「ンン~いい天気だねぇ」
千星シティに到着し、虚照が背筋を伸ばす
千星シティは二相楽園に比べてかなり平和だ
金持ちだビーチでバカンスを楽しんでいる
「早く行けよ。俺はうちの上司んとこ行ってくるから」
「じゃ、私もそっちに行っちゃおうかな♪」
「来んな!」
纏わりついてくる虚照を退かして星たちといったん離れる
千星シティの中を慣れたように進み、生研院に入る
少し中を進むと中にマスタカしか居なくなる
「お久しぶりです。もう転勤は終わりましたか?」
「いや、今日は別の用で帰ってきました」
マスタカに二相楽園のことを説明する
「分かりました。アポリ様は現在研究中です。ノックしてから入るのを推奨します」
「分かりました」
アポリの研究場所まで向かう
中には今まで通り脳みそだけになったアポリが浮かんでいる
「おや。まだ帰る時期ではないと思うが…」
「いや、今回はある用件を話に来た」
貪欲の抜け殻が目覚めていること、二相楽園が呑まれかけていること、クリフォトの加護をパールさんが求めていることを簡潔に説明する
「なるほど…確かに市場開拓部はそれを好機と見るだろうな…」
「ああ。二相楽園を守りたいんだ。二相楽園を守る陣営に投票してもらいたい」
「……仮に…仮に聞くが…もし、貪欲を武器にできるという話は…「無理です」……やはりそういうか…」
アポリの部下になってから少しずつ関係を深めていったが、そこで1つ分かったのはこいつは根っからの悪人じゃない
ただ知的好奇心が貪欲に向いて、ちょっと諦めきれなかっただけだったただの凡人だ
ハジメは特に他に興味が引けそうなものを持っていないが…道を踏み外し、悲劇を産まないように近くで監視し続けていた
今のアポリは市場開拓部より戦略投資部と提携を結んでおり、だからハジメもパールの秘書の地位が用意されたのだ
「……分かった。二相楽園の存続に投票しよう」
「ありがとうございます」
ハジメは胸を撫でおろして部屋を後にする
これで本編よりもスムーズに進むはずだ
なんならアポリは貪欲に関わらないしボス戦も起きない
アポリが死ななければ千星シティの幻造種も危なくならない
「あとは星たちが話をつけるだけだな…」
生研院を出て、列車の近くに戻る
後は待てば話が通るはずだ
ピコンっ!
「お、来たか」
少ししてからスマホに通知が届く
スマホを開くと星からの連絡だ
「アポリは…存続…よし…これなら…」
アポリは約束通り存続に票を入れていた
そのまま見進めていく
「は?」
だが、一番最後の文に思わずハジメは固まる
[議決結果…票数が同数のため、議決は延期になりました]
ハジメは特に他に興味が引けそうなものを持っていない
→グラモスの負の遺産呼ばわりされる繁殖持ち+豊穣の使令の+50%持ちの実質豊穣の使令
→ふっおもしれー男