという保証がないからである。バレたら多分二階堂に正しくない制裁を食らうんだろうが。コミュ強な小町なら大丈夫だとは思うが……万が一が怖くて……ネ?
「つか、友達には取説なんてもん要らねえだろ。悪い所も良い所も見るもんなんだから」
「…………貴方からそんな一般論に思える話が出てくるなんて」
「おい人をなんだと思ってやがる」
俺の言葉に意外そうな顔をした雪ノ下に思わず抗議する。それを聞いた雪ノ下は少し考える素振りを見せてから口を開いた。
「捻くれていて人の好意に対して見ないフリをしているクソボケ」
「ひでえ」
でも否定できない。畜生。正論パンチだった。実際分かった上であえて見ないフリしてますけどネ!! ……正直アイツらがなんで好いてくれるのか分からんし……。二階堂に口酸っぱく言われてるがその程度で惚れるものか? と疑っているしな。未だに。
「貴方のその捻くれ具合とクソボケ具合は今後、改善案を用意しなくちゃね。曲がりなりにも先生からの依頼で貴方を更生するためなのだから」
「へいへい……ありがたく存じますよ」
それはそうとクソボケって言うのはやめた方がいいと思うよ。俺。
そんな軽口を言い合っていると、教室の扉がコンコン。と叩かれる。
ふむ、二階堂にしては音が大きいし、平塚先生だとするとノックしないから有り得ないな。ってなると……依頼人か?
「どうぞ、開いているわ」
「し、失礼しま〜す……」
やや緊張気味な上擦った声と共に部室に入ってきたのは、桃色寄りに染めた茶髪と少し着崩した制服に、オシャレなネイル。そして大きなむ……ではなく、俺たちと同じ2年生である証の赤いリボン。ギャルギャルしたギャルの同級生であった。
「って、な、なんでヒッキーがここに!?」
言われてますよ夏目さん。貴女ここに居ちゃいけないらしいですよ。じゃねえよ、そもそも夏目はここに居ねえよ。じゃあ誰だよヒッキーって。
「……ああ、ヒッキーって俺か」
「いや他に居たと思ってたの!? 怖くない!?」
「比企谷くん、視える人だったの?」
「いやちげえよなんで怪談に持っていった? 俺の知り合いにヒッキーって呼ばれてる奴が居るからソイツかと思ったんだよ」
話が脱線してますよお嬢さん方。
「あ〜……あだ名被りってあるもんね……それで勘違いしちゃうことって最初のうちはあるある……」
「それは友達の友達を騙った自分の話とかではなく?」
「なんでそういう偏った知識はあるんだお前……ねえよ、二階堂に聞きゃ分かるだろ」
たまに妙に鋭利な角度で話題出してくるよな、雪ノ下って。俺の言葉に理解を示した来訪者ギャルとは別で軽口を言ってくる雪ノ下に俺は的確にツッコミを入れる。
「まあその真偽は後で確かめるとして」
「おい嘘だと思ってんな?? マジの話だからな? なんならヒッキーってあだ名つけられてた理由まで語ってやるぞ。引きこもり気味で根暗でモヤシだったからって理由でヒッキーだからな? 苗字にも名前にもヒもキもねえ奴だったからな?」
「思ってたより酷い理由でついてたあだ名だ!?!?」
「モヤシ以外はだいたい貴方じゃないかしら?」
「……それはそうなんだが」
「認めちゃうんだ!?」
「でも俺へのヒッキーは苗字から取ってるからちげえだろ」
「……まあ、そうね。ヒッキーくん?」
「お前が言うな、なんかゾワッてするわ」
「割と酷い!?」
まずいな、横で来訪者ギャルが的確にツッコミを入れてくれるからなんか楽しくなってきたぞ。よく見たら雪ノ下もちょっとご機嫌だし。いやお前も楽しんでんじゃねえか。
「こほん、そろそろ話を戻しましょうか。
そこに座って大丈夫よ、
「あ、ありがと……てか、あたしのこと知ってるんだ?」
雪ノ下の言葉にパッと顔を輝かせる由比ヶ浜と呼ばれたギャル。おぉ……光って感じ。え、まるで闇がいるみたいなこと言うなって? 沢渡とか闇のギャルだろ、どっちかっつうと。闇の意味がちょっと深淵に行きそうなので詳細は口にしないが。
「二階堂もそうだがよく他クラスの名前覚えてられるなお前……」
全校生徒のこと知ってんじゃねえの? そうごちると、雪ノ下はこちらを見て小さく笑う。
「全ては知らないわ、知っている生徒を知っているだけよ」
「物語ってんじゃねえよ、西〇維新か」
羽川さんか? てか今どきの学生に伝わらねえよ西尾〇新。
