自分の信念として書きたいものを書くっていうのがありまして、彼女ヅラが増えることも書きたいんですがそれをどう書くかでどうしても避けれない部分を書いているのが今なのでもう少しお目汚し失礼します…
「ッ…あああ…」
ボコボコと不自然に盛り上がる血肉
朽葉に食われた箇所が完全に元通りになる
(なんだあれ…貪欲が再生するなんてあったか?)
すぐに元通りになったらアポリはそのまま朽葉達に襲いかかる
朽葉や不死途達は攻撃を塞ぎ、隙を見ては攻撃を繰り返している
「全く…道化は踊り、観客は踊らされる。とんだ笑い者だな」
隣から絶妙にイラつく声が響く
横を見ると、帰寂のサイコロが転がっていた
「帰…寂……」
「よぉ。14年前の大英雄?いや、今はアレルッキーノって呼んだ方がいいか?」
「……本当に…皮肉な呼び方をしてくれたもんだよ…」
前線でGペン1本で戦っている女を見る
だが、最悪なことにそれは今のハジメにピッタリな呼び名だった
「そういえば…俺をここに連れてきたやつが、もう外に出てたな」
白々しく何かを言い始める
おそらく帰寂の目的はハジメをそちらへと誘導すること
だが、何の目的で?
「……今はいいか」
朽葉達がアポリと戦っている間に、ハジメは壁に寄りかかって立ち上がる
そのまま壁を辿りながらアポリの研究室を出る
外はもう人はいなくなっており、貪欲の影響を受けた幻造種達が暴れている
「ッ!いた…」
そんな中、逃げ惑う人々の中で唯一焦らず、周りを見回している黒ローブを見つけた
黒ローブの男もハジメを見つけたようでまっすぐ見つめてくる
ハジメはそのまま黒ローブに近づいていく
「……死ななかったか…しぶといな」
黒ローブの男は意外そうな反応をしていた
やはりあそこに誘き寄せてきたのは…14年前から暗躍してきていたのは…
ギンッ!
ハジメは黒ローブの男に切りかかる
だが、黒ローブの男は懐から取り出したククリナイフで大剣を受け止めた
「おいおい。そんな急に切りかかるなよ。ほんとに日本出身か?」
「…んな事どうでもいいだろ」
ハジメは黒ローブの男を蹴り上げる
フワリと衝撃を感じさせない様子で後ろに下がる
「はぁ…やっぱりヤリチン野郎は暴力性が高い。頭がすっからかんだからすぐに手が出るのか?」
「お前のしてきたこと考えたらまだ出したりねぇよ」
2人はいつしか誰も居なくなった砂浜に移動していた
そこでハジメは大剣を黒ローブの男に向ける
「……お前は誰だ。なんでこんなことをするんだ?」
「……お前こそ、何様のつもりだ?」
黒ローブの男が低い声で喋り始める
「お前は、原作を、尊重しないのか?」
「原作?」
「ああ。崩壊:スターレイルはライター達が何百日も考え抜いた物語なんだ。ライター達の血と汗の結晶なんだ。それを?他人が?汚す?許せるわけないだろう!」
一人でヒートアップする黒ローブの男
「原作通りだったら、人が死んでもいいのか?」
「それが原作なんだ。そうするしかないだろう」
あっさりと言う黒ローブの男
その言葉を受け、ハジメは拳を握る
剣を持つ手に力が入る
「…ハッキリ分かった。俺と、お前は、ここにいたらダメな人間だ」
「それはお前だろう?聞いたんだろ?アイツらの、哀れで、可哀想で、あまりにも滑稽な人生を」
「ッ…」
ハジメは前日、尋問した男から男の人生を聞かされた
嫁に捨てられ、娘を奪われ、2人は死んだこと
そして…
「……それも受け止めるつもりだ。だけど、今はお前だ」
大剣を構えて黒ローブの男に突貫する
大剣を上段の構えから斬下ろす
黒ローブの男はそれを避け、ハジメのガラ空きの胴体に蹴りを叩き込んだ
「ぐふっ…」
咄嗟に蹴りと反対の方向に跳んだことで威力は弱められたが、少し吹き飛ばされる
跳躍して頭を潰しに来る黒ローブの男を避け、距離を取った場所まで離れる
「ハハッ。お前程度なんて怖くない。すぐに殺せる」
黒ローブの男がすかさず連撃を叩き込む
ハジメは何とか避け、隙を伺って攻撃しようとした時、体が不自然に硬直する
そのまま固まったハジメの腹にX状に斬撃が振るわれる
急いで飛び退くが、地面に膝を着いてしまう
それを見て黒ローブの男は嘲りの笑みを浮かべる
「これが、俺とお前の格の差だ」