賢者の孫with超宇宙刑事ギャバンインフィニティ 作:弩城怜慈推し
これは、カート=フォン=リッツバーグが魔人となる前の日常の話。
『大丈夫だよ。何かあっても、俺が守ってやる。だから、思った事を言ってみな』
『大丈夫?怪我してない?』
(シン君……思えばあの時から、ずっと……私は貴方のことが……)
シシリーはシンの発言を思い出しており、そんな風に思っていた。
すると。
「シシリー……!シシリー!ねえ、聞いてる?」
「へ?」
「いい⁉︎シシリー!アンタに足りないのは……積極性よ!」
「積極性……」
「そうだねぇ……男を落とすにゃ、もうちょっと積極的に行かないとねぇ」
「で、でも積極的って、どうやって……」
マリアにそう話しかけられる。
現在、シシリーはメリダによって、シンへの恋心を自覚したのだが、どうやってシンと付き合うのかの相談をマリアとメリダにしていた。
マリアとメリダがそう言う中、シシリーはそう言って落ち込む。
それを見ていたマリアとメリダは。
(アタシの見立てじゃ、シンはどう見てもこの子に”落ちてる”……が、あのヘタレ唐変木じゃ好意を寄せられてるとは夢にも思っとらん!)
(この状況を打開するには……シシリーがシンにもっとアタックしていくしかないわ!)
((その為にも、私らが一肌脱いでやらねば……!))
「そうさねぇ……」
マリアとメリダはそう思っていた。
シンがシシリーに落ちているのは目に見えて分かるが、シンはシシリーが自分に好意を寄せていると気づいていないとも思っていた。
そこで、2人はシンとシシリーをくっつける為に、策謀を巡らせていくのだった。
……なかなかに酷い言われ方をされているが。
メリダがそう呟いて、シシリーを見ると。
「……服……」
「はい?」
「男なんて、服装で誘惑しちまえば手っ取り早いさね‼︎」
「なるほどですね!メリダ様‼︎」
「キャアアアア!」
メリダはシシリーを見て、そう呟いた。
服装で誘惑してしまえば、手っ取り早いのだと。
マリアがそう言うと、メリダとマリアはシシリーに襲いかかり、シシリーは悲鳴を上げるのだった。
それからしばらくして、買い出しに出かけていたシン、レイジ、リアム、マーリンの4人が戻ってきていた。
「ただいま〜……あれ?」
「何じゃ?誰もおらんのか?」
「変だな……買い物に出かける時は、居たはずなんだけどな……」
「おおかた、メリダ様の部屋にいるのでは?」
「それか、どこぞで道草でも食ってるんじゃろ」
「じじい、聞こえてるよ」
シンがそう言って屋敷の中に入ると、誰の声も返ってこなかった。
それを見て、レイジとリアムがそう話し、マーリンが冗談のつもりか、笑いながらそう言うと、メリダの声が返ってくる。
「皆!婆ちゃんの部屋に居たの?」
「よく分かったな、リアム」
「まあ、あの3人、たびたび話をしてるみたいだからね」
「お帰り、シン。ご苦労だったね。あとはこっちでやっとくから、リビングでお茶でも飲んどいで」
「ああ、ありが………っ⁉︎」
階段からメリダとマリアが顔を出すと、シンはそう反応する。
レイジとリアムがそう話す中、メリダはそう促す。
それに対して、シンがそう答えていると、シンの目にある光景が飛び込んできた。
「……シン君……お帰りなさい……」
「っ⁉︎」
「………は?」
「………え?」
それは、胸が大胆に出たセーター……俗に言う童貞を殺すセーターのみを着ているシシリーの姿だった。
それを見て、シンが驚愕し、レイジとリアムが呆気に取られる。
ちなみに、マーリンはメリダによって、目隠しをされていた。
「……あの?」
「エッッッッッ⁉︎ナ、ナンデモナイヨ‼︎ウン!(シ……シシリー!何でそんな胸元開けてるんだーーーっ⁉︎つい、ガン見してしまった!何で⁉︎ナンデ⁉︎何でそんな格好してるんだー⁉︎)」
「そうだ!お紅茶淹れますね!」
「え?あ……うん……もらおうかな……。(あーー‼︎見るな、オレ!見るな!アーーーー‼︎)」
「じゃあ、待ってて下さいね!」
シシリーがそう話しかける中、シンはパニックになったのか、片言でそう言う。
そんなふうに思う中、シシリーは紅茶を淹れに行く。
シシリーが紅茶を淹れに行く中、シンが悶絶し、マリアとメリダがグータッチをして、マーリンは目を抑えられ、レイジとリアムは呆然としていた。
「……え?どういう状況?」
「さあ……?」
2人はそんなふうに話していた。
すると。
「アンタ達はこっちに居な」
「え?」
「あぁ……」
メリダからそう言われ、レイジが困惑する中、リアムはメリダの目的を察するのだった。
その後、リビングに移動したシンは。
(お、落ち着け、俺!冷静になるのだ、シン=ウォルフォード!このままイヤらしい目で見ていたら、絶対にシシリーに嫌われてしまう!)