「なんか、楽しそうだね?」
「何処がだよ」
いやちょっと楽しいのは否定できんのだが。主に貴女がツッコミを的確に入れてくれてたおかげで。
「そうね、友達とのやり取りだもの、楽しいものよ?」
「へっ!? ヒッキー、雪ノ下さんと友達なの!?」
ここ一番のデケエ声が出たなおい。悪うござんしたね、俺が雪ノ下の友達で。
「友達じゃ悪いのかよ」
「ううんそうじゃなくて!? ヒロヒロ以外に仲良い友達がいると思ってなくて……」
「そんなに俺って二階堂とセットに見えてる?」
「うん、だいぶ。というかほぼじょーじ一緒みたいなカンジ?」
マジかあ……そっかァ……やっぱりちょっと今後の付き合い方考えた方がいいか? いやそんなことで距離離したらすげえ不機嫌になった上で「君は周囲の評価で人付き合いを変えるのか、それはまったくもって正しくない」って理詰めしてくるだろうからやらんが。
「……なんか、凄く自然に話してたから意外だなあって、ヒロヒロの前以外だと基本話さないじゃん? ヒッキーって」
「いや俺も喋りますが……」
無駄に労力割きたくないから黙ってることが多いだけで。てか、牢屋敷ですげえ喋ったからあんまり喋りたくねえという気持ちもないではない。偽証や反論や賛成やと色々やったもんで……。てかやけに詳しいなコイツ。
「そういえば由比ヶ浜さんは比企谷くんと同じF組だったわね」
「マジで?」
マジで? 雪ノ下の言葉に心の声と口から出た言葉が一緒になった。
「まさか、知らなかったの?」
「…………いや、知ってたが??」
やべえ、二階堂が居たら雪ノ下以上に冷たい視線向けられてただろこれ。
いやだって仕方ないじゃん。基本二階堂としか行動してないんだから他の相手に興味なんて抱く時間すらねえし……。
「じゃあなんで目を逸らすし」
「……すまん、興味がないとかではなく二階堂と居ることが多すぎて他に目を向けてなかった」
「まあ、ヒッキーのことだしそんなことだろうと思ったけど」
「……本当に悪い」
さすがに心象悪いよなこれ。と反省である。クラスのやつの名前ぐらいは覚えておけって話である。二階堂に散々言われてたのに無視してたツケが回ってきた。
やれやれ、とため息を吐く由比ヶ浜に何も言い返せない。
……しかしこうやって見ると、佐伯って結構イカついギャルだったんだな。ピアスでバチバチに耳とか穴開けてたし。なんか比較してこっちが清楚に見えるわ。不思議〜。いや言動的にはギャル感ないんだが、佐伯は。訳あっておっさんみたいな喋り方する時あるし。
「な、なに? ジロジロ見て」
「ああ、いやすまん……知り合いのギャルはもうちょっとこう、ガッツリピアス開けてたから、そういうの少ないんだなって」
「あー……まあ、すっごいピアス開ける人はいるけどあたしはそんなにかなあ……ピアスとかも結構お金かかるし、最初は痛いって聞くじゃん? そっちよりはあたしは化粧とか、肌のケアとか美容にお金使いたいって感じカモ」
「は〜……ギャルも千差万別なのな……」
そう思うと佐伯って結構裕福なのか? いやまあ弁護士目指せるだけの学力とかあるヤツだし割と合ってそうだが。
「比企谷くんの交友関係がちょっと気になってくるわね……」
「たしかに。ヒロヒロと共通の知り合いなんだろうけど、なんか物凄いこせー的な感じする」
「そんなことは…………まあ、あるか……」
「あるんだ!?」
いやだって、ねえ……売れっ子女優に売れっ子画家に、不良娘におじさんギャルに詐欺師に自称探偵怪力娘に毒舌インフルエンサーモドキの配信者と個性のバーゲンセールですよ。比較すると二階堂が1番マシに見えてくるまであるからな。アイツも個性的な筈なんだが。
「まあ二階堂さんですら御しきれない貴方と居る以上個性的でしょうね」
「個性的で悪かったですね」
「個性的なのは認めちゃうんだ……」
まあ主に目のせいだが。認めるといえば認めるべきだろう。あの牢屋敷にいて自分が普通だと思ったことは生憎ない。そう思えるほど鈍感ではないのである。
「で、だ。なんか話したいことあって来たんじゃねえの、由比ヶ浜?」
「あ、そうだった。忘れるところだった。平塚せんせーから聞いたけど……ここって、生徒のお願い事を叶えてくれる場所なんだよね?」
いけないいけない。と由比ヶ浜は俺が逸れた話題を本題に戻すとそう聞いてくる。願い事ねえ?