シンはそんな風に己を戒めていた。
シシリーに嫌われたくない一心で。
すると。
「お待たせしました」
「ん。ありがとう(平常心……!平常心……!)」
紅茶のセットを持ってきたシシリーはそう話しかけると、シンはすぐに平常心を保とうとする。
すると。
「淹れますね」
(エェォアーーーー‼︎大胆すぎです、シシリーさん……って、違う!)
シシリーが紅茶を淹れようとすると、シシリーの胸が見えて、シンの平常心はあっさりと崩れ去る。
様子がおかしいシンにシシリーは首を傾げながら話しかける。
「?どうしたんですか?シン君」
「あぁいや……シシリーは紅茶を淹れるのが上手なんだなって(おっぱいおっぱい……)」
「そうなんです!お母様達に飲んでもらおうと思って、練習したんです。褒めてもらえて嬉しいです!」
シシリーがそう話しかけると、シンは内心、シシリーの胸に気を取られていたが、そんなふうに聞く。
それに対して、シシリーはそう話す。
それをリビングの扉の近くの陰で見ていたメリダ達は。
「焦れったいねぇ……」
「もっとガンガン行きなさいよ!」
「……これ、あいつ大丈夫なのか?だいぶ挙動不審気味だけどな……」
「まあ、無理もないけどね」
メリダとマリアは、焦れったく思っているのか、そんな風に呟いていた。
レイジとリアムがそう話す中、マーリンは依然として、目を隠されたままだった。
一方、シシリーの言葉を聞いたシンは。
「ま、まぁ座って……(両親の為になんて……そんな
シンはシシリーに座る様に促すと、そう思いながら紅茶を飲む。
健気なシシリーを見て。
すると。
「お味はどうですか?」
「ブフーーーッ!」
シシリーのパンツが目に入ってしまい、シンは紅茶を吹き出す。
それを見たシシリーは。
「キャーーーッ!大丈夫ですか、シン君‼︎」
「ゲホ!あ、いや……ごめん……向かいに座るのはやめといた方がいいかと……」
「近くにいちゃ迷惑ですか?」
「いや、そんな事は絶対にない!」
「じゃあなんで⁉︎」
「………」
「え?」
シシリーは突如、紅茶を吹き出したシンを心配したのか、そう言う。
シンがそう答えると、シシリーは涙目でそう言う。
シンが顔を赤くしつつ、無言で下の方を指差す。
それを見て、シシリーは困惑したが、視界を下に向ける。
すると。
「………//⁉︎やぁあああ!」
「ごめーん!わざとじゃないんだー!今もー!」
シシリーは、パンツがシンに丸見えだったと気づいて、顔を手で覆いながら走り去ってしまう。
それを見て、シンはそう叫んだ。
「あぁぁぁぁ……!」
「はぁ……しょうがない子だね。全く……」
「婆ちゃんだろ!シシリーにあんな格好させたの‼︎」
「さぁね」
シンがそんな呻き声を出す中、メリダは呆れた様にそう呟く。
それを聞いて、シンはそう詰め寄ると、メリダはとぼけるようにそう言う。
その内心は……。
((失敗しちゃったかーーー……!))
そんな風に思っていた。
それは、マリアも同じであり。
「はしたない子だと思われちゃったよぉ……」
「そんな事ないわよ!」
マリアはそう思いつつ、シシリーを慰めていた。
そして。
「「はぁ……嫌われちゃったかも……」」
シンとシシリーはそんな風に呟いた。
ある意味で、似た者同士な2人だった。
ちなみに……。
「早く外してくれ〜……」
「……それで、マーリンさんの目隠しは、いつ外せば良いんだ?」
「さぁ?」
マーリンは目隠しをされて、そう呟きながら周りを歩いており、レイジとリアムはそう話すのだった。
今回はここまでです。
今回は、幕間として、賢者の孫SSの話をやってみました。
イメージとしては、ギャバンインフィニティのギャバンの非番みたいなイメージですね。
こんな感じに、幕間として、賢者の孫SSの話をやっていきます。
時折として。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
今後の展開として、こんな話を見たいというのがあれば。