「厳密には少し違うわね、手助けはするけれど。叶うかどうかは当人次第よ」
「……まあ、そうだな。いやまだここに来て数日の俺が言うのもなんだが」
「っていうと?」
どう違うんだろ? ときょとんとする由比ヶ浜。
「比企谷くん」
「人を召使いみたいに扱うんじゃねえよ、例のものを。で出せるか。出せるけども」
「出せるんだ!?」
手をパンパン、と鳴らして俺を招集するお嬢様仕草にツッコミを入れる。やれん事はないですけどね。
「ま、雪ノ下が言いたいのはアレだ。魚が欲しい、って願ったとして。魚をそのまま渡すわけじゃないんだよ、ここは。ざっくり言えば釣り方……漁の仕方を教えるわけだ。で、それを活かせるかはお前次第。って話。教えたことを活かしてちゃんと釣れたら万々歳。釣れなかったらそれまで、ってワケだな」
「完璧ね。100点よ」
で、合ってるよな? 雪ノ下の方に視線を向けるとそう彼女は口にした。公安のデビルハンターの方ですか?
「ほえ〜……なんか分かんないけどすごいね!」
分かってねえじゃねえかよ。嘘だろ俺結構分かりやすく説明したつもりなんだが??
目をキラキラさせるのはいいけど今ので分からんの?? 将来なんか悪いもんに引っかかりそうで不安なんだが。主に宝生の巧みな話術とか。
胸の大きい奴は栄養がそっちに行ってるなんて俗説があるがあながち間違いでも……いや、それだと佐伯や宝生が当てはまらんか……2人とも頭良いしな……。あんだけスタイルいいのに。え、蓮見? ……まあ、芸能界生きていける逞しさはあるからいいんじゃないですかね、知らんけど。
そのうちおバカ芸能人として六角形なバラエティクイズ番組に出れそうだ。いつの時代の話だよ、今令和だぞ。羞恥心に囚われてんじゃねえよ。それはそうといい曲だよね、アレ。
「こほん……まあ、噛み砕いて言えば……必ずしも貴女のお願いが叶うわけではないわ。それでも良いなら私達も全力で手助けするつもりよ?」
諦めてざっくり言っちゃったじゃねえか。どうかしら? と由比ヶ浜を見つめる雪ノ下に思わず独りごちた。
「うん! 全然それでもおっけー! それでね、お願いは、ある人にお礼──」
そこまで言って、由比ヶ浜は固まる。うん? なにゆえ俺の方をチラチラと?
「……なるほど、罪作りね。比企谷くん」
「なにが???」
いきなり言われる覚えのないことを言われたんですけど?? そのまま視線を教室の扉の方に雪ノ下は向ける。
はいはい、邪魔ってことね。男がいるとしづらい話か。
「あ〜……なんか飲み物買ってくるわ。……なんか飲むか、お前ら」
「あ、じゃあ冷たいココア!」
「私は野菜生活のいちごのミックスをお願いするわ」
ちょっと高いやつじゃねえか、お嬢様がよ。言った以上いいけども、買ってくるけども。
ため息を吐きながら席を外す俺であった。
───
「む、八幡? 何故購買に?」
「お、二階堂。生徒会の仕事お疲れさん」
購買で頼まれた飲み物を買っていると、生徒会の仕事終わりの二階堂と偶然遭遇する。糖分補給ってところだろうか。
「ああ、ありがとう。ではなく……まさか、君」
「サボってねえよ。依頼人が来てな。ちょっと男の俺が居るとしづらそうな話みたいだから席外した」
サボったと疑われるのは心外である。え、日頃の行い? 黙らっしゃい。
「ああ……そういう。女子の依頼だったか」
「そゆこと。で、ついでだから飲み物買ってきてるってわけ。雪ノ下とその依頼人……由比ヶ浜の分も含めてな。二階堂もなんか飲むか? ついでだし奢るぞ?」
「由比ヶ浜……ああ、彼女か。……ん? いや、さすがにこれ以上は悪いだろう。私は糖分補給を兼ねて買いに来たわけだし、自腹で構わないよ」
当然のようだが、二階堂は由比ヶ浜のことを知っていたらしい。やっべ、俺が知らなかったの気付いたらまずくね?
「いいっての。こういう時ぐらいは見栄を張らせてくれ」
主にバレた時に強く出なくさせる為という名の俺の保身のために。
「……はあ、こういう時は君は相変わらず頑固だな、分かった。お言葉に甘えさせてもらおう」
そう言いながら二階堂はヨーグルト系の飲料を手に取った。
「なんだ、八幡?」
「いや、相変わらずそれか、って思っただけだ」
「健康に良いからね。それに……いや、なんでもない」
少しだけ視線を下に落としてから二階堂は首を横に振った。何を気にしてるんだコイツ? まあいいか。と俺は気にせず、レジに二階堂の手に取った飲料含めて奢るものと俺が飲むヤツを出して会計を済ませる。
「ほれ」
「ああ、ありがとう。八幡」
レジ袋から取り出したヨーグルト飲料を二階堂に渡しながら俺自身はマッ缶を手に取り、そのプルタブを開けて口に含む。……うん、甘い。相も変わらずマッ缶は安心する甘さである。
「君も相変わらずソレだな……」
「ん? まあ……世の中苦いことばかりなんだから、コーヒーぐらいは激甘でもいいだろ? ってな。これ何度目だ?」
「さあ、数えていないな」
それだけお馴染みのやり取りになっていたようで、2人で少し呆れたように笑う。
「で、今日はどうするんだ、二階堂。このまま帰るのか?」
「いや、折角だ。私も顔を出すよ。入部してから初めての依頼人だろう? そこで席を外すのは幾ら生徒会の仕事があるという理由があっても正しいものではない」
「ん、了解。じゃあこのまま一緒に行くか」
「ああ、同行させてくれ」
2人でとくに会話もなく、特別棟にある奉仕部の部室に向かって歩く。何故かその時間が少し心地良いと思っている俺。不思議なものだ。そんだけ、二階堂に絆されたってことなんだろうが……。
「……ふふ。君は相変わらずだな?」
「なにが?」
「いや、こちらの話だ。……少し正しくないことをしただけだよ」
「……あの二階堂が?」
「ああ、この二階堂が、だ。と言っても私でも妥協できるラインのことだけどね」
少し機嫌の良さそうな二階堂に首を傾げながらも、気にするなって話なら気にしないことにする。もっと切羽詰まってたら俺も気にかけるが、そういう訳でもない本当に些細なことっぽいし。
……そういやさっきちょっと二階堂の歩幅がズレてた気がするけどそれか? 一応合わせたが。……まあいいや。
───
「話終わったか?」
「あら、遅かったわね……と、こんにちは、二階堂さん、生徒会はもういいのかしら?」
部室に帰ってくると相談は終わったのか、少し雑談に入っていた雪ノ下と由比ヶ浜がいた。
「こんにちは、雪乃。ああ、すべき事は終わったからね。あとは先輩たちの管轄だ。で、たまたま購買で八幡と会ったからそのまま……」
「こちらに来た、ということね。お疲れ様」
「ああ、ありがとう」
二階堂の言葉に納得したように、雪ノ下は頷いた。
「ほれ、野菜生活。あと由比ヶ浜にはココアな」
「あらありがとう」
「えへへ、ありがとね、ヒッキー!」
相談を終えたのであろう2人にレジ袋から買ってきた飲み物を取り出して手渡す。おお、美少女から満面の笑みで礼を言われるのなんかムズ痒いなやっぱ。
「……ヒッキー?」
「苗字」
「ああ、なるほど……ココがアンアンに名付けた方の意味合いではなかったか……」
やっぱ二階堂もそう思ったのか。……まあ由比ヶ浜には悪気ないだろうし、普通に苗字から取っただけだろうから、正しくない判定は無しでね。
「えへへ……じゃなくて、やっはろー、ヒロヒロ!」
「やっはろーだ、結衣」
やっはろーとは? 俺が渡したココアを少しだらしない顔で握ってた由比ヶ浜の挨拶に普通に順応している二階堂に俺は何事? と思う。コイツ本当にこういう所の順応っぷりは早いよな、摩虎羅より早い。ガコンってするの。
まあ、氷サッカーなるよく分からんのに付き合ったりするしな。なんで付き合えんだよ。
「というかヒロヒロはなんでここに? 生徒会じゃなかったっけ?」
「言ってなかったかな。私もここの部員なんだ。とはいえ生徒会の仕事がある時は席を外してしまっているけどね」
「そうなんだ!? ほえー……じゃあここってもしかしてすっごい頭良い人が揃ってる?」
「む? そう言われると……確かにそうか?」
「……そういえばそうね」
まあたしかに。二階堂と雪ノ下は常に学年トップを争う成績みたいだしな。この2人だけでここの平均値底上げしてんだろ。信用できないタイプの平均値だけど。どこの校長だよ。っと、さすがにこれはセンシティブな話題か。
「君もだろう、八幡」
「え、俺?」
「そうね、学年の20位内にいる時点で貴方も相当な上澄みよ」
「雪ノ下さんとヒロヒロは知ってたけどヒッキーもすごっ……!?」
いや学年首位共に言われましてもね。……嫌味にしか聞こえんのだが。それに俺、理系は二階堂のおかげで何とかなってるとはいえ平均点ぐらいだぞ。文系の強さだけで上がった順位を基準にされてもな……?
「……それができる人間が少数派なんだがな」
「それ〜、あたしなんて全部全然ダメなのに〜……! ここでヒッキーにまでけ、けんそん? されたらなんかあたしが惨めになるし!」
「なんかすまん……」
「謝んないでよ〜! 余計惨めになっちゃう!」
やっぱアホの子だったらしい。お前むしろよく総武来れたな? なに、鉛筆ダイスでクリティカル決めたの??
「じゃなくて。また話逸れてんぞ。相談は終わったのかよ」
「あらいけない。そうだったわね。ええ、話は終わったわ。だから比企谷くん、二階堂さん」
俺が路線をもう一度元に戻すと、雪ノ下が咳払いをして俺と二階堂を見る。野菜生活を雪ノ下は一口飲んで……少し言葉を溜め──
「家庭科室に行きましょう。4人で」
──やっぱ話題逸れて脱線したままじゃない? え、これ本線? そうなの??
雪ノ下のその強調された言葉に、俺はそう頭の中で独りごちるのであった。
比企谷 八幡
マックス缶コーヒーこと、マッ缶が好き。
調理実習には本気で臨む生徒その1。牢屋敷でクソマズ飯食わされたのが悪い。
ギャルのイメージといえば特定個人の事なので、結衣やあーしさん達のようなタイプは意外と新鮮だと思っている。結衣のことは、なんかどっかで見た気がするな……ぐらいの認識。
細かいところで気遣い上手。女子と歩く時はちゃんと歩幅を合わせている。
ヒッキー呼びは慣れてない。何故なら牢屋敷では別の人間がそう呼ばれていたので。
雪ノ下 雪乃
最近はいちご味の飲み物にハマっているとの噂。
調理実習は真面目に熟すが、熱が入るほどでは無い。
八幡やヒロと話すことは楽しいと思っている。姉からの助言に従った結果すごい形相をされたので内心舌打ちしている。
由比ヶ浜 結衣
ようやく出たギャルヒロイン担当。胸がデカイ。
甘いものなら割と何でも飲み物は好き。
調理実習は頑張るけどよく失敗してしょんぼりすること多々あり。
こちらでも原作同様の一件は起きており、八幡に恩義を感じた上でちょっと良いなと思っているが、ヒロというあまりにもデカいライバルがいるのでちょっと不憫かもしれない。でもヒロと仲良くなってそれとなく八幡のことを聞き出そうとしている強かさは持っている。
二階堂 ヒロ
割となんでも飲む。緑茶とかも好き。ただし最近は身長や胸を気にしてその辺に良さそうなものを飲んでいる。胸が大きい方が男子は喜ぶ、とか少し前に調べて知ってからの話である。
調理実習を本気でやる生徒その2。あの牢屋敷の飯の不味さは本当に正しくない。食感も含めて全部が正しくない。
生徒会での仕事と奉仕部の活動を両立中。生徒会での評判はすごく手際よくやる事をこなしてくれるのでうなぎ登り。次期生徒会長候補である。
八幡が歩く時は歩幅を合わせてくれるのが嬉しい。
平塚 静
八幡とヒロの担任。触れて欲しくない話題はちゃんと逸らしてくれたりと意外と気配りが効く先生。
ヒモを飼ってた時期があったりと割と本当に男運がない。
料理はできる方だが、ヒモの一件がちょっと尾を引いている。
歳の話と男関係の話は禁句。まだ若いもん。